メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの故障(不具合)は多いの?故障事例や修理費用など徹底解説

ステーションワゴンの王様とも称されるメルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンは、外観の優雅なスタイルとは裏腹に力強い走りをしてくれ、さらに余裕のある居住性と荷室を持つなどあらゆる面において快適なカーライフを提供してくれる1台です。世界トップクラスの自動車メーカーの車両であり、価格も決して安いものではありません。購入を考えても、外国車であることから故障(不具合)を心配する方も多いことでしょう。今回は、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの故障(不具合)について解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンは故障(不具合)が多いのか?

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンに関する故障(不具合)の声

40代/男性

中古車購入して半年くらい経ってから、オイルクーラーのシールとATFの漏れがありました。中古車なので故障はある程度覚悟していましたが、やっぱり費用が掛かりますね(笑)運転しやすさや乗り心地はこれまで乗ってきた中で1番なので、修理しながら乗り続けたいと思います。

50代/男性

購入してから5年くらい経ちますが、フューエルポンプが突然故障したことが1回だけあります。もっと故障が多いかと心配していましたが、今のところは順調そうです。

30代/男性

マフラー着圧センサー、Vベルト、テンショナーの故障と、ドアの立て付けが悪く調整してもらったことがあります。国産車と比べると故障は多いですが、国産車では味わえない感覚があるので、総合的には満足しています。

50代/男性

マフラー着圧センサーが壊れました。あと、車検を通したあとすぐくらいにストップランプスイッチも壊れました。

40代/男性

もう少しで10万キロを突破しようとしたとき、NOxセンサーが故障しました。知人も同じ故障があったので、定番の故障なのかもしれませんね。

年齢不詳

中古車で購入しました。整備記録を確認しても大きな故障は見受けられなかったため、故障しにくい車だとは思います。私が所有してからの故障は、右フロントのハブベアリングが故障して、ハブ・ナックルごと交換しました。

60代/男性

電気系統は故障が多いですね。クランク角センサーも割と故障しやすいので、スペア常備をお勧めします。

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの故障(不具合)が多い箇所

工業製品である以上、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンにも故障(不具合)が生じる可能性はあります。

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンにも故障(不具合)しやすい箇所というのがいくつかあるため、日ごろから気を付けておきたいところです。

  • リヤクランクシールからのオイル漏れ(特にW212前期型)
  • エアコンの故障・不具合
  • ドライブシャフトブーツの破損
  • 電装系の故障(不具合)

メルセデス・ベンツが発表しているEクラス・ステーションワゴンに関する故障・不具合・リコール情報

電気装置(パワートレインコントロールユニット)に関する不具合(2019年4月23日届)

コントロールユニット間の通信プロトコル変換を行うパワートレインコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、走行中にシステムが再起動することがある。そのため、コントロールユニット間の通信が途絶え、最悪の場合、走行中にエンジンストールが発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-213268(E450 4MATIC ステーションワゴン) WDD2132681A444216(平成 30 年 10 月 31 日)

車載式故障診断装置(エンジンコントロールユニット)に関する不具合(2019年4月24日届)

車載式故障診断装置において、エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、トランスミッションの特定不具合に関して、不具合が生じていないにも係わらずメーターパネル内のエンジン警告灯が点灯するものがある。そのため、保安基準第31条(排気ガスの基準)に適合しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-212236C(E250 ステーションワゴン) WDD2122362A703695~WDD2122362A920325(平成 25 年 4 月 18 日~平成 25 年 12 月 15 日)
RBA-212255C(E300 ステーションワゴン) WDD2122552A595119~WDD2122552A882706(平成 24 年 3 月 19 日~平成 25 年 11 月 7 日)
RBA-212280C(E300 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122801A597119~WDD2122801A887824(平成 24 年 3 月 17 日~平成 25 年 11 月 7 日)
RBA-212259(E350 ステーションワゴン) WDD2122592A475704(平成 23 年 11 月 15 日)
RBA-212259C(E350 ステーションワゴン) WDD2122592A547963~WDD2122592A882152(平成 23 年 12 月 14 日~平成 25 年 11 月 7 日)
CBA-212273(E550 ステーションワゴン) WDD2122731A518940~WDD2122731A733547(平成 23 年 10 月 24 日~平成 25 年 1 月 4 日)
WDD2122732A775328~WDD2122732A895253(平成 25 年 7 月 5 日~平成 25 年 10 月 31 日)
CBA-212274(E63 ステーションワゴン) WDD2122741A520523~WDD2122741A689509(平成 23 年 10 月 24 日~平成 24 年 10 月 13 日)
CBA-212276(E63S 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122761A837610~WDD2122761A896043(平成 25 年 8 月 3 日~平成 25 年 10 月 31 日)

燃料装置(燃料ホース)に関する不具合(2019年12月13日届)

ディーゼルエンジンの燃料ホースにおいて、組み付け指示が不適切なため、他の部品と干渉するものがある。そのため、走行振動等により燃料ホースの表皮が摩耗して穴が空き、燃料漏れが発生し、最悪の場合、燃料供給が不足し走行中にエンジンストールが発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-213204C(E220d ステーションワゴン) WDD2132042A118399~WDD2132042A329104(平成 28 年 11 月 9 日~平成 29 年 10 月 26 日)

エンジンコントロールユニットに関する不具合(2018年7月5日届)

エンジンコントロールユニット内における車載式故障診断装置(OBD)において、燃料システムコントロールユニットの信号を認識するプログラムが不適切なため、燃料圧力センサ、燃料温度センサ、または、燃料ポンプに異常が生じた場合、メーターパネル内のエンジン警告灯(MIL)が点灯しない。そのため、保安基準第31条の基準に適合しない。

対象車両

型式 車台番号
CBA-212292(E63 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122921B093525~WDD2122921B138402(平成 26 年 11 月 4 日~平成 27 年 2 月 12 日)

電気装置(配線)に関する不具合(2018年7月5日届)

ステアリングコラムモジュールのアース配策が不十分なため、ステアリングコラムモジュールカバーの隙間から異物が侵入した際、当該アースが断線するものがある。そのため、エアバッグの警告灯が点灯し、最悪の場合、帯電した静電気が放電されず意図せずエアバッグが展開するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-212201C(E220BlueTEC ステーションワゴン) WDD2122012B161388~WDD2122012B289349(平成 27 年 4 月 14 日~平成 27 年 12 月 3 日)
RBA-212236C(E250 ステーションワゴン) WDD2122362A963426(平成 26 年 3 月 7 日)
WDD2122362B055395~WDD2122362B086655(平成 26 年 8 月 21 日~平成 26 年 11 月 7 日)
LDA-212226C(E350BlueTEC ステーションワゴン) WDD2122262A830953~WDD2122262A901418(平成 25 年 7 月 24 日~平成 25 年 11 月 7 日)

その他(プログラム)に関する不具合(2018年3月29日届)

制御プログラム管理サーバの不具合により、特定の日に整備作業等を行ったコントロールユニット等において、書き込まれた制御プログラムの内容に不適切なものがある。そのため、
① 前後輪の周長が異なった値で設定され、車速が正しく表示されないおそれがある。
② カーブライトとライトレンジ調整が誤作動し、対向車を眩惑させるおそれがある。
③ 車両寸法が正しく設定されず一部の範囲で警告が作動しないため、障害物に気付かずに
接触するおそれがある。
④ シートベルトの装着状態が正しく検知できず、警告音が正しく作動しないおそれがある。
⑤ 雨量が正しく検知されず、オートワイパの作動速度が低下するおそれがある。
⑥ オートクルーズの速度調整が正しく行われず、設定速度を超過するおそれがある。
⑦ リヤビューカメラが正しく表示されず、後退する際障害物に気付かずに接触するおそれが
ある。
⑧ 車室内からの施錠・開錠等ができないおそれがある。
⑨ スマートエントリーが正しく検知されず、エンストや始動不可が発生するおそれがある。
⑩ 車両に合わせた適切な制動力が設定されず、制動距離が伸びる場合や駐車ブレーキ性
能が低下するおそれがある。
⑪ 後部扉の位置が正しく検知できず、扉が確実に閉まらないおそれがある。
⑫ エコスタート・ストップの不作動または非常点滅灯が点灯しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-211256C(E350 ステーションワゴン) WDB2112562B071079(平成 18 年 12 月 6 日)
DBA-212247C(E250CGI ステーションワゴン) WDD2122472A759085(平成 25 年 3 月 11 日)

座席ベルト(シートベルトプリテンショナ)に関する不具合(2018年1月31日届)

座席ベルトのシートベルトプリテンショナにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にシートベルトの弛みを巻きとることができず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213242C(E200 ステーションワゴン) WDD2132422A119669~WDD2132422A146887(平成 28 年 11 月 9 日~平成 29 年 1 月 25 日)
LDA-213204C(E220d ステーションワゴン) WDD2132042A118399~WDD2132042A146933(平成 28 年 11 月 9 日~平成 29 年 1 月 17 日)
RBA-213245C(E250 ステーションワゴン) WDD2132452A119396~WDD2132452A145895(平成 28 年 11 月 9 日~平成 29 年 1 月 12 日)
RBA-213271(E400 4MATIC ステーションワゴン) WDD2132711A118584~WDD2132711A118585(平成 28 年 11 月 9 日~平成 28 年 11 月 23 日)
WDD2132712A119666~WDD2132712A120310(平成 28 年 11 月 23 日~平成 29 年 1 月 12 日)

始動装置(始動電流リミッタ)に関する不具合(2017年9月28日届)

始動装置において、使用方法に対する評価が不十分なため、エンジン、スタータの内部部品が故障により固着して、スタータモータが回転できない状態で始動操作を繰り返すとスタータの電気回路に過電流が流れ、始動電流リミッタが発熱することがある。そのため、始動電流リミッタの周辺部位が溶損、発煙し、最悪の場合、発火するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213271(E400 4MATIC ステーションワゴン) WDD2132711A118585(平成 28 年 11 月 9 日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2017年6月15日届)

エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックが展開せず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213271(E400 4MATIC ステーションワゴン) WDD2132711A118585(平成 28 年 11 月 9 日)

座席(着座検知システム)に関する不具合(2017年5月11日届)

助手席の着座検知システム用コントロールユニットにおいて、当該ユニットの組付作業が不適切なため、圧力ホースが正しく組み付けられていないものがある。そのため、着座した乗員を正しく認識できないことから、衝突時にエアバッグが正常に作動せず、乗員に過度の傷害を与えるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213242C(E200 ステーションワゴン) WDD2132422A055331(平成 28 年 10 月 26 日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2017年6月15日届)

エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックが展開せず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213271(E400 4MATIC ステーションワゴン) WDD2132711A118585(平成 28 年 11 月 9 日)

座席(着座検知システム)に関する不具合(2017年5月11日届)

助手席の着座検知システム用コントロールユニットにおいて、当該ユニットの組付作業が不適切なため、圧力ホースが正しく組み付けられていないものがある。そのため、着座した乗員を正しく認識できないことから、衝突時にエアバッグが正常に作動せず、乗員に過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-213242C(E200 ステーションワゴン) WDD2132422A055331(平成 28 年 10 月 26 日)

冷却装置(ウォーターポンプ)に関する不具合(2016年9月15日届)

エンジンの冷却装置において、ウォーターポンプ内にある冷却水の流路切り替えバルブを作動させるレバーの強度が不足しているため、当該レバーが破損することがある。そのため、レバーに連結しているピストンがバルブから抜け出して冷却水が漏れ、そのまま使用を続けるとオーバーヒートになるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-212236C(E250 ステーションワゴン) WDD2122362A703687~WDD2122362A998465(平成 25 年 3 月 28 日~平成 26 年 5 月 8 日)
WDD2122362B004966~WDD2122362B014988(平成 26 年 5 月 21 日~平成 26 年 6 月 2 日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2016年6月30日届)

特定の運転者席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であった場合、高い湿度の環境下で温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-212247C(E250CGI ステーションワゴン) WDD2122472A193229~WDD2122472A512981(平成 22 年 4 月 15 日~平成 23 年 10 月 3 日)
LDA-212224C(E350BlueTEC ステーションワゴン) WDD2122242A131467~WDD2122242A516197(平成 22 年 4 月 15 日~平成 23 年 10 月 25 日)
DBA-212287C(E350 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122871A100125(平成 22 年 4 月 15 日)
DBA-212256C(E350 ステーションワゴン) WDD2122562A181140~WDD2122562A512333(平成 22 年 4 月 15 日~平成 23 年 10 月 25 日)
WDD2122562A100039~WDD2122562A480959(平成 22 年 4 月 13 日~平成 23 年 8 月 5 日)
CBA-212272(E550 ステーションワゴン) WDD2122721A054866~WDD2122721A492739(平成 21 年 11 月 14 日~平成 23 年 10 月 25 日)
CBA-212277(E63 ステーションワゴン) WDD2122771A210392~WDD2122771A469986(平成 22 年 5 月 10 日~平成 23 年 7 月 9 日)

エンジンルームのラバーシールにおける不具合(2015年3月10日届)

エンジンルームにおいて、ラバーシールの隔壁への取付け作業が不適切なため、エンジンフードを開けた際にフードの裏面に付着し、隔壁から外れるものがある。そのため、そのままフードを閉じると、ラバーシールの一部がエンジンと隔壁の間に落ちて、最悪の場合、高温になった触媒に接触して火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-212236C(E250 ステーションワゴン) WDD2122362A703687~WDD2122362A998465(平成25年3月28日~平成26年5月8日)
DBA-212247C(E250 CGI  ステーションワゴン) WDD2122472A662187~WDD2122472A767332(平成24年8月20日~平成25年4月12日)
RBA-212255C(E300  ステーションワゴン) WDD2122552A673748~WDD2122552A996026(平成24年8月27日~平成26年5月8日)
RBA-212280C(E300 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122801A673882~WDD2122801A999442(平成24年8月20日~平成26年5月8日)
RBA-212259C(E350 ステーションワゴン) WDD2122592A670013~WDD2122592A993481(平成24年8月20日~平成26年4月28日)
CBA-212273(E550 ステーションワゴン) WDD2122731A674237~WDD2122731A733547(平成24年8月27日~平成25年1月4日)
CBA-212274(E63ステーションワゴン) WDD2122741A682565~WDD2122741A689509(平成24年9月7日~平成24年10月13日)
CBA-212292(E63 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122921A761442~WDD2122921A996037(平成25年7月24日~平成26年7月17日)
CBA-212276(E63S 4MATIC ステーションワゴン) WDD2122761A761485~WDD2122761A996066(平成25年7月28日~平成26年6月10日)

フロアマットに関する不具合(2015年3月10日届)

純正アクセサリの運転席フロアマット(ラバーマット)において、誤って仕様の異なる車両のフロアマットを販売したため、装着すると形状が合わずアクセルペダルと干渉して、スムーズなアクセル操作に支障をきたす可能性がある。

対象車両

型式 車台番号
RBA-212236C(E250 ステーションワゴン) WDD2122362A799686~WDD2122362A800070(平成25年6月3日)
RBA-212255C(E300 ステーションワゴン) WDD2122552A807249(平成25年6月17日)

リアエアサスに関する不具合(2013年11月15日届)

後輪エアサス・レベルセンサにおいて、コネクティングロッドの接続部分の構造及びボールヘッドの材質が不適切なものがあるため、接続部分が摩耗、破損して外れてしまうことでレベルセンサが車高を正しく認識できなくなる。これにより車高が適切に調整されず操縦安定性を低下させることがある。また、後輪エアサスのベローズのエア圧が最高圧のまま維持され、振動等によりベローズが破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-211254C(E300 ステーションワゴン) WDB2112542B005165~WDB2112542B446123(平成18年8月16日~平成21年6月22日)
DBA-211256C(E350 ステーションワゴン) WDB2112562B005383~WDB2112562B443878(平成18年8月16日~平成21年5月13日)
KN-211222(E320CDI ステーションワゴン) WDB2112222B020918~WDB2112222B213648(平成18年9月8日~平成19年9月13日)
ADC-211222 WDB2112222B168963~WDB2112222B446254(平成19年8月7日~平成21年7月25日)
DBA-211252C(E250 ステーションワゴン) WDB2112522B169274~WDB2112522B446397(平成19年9月14日~平成21年7月8日)
DBA-211287(E350 4MATIC ステーションワゴン) WDB2112871B093773~WDB2112871B441173(平成19年3月19日~平成21年3月28日)
WDB2112871X212023~WDB2112871X222815(平成18年8月16日~平成19年1月16日)

燃料フィルタに関する不具合(2012年1月12日届)

燃料フィルタのシールリングにおいて、製造時の材料配合と成型が不適切なものがあり、圧力保持性能が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該シールリングから燃料が漏れ、燃料圧によって燃料フィルタ上部の樹脂カバーが破損し、燃料が流出するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-212224C(E350BlueTECステーションワゴン) WDD2122242A315487~WDD2122242A414184(平成22年10月13日~平成23年4月11日)

燃料システムに関する不具合(2010年12月14日届)

燃料フィルタの製造工程において、構成部品の中のシールリングにグリス塗布が不十分なものがあり、当該シールリングに傷がつく場合がある。このため、そのまま使用を続けると、当該シールリングに亀裂が発生し、燃料フィルタから燃料が流出するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-212224C(E350BlueTECステーションワゴン) WDD2122242A316366~WDD2122242A318934(平成22年10月13日~平成22年10月21日)

パワーステアリングに関する不具合(2010年11月16日届)

パワーステアリング用油圧ポンプの製造工程において、当該ポンプと高圧配管をつなぐための接続用金具の締付トルクが不適切な状態で取り付けられているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該金具が緩み作動油が流出し、ハンドル操作が重くなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-212247C(E250CGIステーションワゴン) WDD2122472A101232~WDD2122472A200932(平成22年1月12日~平成22年5月10日)
DBA-212254C(E300ステーションワゴン) WDD2122542A054732~WDD2122542A199717(平成21年11月14日~平成22年5月10日)
DBA-212256(E350ステーションワゴン) WDD2122562A100039(平成22年4月13日)
DBA-212256C WDD2122562A057608~WDD2122562A201865(平成21年12月10日~平成22年5月10日)
 -212056C-(E350 BlueTECステーションワゴン) WDD2122242A143605~WDD2122242A143749(平成22年1月12日)
LDA-212224C WDD2122242A131467~WDD2122242A197996(平成22年2月15日~平成22年5月1日)
DBA-212287C(E350 4MATICステーションワゴン) WDD2122871A055008~WDD2122871A196462(平成21年12月21日~平成22年4月15日)
CBA-212272(E550ステーションワゴン) WDD2122721A056460~WDD2122721A189585(平成21年11月14日~平成22年4月15日)

エンジンに関する不具合(2008年3月6日届)

クランクシャフトの位置を検出するセンサ(クランクシャフト・ポジション・センサ)内部に不純物が混入したものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該センサがクランクシャフトの位置を適切に認識できず、最悪の場合、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
KN-211222(E320CDIステーションワゴン) WDB2112222A995099~WDB2112222B212248(平成18年7月26日~平成19年9月13日)
ADC-211222 WDB2112222B169203~WDB2112222B189943(平成19年8月7日~平成19年9月10日)

燃料タンクに関する不具合(2007年12月4日届)

(1)燃料タンク上部の樹脂製空気調整弁(ベンチレーション・バルブ)の材質が不適切なため、繰り返しの燃料過給油により当該調整弁が燃料に浸ると、早期に劣化することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該調整弁に亀裂が発生し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

(2)樹脂製燃料フィルタ吐出パイプの耐久性が不十分なものがあるため、燃料圧力により当該パイプが早期に劣化することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該パイプが折損し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
 -211061-(E240ステーションワゴン) WDB2112612A282345(平成15年4月28日)
GH-211261(E240ステーションワゴン) WDB2112612A257053~WDB2112612A819518(平成15年6月9日~平成17年7月11日)
DBA-211254C(E280ステーションワゴン) WDB2112542A784745~WDB2112542A979857(平成17年6月13日~平成18年6月15日)
DBA-211254C(E300ステーションワゴン) WDB2112542A946254~WDB2112542A999602(平成18年5月30日~平成18年8月18日)
WDB2112542B000533~WDB2112542B119008(平成18年8月4日~平成19年3月22日)
GH-211265(E320ステーションワゴン) WDB2112652A268293~WDB2112652A727116(平成15年6月9日~平成17年1月5日)
GH-211265C WDB2112652A262869~WDB2112652A731466(平成15年6月9日~平成17年1月7日)
GH-211282(E320 4MATICステーションワゴン) WDB2112821X107408~WDB2112821X179427(平成15年9月1日~平成17年1月28日)
DBA-211256(E350 ステーションワゴン) WDB2112562A709589~WDB2112562A975329(平成17年1月27日~平成18年6月15日)
DBA-211256C WDB2112562A709612~WDB2112562A999946(平成16年12月20日~平成18年9月11日)
WDB2112562B000029~WDB2112562B119269(平成18年8月1日~平成19年3月22日)
DBA-211287(E350 4MATICステーションワゴン) WDB2112871X177826~WDB2112871X222815(平成17年1月24日~平成19年1月16日)
WDB2112871B093773~WDB2112871B118909(平成19年3月19日~平成19年3月29日)
GH-211270(E500ステーションワゴン) WDB2112701A307656~WDB2112701A814389(平成15年12月15日~平成17年6月23日)
WDB2112701A780803~WDB2112701A964406(平成17年6月14日~平成18年5月17日)
CBA-211272(E550ステーションワゴン) WDB2112721A947952~WDB2112721A993280(平成18年6月23日~平成18年9月8日)
WDB2112721B002946~WDB2112721B110103(平成18年8月23日~平成19年2月21日)
GH-211276(E55 ステーションワゴン) WDB2112761A334892~WDB2112761A813748(平成15年9月1日~平成17年6月21日)
DBA-211276 WDB2112761A805097~WDB2112761A967419(平成17年7月12日~平成18年5月17日)
DBA-211277(E63ステーションワゴン) WDB2112771A945923~WDB2112771A998957(平成18年8月18日~平成18年9月8日)
WDB2112771B017124~WDB2112771B118368(平成18年9月7日~平成19年3月22日)

制動装置に関する不具合(2005年4月12日届)

(1)電子制御式油圧ブレーキ(ブレーキペダル操作量を検知して油圧の量を制御する制動装置)の油圧ポンプピストンの加工が不適切なため、ピストンを支えるガイド・ディスクが正しく圧入されておらず、正常な油圧を出力できないことがある。そのため、圧力センサーが圧力の異常を感知して、緊急対応用の機能が作動し、倍力作用が得られない油圧回路に切り替わるため、通常の踏力ではブレーキの効きが悪くなるおそれがある。

(2)電子制御式油圧ブレーキの電気配線の取り廻しが不適切なため、当該配線を電子制御式油圧ブレーキ・ユニットに接続するコネクタの接点が原動機の振動等により摩耗し、抵抗が増すことがある。そのため、コントロールユニットが異常を感知して、緊急対応用の機能が作動し、倍力作用が得られない油圧回路に切り替わるため、通常の踏力ではブレーキの効きが悪くなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-211261(E240 ステーション ワゴン) WDB・211261-2A-458027~WDB・211261-2A-510908(平成15年11月17日~平成16年2月4日)
WDB・211261-2A-257053~WDB・211261-2A-762937(平成15年3月14日~平成17年2月4日)
GH-211265(E320 ステーション ワゴン) WDB・211265-2A-459569~WDB・211265-2A-503651(平成15年11月17日~平成16年2月4日)
WDB・211265-2A-268293~WDB・211265-2A-727116(平成15年3月21日~平成16年11月23日)
GH-211265C WDB・211265-2A-457593~WDB・211265-2A-510934(平成15年11月17日~平成16年2月9日)
WDB・211265-2A-262869~WDB・211265-2A-729673(平成15年3月13日~平成16年11月25日)
GH-211282(E320 4MATIC ステーション ワゴン) WDB・211282-1X-119209~WDB・211282-1X-123198(平成15年11月26日~平成16年2月2日)
WDB・211282-1X-107408~WDB・211282-1X-179427(平成15年6月30日~平成16年12月13日)
WBA-211256(E350 ステーション ワゴン) WDB・211256-2A-709589~WDB・211256-2A-757262(平成16年10月26日~平成17年2月4日)
WBA-211256C WDB・211256-2A-737150~WDB・211256-2A-761822(平成16年12月8日~平成17年2月3日)
WBA-211287(E350 4MATIC ステーション ワゴン) WDB・211287-1X-177826~WDB・211287-1X-182070(平成16年11月23日~平成17年2月4日)
GH-211270(E500 ステーション ワゴン) WDB・211270-1A-457507~WDB・211270-1A-500093(平成15年11月18日~平成16年1月23日)
WDB・211270-1A-307656~WDB・211270-1A-758709(平成15年5月22日~平成17年1月31日)
GH-211276(E55 ステーション ワゴン) WDB・211276-1A-458332~WDB・211276-1A-508963(平成15年11月18日~平成16年2月3日)
WDB・211276-1A-334892~WDB・211276-1A-757674(平成15年6月18日~平成17年1月31日)

制動装置に関する不具合(2004年6月29日届)

ブレーキ・ハイドロリック・ユニット(ブレーキ液圧発生装置)のサクション・ダンパ(ブレーキペダル操作時のブレーキ液圧力変化による脈動がブレーキペダルに振動として伝わるのを防ぐためのもの)のラバーキャップの耐久性が不十分なため、当該ラバーキャップの表面に亀裂が発生するものがある。そのため、サクション・ダンパからブレーキ液が漏れ、警告灯の点灯、及び警告メッセージがメータパネル内に表示されて、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
E-210261(E 240 ステーションワゴン) WDB・210261-2A-439145~WDB・210261-2A-716805(平成9年7月7日~平成10年8月12日)
GF-210261 WDB・210261-2A-653926~WDB・210261-2A-999949(平成10年8月19日~平成11年11月5日)
WDB・210261-2B-000317~WDB・210261-2B-168351(平成11年11月2日~平成12年7月17日)
GF-210262 WDB・210262-2B-085610~WDB・210262-2B-367358(平成12年4月25日~平成13年6月8日)
E-210265(E 320 ステーションワゴン) WDB・210265-1A-392097~WDB・210265-1A-724241(平成9年6月24日~平成10年8月17日)
WDB・210265-2A-388735~WDB・210265-2A-716919(平成9年5月12日~平成10年8月19日)
GF-210265 WDB・210265-1A-728634~WDB・210265-1A-953096(平成10年8月19日~平成11年8月26日)
WDB・210265-2A-728620~WDB・210265-2A-999975(平成10年8月19日~平成12年3月19日)
WDB・210265-2B-000109~WDB・210265-2B-367132(平成11年11月2日~平成13年5月28日)
E-210282(E 320 4MATIC ステーションワゴン) WDB・210282-1X-000427~WDB・210282-1X-012907(平成9年6月2日~平成10年9月10日)
GF-210282 WDB・210282-1X-013879~WDB・210282-1X-059495(平成10年9月4日~平成13年6月11日)
GF-210270(E 430 ステーションワゴン) WDB・210270-1A-654026~WDB・210270-1A-950533(平成10年8月12日~平成11年8月26日)
WDB・210270-1B-000797~WDB・210270-1B-367507(平成11年11月5日~平成13年5月22日)
GF-E55T(E 55 ステーションワゴン) WDB・210274-1B-293326~WDB・210274-1B-365657(平成13年2月6日~平成13年7月23日)

制動装置に関する不具合(2004年6月29日届)

(1)電子制御式油圧ブレーキのコントロールユニットのプログラムが不適切なため、ブレーキ操作を頻繁に行うと、ポンプ・モータを適切に制御できなくなり、ブレーキ液の圧力が不安定になることがある。そのため、ブレーキ液の圧力のセンサーが圧力の異常を感知して、緊急対応用の機能が作動し、警告灯の点灯、及び、警告メッセージがメータパネル内に表示されるとともに、通常の踏力ではブレーキの効きが悪くなるおそれがある。

(2)電子制御式油圧ブレーキのコントロールユニットのプログラムが不十分なため、ポンプ・モータの性能の低下を検知することができず、ブレーキ液の圧力が不安定になることがある。そのため、ブレーキ液の圧力のセンサーが圧力の異常を感知して、緊急対応用の機能が作動し、警告灯の点灯、及び、警告メッセージがメータパネル内に表示されるとともに、通常の踏力ではブレーキの効きが悪くなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-211261(E 240 ステーションワゴン) WDB・211261-2A-261139~WDB・211261-2A-531520(平成15年4月28日~平成16年4月15日)
WDB・211261-2A-295155~WDB・211261-2A-581149(平成15年6月9日~平成16年6月14日)
GH-211265(E 320 ステーションワゴン) WDB・211265-2A-268293~WDB・211265-2A-541043(平成15年6月9日~平成16年4月19日)
WDB・211265-2A-489159~WDB・211265-2A-586270(平成16年2月23日~平成16年6月15日)
GH-211265C WDB・211265-2A-262869~WDB・211265-2A-544194(平成15年6月9日~平成16年4月20日)
WDB・211265-2A-319240~WDB・211265-2A-584047(平成15年7月4日~平成16年6月14日)
GH-211282(E 320 4MATIC ステーションワゴン) WDB・211282-1X-108946~WDB・211282-1X-159492(平成14年9月1日~平成16年5月6日)
WDB・211282-1X-107408~WDB・211282-1X-162971(平成14年10月3日~平成16年6月15日)
GH-211270(E 500 ステーションワゴン) WDB・211270-1A-387101~WDB・211270-1A-537859(平成15年12月15日~平成16年4月15日)
WDB・211270-1A-397435~WDB・211270-1A-571859(平成16年1月5日~平成16年5月24日)
GH-211276(E 55 ステーションワゴン) WDB・211276-1A-334892~WDB・211276-1A-538023(平成15年9月1日~平成16年4月15日)
WDB・211276-1A-390239~WDB・211276-1A-586467(平成15年12月18日~平成16年6月15日)

シートベルトに関する不具合(2004年3月9日届)

座席ベルトのバックル内部の加工が不適切なため、バリが生じているものがあり、バリがロック機構に干渉してロック機構が正常に作動しないことがある。そのため、座席ベルトが装着できない、または装着した座席ベルトがわずかな負荷で外れるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-211261(E 240 ステーションワゴン) WDB・211261-2A-376163~WDB・211261-2A-414425(平成15年9月16日~平成15年11月12日)
GH-211261(E 240 ステーションワゴン) WDB・211261-2A-376163~WDB・211261-2A-414425(平成15年9月16日~平成15年11月12日)
GH-211265(E 320 ステーションワゴン) WDB・211265-2A-376239~WDB・211265-2A-414420(平成15年9月16日~平成15年11月12日)
GH-211270(E 500 ステーションワゴン) WDB・211270-1A-397422~WDB・211270-1A-397517(平成15年12月18日)
GH-211276(E 55 ステーションワゴン) WDB・211276-1A-390046~WDB・211276-1A-411530(平成15年11月4日~平成15年12月18日)
GH-211282(E 320 4MATIC ステーションワゴン) WDB・211282-1X-110687~WDB・211282-1X-114469(平成15年10月3日~平成15年12月15日)

エンジンに関する不具合(2002年1月23日届)

原動機において、クランク・プーリの構造が不適切なため、防振用のラバー・リング部が破断することがあり、そのままの状態で使用を続けると、当該リング部がずれて異音が発生し、最悪の場合、当該プーリから補機駆動用ベルトが外れ、充電警告灯が点灯するとともに、ハンドルの操作力が増大するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
E-210261(E240 ステーションワゴン) WDB・210261-2A-439145~WDB・210261-2A-716805(平成9年7月7日~平成10年8月12日)
GF-210261 WDB・210261-2A-689710~WDB・210261-2A-999933(平成10年8月19日~平成11年11月5日)
WDB・210261-2B-000398~WDB・210261-2B-074621(平成11年11月2日~平成12年3月1日)
E-210265(E320 ステーションワゴン) WDB・210265-1A-392097~WDB・210265-1A-724241(平成9年6月11日~平成10年8月17日)
WDB・210265-2A-336643~WDB・210265-2A-716919(平成9年4月15日~平成10年8月19日)
GF-210265 WDB・210265-1A-731134~WDB・210265-1A-953096(平成10年9月3日~平成11年8月26日)
WDB・210265-2A-728620~WDB・210265-2A-999975(平成10年8月19日~平成12年3月19日)
WDB・210265-2B-000109~WDB・210265-2B-074847(平成11年11月2日~平成12年2月21日)
GF-210270(E430 ステーションワゴン) WDB・210270-1A-654026~WDB・210270-1A-950533(平成10年8月19日~平成11年8月9日)
WDB・210270-1B-000797~WDB・210270-1B-074459(平成11年11月5日~平成12年2月21日)
E-210282(E320 4MATIC ステーションワゴン) WDB・210282-1X-000427~WDB・210282-1X-012906(平成9年6月2日~平成10年9月5日)

サイドバッグに関する不具合(2001年3月6日届)

運転者席及び助手席のサイドエアバッグ装置に不適切なものがあるため、衝撃がかかっていないにもかかわらず、当該サイドエアバッグが誤展開するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
E-210237(E230 ステーションワゴン) WDB・210237-2A-278839~WDB・210237-2A-376956(平成8年12月14日~平成9年4月15日)
E-210265(E320 ステーションワゴン) WDB・210265-2A-336643(平成9年4月15日)

パワーステアリングに関する不具合(2000年7月12日届)

パワーステアリング装置の振動吸収装置を取り付けているボルトの締め付けに不適切なものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、パワーステアリング・オイルが漏れて、最悪の場合、漏れたオイルが排気管に飛散し、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
E-210237(E230 ステーション ワゴン) WDB・210237-2A-103968~WDB・210237-2A-313791(平成8年6月18日~平成9年2月19日)

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴン各部品の修理費用

メルセデス・ベンツだけとは限りませんが、外国車を修理する場合、国産車を修理する際の2~3倍の費用がかかると言われています。

特にメルセデス・ベンツの部品を修理するとなると、1つの部品でも高額になる傾向がありますので、工賃を含めるとまとまった金額が必要になります。

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障(不具合)箇所 費用
NOxセンサーの故障 1式あたり9万円程度
オイル漏れ(リヤクランクシール交換) 10万円程度
エアコンの故障(不具合) 10万円以上
コラム調整機能の故障(不具合) 5万円以上
エアサスの故障(不具合) 50万円前後
パワステポンプの焼き付き 20万円以上

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンオーナーの評判

では、実際にメルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンを所有している方や過去に所有したことのある方はどのような印象を持っているのでしょうか?

ポジティブな意見とネガティブな意見それぞれについてまとめてみました。

ポジティブな意見

  • 走りに安定感がある
  • 高速でも走りやすい
  • 静粛性が高い
  • 前席も後席も乗り心地最高
  • ワゴンだけあって収納性が抜群
  • 安全装備が満載
  • 全体的に見てバランスがいい車だと思う
  • トルク性能が高い
  • 乗り降りしやすい
  • 荷物の積み下ろしが楽
  • 加速性能が高い

ネガティブな意見

  • 当然ながら修理費用が高い
  • オイル周りや電気系統がかなり脆弱
  • 維持費が高い
  • 見切りが悪い
  • カメラの解析度が悪い
  • 前後のタイヤサイズが違うためローテーションできない
  • 狭い道ではやや車幅が気になる

ベンツ Eクラス・ステーションワゴンとはどんな車?

改めて言うまでもありませんが、ベンツEクラス・ステーションワゴンはメルセデス・ベンツブランドから販売になっている乗用車です。なお、メルセデス・ベンツは、ドイツが誇る世界的自動車メーカー「ダイムラー」が展開しているブランドです。

ベンツと言えば「聞いたことがない人はいない」と言うほど超有名な車ですが、Eクラス・ステーションワゴンは文字通り、ベンツのステーションワゴンです。Eクラスには、そのほかにもセダン、クーペ、カブリオレなどがラインナップされています。

ところで、ベンツのクラスとは何かを簡単に押さえておきましょう。ベンツのクラスの中で最高級は「S」。これはスペシャリティーのSです。逆にもっともクラスが低いのは「A」で、エントリーモデルとしての位置付けになります。「最初に乗る」ことからアルファベットの最初の文字である「A」が付けられていると言われています。

そして今回ご紹介する「E」は、エグゼクティブのEで、Sクラスの次に高級・豪華なクラスです。そんなEクラスのステーションワゴン、なんだか胸が踊りますよね!

新車は確かに簡単に手が出せる価格帯ではありませんが、「中古車だったら…」という人も多いでしょう。

そんなベンツEクラスは、1985年〜1995年の初代、1995年〜2002年の2代目、2002年〜2009年の3代目、2009年〜2016年の4代目、そして2016年へと進化し続け、現行モデルの5代目が販売されています。

その中でもここでは、主に5代目のベンツEクラス・ステーションワゴンをメインに、魅力やスペック、中古車価格などをご紹介していきます。

「キング・オブ・ステーションワゴン」

「ステーションワゴンの王様」そんな異名にふさわしいベンツEクラス・ステーションワゴンは、とにかく圧倒的な「質感」そして「走り」「乗り心地」を感じさせてくれるクオリティを実現しています。

たとえば「E 350 e アバンギャルド スポーツ」に設定されているプラグインハイブリッドシステムは、第3世代の直噴システムを搭載した「2L直列4気筒直噴ターボエンジン」と高出力モーターが採用されています。

ターボチャージャー、ピエゾインジェクター、スプレーガイド式の燃焼システム、そしてマルチスパークイグニッションにより、他では味わえないほど力強い走りを感じることができます。

そこに高出力モーターが加わることで、ドライバーの意図に素早く対応する俊敏性、そして途切れることのないパワフルな加速感などを実現しています。

加えて、前後の重量配分も緻密に設計されており、コーナリングでも安定性と俊敏さを味わえるのも、アバンギャルドの特徴になっています。

BSG(新たに開発された電動化技術48Vシステム)を搭載したモデルもぜひ注目しておきたいところです。

同じくアバンギャルドに設定されているモデルですが、1.5L直噴ターボエンジンにBSGと48Vの電気システムが相互作用し、「アクセルを踏んだ瞬間」から伝わってくるスムーズ&パワフルな加速、とりわけ中間加速などは「感動を覚えた」という人も多いようです。

さすがEクラス、さすがキング・オブ・ステーションワゴン、といった仕様が随所に見られます。

セーフティ&インテリジェントドライブの機能もさらに充実!

「アクティブステアリングアシスト」をオンにして、ウインカーを2秒以上出したままにすると、センサーが周囲を確認して衝突などの危険がないことを検知、そのままステアリングをサポートして車線変更をスムーズにさせてくれます。

長距離ドライブなどで疲労が溜まって、あるいはうっかり不注意で車線を逸脱してしまうことがあっても、アクティブレーンキーピングアシスト機能がサポートしてくれるでしょう。

フロントウィンドウに搭載されたカメラが車線を検出して、フロントホイールが「車線を超えた」と判断した場合、ステアリングをかすかに振動させて警告を与えてくれます。それでも反応がないときは、自動で補正ブレーキがかかり、車線逸脱を未然に防ぐよう支援してくれます。

このほか、緊急時にステアリング回避の動作をサポートしてくれる「緊急回避補助システム」も心強い味方です。

前方に、車道を横断中の歩行者などを検出すると、システムが作動して回避するためのステアリングトルクを算出、ドライバーのステアリング操作を補助してくれます。さらに、回避したあとも走行車線に復帰できるよう、挙動の安定性などをサポートしてくれます。

まだまだ、魅力は語りつくせませんが、このようにベンツEクラス・ステーションワゴンにはさまざまな安全性能が盛り込まれています。1959年、世界に先駆けて「衝突実験」を始めたメルセデスらしい、インテリジェントな性能たちです。

もちろん、安全性能はパーフェクトではありませんので、ドライバーの安全運転意識も重要です。

ベンツEクラス・ステーションワゴンのスペックなど基本情報

ベンツEクラス・ステーションワゴンにはさまざまなグレードとモデルが用意されています。ここでは、そのうち2モデル「E 450 4MATICステーションワゴンエクスクルーシブ」と「E 250ステーションワゴンアバンギャルドスポーツ」の基本スペックをご紹介します。

ベンツEクラスステーションワゴン「450 4MATIC エクスクルーシブ」

乗車定員 5名
寸法 全長4940mm / 全幅1850mm / 全高1465mm
ホイールベース 2940mm
トレッド 前1600mm / 後1605mm
車両重量 1950kg
車両総重量 2225kg
エネルギー消費効率 10.4km/L(JC08モード)
エンジン型式 276M30
エンジン種類 DOHC V型6気筒 ツインターボチャージャー付き
総排気量 2996cc
最高出力 270kW[367PS] / 5500-6000rpm
最大トルク 500N・m[51.0kg・m] / 1800-4500rpm
駆動方式 四輪駆動
トランスミッション 電子制御9速オートマチックトランスミッション

ベンツEクラス・ステーションワゴン「250アバンギャルド スポーツ」

乗車定員 5名
寸法 全長4960mm / 全幅1850mm / 全高1465mm
ホイールベース 2940mm
トレッド 前1600mm / 後1590mm
車両重量 1780kg
車両総重量 2055kg
エネルギー消費効率 13.6km/L(JC08モード)
エンジン型式 274
エンジン種類 DOHC 直列4気筒 ターボチャージャー付き
総排気量 1991cc
最高出力 155kW[211PS] / 5500rpm
最大トルク 350N・m[35.7kg・m] / 1200-4000rpm
駆動方式 後輪駆動
トランスミッション 電子制御9速オートマチックトランスミッション

この馬力をはじめとするスペックの高さ、まさにステーションワゴンの王様にふさわしいレベルですね。燃費も予想以上に「悪くない」と思った人も多いのではないでしょうか?ただ「JC08モード」ですので、実燃費は10km/L弱と考えておいたほうが良いでしょう。

ベンツEクラス・ステーションワゴンの中古車価格

ベンツEクラス・ステーションワゴンの新車価格帯は、およそ750万円〜1900万円と全てにおいてハイクラスなステーションワゴンですが、中古車の価格帯はどうでしょうか?

2019年6月の調査時点では、約600台の中古車が確認できました。しかも1993年の初代(実は初代は意外と根強い人気があります)から、2019年式のアバンギャルド(AMGライン)までグレードやモデルも豊富にラインナップされています。

気になる価格帯ですが、おおよそ380万円〜900万円となっており、平均相場は590万円前後です。

無理かも…と思った人は、まだまだ諦める必要はありません。2001年〜2010年といった年式で、走行距離10万km未満、ワンオーナー、修復歴なしといった個体も多くあります。これらは軒並み100万円台前半で販売されています。大人気のアバンギャルドのディーゼル車までラインナップされていますので、探してみる価値は大いにあるでしょう。

ぜひ中古車情報をチェックして奇跡の一台を探してみてはいかがでしょうか?

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンを中古車で購入する際に気をつけること

前述した通り、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンに故障(不具合)が生じてしまった場合、その修理費用は高額になる傾向があります。

中古車で購入する場合、新車以上に故障(不具合)リスクは高くなりますので、購入前にしっかりと確認しておきたいところです。

では、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンを中古車で購入する場合、どんな点に注目して確認すればよいのでしょうか。

  • 中古車販売店の保証の有無
  • リコール対応がなされているか
  • オイル漏れの跡がないか
  • エアコンやナビなどが正常に稼働するか
  • エンジン始動時に異音や違和感がないか
  • 近くに良心的な整備工場があるか

メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの修理費用は高額になります。たとえ、車両本体を安く購入できても、その後の修理費用で莫大な費用が掛かってしまっては悔しいですよね。

そこで修理費用をできるだけ抑えるために、中古車販売店の保証に加入しておくことをお勧めします。

ただし、加入の際は「適用期間」「適用範囲」をしっかり確認したうえで、契約を結びましょう。

まとめ

今回は、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの故障(不具合)について解説してきました。

以前に比べると、メルセデス・ベンツの車両の故障(不具合)も少なくなってきたと言われています。

メルセデス・ベンツEクラス・ステーションワゴンは、街乗りだけに限らず、荷室が広い分アウトドアにも最適、ゴルフや釣りなど幅広い用途で活躍してくれる1台です。

ぜひこの機会に、メルセデス・ベンツ Eクラス・ステーションワゴンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。