メルセデスベンツ Sクラスは故障(不具合)が多い?故障事例や修理費用などを交えてご紹介

メルセデスベンツの最上位モデルとして最高の装備を備えるSクラスの車両は世界中で高い人気を誇り、Sクラスの車両を持ちたい!と目標に抱えている人も少なくありません。そんなメルセデスベンツ Sクラスですが、世界トップクラスの自動車メーカーから発売される、最高峰の車両であるため、故障(不具合)においても少ないのではないかと感じる方も多いでしょう。しかしながら、故障しない可能性はゼロではありません。ここでは、メルセデスベンツ Sクラスの過去の故障事例や修理費用、リコール情報など徹底解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

メルセデスベンツ Sクラスは故障(不具合)が多いのか?

メルセデスベンツ Sクラスに関する故障(不具合)の声

40代/男性

SRSエラーの表示が度々出るため、定期的にリセットが必要です。そのほかの故障は特にありません。

50代/男性

助手席側のシートを動かそうとしたときに、シート下の小物入れのレバーが引っ掛かったようで?2回程壊れました。

60代/男性

だいぶ前の型式に乗っていましたが、球切れが頻繁にありましたね。故障という故障はなく順調でしたが、良く乗り回していたので、急な球切れが面倒に感じることもありました。

40代/男性

中古車で購入して2年程経ちましたが、特に故障はありません。ただ、足回りのブッシュ類は弱いかもしれないなーと思っています。

40代/男性

エアサスコンプレッサーが壊れました。あと、エラー系の故障?不具合が度々発生します。

50代/男性

これまで何台か乗り継いできましたけど、エアサスの故障1回とエンジンオイル漏れが2回程度です。それから、1度だけスピードセンサーの誤作動もありました。

メルセデスベンツ Sクラスの故障が多い箇所

世界トップクラスのメルセデスベンツ社の車両であっても、工業製品であることに変わりありません。

そのため、故障(不具合)が生じる可能性もゼロではないですよね。

メルセデスベンツ Sクラスにも故障(不具合)しやすい箇所があり、次のような箇所には注意が必要と言えます。

  • エアサスの故障(不具合)
  • オイル漏れ
  • センサー類の不具合や故障
  • 足廻りの不具合

メルセデスベンツが発表しているSクラスに関する故障・不具合・リコール情報

電気装置(パワートレインコントロールユニット)に関する不具合(2019年4月24日届)

コントロールユニット間の通信プロトコル変換を行うパワートレインコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、走行中にシステムが再起動することがある。そのため、コントロールユニット間の通信が途絶え、最悪の場合、走行中にエンジンストールが発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DAA-222058(S450) WDD2220581A342160~WDD2220581A418251(平成 29 年 11 月 9 日~平成 30 年 6 月 18 日)
WDD2220582A342149~WDD2220582A418616(平成 29 年 11 月 3 日~平成 30 年 7 月 10 日)
DAA-222158(S450) WDD2221581A411538~WDD2221581A416483(平成 30 年 5 月 23 日~平成 30 年 6 月 12 日)
WDD2221582A386915~WDD2221582A417230(平成 30 年 5 月 23 日~平成 30 年 9 月 12 日)

車載式故障診断装置(エンジンコントロールユニット)に関する不具合(2019年4月24日届)

車載式故障診断装置において、エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、トランスミッションの特定不具合に関して、不具合が生じていないにも係わらずメーターパネル内のエンジン警告灯が点灯するものがある。そのため、保安基準第31条(排気ガスの基準)に適合しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-221057(S350) WDD2210571A422151~WDD2210571A522205(平成 23 年 8 月 1 日~平成 25 年 1 月 29 日)
WDD2210572A421327~WDD2210572A529354(平成 23 年 7 月 25 日~平成 25 年 5 月 10 日)
CBA-221073(S550) WDD2210731A425102~WDD2210731A522750(平成 23 年 8 月 18 日~平成 25 年 1 月 29 日)
WDD2210732A426235~WDD2210732A520203(平成 23 年 9 月 6 日~平成 25 年 1 月 18 日)
CBA-221173(S550L) WDD2211731A420572~WDD2211731A531323(平成 23 年 7 月 15 日~平成 25 年 4 月 25 日)
WDD2211732A405919~WDD2211732A532471(平成 23 年 7 月 6 日~平成 25 年 5 月 13 日)
CBA-221194(S550L 4MATIC) WDD2211941A466639~WDD2211941A504378(平成 24 年 3 月 15 日~平成 24 年 10 月 13 日)
CBA-221174(S63L) WDD2211741A367254~WDD2211741A523038(平成 22 年 11 月 17 日~平成 25 年 2 月 28 日)
WDD2211742A379816~WDD2211742A496443(平成 23 年 3 月 3 日~平成 24 年 8 月 17 日)

乗員補助拘束装置(シートベルトバックル)に関する不具合(2019年3月27日届)

シートベルトバックルにおいて、シートベルトの差し込みを検知する内部スイッチの曲げ加工が不適切なため、シートベルトの装着を正しく認識しないものがある。そのため、衝突時にシートベルトテンショナが作動せず、乗員を適切に拘束できないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DAA-222158(S450) WDD2221582A434783(平成 30 年 10 月 16 日)

①電動パワーステアリングコントロールユニット、②ステアリングコラムブーツに関する不具合(2019年3月27日届)

①電動パワーステアリングコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、運転支援システムの作動中に運転者がステアリングから手を離した際に警告が出ないことがある。そのため、車両を完全に停止させるシステムが作動しないおそれがある。

②ステアリングシャフトブーツにおいて、取付作業指示が不適切なため、運転支援システムの作動中に運転者がステアリングから手を離した際に警告が出ないことがある。そのため、車両を完全に停止させるシステムが作動しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-217364(S400 4MATIC クーペ) WDD2173641A030652~WDD2173641A033941(平成 30 年 1 月 26 日~平成 30 年 6 月 22 日)
DBA-222186(S560 4MATIC) WDD2221861A320565~WDD2221861A416379(平成 29 年 4 月 13 日~平成 30 年 7 月 10 日)
DBA-217386(S560 4MATIC クーペ) WDD2173861A030800~WDD2173861A035147(平成 30 年 2 月 13 日~平成 30 年 10 月 31 日)

原動機(エンジンコントロールユニット)に関する不具合(2018年9月13日届)

エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両へ搭載する仕様指示が不適切なため、誤った仕様の制御プログラムが搭載されている。そのため、騒音が基準値を満足しなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
-217479-(S65 カブリオレ) WDD2174791A017198~WDD2174791A026757(平成 28 年 7 月 20 日~平成 29 年 4 月 10 日)

電気配線(プレフューズボックス)に関する不具合(2018年9月13日届)

車両電源を管理するプレフューズボックスにおいて、ナット取付け装置のプログラムが不適切なため、通電用金属プレートの固定ナットが組付けられていないものがある。そのため、走行中の振動等により導通不良が発生し、エンスト等が発生して、最悪の場合、増加した電気接触抵抗により発熱し、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-222066(S400) WDD2220661A363176~WDD2220661A383922(平成 29 年 10 月 31 日~平成 30 年 1 月 29 日)
WDD2220662A363195~WDD2220662A385140(平成 29 年 11 月 3 日~平成 30 年 2 月 5 日)
DBA-222186(S560 4MATIC) WDD2221861A362933~WDD2221861A386710(平成 29 年 10 月 25 日~平成 30 年 2 月 23 日)
DBA-222183C(S560) WDD2221832A372737~WDD2221832A386594(平成 29 年 12 月 8 日~平成 30 年 2 月 3 日)
DBA-222183(S560) WDD2221832A367244~WDD2221832A386690(平成 29 年 11 月 25 日~平成 30 年 2 月 23 日)
ABA-222176C(S600) WDD2221761A370948~WDD2221761A381179(平成 29 年 12 月 23 日~平成 30 年 1 月 9 日)

その他(プログラム)に関する不具合(2018年3月29日届)

制御プログラム管理サーバの不具合により、特定の日にちに制御プログラムが書き込まれたコントロールユニットにおいて、書き込まれた内容が不適切なものがあります。そのため、
①前後輪の周長が異なった値で設定され、車速が正しく表示されないおそれがあります。
②カーブライトとライトレンジ調整が誤作動し、対向車を眩惑させるおそれがあります。
③車両寸法が正しく設定されず一部の範囲で警告が作動しないため、障害物に気付かずに接触するおそれがあります。
④シートベルトの装着状態が正しく検知できず、警告音が正しく作動しないおそれがあります。
⑤雨量が正しく検知されず、オートワイパの作動速度が低下するおそれがあります。
⑥オートクルーズの速度調整が正しく行われず、設定速度を超過するおそれがあります。
⑦リヤビューカメラが正しく表示されず、後退する際障害物に気付かずに接触するおそれがあります。
⑧車室内からの施錠・開錠等ができないおそれがあります。
⑨スマートエントリーが正しく検知されず、エンストや始動不可が発生するおそれがあります。
⑩車両に合わせた適切な制動力が設定されず、制動距離が伸びる場合や駐車ブレーキ性能が低下するおそれがあります。
⑪後部扉の位置が正しく検知できず、扉が確実に閉まらないおそれがあります。
⑫エコスタート・ストップの不作動または非常点滅灯が点灯しないおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
LCA-222104(S300h) WDD2221042A249624(平成 28 年 2 月 15 日)
DBA-222182(S550) WDD2221822A021364(平成 25 年 12 月 15 日)

扉ロック(ドアロックコンポーネント)に関する不具合(2018年2月28日届)

左側ドアのロック(施錠)装置において、運転者席を除くドアロックコンポーネントの製造が不適切なため、ドアロックピンがロック位置にある場合でも、アウターハンドルを引くとドアが開くおそれがある。そのため、保安基準第25条に適合しない。

対象車両

型式 車台番号
LCA-222004(S300h) WDD2220042A318802~WDD2220042A320604(平成 29 年 3 月 8 日~平成 29 年 4 月 14 日)
WDD2220041A318499~WDD2220041A320477(平成 29 年 3 月 2 日~平成 29 年 3 月 6 日)
LCA-222004(S300h) WDD2221042A321146(平成 29 年 3 月 21 日)
WDD2221041A332281(平成 29 年 5 月 22 日)
DBA-222066(S400) WDD2220662A318998~WDD2220662A342411(平成 29 年 8 月 24 日~平成 29 年 10 月 25 日)
DAA-222057(S400HYBRID) WDD2220572A317091~WDD2220572A332034(平成 29 年 2 月 22 日~平成 29 年 5 月 26 日)
WDD2220571A317349~WDD2220571A329612(平成 29 年 2 月 18 日~平成 29 年 5 月 19 日)
DBA-222182(S550) WDD2221822A317345~WDD2221822A331812(平成 29 年 2 月 22 日~平成 29 年 5 月 26 日)
WDD2221821A317146~WDD2221821A330953(平成 29 年 2 月 18 日~平成 29 年 5 月 26 日)
DLA-222163 (S550e) WDD2221632A325290~WDD2221632A327318(平成 29 年 4 月 12 日~平成 29 年 5 月 22 日)
CBA-222176C(S600) WDD2221761A321737(平成 29 年 3 月 21 日)
CBA-222179C(S65) WDD2221791A317905(平成 29 年 3 月 6 日)

座席ベルト(シートベルトプリテンショナ)に関する不具合(2018年1月31日届)

座席ベルトのシートベルトプリテンショナにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にシートベルトの弛みを巻きとることができず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LCA-222004(S300h) WDD2220041A291709~WDD2220041A295879(平成 28 年 9 月 17 日~平成 28 年 10 月 28 日)
WDD2220042A293062~WDD2220042A296305(平成 28 年 9 月 23 日~平成 28 年 11 月 9 日)
LCA-222104(S300h) WDD2221041A294856(平成 28 年 10 月 26 日)
WDD2221042A292664~WDD2221042A296099(平成 28 年 9 月 23 日~平成 28 年 10 月 28 日)
DAA-222057(S400HYBRID) WDD2220571A291840~WDD2220571A311579(平成 28 年 9 月 17 日~平成 29 年 1 月 17 日)
DAA-222057(S400HYBRID、S400h) WDD2220572A018025~WDD2220572A299672(平成 25 年 11 月 22 日~平成 28 年 11 月 24 日)
DBA-222182C(S550) WDD2221821A293566~WDD2221821A295789(平成 28 年 10 月 11 日~平成 28 年 10 月 25 日)
DBA-222182(S550) WDD2221821A291921~WDD2221821A301604(平成 28 年 9 月 17 日~平成 28 年 11 月 28 日)
WDD2221822A291800~WDD2221822A303058(平成 28 年 9 月 17 日~平成 28 年 12 月 19 日)
DLA-222163(S550e) WDD2221632A291870(平成 28 年 9 月 23 日)

かじ取装置(電動パワーステアリング)に関する不具合(2018年1月31日届)

電動パワーステアリングにおいて、制御ユニット内のトランジスタを固定するブラケットの製造が不適切なため、走行振動等により当該ブラケットが破損することがある。そのため、制御ユニット内の温度が上昇し、そのままの状態で使用を続けると、警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が失われ、操舵力が増大するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-222182(S550) WDD2221821A165077(平成 27 年 4 月 10 日)

車載式故障診断装置(エンジンコントロールユニット)に関する不具合(2017年11月16日届)

車両式故障診断装置において、燃料システム制御モジュールからの信号を認識するプログラムが不適切なため、燃料圧力センサ、燃料温度センサ、または、燃料ポンプに異常が生じた場合、メーターパネル内のエンジン警告灯が点灯しない。そのため、保安基準第31条の基準に適合しない。

対象車両

型式 車台番号
CBA-222176C(S600) WDD2221761A024034~WDD2221761A185467(平成 25 年 12 月 25 日~平成 27 年 6 月 7 日)
CBA-222179C(S65) WDD2221791A024907~WDD2221791A147112(平成 26 年 5 月 8 日~平成 27 年 1 月 9 日)
CBA-217379C(S65クーペ) WDD2173791A000383~WDD2173791A006564(平成 26 年 9 月 23 日~平成 27 年 4 月 12 日)

原動機(バキュームポンプ)に関する不具合(2017年11月16日届)

ハイブリッド車のバキュームポンプにおいて、当該ポンプの内部部品の耐久性が不足してい るため、使用過程で内部部品が破損し、負圧が生成できなくなることがある。そのため、その ままの状態で使用を続けると、負圧が不足し、適切なエンジン制御が行えず、エンジン警告 灯が点灯するとともに、フェイルセーフモード制御となり、最悪の場合、排出ガスが基準値を 超えるおそれがある。また、負圧が低下するため、ブレーキ警告灯が点灯するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LCA-222004(S300h) WDD2220041A265321~WDD2220041A327198(平成 28 年 8 月 12 日~平成 29 年 5 月 11 日)
WDD2220042A159417~WDD2220042A328973(平成 27 年 3 月 25 日~平成 29 年 5 月 15 日)
LCA-222104(S300h) WDD2221041A264610~WDD2221041A310414(平成 28 年 7 月 29 日~平成 29 年 1 月 19 日)
WDD2221042A159920~WDD2221042A321146(平成 27 年 7 月 3 日~平成 29 年 3 月 21 日)

車載式故障診断装置(燃料システム制御モジュール)に関する不具合(2017年9月28日届)

車載式故障診断装置において、燃料システム制御モジュールのプログラムが不適切なため、燃料圧力等に異常が生じた場合、メーターパネル内の警告灯が点灯しない。そのため、保安基準第31条の基準に適合しない。

対象車両

型式 車台番号
DAA-222057(S400HYBRID) WDD2220571A080420~WDD2220571A329612(平成 26 年 6 月 10 日~平成 29 年 5 月 19 日)
WDD2220572A001186~WDD2220572A332034(平成 25 年 7 月 6 日~平成 29 年 5 月 26 日)
DBA-217364(S400 4MATIC クーペ) WDD2173641A018197~WDD2173641A028410(平成 28 年 4 月 22 日~平成 29 年 6 月 8 日)
DBA-222182C(S550) WDD2221821A010757~WDD2221821A295789(平成 25 年 10 月 11 日~平成 28 年 10 月 25 日)
WDD2221822A023346~WDD2221822A312573(平成 25 年 12 月 9 日~平成 29 年 1 月 19 日)
DBA-222182(S550) WDD2221821A000597~WDD2221821A330953(平成 25 年 9 月 19 日~平成 29 年 5 月 26 日)
WDD2221822A001013~WDD2221822A331812(平成 25 年 11 月 20 日~平成 29 年 5 月 26 日)
DLA-222163(S550 PLUGIN HYBRID、S550e) WDD2221631A273039~WDD2221631A313689(平成 28 年 7 月 29 日~平成 29 年 1 月 23 日)
WDD2221632A088386~WDD2221632A327318(平成 26 年 12 月 8 日~平成 29 年 5 月 22 日)
DBA-217382C(S550クーペ) WDD2173822A010551~WDD2173822A027696(平成 27 年 8 月 14 日~平成 29 年 5 月 11 日)
DBA-217385(S550クーペ 4MATIC) WDD2173851A002996~WDD2173851A028741(平成 26 年 11 月 10 日~平成 29 年 6 月 8 日)
DBA-217482(S550カブリオレ) WDD2174821A020350~WDD2174821A028701(平成 28 年 7 月 11 日~平成 29 年 6 月 10 日)
WDD2174822A020057~WDD2174822A028462(平成 28 年 7 月 20 日~平成 29 年 5 月 26 日)
DBA-222186(S560 4MATIC) WDD2221861A320590~WDD2221861A320591(平成 29 年 5 月 22 日~平成 29 年 5 月 22 日)
CBA-222176C(S600) WDD2221761A100033~WDD2221761A321737(平成 26 年 8 月 26 日~平成 29 年 3 月 21 日)
CBA-222177C(S63) WDD2221772A031039~WDD2221772A328356(平成 26 年 1 月 11 日~平成 29 年 5 月 11 日)
CBA-222178(S63 4MATIC) WDD2221781A022142~WDD2221781A328259(平成 25 年 12 月 2 日~平成 29 年 5 月 22 日)
CBA-217378(S63クーペ 4MATIC) WDD2173781A001573~WDD2173781A028525(平成 26 年 9 月 23 日~平成 29 年 5 月 26 日)
CBA-222179C(S65) WDD2221791A111198~WDD2221791A317905(平成 26 年 9 月 16 日~平成 29 年 3 月 6 日)

かじ取り装置(電動パワーステアリング)に関する不具合(2017年2月23日届)

電動パワーステアリングにおいて、制御ユニット内の基板の製造工程が不適切なため、端子部の溶接が確実に行われていないものがある。そのため、端子部の溶接が外れてしまいパワーステアリングのアシストが失われ、最悪の場合、基板内に過大な電流が流れて過熱し、車両火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DAA-222057(S400HYBRID) WDD2220571A180741(平成 27 年 5 月 23 日)
WDD2220572A031489(平成 26 年 1 月 11 日)
DBA-222182(S550) WDD2221821A165077~WDD2221821A180777(平成 27 年 4 月 10 日~平成 27 年 5 月 7 日)

フロントシートベルトに関する不具合(2017年1月26日届)

前席左右のシートベルトにおいて、シートベルトフィーダ用コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、シートベルトフィーダが正しく作動しないことがある。そのため、シートベルトフィーダが適切な位置で停止せず、乗員の拘束が不十分となり、乗員が過度の傷害を負うおそれがあるほか、シートベルトプリテンショナが作動するとシートベルトフィーダが破損し、破片で乗員が負傷するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-217364(S400 4MATIC クーペ) WDD2173641A015472~WDD2173641A018038(平成 28 年 2 月 22 日~平成 28 年 4 月 6 日)
DBA-217382C(S550クーペ) WDD2173822A006113~WDD2173822A017808(平成 27 年 3 月 16 日~平成 28 年 3 月 22 日)
DBA-217385(S550クーペ 4MATIC) WDD2173851A014697~WDD2173851A016040(平成 27 年 12 月 3 日~平成 28 年 1 月 23 日)

前照灯に関する不具合(2016年11月17日届)

すれ違い用前照灯において、前照灯の製造時の光軸調整が適切に行われていないものがある。そのため、光軸の向きが保安基準第32条の基準に適合しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-217382C(S550クーペ) WDD2173822A013276~WDD2173822A016740(平成 27 年 11 月 5 日~平成 28 年 2 月 24 日)
DBA-217385 (S550クーペ4MATIC) WDD2173851A013331~WDD2173851A016040(平成 27 年 11 月 5 日~平成 28 年 2 月 22 日)

燃料ポンプコントロールユニットのソフトウエアに関する不具合(2016年1月21日届)

燃料ポンプにおいて、当該ポンプを制御する燃料ポンプコントロールユニットのプログラムが不適切なため、モータ走行からエンジン走行に切り替わる際、燃料ポンプが作動しないことがあります。そのため、エンジンが始動せず、走行不能に至るおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DAA-222057(S400HYBRID) WDD2220571A038979~WDD2220571A186209(平成26年5月8日~平成27年6月7日)
DLA-222163(S550 PLUG-IN HYBRID) WDD2221632A087920~WDD2221632A185673(平成26年9月22日~平成27年6月7日)

カムシャフトセンサの配線に関する不具合(2016年1月21日届)

カムポジションセンサにおいて、ヒューズボックスから当該センサをつなぐ配線が長いことから、電気抵抗が大きいため、エコスタート時にエコスタート用バッテリから供給される電源電圧に電圧降下が発生することがあります。そのため、当該センサへの電源供給が不安定となり、カムポジションが正しく認識されず、エコスタートができないおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-222182(S550) WDD2221822A001013~WDD2221822A221470(平成25年7月24日~平成27年10月13日)
DBA-222182C(S550) WDD2221822A018356~WDD2221822A218808(平成25年11月20日~平成27年10月13日)
DBA-217382C(S550クーペ) WDD2173822A004276~WDD2173822A013183(平成27年3月16日~平成27年11月7日)
-217382C-(S550クーペ) WDD2173822A004280~WDD2173822A004318(平成27年5月7日~平成27年6月4日)

フロントシートベルトの取付に関する不具合(2016年1月21日届)

フロントシートベルトの巻取り装置において、製造時に左右の組み付けを誤ったものがあります。そのため、衝撃を感知するセンサが正しく作動せず、最悪の場合、衝突時等にシートベルトをロックできず、適切に乗員を拘束できないおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-217382C(S550クーペ) WDD2173822A004280~WDD2173822A006186(平成27年6月4日~平成27年8月20日)
DBA-217385(S550クーペ  4MATIC) WDD2173851A000382~WDD2173851A008001(平成26年5月19日~平成27年8月5日)
CBA-217378(S63クーペ  4MATIC) WDD2173781A000388~WDD2173781A006958(平成26年8月19日~平成27年4月10日)
CBA-217379C(S65クーペ) WDD2173791A000383~WDD2173791A006564(平成26年9月23日~平成27年4月12日)

前席シートベルトアンカーに関する不具合(2013年12月17日届)

運転席及び助手席のシートベルトアンカーにおいて、バックルとケーブルフックの組み付け作業が不適切なため、完全にロックされていないものがある。そのため、シートベルトアンカーに強い力がかかった際にケーブルフックからバックルが外れ、シートベルトが十分に機能しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-222182(S550) WDD2221821A006518~WDD2221821A012890(平成25年9月13日~平成25年10月23日)
DBA-222182C(S550) WDD2221821A010171~WDD2221821A013401(平成25年10月10日~平成25年10月23日)

燃料フィルタに関するに不具合(2013年4月9日届)

燃料フィルタにおいて、成形不良によりフランジ面の一部の肉厚が薄く、強度が不足しているものがある。そのため、外気温度等の影響による燃料タンク内の圧力上昇に伴い、燃料フィルタ内の圧力が上昇した場合、当該フランジ面に亀裂が入り、燃料臭や燃料漏れが発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-221057(S350) WDD2210572A422919~WDD2210572A425975(平成23年9月12日~平成23年9月14日)
WDD2210571A426172~WDD2210571A426339(平成23年9月9日~平成23年9月14日)
CBA-221073(S550)  WDD2210732A425294~WDD2210732A425919(平成23年9月14日)
WDD2210731A426319(平成23 年9 月14日)
DBA-221171(S550L) WDD2211711A414276(平成23 年6 月20日)
CBA-221173(S550L) WDD2211732A422819~WDD2211732A426221(平成23年8月5日~平成23年9月14日)
CBA-221174(S63L) WDD2211742A426229~WDD2211742A426241(平成23年8月22日~平成23年9月6日)
WDD2211741A419729~WDD2211741A425416(平成23年7月15日~平成23年8月22日)
ABA-221179(S65L) WDD2211791A420102(平成23年9月12日)

サスペンションに関する不具合(2009年2月27日届)

油圧制御式フロント・サスペンションにおいて、ストラットをスプリング・リンクに取り付けるボール・ジョイントの耐久性が不十分なものがあるため、長距離の悪路走行等の負荷により当該ボール・ジョイントに亀裂が発生することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ボール・ジョイントが破損してストラットが外れ、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
不明(S500) WDD2211711A000253(平成18年2月22日)
DBA-221171C(S500) WDD2211711A000336(平成18年1月12日)
ABA-221176(S600) WDD2211761A008778~WDD2211761A087990(平成18年1月24日~平成18年10月3日)

サスペンション(ABC装着車)に関する不具合(2008年10月30日届)

油圧制御式フロント・サスペンションの作動を検知する加速度センサにおいて、基板の半田処理が不適切なものがあるため、正確に車高変化を測定できない場合がある。そのため、制御装置に誤った信号が送られ、車高及びサスペンションの硬さが路面に関係なく変化するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-220176(S600L) WDB2201761A415605(平成16年3月23日)
ABA-221176(S600) WDD2211761A031246~WDD2211761A114424(平成18年2月21日~平成19年2月3日)
GH-220174(S55L) WDB2201741A440162(平成16年8月17日)
WDB2201742A447268(平成16年10月5日)
DBA-221177(S63) WDD2211771A104972~WDD2211771A105416(平成19年2月21日)
WDD2211772A105692~WDD2211772A105716(平成19年2月21日)
-221176-(S65L) WDD2211791A069583~WDD2211791A114366(平成18年7月14日~平成19年2月3日)

制御ユニットに関する不具合(2008年6月17日届)

各種電装品の信号を制御するユニット(車両前部SAMユニット)内部の集積回路において、半田処理が不適切なため、そのまま使用を続けると、半田部が剥離して信号が遮断され、最悪の場合、前照灯、前面方向指示器、窓ふき器等が作動しなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-221056(S350) WDD2210561A191048~WDD2210561A199830(平成19年12月24日~平成20年1月27日)
WDD2210562A191212~WDD2210562A201503(平成19年12月22日~平成20年1月27日)
DBA-221071(S550) WDD2210711A192275~WDD2210711A201529(平成19年12月24日~平成20年1月27日)
WDD2210712A192458~WDD2210712A201659(平成19年12月24日~平成20年1月27日)
DBA-221171(S550) WDD2211711A190894~WDD2211711A201339(平成19年12月24日~平成20年2月12日)
WDD2211712A190857~WDD2211712A201682(平成19年12月16日~平成20年1月27日)
DBA-221086(S550 4MATIC) WDD2210861A191527~WDD2210861A198831(平成19年12月24日~平成20年1月27日)
ABA-221176(S600) WDD2211761A191692~WDD2211761A194271(平成20年1月4日)
CBA-221177(S63) WDD2211771A191132~WDD2211771A199771(平成19年12月22日~平成20年1月27日)
WDD2211772A191180~WDD2211772A193899(平成19年12月24日~平成20年1月4日)
ABA-221179(S65) WDD2211791A190699~WDD2211791A199254(平成19年12月22日~平成20年1月27日)

サスペンションに関する不具合(2007年7月26日届)

油圧式緩衝装置の油圧制御装置(アクティブ・ボディ・コントロール)において、油圧を制御する供給バルブと前後輪にオイルを分配する分配ジョイントを連結する高圧側油圧ホースのかしめ部の形状が不適切なため、当該油圧ホース内部の金属製メッシュが湿気等により腐食するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、かしめ部からオイルが漏れ、最悪の場合、漏れたオイルが排気管にかかり、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220073(S55) WDB・2200731A162476~WDB・2200731A301060(平成12年12月6日~平成14年6月10日)
GH-220074(S55) WDB・2200741A306594~WDB・2200741A419483(平成14年10月15日~平成16年4月15日)
GF-220173(S55L) WDB・2201732A175264~WDB・2201732A306381(平成13年1月21日~平成14年7月18日)
GH-220174(S55L) WDB・2201741A307479~WDB・2201741A420875(平成14年10月11日~平成16年5月6日)

制動装置に関する不具合(2004年6月29日届)

ブレーキ・ハイドロリック・ユニット(ブレーキ液圧発生装置)のサクション・ダンパ(ブレーキペダル操作時のブレーキ液圧力変化による脈動がブレーキペダルに振動として伝わるのを防ぐためのもの)のラバーキャップの耐久性が不十分なため、当該ラバーキャップの表面に亀裂が発生するものがある。そのため、サクション・ダンパからブレーキ液が漏れ、警告灯の点灯、及び警告メッセージがメータパネル内に表示されて、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220065(S 320) WDB・220065-1A-000723~WDB・220065-1A-217006(平成10年8月10日~平成13年6月8日)
WDB・220065-2A-009184~WDB・220065-2A-216951(平成10年12月16日~平成13年6月1日)
GF-220070(S 430) WDB・220070-2A-007099~WDB・220070-2A-217022(平成10年12月28日~平成13年6月12日)
GF-220075(S 500) WWDB・220075-1A-000725~WDB・220075-1A-216965(平成10年8月11日~平成13年6月1日)
GF-220175(S 500 long) WDB・220175-1A-000722~WDB・220175-1A-217088(平成10年8月11日~平成13年6月1日)
WDB・220175-2A-001401~WDB・220175-2A-217011(平成10年12月16日~平成13年6月1日)
GF-220178(S 600 long) WDB・220178-1A-081279~WDB・220178-1A-216861(平成11年12月10日~平成13年6月1日)
GH-220178(S 600 long) WDB・220178-1A-201778(平成13年4月18日)
GF-220073(S 55) WDB・220073-1A-162476~WDB・220073-1A-214708(平成12年12月6日~平成13年5月22日)
GF-220173(S 55 long) WDB・220173-1A-177117~WDB・220173-1A-214156(平成13年1月21日~平成13年5月22日)
WDB・220173-2A-175264~WDB・220173-2A-209186(平成13年1月29日~平成13年5月7日)

緩衝装置に関する不具合(2004年4月27日届)

(1)油圧式緩衝装置のオイル・ポンプと油圧制御装置を連結する高圧ホースのかしめが不十分なものがあり、走行時の振動や衝撃により当該かしめ部からオイルが漏れるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、計器パネル内に警告メッセージが表示され、車高の制御ができなくなり、走行安定性が損なわれるおそれがある。

(2)油圧式緩衝装置の油圧制御装置とクロス・ブロック(オイルを前後輪に分配する回路)を連結する油圧ホースのかしめが不適切なものがあり、当該油圧ホース内部のスチールワイヤが破損して腐食が生じるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、腐食部からオイルが漏れ、最悪の場合、漏れたオイルが排気管にかかり、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220178(S 600 long) WDB・220178-1A-081279~WDB・220178-1A-303030(平成11年12月10日~平成14年6月24日)
GH-220178(S 600 long) WDB・220178-1A-201778~WDB・220178-1A-313001(平成13年4月18日~平成14年8月29日)
GH-220176(S 600 long) WDB・220176-1A-308338~WDB・220176-1A-342090(平成14年10月3日~平成15年3月20日)
WDB・220176-1A-343619~WDB・220176-1A-413922(平成15年2月24日~平成16年3月22日)

電気装置に関する不具合(2004年4月27日届)

車室内のエアコン装置の風量等を調整するブロワファン・モーター用フューズ回路の接点形状が不適切なため、エアコンを長時間にわたり最大風量で連続使用すると、当該接点間にアーク放電が発生して接点が摩耗し、摩耗粉が回路上に堆積するものがある。そのため、当該フューズ回路上の接点間の抵抗が増して発熱し、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220065(S 320) WDB・220065-1A-000723~WDB・220065-1A-167365(平成10年8月10日~平成12年11月17日)
WDB・220065-2A-009184~WDB・220065-2A-167358(平成10年12月16日~平成12年11月17日)
GF-220070(S 430) WDB・220070-2A-007099~WDB・220070-2A-166926(平成10年12月28日~平成12年11月17日)
GF-220075(S 500) WDB・220075-1A-000725~WDB・220075-1A-167372(平成10年8月11日~平成12年11月17日)
GF-220175(S 500 long) WDB・220175-1A-000722~WDB・220175-1A-167203(平成10年8月11日~平成12年11月17日)
WDB・220175-2A-001401~WDB・220175-2A-167309(平成10年12月16日~平成12年11月17日)
GF-220178(S 600 long) WDB・220178-1A-081279~WDB・220178-1A-167351(平成11年12月10日~平成12年11月17日)
GF-220073(S 55) WDB・220073-1A-162476~WDB・220073-1A-162734(平成12年12月6日~平成13年3月15日)

トランクリッドに関する不具合(2004年4月27日届)

トランクリッドを保持するトランクリッド・テレスコピック・スプリングを組み付ける際の調整が不適切なため、トランクリッドの開閉を繰り返し行うと、ボール・ソケットに過度な応力を受けるものがある。そのため、ボール・ソケットが破損して車体から当該スプリングが外れ、トランクリッドを開けた場合、保持されず降下するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-220067(S 350) WDB・220067-1A-335775~WDB・220067-1A-396722(平成15年1月14日~平成15年12月12日)
WDB・220067-2A-335816~WDB・220067-2A-396430(平成15年1月14日~平成15年12月12日)
GH-220083(S 430 4MATIC) WDB・220083-1A-340600~WDB・220083-1A-396471(平成15年1月23日~平成15年12月15日)
GH-220075(S 500) WDB・220075-1A-335922~WDB・220075-1A-395833(平成15年1月16日~平成15年12月5日)
WDB・220075-2A-335858~WDB・220075-2A-395905(平成15年1月14日~平成15年12月5日)
GH-220175(S 500 long) WDB・220175-1A-335792~WDB・220175-1A-396703(平成15年1月14日~平成15年12月15日)
WDB・220175-2A-335808~WDB・220175-2A-395782(平成15年1月14日~平成15年12月5日)

エンジンに関する不具合(2002年1月23日届)

原動機において、クランク・プーリの構造が不適切なため、防振用のラバー・リング部が破断することがあり、そのままの状態で使用を続けると、当該リング部がずれて異音が発生し、最悪の場合、当該プーリから補機駆動用ベルトが外れ、充電警告灯が点灯するとともに、ハンドルの操作力が増大するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220065(S320) WDB・220065-1A-000723~WDB・220065-1A-101672(平成10年8月10日~平成12年4月10日)
WDB・220065-2A-009184~WDB・220065-2A-101717(平成10年12月16日~平成12年3月1日)
GF-220070(S430) WDB・220070-2A-007099~WDB・220070-2A-101573(平成10年12月28日~平成12年2月21日)
GF-220075(S500) WDB・220075-1A-000725~WDB・220075-1A-101626(平成10年8月11日~平成12年3月16日)
GF-220175(S500L) WDB・220175-1A-000722~WDB・220175-1A-101544(平成10年8月11日~平成12年2月21日)
WDB・220175-2A-001401~WDB・220175-2A-101663(平成10年12月16日~平成12年3月1日)

エンジンに関する不具合(2001年1月23日届)

原動機制御用コンピュータのコントロールユニットにおいて、アイドリング時のプログラムに不適切なものがあるため、アイドリング状態での失火を検知できず、点火を停止した気筒にも燃料が供給されることから、未燃焼ガスが触媒に流入し、最悪の場合、触媒が過熱して火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220178(S600L) WDB・220178-1A-081303~WDB・220178-1A-119864(平成11年12月10日~平成12年5月10日)

パワーステアリングに関する不具合(2000年9月12日届)

パワーステアリング装置の振動吸収装置を取り付けているボルトとステアリング・ギヤボックス座面 の表面処理に不適切なものがあるため、規定トルクで締め付けているにもかかわらず、軸力(締付力)が不足しているものがあり、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、パワーステアリング・オイルが漏れて、ハンドル操作が重くなるとともに、漏れたオイルが排気管に飛散し、最悪の場合、発火に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220065(S320) WDB・220065-1A-000723~WDB・220065-1A-137705(平成10年8月10日~平成12年7月19日)
WDB・220065-2A-009184~WDB・220065-2A-137716(平成10年12月16日~平成12年7月27日)
GF-220070(S430) WDB・220070-2A-007099~WDB・220070-2A-137651(平成10年12月28日~平成12年7月19日)
GF-220075(S500) WDB・220075-2A-000725~WDB・220075-2A-137270(平成10年8月11日~平成12年7月19日)
GF-220175(S500L) WDB・220175-1A-000722~WDB・220175-1A-136268(平成10年8月11日~平成12年7月17日)
WDB・220175-2A-001401~WDB・220175-2A-137546(平成10年12月16日~平成12年7月19日)
GF-220178(S600L) WDB・220178-1A-081303~WDB・220178-1A-137660(平成11年12月10日~平成12年8月23日)

ブロア・ファンに関する不具合(2000年6月27日届)

車室内の空気調整装置の風量等を調整するファン・コントロールユニット内の電気回路に一部不適切なものがあるため、ユニット内部が異常過熱するものがあり、最悪の場合、当該ユニットに接続するコネクタが溶損し、ブロア・ファンが作動しなくなり、デフロスタの機能が損なわれるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-220065(S320) WDB・220065-1A-106440~WDB・220065-1A-120727(平成12年3月9日~平成12年5月10日)
WDB・220065-2A-106607~WDB・220065-2A-120419(平成12年3月9日~平成12年5月12日)
GF-220070(S430) WDB・220070-2A-106341~WDB・220070-2A-120914(平成12年3月9日~平成12年5月10日)
GF-220075(S500) WDB・220075-1A-106321~WDB・220075-1A-118642(平成12年3月9日~平成12年5月12日)
GF-220175(S500L) WDB・220175-1A-106310~WDB・220175-1A-120363(平成12年3月9日~平成12年5月12日)
WDB・220175-2A-106613~WDB・220175-2A-120537(平成12年3月9日~平成12年5月12日)

メルセデスベンツ Sクラス各部品の修理費用

ここでは、メルセデスベンツ Sクラス各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障(不具合)箇所 費用
エアサスの故障・不具合による取り換え 1本20万円~40万円
オイル漏れ 10万円程度
スピードセンサーの不具合 1個2万円~
AT故障 70万円以上
ミッションの故障 30万円~80万円程度
エアマスセンサーの交換(エンジンチェックランプ点灯) 10万円前後
エンジンルームからの異音 ベルトテンショナー交換の場合、7万円前後
ブレーキセンサーの故障によるブレーキパットの交換 1箇所あたり2万円前後

メルセデスベンツ Sクラスオーナーの評判

ここでは、メルセデスベンツ Sクラスオーナーの評判をまとめてみました。

まずは、ポジティブな評判をご紹介します。

  • 十分なパワーとトルクでスムーズな加速
  • フラットな乗り心地
  • トランクの床下収納はGOOD
  • 安全性能や最新の機能満載
  • リビングにいるかのような居心地の良さ
  • 使い勝手がよい
  • とにかく全体のバランスがよい
  • エレガントな内装
  • コーナリングもスムーズで安定性抜群
  • ゴルフバックも楽に積める
  • 年数が経っても見劣りしないデザイン
  • 長距離運転でも疲れない

一方、ネガティブ面として以下が挙げられています。

  • トランクの奥行きがない
  • ナビの性能はあんまりよくないかも
  • 燃費はよくない

メルセデスベンツ Sクラスとはどんな車?

ベンツのSクラスは、ドイツの世界的自動車メーカー、ダイムラーが展開するメルセデス・ベンツ・ブランドの中でもフラッグシップモデルにあたります。

ベンツはA・B・C・E・Gなどとクラス分けされていますが、Sクラスはその数あるクラスの中でもっとも上位モデルに君臨するモデルです。

特に、初代やそれに近しい“角目”タイプのSクラスなどは、思わず道を譲ってしまうほどの存在感、威圧感(そして若干の怖さ)などを備えた高級乗用車です。SクラスのSは「スペシャリティー(Specialty)」の頭文字から来ていると言われています。

その名にふさわしく、メルセデス・ベンツがこれまでに築き上げてきた、最高峰の技術や知識が惜しみなく注ぎ込まれている一台に仕上がっています。

そんなベンツのSクラスは、1972年に登場した「W116」が初代として位置づけられています。それまでのメルセデス・ベンツといえば、今では想像できないような丸型・縦目のヘッドライトが特徴的でしたが、初代Sクラスでは大きく変貌を遂げ、現在のような角目・横長のヘッドライトが採用されました。

以降、1979年の2代目(W126)、1991年の3代目(W140)、1998年の4代目(W220)、2005年の5代目(W221)と続き、現行モデルとなっているのは2013年からの6代目(W222)です。

なお、メルセデスには「マイバッハ」と呼ばれるサブ・ブランドがありますが、そのマイバッハにはベンツSクラスよりも上位モデルが存在しています。

発売当初、メルセデスベンツ Sクラスは「ショーファードリブンカー」、つまり運転手が運転する(オーナーは運転しない)車としてのパッケージングを基本としていましたが、2002年にマイバッハが登場して以降は「オーナードリブンカー」、つまりオーナー自らが運転する車としての色が強くなってきています。

泣く子も黙るメルセデスベンツ Sクラスの、最新モデルを中心に特徴や機能を紹介するとともに、基本スペック、中古車価格などを見ていきましょう。

メルセデスベンツ Sクラスに搭載された最高峰の技術とは

メルセデスベンツ Sクラスには、メルセデスの哲学と情熱が詰め込まれていますが、その中でも「インテリジェントドライブ」の代表的な機能をご紹介します。

まずは「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」と「アクティブ・ステアリング・アシスト」機能です。

前者は、渋滞時から高速走行時まで、前走車との最適な車間距離をキープしたまま走行することができます(自動で再発進する機能もついています)。

後者は、前走車と車線のカーブ、あるいは車線が不明瞭な場面ではガードレールなどを検知し、車間距離を保ったままステアリング操作を行ってくれるというものです。

※ドライバーがステアリングから一定時間以上、手を離していると警告が鳴るなど、自動運転を行うためのシステムではありません。

「リモート・パーキング・アシスト」機能も注目です。これは、車外からスマホアプリを通して、リモートで駐車操作が行えてしまう機能です。

例えば乗り降りしにくい狭い駐車場、縦列駐車など難しい場面でも、車が駐車スペースを検知すれば、ドライバーは車から降りて車外からスマホアプリを操作するだけで、あとは自動で駐車してくれるというわけです。

もう一つ、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」機能の向上で衝突回避能力が改善されている点も注目したいところです。

前走車や横切る車、合流してくる車、歩行者、そのほか路上の障害物などと衝突の危険性が高まった場合、ドライバーがブレーキを踏めば必要に応じてブレーキ圧を高めるなどし、ドライバーが気づかないまたは反応が遅れた場合は最大のブレーキ圧で自動緊急ブレーキが作動する、というものです。

このように、数々の最先端技術が惜しみなく組み込まれているのが、メルセデスベンツ Sクラスなのです。

「胸のすく走りと環境性能」を両立、ベンツSクラスはエンジンもさすが

メルセデスベンツ Sクラスには「直6×ISG搭載」モデルが存在します。

ISGとは、エンジンとトランスミッションの間に搭載されているモーター・ジェネレーターで「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(Integrated Starter Generator)」の頭文字を採ったものです。

48V電装システム(バッテリー)と組み合わせたことにより、これまでよりも「力強いパワーアシスト」や「高効率なエネルギー回生」が可能になったモデルです。

さらに、「電動スーパーチャージャー」「ツインスクロールターボ」「3.0L直列6気筒ターボ・ブルーダイレクト・エンジン」などがそれぞれ最大限に力を発揮し、相互作用することで、瞬時に強烈な発進や加速を体感できるとしています。

メルセデスが謳うとおり、ベンツSクラスは「胸のすく走りと環境性能を高次元で実現した」次世代モデルというわけです。

メルセデスベンツ Sクラスのスペックなど基本情報

メルセデスベンツ Sクラスにはさまざまなグレードやモデルが設定されています。その中でも、ここでは「S 400 d」「S 450 エクスクルーシブ」「S 560 4MATIC ロング」の基本スペックをご紹介します。

S 400 d

寸法 5125mm / 1900mm / 1495mm
ホイールベース 3035mm
トレッド 前1625mm / 後1635mm
車内寸法 室内長1910mm / 室内幅1480mm / 室内高1190mm
車両総重量 2305kg
乗車定員 5名
エネルギー消費効率 14.2km/L(JC08モード値)
エンジン形式 656
種類・シリンダー数 DOHC直列6気筒ターボチャージャー付
総排気量 2924cc
最高出力 250kW[340PS] / 3600~4400rpm
最大トルク 700N・m[71.4kg・m] / 1200~3200rpm
使用燃料 軽油
燃料タンク容量 70L
駆動方式 後輪駆動(FR)
トランスミッション 電子制御9速オートマチックトランスミッション

S 450 エクスクルーシブ

寸法 全長5125mm / 全幅1900mm / 全高1495mm
ホイールベース 3035mm
トレッド 前1630 / 後1635mm
車内寸法 室内長1910mm / 室内幅1480mm / 室内高1240mm
車両総重量 2315kg
乗車定員 5名
エネルギー消費効率 12.5km/L(JC08モード)
エンジン形式 256
種類・シリンダー数 DOHC直列6気筒ツインターボチャージャー付
総排気量 2996cc
最高出力 270kW[367PS] / 5500~6100rpm
最大トルク 500N・m[51.0kg・m] / 1600〜4000rpm
使用燃料 無鉛プレミアム・ガソリン
燃料タンク容量 70L
駆動方式 後輪駆動(FR)
トランスミッション 電子制御9速オートマチックトランスミッション

S 560 4MATIC ロング

寸法 全長5255mm / 全幅1900mm / 全高1495mm
ホイールベース 3165mm
トレッド 前1625mm / 後1635mm
トランクスペース(VDA方式) 530L
車両重量 2220kg
乗車定員 5名
エネルギー消費効率 9.0km/L
エンジン形式 176
種類・シリンダー数 DOHC V型8気筒ツインターボチャージャー付
総排気量 3982cc
最高出力 345kW[469PS] / 5250〜5500rpm
最大トルク 700N・m[71.4kg・m] / 2000〜4000rpm
使用燃料 無鉛プレミアム・ガソリン
燃料タンク容量 80
駆動方式 四輪駆動(4WD)
トランスミッション 電子制御9速オートマチックトランスミッション

メルセデスベンツ Sクラスの中古車価格

日本では、Eクラスに次ぐ人気と言われているベンツSクラス。中古車市場にも多くのSクラスが流通しています。2019年7月の調査時点ではおよそ950台のSクラスが確認できました。

中古車の価格代は300万円〜1900万円程度とかなり幅があります。平均相場は750万円前後、といったところです。1000万円超えが当たり前のSクラスですから、相応または意外と低めの価格帯になっていると言えるかもしれません。

世代やグレード、モデルなどによって好みが分かれてくると思いますが、900台以上ラインナップされており、かつ初代から現行モデルまで網羅されていますので、予算との兼ね合いも含めてじっくり探すことができるでしょう。ぜひ中古車情報をチェックして、お好みのメルセデスベンツ Sクラスを見つけてください!

メルセデスベンツ Sクラスを中古車で購入する際に気をつけること

前述した通り、メルセデスベンツ Sクラスの中古車の価格は300万円~となっており、手に届きやすい価格帯といえます。

そのため、中古車で購入することを検討している方も多いことでしょう。

では、メルセデスベンツ Sクラスを中古車で購入する場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。下記にまとめてみましたので、参考にしてください。

  • 型式が古い車両の場合は、パーツが供給されているか、手に入れる術があるか
  • オイル漏れの痕がないか
  • 電装品や各部品が劣化していないか
  • エンジン始動時に異音がしないか
  • エアコンやウィンドウなどが正常に稼働するか

なお、メルセデスベンツ Sクラスが故障(不具合)した場合、多額の修理費用が掛かってきます。そのため、中古車を購入する場合は、保証の有無、保証の適用範囲をしっかり確認しておきましょう。

メルセデスベンツ Sクラスの中古車でめぼしい車両が見つかった際は、過去の整備記録簿があれば、確認させてもらいましょう。これまでのメンテナンスの頻度や交換などの履歴がわかれば、大切に扱われていた車両かどうかがわかります。

購入してから、度重なる故障(不具合)に見舞われたということにならないように、良質な車両を探してください。

まとめ

今回は、メルセデスベンツ Sクラスにおける故障や不具合、修理費用などについて解説してきました。

メルセデスベンツ Sクラスは、愛情を込めてしっかりとメンテナンスを行えば、故障や不具合をできるだけ防げる可能性が高いです。

中古車であっても、一度も故障したことないというオーナーの口コミも多く見かけました。

メルセデスベンツ Sクラスを検討している場合は、メンテナンス等をしっかり行い、長く乗り続けられるようにしましょう。

ぜひ、この機会にメルセデスベンツ Sクラスの購入を検討してみてはいかがでしょうか。