ダイハツ タントは故障(不具合)が多い?故障事例や修理費用など徹底解説!

子育て世代を中心に幅広い年代から支持されているダイハツ タント。軽自動車でありながら居住性に優れ、豊富なシートアレンジやさまざまな室内装備で軽自動車とは思えないほどの快適空間を実現しています。しかしながら、やはり購入するともなると気になるのは「故障(不具合)」ですよね。今回は、ダイハツ タントが故障(不具合)しやすいのかについて解説していきます。

ダイハツ タントは故障(不具合)が多いのか?

ダイハツ タントに関する故障(不具合)の声

30代/女性

特にクラクションを鳴らした経験もありませんが(笑)クラクションスイッチが緩くなり少しの振動でも音が鳴るように……。ステアリング内部総交換になりそうです。

40代/女性

10年以上タントに乗っていますが、特に大きな故障はありませんよ。

ただ、長年乗ってきたせいかシートベルトをはめ込むところ?が外れたくらいです(笑)周りでタントに乗っている人もいますが、故障したということは聞いたことがないですね。

20代/女性

初めての車でタントを購入しました。数年乗っていますが、最近スライドドアの調子が悪い。走行中に開いたりしなければいいけど><

40代/男性

故障が少ないと聞いてタントを購入しました。が、1年足らずでエンジンから異音がするようになりました。すぐにディーラーに持っていったところ、エンジンオイルがなくなっていたようです。

50代/女性

故障は1回のみで、エアバックの警告灯が点灯しました。コンピューターを交換して無事に治りましたが、さすがに5万円もかかるとは思わなかったですね。

30代/男性

子供が生まれたと同時にタントを購入しましたが、スライドドアが故障したり、アイドリングのばらつきがあったり、オイルがなくなりかけていたりと結構故障している感じがします。ハズレの車両ですね。

30代/男性

もう絶対にダイハツの車は購入しません!タントを新車で購入したのに、CVTの故障やフォグランプ内への水の侵入、セキュリティ未作動など様々な故障を経験しました。あ、シートベルトが勝手に外れることもありましたね……。

ダイハツ タントの故障(不具合)が多い箇所

車は工業製品であって、ダイハツ タントをはじめとし、どんな車両であっても故障(不具合)が生じないということはありません。

ダイハツ タントにも故障しやすい箇所というのがいくつかあり、次のような箇所には注意しておきたいところです。

  • スライドドアの故障(不具合)
  • バッテリー等のトラブル
  • エンジンオイルが減少して起こるトラブル
  • アイドリングのばらつき
  • 電装系の故障(不具合)

ダイハツが発表しているタントに関する故障・不具合・リコール情報

後輪ブレーキに関する不具合(2019年4月11日)

後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布作業が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面にグリスが塗布されていないものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0481861~LA600S-0551516(平成28年11月2日~平成29年5月18日)
DBA-LA610S LA610S-0093049~LA610S-0107393(平成28年11月8日~平成29年5月30日)

カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部に関する不具合(2019年4月11日届)

カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部の止水処理が不適切なため、雨水等がブレーキブースタに滴下するものがあります。そのため、ブレーキブースタに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、錆が早期に進行して、最悪の場合、ブレーキブースタに穴があき、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0000073~LA600S-0473418(平成25年9月26日~平成28年10月4日)
DBA-LA610S LA610S-0000063~LA610S-0091141(平成25年9月27日~平成28年10月4日)

自動無段変速機(CVT)のトルクコンバータに関する不具合(2017年3月30日届)

自動無段変速機(CVT)のトルクコンバータにおいて、内部ベアリングの製造が不適切なため、摺動面に凹凸があり、使用過程で凹凸により当該ベアリングが異常摩耗して破損することがあります。そのため、ベアリングの破片がトルクコンバータ内部に飛散し、異音が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、破片がトルクコンバータ内部に噛み込み、停車時等にエンストして発進できなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0005307~LA600S-0078171(平成25年10月19日~平成26年2月26日)
DBA-LA610S LA610S-0001415~LA610S-0015114(平成25年10月28日~平成26年2月20日)

バックドアのガス封入式ステーに関する不具合(2016年7月21日届)

バックドアのガス封入式ステーにおいて、外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なため、沿岸地域の塩分の影響で腐食することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、腐食が進行し、外筒が膨らみ、エンドキャップが割れ、バックドアを開く際に外筒が破損し、最悪の場合、周囲の人が負傷するおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S
DBA-L375S
L375S-0000071~L375S-0693791(平成19年12月12日~平成25年9月9日)
CBA-L385S
DBA-L385S
L385S-0000061~L385S-0104951(平成19年12月12日~平成25年9月9日)

ルーフサイドガーニッシュに関する不具合(2016年4月14日届)

ルーフサイドガーニッシュにおいて、カーテンシールドエアバックラベル貼付位置の目印用突起の成形が不適切なため、突起の先端が鋭利なものがあります。そのため、突起に触れると、かすり傷を負うおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0134605~LA600S-0203010(平成26年6月3日~平成26年10月10日)
DBA-LA610S LA610S-0027381~LA610S-0039682(平成26年6月3日~平成26年10月10日)

車椅子乗降用スロープ装着車の後部座席における不具合(2016年1月21日届)

車椅子乗降用スロープ装着車の後部座席において、格納用ストッパの設計が不適切なため、後部座席間を移動する際等に、当該格納用ストッパにふくらはぎが当たり皮膚裂傷を起こすおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-L375S改 L375S-0059938~L375S-0693763(平成20年6月6日~平成26年6月10日)

自動変速機における不具合(2015年12月3日届)

自動変速機において、シフトケーブル固定部の組付けが不適切なため、当該固定部の嵌合が不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シフトケーブルが固定部から外れてシフトレバーの位置と異なるレンジに固定され、最悪の場合、意図せず車両が動き出すおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0000073~LA600S-0108679(平成25年9月26日~平成26年4月14日)
DBA-LA610S LA610S-0000063~LA610S-0022087(平成25年9月27日~平成26年4月14日)

ヒューズボックスの製造プログラムに関する不具合(2015年10月8日届)

ヒューズボックスの製造プログラムが不適切なため、ブロアモータ配線の端子部を逆向きに組み付けたものがあります。そのため、端子の固定が不十分になり端子がこすられて絶縁物質が生成され、最悪の場合、デフロスタが作動しなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0326194~LA600S-0331396(平成27年8月19日~平成27年9月2日)
DBA-LA610S LA610S-0062912~LA610S-0063917(平成27年8月20日~平成27年9月2日)

フロントブレーキキャリパ組付に関する不具合(2015年3月31日届)

フロントブレーキキャリパ組付工程の管理が不適切なため、キャリパ取付けボルトの締付けが不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、制動時に異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落して、制動力が低下するおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0206458~LA600S-0261115(平成26年10月20日~平成27年2月24日)
DBA-LA610S LA610S-0040245~LA610S-0050629(平成26年10月20日~平成27年2月23日)

エアバッグ制御コンピュータに関する不具合(2014年11月27日届)

エアバッグ制御コンピュータにおいて、加速度センサの製造が不適切なため、当該センサ内部の展開信号を出力する回路に亀裂が生じ、回路が断線されることがあります。そのため、エアバッグ展開信号を誤って出力し、意図せずエアバッグが展開するおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0046396~LA600S-0131651(平成26年1月9日~平成26年5月27日)
DBA-LA610S LA610S-0009070~LA610S-0026530(平成26年1月9日~平成26年5月27日)

助手席ドアにおける不具合(2014年3月31日届)

助手席ドアにおいて、ドア内部に入った水がドアロックケーブル端部に到達するものがあり、ドアロックケーブル内に浸入した水が凍結することがあります。そのため、その状態でドアを開けたあとドアロックケーブルが戻らず、ドアが閉まらなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA600S LA600S-0000073~LA600S-0059052(平成25年9月26日~平成26年2月1日)
DBA-LA610S LA610S-0000063~LA610S-0011759(平成25年9月27日~平成26年1月28日)

①CVT(無段変速機)の油圧制御プログラム、②エンジンのクランク角センサに関する不具合(2013年12月4日届)

①CVT(無段変速機)の油圧制御プログラムが不適切なため、シフト操作とほぼ同時にアクセルを踏み込む急な発進操作を行った場合やエンジンを空吹かしする等、高回転状態からイグニッションスイッチを切る操作を行った場合にCVT内に高油圧が発生し、セカンダリシャフトに想定以上の負荷が加わることがあります。そのため、そのような操作を繰返すと当該シャフトが破損して、走行不能となるおそれがあります。

②エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの高温時の耐久性が不足しているため、登坂や渋滞等によってエンジンルーム内が高温になった状態で、全開走行等のエンジン回転数が高い運転を繰返すと、振動で内部コイルが断線し、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S L375S-0000079~L375S-0379703(平成19年12月12日~平成22年11月1日)
DBA-L375S L375S-0000071~L375S-0391016(平成19年12月12日~平成22年11月26日)
CBA-L385S L385S-0000064~L385S-0052143(平成19年12月12日~平成22年11月18日)

エンジンのクランク角センサに関する不具合(2013年9月11日届)

エンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの耐久性が不足しているため、低速ギア使用による全開加速走行など、エンジン回転数が高い運転を繰返すと、クランク角センサに過大な振動が加わり当該コイルが断線する場合があります。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-L375S L375S-0000072~L375S-0288781(平成19年12月12日~平成22年1月29日)
CBA-L385S L385S-0000061~L385S-0038830(平成19年12月12日~平成22年2月1日)

ターボチャージャ付車両のエンジンのクランク角センサに関する不具合(2012年6月6日届)

ターボチャージャ付車両のエンジンのクランク角センサにおいて、内部コイルの耐久性が不足しているため、エンジン始動直後に高速走行するような運転を繰り返すと、過大な振動により当該コイルが断線する場合があります。そのため、走行中にエンジンが停止する、あるいは、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S L375S-0000079~L375S-0287718(平成19年12月12日~平成22年1月27日)
CBA-L385S L385S-0000064~L385S-0038658(平成19年12月12日~平成22年1月27日)

ドアミラーにおける不具合(2010年10月7日届)

ドアミラーにおいて、ドアミラー本体とベースを締結するネジに緩み止めが無いため、使用過程における振動や強めの外力によるへたりで当該ネジが緩み、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ドアミラー本体がベースから外れ、後方の交通状況等が確認できなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S
DBA-L375S
L375S-0000071~L375S-0311284(平成19年12月12日~平成22年4月2日)
CBA-L385S L385S-0000061~L385S-0042389(平成19年12月12日~平成22年4月5日)

エンジンの燃料装置における不具合(2010年7月29日届)

エンジンの燃料装置において、パルセーションダンパ(燃料圧脈動減衰器)の製造工程でダイヤフラムを傷付けたものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車両の使用過程における燃料圧の脈動で当該ダイヤフラムの傷から亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S
DBA-L375S
L375S-0233953~L375S-0266120(平成21年9月18日~平成21年11月19日)
CBA-L385S L385S-0031142~L385S-0036500(平成21年6月26日~平成21年11月13日)

エンジンの燃料装置における不具合(2010年6月10日届)

エンジンの燃料装置において、パルセーションダンパ(燃料圧脈動減衰器)の製造工程でダイヤフラムを傷付けたものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、車両の使用過程における燃料圧の脈動で当該ダイヤフラムの傷から亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S
DBA-L375S
L375S-0205358~L375S-0269534(平成21年6月1日~平成21年12月1日)
CBA-L385S L385S-0030025~L385S-0035049(平成21年6月1日~平成21年10月19日)

ステアリングシャフトとギヤボックスを連結しているユニバーサルジョイントに関する不具合(2010年3月31日届)

ステアリングシャフトとギヤボックスを連結しているユニバーサルジョイントの締結ボルトの締め付けが不足しているものがあります。そのため、据え切り操作を行うと当該ボルトが緩んで連結部から異音が発生し、そのままの状態で使用を続けると、連結部の噛み合いがずれて正常にかじ取り操作ができなくなるおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
ABA-L350S
CBA-L350S
L350S-0270232~L350S-0341753(平成19年2月17日~平成19年12月3日)
ABA-L360S L360S-0047404~L360S-0056766(平成19年2月17日~平成19年11月30日)

自動無段変速機(CVT)における不具合(2008年9月30日届)

自動無段変速機(CVT)のオイルクーラーホースの製造工程において、洗浄処理が不適切なものがあります。そのため、エンジンの振動などにより当該ホースが抜けてオイルが漏れ、走行不能になり、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
CBA-L375S
DBA-L375S
L375S-0000071~L375S-0028675(平成19年12月4日~平成20年2月29日)
CBA-L385S L385S-0000064~L385S-0003875(平成19年12月5日~平成20年2月29日)

ダイハツ タント各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障(不具合)箇所 費用
クラクションスイッチの不具合 ステアリング内部総交換の場合4万円程度
エンジンの故障(不具合) リビルト品での交換の場合:30万円前後
新品での交換の場合:50万円前後
スライドドアの故障(不具合) 10万円前後(レールやモーター、センサーなどを一式交換した場合)
エアバック警告灯の点灯 5万円程度
アイドリングに関する不具合(故障) 3万円~4万円前後
エアコンの故障(不具合) 10万円程度
ターボチャージャーの交換(ターボ車) 約10万円

ダイハツ タントオーナーの評判

では、実際にタントに乗ったことがある、所有している方からはどのような印象が寄せられているのでしょうか。

ポジティブ、ネガティブについてまとめてみました。

ポジティブ

  • 乗り降りがしやすい
  • 後席が広い
  • 収納ボックスがたくさんある
  • 視界が広く、運転しやすい
  • コスパがいい
  • 積載性が良い
  • 居住性に優れている
  • リアシートがフラットになるのが良い
  • 小回りが利く
  • 充実の装備
  • エアコンがよく効く
  • ファミリーカーとして十分に役立ってくれる

ネガティブ

  • 全高が高いため洗車する際は脚立が必要
  • トールワゴンのため風に煽られやすい
  • ややパワー不足
  • 後席の足元を広くとるとラゲッジスペースがなくなる
  • 軽なので仕方ない部分ではあるが内装がまあまあ安っぽい

タントとはどんな車?

大阪に本拠を構える自動車メーカー、ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)が製造と販売を手がける大人気の軽・トールワゴン、それが「タント」です。

タントの由来はイタリア語の「たくさんの」「はるかに」「とても広い」などを意味する「Tanto」とされています。なお、英語表記は世代によって微妙に異なっており、初代と4代目が「Tanto」、2代目が「TANTO」、3代目が「TanTo」となっています。

なお、2019年6月の執筆時点では4代目はまだ発売されておらず(7月発売予定)、先行予約のみという状態です。

4代目は、ダイハツが掲げる革新的な開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいて製造されるフラッグシップモデル的な位置付けで、「スーパーハイトワゴン」という新ジャンルの確立を狙う勝負の一手でもあります。

エンジンからサスペンション、トランスミッション、そしてシートやアンダーボディーまですべてをゼロ・ベースから新規開発されるとあって、消費者の期待はもちろん、業界内でも要注目の存在となっています。

もともと、「スーパーハイトワゴン」のジャンルを拓いてきたのはダイハツでしたが、その後、常にホンダ・N-BOXの後塵を拝してきたというジレンマがあります。この4代目タントの登場によって、そうした勢力図に変化が起こるのではないかと期待されています。

そんなタントの初代〜3代目を簡単に振り返るとともに、4代目タントの特徴や基本スペック、中古車価格などをご紹介していきます。

初代〜2代目タント

2003年に登場したタントは、FF(前輪駆動)のレイアウトながら2000mmという長い室内長、2440mmという当時軽自動車では最長となるホイールベースなどが特徴の新しい軽自動車でした。

DVVT(可変バルブ機構)付きの直列3気筒DOHC(EF-VE型エンジン)と、EF-DET型ターボエンジンが設定されており、それぞれ最高出力は「43kW(58PS=馬力)」と「47kW(64PS=馬力)」を発生するなど、力強さも兼ね備えた車種でした。

トランスミッションはコラム式で4WDの自然吸気が3速オートマチックトランスミッション、その他は4速オートマチックトランスミッションが採用されており、またメーターはセンターに設計するなど、当時としては「ちょっと新しい」軽自動車として人気を集めました。

2007年に開催された東京モーターショーにおいて参考出展をおこない、その年の12月に発売されたのが2代目タントです。

標準モデルとカスタムモデルが設定され、標準モデルはより可愛らしさを押し出した「女性向け」に、カスタムモデルは洗練さを表に出した「男性向け」に仕上がっています(ダイハツから女性向け・男性向けなどという発表があったわけではありません。一般的な印象です)。

初代からの変化として、ホイールベースがさらに延び2490mmになった点や、助手席側はセンターピラーレス&スライドドアを組み合わせ、軽自動車では当時初となる「ミラクルオープンドア」を実装している点などが挙げられます。

2代目は、燃費性能の向上や静粛性をはじめとする快適性の向上、走行性能の向上など各機構の品質向上が目立った世代でした。

例えばトランスミッションに一部CVTを採り入れたり、3速オートマチックトランスミッションだった4WDの自然吸気を4速にしたりといった変化が見られます(2010年には4WDを含む全車種にCVTを採用しています)。

その後も、「第2世代KFエンジン」「e:Sテクノロジー」などを次々に開発・採用することで徐々に燃費性能の向上が図られ、2012年の段階ではNAおよび2WD車が「平成27年度燃費基準+20%」を達成するなど、時代とともに変化し続けていきました。

3代目タント、そして新たなステージへ

2013年10月から販売されていた3代目タントは、予防安全性能も大きく向上していった世代です。全グレードにおいて、衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシスト」を搭載したモデルが用意されたほか、「エマージェンシー・ストップ・シグナル(急停止を後続車に知らせるシステム)」なども標準装備となっています。

そしてダイハツにとって嬉しい発表となったのが、2014年7月4日です。全国軽自動車協会連合会が2006年に記録を開始して以来、ダイハツでは初となる「上半期新車販売台数No.1(135,688台)」を獲得したのです。この記念に特別仕様車「トップエディション SA」が発表されています。

さらに勢いに乗るタントは2015年1月、前年の上半期に引き続き通年で新車販売台数No.1を獲得したと発表、まさにタント(シリーズ含む)が燦然と輝いた時代でした。

そして…2018年5月31日、いよいよ4代目タントの生産準備に入るため、3代目タントは生産を終了・在庫販売のみがおこなわれています。

前述のように、すべてが一新されて誕生する4代目タント、どんなサプライズを与えてくれるのか、待ち遠しいですね。

タントのスペックなど基本情報

タントの中でも比較的新しい、2018年8月発売の「タント 2013年モデル L リミテッド SA III」そして、同年12月発売の「タント 2013年モデル X VS SA III 4WD」それぞれの基本スペックをご紹介します。

タント 2013年モデル L リミテッド SA III

乗車定員 4名
ドア数 5ドア
寸法 全長3395mm / 全幅1475mm / 全高1750mm
室内寸法 室内長2200mm / 室内高1365mm
ホイールベース 2455mm
トレッド 前1300mm / 後1295mm
車両総重量 1140kg
排気量 658cc
駆動方式 FF
最高出力 38kW[52PS] / 6800rpm
最高トルク 60N・m[6.1kgf・m] / 5200rpm
過給機 なし
アイドリングストップ 標準装備
燃料タンク 30L
燃費(JC08モード) 28.0km/L

タント 2013年モデル X VS SA III 4WD

乗車定員 4名
ドア数 5ドア
寸法 全長3395mm / 全幅1475mm / 全高1750mm
室内寸法 室内長2200mm / 室内高1365mm
ホイールベース 2455mm
トレッド 前1300mm / 後1265mm
車両総重量 1200kg
排気量 658cc
駆動方式 4WD
最高出力 38kW[52PS] / 6800rpm
最高トルク 60N・m[6.1kgf・m] / 5200rpm
過給機 なし
アイドリングストップ 標準装備
燃料タンク 30L
燃費(JC08モード) 25.8km/L

4WDでも25.8km/Lという優れた燃費性能を発揮してくれますね。

いずれも「平成32年度燃費基準+10%」を達成しているため、減税措置が受けられます。減税率は「自動車取得税」「自動車税」「自動車重量税」それぞれ25%ずつとなります。

タントの中古車価格

新技術の数々が注ぎ込まれた4代目タントの登場も待ち遠しいですが、初代〜3代目までのタントも捨てがたい、という人も多いことと思います。続いては中古車価格などを見ていきましょう。

2019年6月の調査時点では、12,000台を超えるタントの中古車が確認できました。やはり「売れた」だけあって、中古車の台数も群を抜いて多いです。

中古車の価格帯は20〜200万円程度となっており、平均相場は100万円前後となっています。とはいうものの、50万円前後でも2016年式など高年式車が多数並んでいるほか、走行距離が少ない個体も多数ありますので、100万円は出せない!という人でも十分、コンディションの良い優良なタントに出会える可能性は高いです。

逆に50万円〜100万円前後に並んでいるタントは極端に走行距離が少ないものや、ワンオーナー車などが多くなっています。

お手頃で狙い目なのは30万円〜60万円あたりにラインナップされている中古車でしょうか。2013年など若干、年式は古くなりますが、5万km未満のものも多く、かつワンオーナーでプッシュスタート付き、福祉車両、パワースライドドアなど装備が充実しているものが多いです。

ホンダ・N-BOXをトップの座から引きずり下ろすことができるのか、要注目の4代目タントですが、優れた燃費性能を誇る2代目や予防安全性能が向上した3代目なども、十分、活躍できる優秀な車種です。ぜひ中古車情報をチェックしてみてください。

ダイハツ タントを中古車で購入する際に気をつけること

前述した通り、ダイハツ タントの中古車は数多く存在します。まれに、見た目的な状態が良いのにもかかわらず、車両販売価格が安いという車両も存在しますよね。

どんな車であっても故障(不具合)はつきものですし、特に中古車ともなれば、新車購入時より故障(不具合)の確率は高くなります。

値段や見た目に惑わされず、念入りにチェックをしたうえで購入を進めるようにしましょう。

ダイハツ タントの中古車を購入する際のポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。

  • スライドドア付近に雨漏れした形跡がないか
  • 前オーナー所有時にエンジンオイル交換をきちんと管理されていた形跡があるか
  • リコール対応がなされているか
  • 欲しい装備・オプションがついているか

各車両によってオプションや装備品が異なるため、自分が欲しい装備やオプションを事前に絞っておくと、効率的に中古車を見つけることができるでしょう。

まとめ

今回は、ダイハツ タントの故障(不具合)について解説してきました。

ダイハツ タントは居住性や乗り降りのしやすさ、収納の多さ、スライドドア、安全装備など、どの面においても子育て世代にうれしい車両と言えるでしょう。

昨今の自動車販売業界において、軽自動車は人気の高いジャンルとなっています。それに伴い中古車市場でも価格が上昇傾向にあります。

ダイハツ タントを中古車で購入する場合は、事前にしっかりと確認を行い、納得したうえで契約を進めていきましょう。