スバル インプレッサは故障(不具合)が多い?過去の故障事例や修理費用、リコール情報など交えて解説

飽きがこないデザインと幅広い年齢層・シーンに対応してくれるスバル インプレッサ。快適な装備が満載のスバル インプレッサで、快適なカーライフが送れそうと期待も高まりますが、やはり気になるのは故障(不具合)ですよね。今回はスバル インプレッサの故障(不具合)について徹底解説していきます。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

スバル インプレッサは故障(不具合)が多いのか?

スバル インプレッサに関する故障(不具合)の声

30代/男性

中古車で購入したので、いつかはガタが来るだろうとは思っていましたが、わずか購入1年程でラジエーターサブタンクの水漏れがありました。ただかなりカスタマイズしてお気に入りの車になっているので、廃車になるまでは乗り続けるつもりです。

40代/男性

故障でもないですし、たまーにですが、エンジンがかかりにくい時がありますね。ディーラーに持って行った方がいいんだろうけど、特に動かないわけではないので後回しになってしまいます(汗)

40代/男性

故障でもないですし、たまーにですが、エンジンがかかりにくい時がありますね。ディーラーに持って行った方がいいんだろうけど、特に動かないわけではないので後回しになってしまいます(汗)

60代/男性

しばらくインプレッサにお世話になっていますが、とうとうブレーキが故障したようです。ブレーキングのたびにすごい音がするので今週末にでもディーラーへもっていこうと思います。

30代/女性

左リアハブの故障、コンプレッサーの故障、制御システムの故障。他にも走行中にエンジンから異音がして停車。今後も色々と故障が出てきそうです。。

40代/男性

数年乗っており、走行距離も結構走っていますが、オイル漏れくらいの故障?しかありません。周りにもインプレッサに乗っている人いますが、特に多くな故障はなさそうかなと。

30代/男性

夫婦で買い物に行こうと家を出たかと思えば…走行中に異音!なんとも言えない音だったので、買いものは中止してディーラーへ。CVTの故障でした……。
その他、突然のバッテリー上がりも経験したことあります。

スバル インプレッサの故障(不具合)が多い箇所

しっかりとメンテナンスや点検を行い、大切に乗っていたとしても、工業製品である以上、スバル インプレッサにも故障(不具合)が生じることは当然と言えます。

スバル インプレッサの故障しやすい箇所は以下のようなものが挙げられます。

  • エアコンのコンプレッサーの故障(不具合)
  • サスペンション関連の故障(不具合)
  • 電気系統の故障(不具合)
  • 冷却水やオイル漏れ
  • 足回りの故障(不具合)

スバルが発表しているインプレッサに関する故障・不具合・リコール情報

窓ガラス(リヤドアガラス)に関する不具合(2019年5月30日届)

左側リヤドアガラスにおいて、強化ガラス生産時の冷却工程が不適切なため、ガラス成形後の冷却不足により適切に強化処理がされなかったものがある。そのため、保安基準第29条で規定された強化ガラスの破砕試験に適合しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GT2 GT2-036301 ~ GT2-036326(平成30年7月11日 ~ 平成30年7月12日)
DBA-GT3 GT3-041290 ~ GT3-041322(平成30年7月11日 ~ 平成30年7月12日)
DBA-GT6 GT6-034443 ~ GT6-034446(平成30年7月11日)
DBA-GT7 GT7-076072 ~ GT7-076102(平成30年7月11日 ~ 平成30年7月12日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2019年3月28日届)

助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
CBA-GVB GVB-008535 ~ GVB-008931(平成26年1月6日~平成26年4月10日)
CBA-GVF GVF-006638 ~ GVF-006782(平成26年1月6日~平成26年4月9日)
CBA-GRB GRB-013597 ~ GRB-013767(平成26年1月6日~平成26年4月10日)
CBA-GRF GRF-008445 ~ GRF-008547(平成26年1月7日~平成26年4月10日)

電気装置(制動灯スイッチ)に関する不具合(2019年2月28日届)

制動灯スイッチにおいて、接点方式が不適切なため、車内清掃用品や化粧品類などから揮発するシリコーンガスの影響で接点部に絶縁被膜が生成され導通不良となることがある。そのため、制動灯が点灯しなくなり、横滑り防止装置の警告灯点灯やエンジン始動不良になるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GE2 GE2-002001 ~ GE2-005757(平成20年9月19日~平成23年10月25日)
DBA-GE3 GE3-002001 ~ GE3-005764(平成20年9月19日~平成23年11月11日)
DBA-GE6 GE6-002001 ~ GE6-003400(平成20年9月20日~平成23年10月17日 )
DBA-GE7 GE7-002002 ~ GE7-003991(平成20年9月19日~平成23年10月31日 )
CBA-GVB GVB-002001 ~ GVB-008931(平成22年6月11日~平成26年4月10日)
CBA-GVF GVF-002001 ~ GVF-006782(平成22年6月10日~平成26年4月9日)
DBA-GJ2 GJ2-002001 ~ GJ2-010011(平成23年11月23日 ~ 平成28年9月29日)
DBA-GJ3 GJ3-002001 ~ GJ3-013411(平成23年11月24日 ~ 平成28年9月29日)
DBA-GJ6 GJ6-002001 ~ GJ6-007045(平成23年11月24日 ~ 平成28年9月27日)
DBA-GJ7 GJ7-002001 ~ GJ7-022915(平成23年11月25日 ~ 平成28年9月29日 )
DBA-GP2 GP2-002001 ~ GP2-034921(平成23年11月23日 ~ 平成28年9月30日)
DBA-GP3 GP3-002001 ~ GP3-032739(平成23年11月24日 ~平成28年9月30日)
DBA-GP6 GP6-002001 ~ GP6-015433(平成23年11月24日 ~ 平成28年9月30日)
DBA-GP7 GP7-002001 ~ GP7-139250(平成23年11月24日 ~ 平成29年3月29日)

かじ取り装置(ステアリングギヤボックス)に関する不具合(2019年1月31日届)

電動パワーステアリングにおいて、コントロールユニットの端子部の製造条件が不適切なため、回路が絶縁されずに導通するものがある。 そのため、警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、ステアリングの操作力が増大するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK2 GK2-007175 ~ GK2-007192(平成31年1月7日~平成31年1月14日)
DBA-GK3 GK3-006595 ~ GK3-006613(平成31年1月8日~平成31年1月16日)
DBA-GK6 GK6-008141 ~ GK6-008161(平成30年12月28日~平成31年1月14日)
DBA-GK7 GK7-015395 ~ GK7-015427(平成30年12月28日~平成31年1月16日)
DBA-GT2 GT2-046863 ~ GT2-046928(平成30年12月28日~平成31年1月11日)
DBA-GT3 GT3-062619 ~ GT3-062948(平成30年12月28日~平成31年1月15日)
DBA-GT6 GT6-036645 ~ GT6-036692(平成30年12月28日~平成31年1月11日)
DBA-GT7 GT7-195208 ~ GT7-195552(平成30年12月28日~平成31年1月16日 )

その他のリコール(2018年11月8日届)

車両製作工場の完成検査において、完成検査工程における合否判定が不明確な可能性があるため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかった。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK2  GK2-004841~GK2-007043(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GK3 GK3-004242~GK3-006518(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GK6 GK6-006646~GK6-008036(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GK7 GK7-009513~GK7-015088(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GT2 GT2-032252~GT2-045246(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GT3 GT3-034158~GT3-060390(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GT6 GT6-031796~GT6-036058(平成30年1月9日~平成30年10月26日)
DBA-GT7 GT7-061282~GT7-190900(平成30年1月9日~平成30年10月26日)

原動機(バルブスプリング)における不具合(2018年11月1日届)

原動機の動弁機構部において、設計が不適切なため、バルブスプリングの設計条件よりも過大な荷重及び一般的な製造ばらつきによる当該スプリング材料中の微小異物によって、当該スプリングが折損することがある。そのため、エンジンから異音が発生し、また、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GJ6 GJ6-002086 ~ GJ6-004928(平成24年1月17日 ~ 平成25年6月6日)
DBA-GJ7 GJ7-002566 ~ GJ7-012555(平成24年1月18日 ~ 平成25年6月4日)
DBA-GP6 GP6-002344 ~ GP6-009978(平成24年1月17日 ~ 平成25年6月6日)
DBA-GP7 GP7-003718 ~ GP7-045077(平成24年1月17日 ~ 平成25年6月6日)

その他のリコール(2018年10月11日届)

車両製作工場の完成検査において、完成検査工程における合否判定が不明確な可能性があるため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかった。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK2 GK2-004789~GK2-004840(平成29年12月14日~平成29年12月29日 )
DBA-GK3 GK3-004200~GK3-004241(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GK6 GK6-006530~GK6-006645(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GK7 GK7-009343~GK7-009517(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GT2 GT2-031915~GT2-032251(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GT3 GT3-033738~GT3-034156(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GT6 GT6-031435~GT6-031795(平成29年12月14日~平成29年12月29日)
DBA-GT7 GT7-059989~GT7-061332(平成29年12月14日~平成29年12月29日)

燃料装置(燃料ポンプ)における不具合(2018年6月14日届)

燃料ポンプにおいて、ポンプにつながるワイヤハーネスの材質が不適切なため、車両使用過程の動きでコネクタ端子の接触状態が悪化し、導通不良となることがある。そのため、ポンプが作動せず、走行中のエンジン停止や始動不良が発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GE2 GE2-002001 ~ GE2-003833(平成20年9月19日 ~ 平成21年9月21日)
DBA-GE3 GE3-002001 ~ GE3-002769(平成20年9月19日 ~ 平成21年7月13日)
DBA-GH2 GH2-002001 ~ GH2-031734(平成19年5月8日 ~ 平成21年9月21日)
DBA-GH3 GH3-002001 ~ GH3-013644(平成19年5月17日 ~ 平成21年9月21日)

エアバッグ装置(インフレータ)における不具合(2018年3月29日届)

助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
CBA-GRB GRB- 013138~GRB- 013596(平成25年1月8日~平成25年12月26日)
CBA-GRF GRF – 008000~GRF – 008444(平成25年1月7日~平成25年12月27日 )
CBA-GVB GVB- 006720~GVB- 008534(平成25年1月7日~平成25年12月27日)
CBA-GVF GVF – 005897~GVF – 006637(平成25年1月7日~平成25年12月26日 )

その他のリコール(2018年2月8日届)

車両製作工場の完成検査において、所定の教育を受けずに登用された完成検査員が合否判定を行ったものが認められたため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかった。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK2 GK2-004503 ~ GK2-004788(平成29年10月9日 ~ 平成29年12月13日)
DBA-GK3 GK3-004004 ~ GK3-004199(平成29年10月9日 ~ 平成29年12月13日)
DBA-GK6 GK6-006018 ~ GK6-006529(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月14日)
DBA-GK7 GK7-008559 ~ GK7-009342(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月14日)
DBA-GT2 GT2-030041 ~ GT2-031914(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月14日)
DBA-GT3 GT3-031392 ~ GT3-033734(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月13日)
DBA-GT6 GT6-030042 ~ GT6-031436(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月14日)
DBA-GT7 GT7-055024 ~ GT7-060012(平成29年10月4日 ~ 平成29年12月14日)

座席ベルト等(取扱書)に関する不具合(2017年7月20日届)

取扱説明書において、「i-Size(アイサイズ)チャイルドシートの座席位置別適合性一覧表」が記載されていないため、保安基準第22条の3 細目告示第30条(協定規則第16号第6改訂版)に適合しない。なお、チャイルドシート固定時の機能上に問題はない。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK2 GK2-002001 ~ GK2-003004(平成28年12月7日 ~ 平成29年6月8日)
DBA-GK3 GK3-002001 ~ GK3-002636(平成28年12月7日 ~ 平成29年6月8日 )
DBA-GK6 GK6-002001 ~ GK6-004030(平成28年10月24日 ~ 平成29年6月9日 )
DBA-GK7 GK7-002001 ~ GK7-005798(平成28年10月24日 ~ 平成29年6月9日)
DBA-GT2 GT2-002003 ~ GT2-007871(平成28年12月7日 ~ 平成29年6月9日)
DBA-GT3 GT3-002001 ~ GT3-005919(平成28年12月7日 ~ 平成29年6月9日)
DBA-GT6 GT6-002001 ~ GT6-008962(平成28年10月3日 ~ 平成29年6月9日)
DBA-GT7 GT7-002001 ~ GT7-014762(平成28年10月3日 ~ 平成29年6月9日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2017年3月30日届)

助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GE2 GE2- 004264~GE2- 005757(平成22年1月7日~平成23年10月25日)
DBA-GE3 GE3- 003286~GE3- 005764(平成22年1月7日~平成23年11月11日 )
DBA-GE6 GE6- 002835~GE6- 003400(平成22年1月7日~平成23年10月17日)
DBA-GE7 GE7- 003062~GE7- 003991(平成22年1月7日~平成23年10月31日)
DBA-GH2 GH2-035776~GH2‐053143(平成22年1月6日~平成23年11月18日)
DBA-GH3 GH3-015183~GH3-022860(平成22年1月6日~平成23年11月16日 )
DBA-GH6 GH6- 002925~GH6- 004546(平成22年1月6日~平成23年11月15日)
DBA-GH7 GH7- 009551~GH7- 012545(平成22年1月6日~平成23年11月17日)
CBA-GH8 GH8- 008676~GH8- 010613(平成22年1月6日~平成23年11月10日)
CBA-GRB GRB- 009915~GRB- 013137(平成22年1月6日~平成24年12月26日 )
CBA-GRF GRF – 004229~GRF – 007999(平成22年1月6日~平成24年12月27日)
CBA-GVB GVB- 002001~GVB- 006719(平成22年6月11日~平成24年12月26日)
CBA-GVF GVF – 002001~GVF – 005896(平成22年6月10日~平成24年12月27日)

制動装置(バキュームポンプ)における不具合(2017年2月2日届)

制動倍力装置のバキュームポンプにおいて、当該ポンプの製造が不適切なため、ポンプ内部に異物が残留しているものがある。そのため、異物により潤滑用油路が塞がれると、潤滑不良となりポンプ内部が破損し、負圧補助機能が失われ、高地等でブレーキを掛ける際、通常の踏力ではブレーキの効きが悪くなるおそれがある。また、ポンプ内部で破損した部品がエンジン内部に入り、エンジンが損傷するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GK6 GK6-002082 ~ GK6-002151(平成28年11月2日 ~ 平成28年11月10日)
DBA-GK7 GK7-002306 ~ GK7-002489(平成28年11月1日 ~ 平成28年11月11日)
DBA-GT6 GT6-002390 ~ GT6-002515(平成28年11月2日 ~ 平成28年11月11日)
DBA-GT7 GT7-003373 ~ GT7-003663(平成28年11月2日 ~ 平成28年11月11日)

原動機(ウォーターポンプ)における不具合(2016年11月25日届)

エンジンのウォーターポンプにおいて、ベアリング部の組付隙間が小さいため、ベアリングが破損し、ウォーターポンプが機能しなくなる場合がある。そのため、タイミングベルトが損傷し、そのまま使用を続けると、エンジンが停止して再始動出来なくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
CBA-GVB GVB-002001~GVB-003043(平成22年6月11日~平成22年11月22日)
CBA-GVF GVF-002001~GVF-002981(平成22年6月10日~平成22年10月28日)
DBA-GE2 GE2-002266~GE2-005312(平成20年10月2日~平成22年10月28日 )
DBA-GE3 GE3-002068~GE3-004400(平成20年10月2日~平成22年10月27日 )
CBA-GH8 GE3-002068~GE3-004400(平成20年10月2日~平成22年10月27日)
CBA-GRB GRB-005480~GRB-011449(平成20年2月5日~平成22年11月2日)
CBA-GRF GRF-002001~GRF-006169(平成21年2月13日~平成22年11月3日)
DBA-GH2 GH2-013531~GH2-045364(平成20年2月4日~平成23年1月14日)
DBA-GH3 GH3-006427~GH3-019512(平成20年2月4日~平成22年10月27日)

2次エアポンプリレーに関する不具合(2016年10月6日届)

排出ガス発散防止装置の2次エアポンプにおいて、当該ポンプを制御するリレー内の接点の押付け力が不適切なため、接点オン時にアーク放電が発生し、接点が溶着され電流が流れ続けることがある。そのため、当該ポンプのポンプモーターが常時回転となり、2次エア配管の内圧が上昇し警告灯が点灯、そのまま使用を続けると、ポンプが高温となり樹脂部品が溶損し異臭や煙が発生、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
CBA-GH8 GH8-002001 ~ GH8-010613(平成19年5月17日 ~ 平成23年11月10日)
CBA-GRB GRB-002001 ~ GRB-013481(平成19年9月28日 ~ 平成25年9月7日)
CBA-GRF GRF-002001 ~ GRF-008369(平成21年2月13日 ~ 平成25年9月7日)
CBA-GVB GVB-002001 ~ GVB-008123(平成22年6月11日 ~ 平成25年9月9日)
CBA-GVF GVF-002001 ~ GVF-006493(平成22年6月10日 ~ 平成25年9月5日)

原動機(スタータ)に関する不具合(2016年2月26日届)

エンジンの始動装置(スタータ)において、エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、エンジン始動時のイグニッションスイッチ操作と同時に、シフトをPからNレンジに操作すると、スタータピニオンギヤがトルクコンバータのリングギヤに強嵌合することがある。そのため、嵌合時の衝撃により当該ピニオンギヤが損傷して、エンジン始動時に異音が発生し、最悪の場合、エンジンが始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GJ6 GJ6-006401 ~ GJ6-006599(平成26年11月26日 ~ 平成27年6月4日)
DBA-GJ7 GJ7-018201 ~ GJ7-020075(平成26年11月12日 ~ 平成27年6月9日 )
DBA-GP6 GP6-013801 ~ GP6-014349(平成26年11月13日 ~ 平成27年6月17日)
DBA-GP7 GP7-083202 ~ GP7-097188(平成26年11月11日 ~ 平成27年6月12日)

センターピラー(リインフォース)に関する不具合(2016年1月15日届)

センターピラーのリインフォースの製造が不適切なため、亀裂が生じた部材が混入したものがある。そのため、保安基準第18条に規定する側面衝突基準に適合しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GJ3 GJ3-010919(平成27年11月 6日)
DBA-GP2 GP2-031758(平成27年11月 6日)
DBA-GP3 GP3-022857 ~ GP3-022884(平成27年11月 6日~平成27年11月 9日)
DBA-GP6 GP6-015024(平成27年11月 6日)
DBA-GP7 GP7-110620 ~ GP7-110726(平成27年11月 6日~平成27年11月 9日)
DAA-GPE GPE-029519 ~ GPE-029547(平成27年11月 6日~平成27年11月 9日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2015年5月22日届)

助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、部品メーカーで市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認した。このため、原因は判明していないが、エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがあるため、予防的措置として当該インフレータを新品に交換する。

対象車両

型式 車台番号
LA-GD2 GD2-003187 ~ GD2-011620(平成16年 1月 6日~平成19年 4月23日)
LA-GD3 GD3-002588 ~ GD3-007693(平成16年 1月 6日~平成19年 4月23日)
TA-GDA GDA-014011 ~ GDA-021585(平成16年 1月 6日~平成19年 4月23日)
GH-GDB GDB-025331 ~ GDB-042654(平成16年 1月 6日~平成19年 4月23日)
DBA-GDC GDC-002001 ~ GDC-002370(平成18年 6月 6日~平成19年 4月23日)
DBA-GDD GDD-002001 ~ GDD-002239(平成18年 6月 8日~平成19年 4月19日 )
LA-GG2 GG2-047517 ~ GG2-089938(平成16年 1月 6日~平成19年 4月24日 )
LA-GG3
TA-GG3
GG3-028781 ~ GG3-052656(平成16年 1月 6日~平成19年 4月23日 )
TA-GG9 GG9-010059 ~ GG9-010207(平成16年 1月 7日~平成16年 4月27日)
TA-GGA GGA-010716 ~ GGA-015102(平成16年 1月 6日~平成19年 4月20日)
DBA-GGC GGC-002001 ~ GGC-004339(平成18年 6月 3日~平成19年 4月23日)
DBA-GGD GGD-002001 ~ GGD-003287(平成18年 6月 3日~平成19年 4月23日 )

動力伝達装置(自動変速機)に関する不具合(2013年8月1日届)

動力伝達装置において、自動変速機のパーキング機構のギヤをロックさせるパーキングロッドの組付け作業が不適切であったため、ロッドの抜け止め部が損傷しているものがある。そのため、パーキングロッドがマニュアルプレートから外れ、パーキングポジションへシフト操作してもパーキング機構が作動しなくなり、駐車条件によっては車両が動き出すおそれがある。また、パーキング機構のギヤがロックしている時にパーキングロッドが外れた場合、稀にギヤのロック状態を解除することができなくなり、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
CBA-GRF GRF-008084 ~ GRF-008099(平成25年5月13日~平成25年5月20日)
CBA-GVF GVF-006100 ~ GVF-006111(平成25年5月18日~平成25年5月22日)

原動機(電気配線)に関する不具合(2013年3月28日届)

エンジンハーネスの配索が不適切な状態で組み付けられたため、使用過程でハーネスの一部が吸気マニホールドの取付けボルトに押し付けられるものがある。そのため、ハーネスが損傷し、そのまま使用を続けると、アイドリング不良、警告灯点灯などが発生し、最悪の場合エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GJ2 GJ2-002400~GJ2-002782(平成24年2月9日~平成24年3月22日)
DBA-GJ3 GJ3-002176~GJ3-002487(平成24年2月4日~平成24年3月22日)
DBA-GJ6 GJ6-002143~GJ6-002572(平成24年2月4日~平成24年3月22日)
DBA-GJ7 GJ7-002762~GJ7-003773(平成24年2月4日~平成24年3月23日)
DBA-GP2 GP2-003210~GP2-004650(平成24年2月4日~平成24年3月23日)
DBA-GP3 GP3-002544~GP3-003217(平成24年2月4日~平成24年3月23日)
DBA-GP6 GP6-002495~GP6-003451(平成24年2月4日~平成24年3月23日)
DBA-GP7 GP7-004290~GP7-006170(平成24年2月4日~平成24年3月23日)

灯火装置(オートライト)に関する不具合(2012年7月19日届)

後付け用品のオートライトが装着された車両において、オートライト側と車両側の回路の不整合により、オートライト作動時に車室内のメーター等のイルミネーションが点灯しない。

対象車両

型式 車台番号
DBA-GJ2 GJ2-002229~GJ2-002510(平成23年12月17日~ 平成24年3月1日)
DBA-GJ3 GJ3-002075~GJ3-002212(平成23年12月15日~平成24年2月11日)
DBA-GP2 GP2-002131~GP2-003287(平成23年11月30日~平成24年2月9日)
DBA-GP3 GP3-002014~GP3-002283(平成23年11月25日~平成23年12月27日)

原動機(エアインテークダクト)に関する不具合(2011年10月20日届)

エアインテークダクトの構造が不適切なため、当該ダクトの金属コネクタ部と燃料パイプが接触することがある。そのため、燃料パイプが磨耗し、最悪の場合、当該パイプに穴が開き、燃料が漏れることで火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB(インプレッサ S203) GDB-030971 ~ GDB-032795(平成16年11月24日~平成17年3月31日)
GH-GDB(インプレッサ S204) GDB-036932 ~ GDB-038783(平成17年12月6日~平成18年5月29日)
GH-GDB(インプレッサ TYPE RA-R) GDB-041513 ~ GDB-042207(平成18年10月13日~平成19年2月19日)

原動機(エンジンオイルクーラーホース)に関する不具合(2009年12月3日届)

平成21年11月12日付け届出番号2412のリコール作業にて使用する、対策品のエンジンオイルクーラーホースにおいて、ホースの抜け圧力が低いものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該オイルクーラーホース接続部よりホースが抜け、最悪の場合、漏れたオイルが排気管にかかり、火災に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB GDB-016006 ~ GDB-042649(平成14年10月11日~平成19年 4月23日)

原動機(エンジンオイルクーラーホース)に関する不具合(2009年11月12日届)

エンジンに備えられている、オイルクーラーホースの材質が不適切なため、使用過程でエンジンオイル内に蓄積する酸及び熱の影響によりホースが硬化、劣化し、ホース内面に微細亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ホースの内圧及び振動により微細亀裂が進行し、ホース外面に貫通することによりオイルが漏れ、最悪の場合エンジンが破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB GDB-016006 ~ GDB-042649(平成14年10月11日~平成19年 4月23日)

車体(リヤゲートステー)に関する改善対策(2008年3月18日届)

跳ね上げ式リヤゲートに取り付けられているリヤゲートステー取付用ボルトの締付けトルクが不足しているものがある。そのため、リヤゲート開閉操作の繰り返しによって、リヤゲートステー取付部が破損して、リヤゲートが降下し身体の一部に当たるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LA-GG2 GG2-002001 ~ GG2-036009(平成12年 6月28日~平成14年12月16日)
LA-GG3
TA-GG3
GG3-002003 ~ GG3-022002(平成12年 6月28日~平成15年 3月25日)
TA-GG9 GG9-002002 ~ GG9-009005(平成12年 6月27日~平成15年 3月20日)
TA-GGA GGA-002001 ~ GGA-009003(平成12年 6月28日~平成14年12月16日)
GH-GGB GGB-002003 ~ GGB-003341(平成12年 9月11日~平成14年 9月13日)

手動式変速機のオイルクーラー回路の接続部に関する不具合(2007年7月31日届)

製造工程において、手動式変速機のオイルクーラーホース接続部のクランプの取付位置が不適切なものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該接続部よりホースが外れてオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB GDB-040586 ~ GDB-042161(平成18年 6月15日~平成19年 2月 8日)

(1)原動機のオイルクーラー回路の接続部(2)手動式変速機のオイルクーラー回路の接続部における不具合(2007年7月20日届)

(1)製造工程において、原動機のオイルクーラーホース接続部のクランプの取付位置が不適切なものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該接続部よりホースが抜け、最悪の場合、漏れたオイルが排気管に掛かり、火災に至るおそれがある。

(2)製造工程において、手動式変速機のオイルクーラーホース接続部のクランプの取付位置が不適切なものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該接続部よりホースが外れてオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB GDB-040305 ~ GDB-042250(平成18年 6月 3日~平成19年 2月26日)

制動装置(ブレーキ配管)に関する不具合(2007年2月23日届)

エアクリーナーケースの固定方法が不適切なため、走行時の振動等によりブレーキパイプとエアクリーナーケースの留め金が干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ブレーキパイプが損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LA-GD2 GD2-010556 ~ GD2-010678(平成18年12月25日~平成19年 1月12日)
LA-GD3 GD3-007320 ~ GD3-007346(平成18年12月25日~平成19年 1月12日)
DBA-GDC GDC-002233 ~ GDC-002249(平成18年12月25日~平成19年 1月12日)
DBA-GDD GDD-002109 ~ GDD-002113(平成18年12月27日~平成19年 1月11日)
LA-GG2 GG2-084138 ~ GG2-084602(平成18年12月25日~平成19年 1月15日)
LA-GG3 GG3-050668 ~ GG3-050822(平成18年12月25日~平成19年 1月15日)
DBA-GGC GGC-003680 ~ GGC-003690(平成18年12月25日~平成19年 1月11日)
DBA-GGD GGD-002792 ~ GGD-002806(平成18年12月25日~平成19年 1月12日)

前照灯(自動照射方向調整装置)に関する不具合(2006年12月7日届)

オプションとして装着される前照灯を自動的に点灯作動させる装置(オートライト)を放電灯式前照灯(HID)付きの車両に装着した場合において、電気回路が不適切なため、自動照射方向調整装置(オートレベライザ)が正常に作動しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LA-GD2 GD2-007647 ~ GD2-010067(平成17年11月21日~平成18年 9月26日)
LA-GD3 GD3-005378 ~ GD3-007093(平成17年11月23日~平成18年 9月26日)
TA-GDA GDA-018601 ~ GDA-020794(平成17年11月21日~平成18年 9月29日)
GH-GDB GDB-036766 ~ GDB-041494(平成17年11月21日~平成18年 9月29日)
DBA-GDC GDC-002004 ~ GDC-002175(平成18年 6月 6日~平成18年 9月28日)
DBA-GDD GDD-002001 ~ GDD-002086(平成18年 6月 8日~平成18年 9月26日)
LA-GG2 GG2-069861 ~ GG2-082017(平成17年11月21日~平成18年 9月28日)
LA-GG3
TA-GG3
GG3-042800 ~ GG3-050041(平成17年11月21日~平成18年 9月29日)
TA-GGA GGA-013801 ~ GGA-014859(平成17年11月23日~平成18年 9月29日)
DBA-GGC GGC-002009 ~ GGC-003239(平成18年 6月 3日~平成18年 9月29日)
DBA-GGD GGD-002001 ~ GGD-002574(平成18年 6月 3日~平成18年 9月29日)

原動機(OCV)に関する不具合(2004年9月15日届)

ターボチャージャー付手動変速機車両において、エンジン吸気バルブ開閉タイミングを油圧で制御するためのオイルコントロールバルブ(OCV)のカバー締付ボルトの軸力が低いため、高負荷高回転を継続して使用した場合、エンジン内部の負圧が増大し、OCVのガスケットの変形により当該ボルトの軸力が更に低下することがある。そのため、当該ボルトが緩みエンジンオイルが漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

対象車両

全車両

動力伝達装置(自動変速機)における不具合(2002年12月10日届)

動力伝達装置において、自動変速機のパーキング機構のギヤをロックさせるロッドのスプリングの止め位置に不適切なものがあり、パーキングポジションへシフト操作してもパーキング機構が稀に作動しなくなり、最悪の場合、車両が動き出すおそれがある。なお、駐車ブレーキを併用していれば、車両が動き出すことはない。

対象車両

型式 車台番号
TA-GD9 GD9-003043 ~ GD9-004318(平成13年 6月 1日~平成14年 7月10日)
TA-GDA GDA-006755 ~ GDA-010873(平成13年 6月 9日~平成14年 7月11日)
LA-GG2 GG2-012030 ~ GG2-032928(平成13年 6月 4日~平成14年 7月12日)
TA-GG3 GG3-008299 ~ GG3-019548(平成13年 6月 4日~平成14年 7月12日)
TA-GG9 GG9-004193 ~ GG9-008092(平成13年 6月 5日~平成14年 7月10日)
TA-GGA GGA-004369 ~ GGA-008230(平成13年 6月 5日~平成14年 7月 9日)

動力伝達装置における不具合(2002年1月25日届)

動力伝達装置において、前進6段の手動変速機内部のオイルポンプシャフトに熱処理が不適切なため強度が不足しているものがあり、当該シャフトが破損してミッションケースと内部ギヤの隙間に噛み込むことにより、ミッションケースが破損してオイル漏れをおこすことがあり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-GDB GDB-002022 ~ GDB-006461(平成12年9月25日~平成13年3月28日 )
GH-GGB GGB-002012 ~ GGB-002243(平成12年10月13日~平成13年1月24日)

後輪ブレーキ・ドラムの加工における不具合(2000年4月28日届)

後輪ブレーキ・ドラムの加工が不適切なため、スタッドボルト取付面が適切に組み付けられていないものがあり、そのままの状態で使用を続けると、ホイール・ナットが弛むおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GF-GC1 GC1-027244 ~ GC1-027293(平成12年 4月 6日~平成12年 4月18日)
GF-GF1 GF1-061297 ~ GF1-061558(平成12年 4月 5日~平成12年 4月18日)
GF-GF5 GF5-010033 ~ GF5-010040(平成12年 4月 5日~平成12年 4月11日)

カム角センサ及びクランク角センサにおける不具合(1997年8月20日届)

①原動機に取付けられているカム角センサ及びクランク角センサに製造不良のものがあり、 そのままの状態で使用を続けると、当該センサ内部で接触不良となって正常な信号を発信 しなくなり、最悪の場合、アイドリング時等に原動機が停止し、再始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
E-GC1 GC1-012646~ GC1-016275(平成6年2月28日~平成7年2月1日)
E-GC4 GC4-006736~ GC4-010740(平成6年4月6日~平成7年1月30日)
E-GC6 GC6-007345~ GC6-010211 (平成6年1月18日~平成6年12月 9日 )
E-GC8 GC8-017919~ GC8-028195(平成6年1月17日~平成6年12月22日)
E-GF1 GF1-002001~ GF1-002994(平成6年8月31日~平成6年12月17日)
E-GF3 GF3-011679~ GF3-017361(平成6年1月21日~平成6年12月28日)
E-GF4 GF4-003253~ GF4-005678(平成6年4月1日~平成6年12月13日)
E-GF6 GF6-020162~ GF6-028006(平成6年1月17日~平成7年1月13日)
E-GF8 GF8-007181~ GF8-011832(平成6年2月2日~平成7年2月21日)
E-GFA GFA-004083~ GFA-004200(平成6年1月17日~平成6年8月28日)

スバル インプレッサ各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介していきます。
ただし、あくまでも相場となっていますので、純正部品もしくは社外品での交換、整備工場によって異なる工賃などにより費用が大幅に異なることもありますので、参考程度にしてください。

故障(不具合)箇所 費用
コンプレッサーの故障(不具合) 20万円程度
サスペンションサポート交換の場合 両側交換で1万5千円前後
ショックアブソーバー交換の場合 両側交換で10万~11万円程度
デューティーコントロールソレノイドバルブの故障(ターボエンジン車) 約1万円
ウォーターポンプの交換 2万円前後~3万円程度
セルモーターの故障(不具合) 3万円前後~5万円程度
ギアボックス交換の場合 10万円前後
エアコンベルトの交換 1万5千円前後~2万円弱

スバル インプレッサオーナーの評判

それでは、実際にスバル インプレッサを所有しているオーナーの方々の評判はどうなのでしょうか。
満足な点と不満な点に分けてご紹介します。

まずは満足な点からです。

  • 安定感があり、運転しやすい
  • コーナーでもふらつかない
  • 5人乗ってもグイグイ走ってくれる
  • しなやかな乗り心地
  • 視界が広い
  • 荷室が広い
  • ボディサイズが手ごろで運転しやすい
  • 遮音性も割といい
  • ハンドリングが軽い
  • 落ち着いた雰囲気の内装がいい

次は不満な点をピックアップしてみました。

  • 収納がやや少ない
  • フルフラットにならない
  • シートのヘッドレスの位置がいまいち
  • 燃費があまりよくない

インプレッサとはどんな車?

1992年の登場以来、ロングセラーとなっているのがインプレッサです。インプレッサは、株式会社SUBARU(以下、スバル)から発売になっている乗用車です。レガシーと並んで、スバルを代表する人気車種となっています。

1992年10月にインプレッサセダン・スポーツワゴン・WRXを発表し、翌11月に販売が開始されました。なお、シリーズ最高性能を誇るセダンに名付けられたのがWRXです。ファンからの要望が多かったことから、1993年ワゴンにもWRXが追加設定されています。

インプレッサは英語表記にすると「IMPREZA」ですが、これは造語で、本来、紋章・金言といった意味の「Impresa」や、印象を意味する「Impression」といった単語が語源になっていると言われています。

もちろん、乗用車としても人気のあるインプレッサですが、発売当初からラリーにも参加し続けてきました。

特に国際自動車連盟が主催する「世界ラリー選手権(WRC)」では、マニュファクチュアラーズ・チャンピオン(1995年〜1997まで三連覇)、ドライバーズ・チャンピオン(1995年・2001年・2003年)を合計6回、獲得するなど、シトロエン、プジョーといった猛者に引けを取らない勇敢な走りにより、スバルの名が世界的に広まるきっかけにもなっています。

そんなインプレッサは、1992年から2000年まで販売されていた初代、2000年から2007年までの2代目、2007年から2011年までの3代目、2011年から2016年の4代目と受け継がれ、現行モデルは2016年からの5代目・インプレッサです。

ここでは、初代〜5代目インプレッサの歴史を簡単に振り返るとともに、基本スペックや中古車価格などをご紹介します。「インプレッサとはどんな車か」ぜひ、この機会に押さえておきましょう。

初代インプレッサ〜3代目インプレッサ

初代はセダンとハッチバックというパッケージングでしたが、特にハッチバックは、消費者に対して「スポーツワゴン」として大体的にプロモーションをかけており、実際、ステーションワゴンとしての機能・性能などが盛り込まれたインプレッサでした。

ボディーの角が丸みを帯びているのが特徴ですが、これは「フローイングライン」と呼ばれる、スバルの特徴的なデザインによるものです。

1998年には、それまでのWRC三連覇(マニュファクチュアラーズ・チャンピオン)を獲得した「インプレッサWRC97」を再現したモデル「22B-STi Version」を発表し、一時話題となりました。

2代目インプレッサも、同様にセダンとスポーツワゴンが引き続き設定されていましたが、セダンのみ、走行性能(安定性)を重視しブリスターフェンダーを採用したことによって、3ナンバーへと変更になっています。

ブリスターフェンダーとは膨らみのあるフェンダーで、ワイルド、スポーティーといった印象を与えることができるフェンダーです。

当時、スバルが生産するターボ車としては初となる「吸気側・可変バルブタイミング機構」を採用した2.0Lターボも設定されています。2.0Lターボは燃費性能の向上も実現し、「良・低排出ガス車」に適合したためグリーン税制対象車となっています。

3代目はセダン(インプレッサアネシス)もスポーツワゴンも3ナンバーとなり、ミドルクラスの乗用車へと進化を遂げています。

2007年のフルモデルチェンジ実施後、アメリカの保険団体がおこなった衝突安全テストにおいて最高評価を受賞、翌年には国土交通省などが「自動車アセスメントグランプリ2007」に選出されるなど、インプレッサの「高い安全性能」が広く知れ渡った世代でもありました。

自動車アセスメントグランプリとは、安全性能のアセスメント(評価)がもっとも高かった車種に送られる賞です。

2010年には、インプレッサの一部改良とともにクロスオーバーモデル「XV」が発表されたり、「BEAMS EDITION」や「15S コンフォートセレクション」「STI 20th ANNIVERSARY」などの特別仕様車が続々と投入されたりなど、インプレッサが大きく変化していったのが3代目です。

4代目はフルモデルチェンジ、5代目は新世代プラットフォームへ

2011年12月に発売された4代目はフルモデルチェンジが施され、ハッチバックには「スポーツ」、セダンには「G4」というサブネームがそれぞれ付けられています。

この4代目での大きな変化は、2015年に発表されたハイブリッドモデルの設定です。スポーツ(ハッチバック)のみの設定でしたが、標準仕様の「HYBRID 2.0i Eye Sight」と、上級グレードの「HYBRID 2.0i-S Eye Sight」が用意されました。

特に「HYBRID 2.0i-S Eye Sight」では、アルミパッド付きのスポーツペダルに8wayパワーシート(運転席・助手席)、UVカットガラス、クリアビューパックなどが標準装備されており、人気を集めました。

そして現行モデルの5代目は、「スバル・グローバル・プラットフォーム」と呼ばれる新世代プラットフォームを採用しています。

ハンドル操作の安定性、応答性が格段に向上したほか、衝突エネルギーの吸収量も従来の1.5倍近くにアップしています。

同時に、日本では初めてとなる「歩行者保護エアバック」を搭載したり、カーブや右左折などのハンドル操作に応じてヘッドランプの光軸が左右に移動する「ステアリング連動ヘッドランプ」を搭載したりと、新たな技術が数多く採用されています。

なお、5代目インプレッサは2016年、スバルとして実に13年ぶりとなる「カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017」を受賞しています。

2017年には運転支援システム「Eye Sight」を改良したモデルを発表、さらに2018年にはブレーキペダルから足が離れても車の停止を維持する「オートビークルホールド」機能が搭載されるなど、安全運転のサポートに大きく力を入れています。

インプレッサのスペックなど基本情報

インプレッサスポーツとG4、それぞれの基本スペックをご紹介します。

インプレッサスポーツ

乗車定員 5名
エンジン型式 水平対向4気筒
エンジン種類 1.6L DOHC 16バルブデュアルAVCS(同2.0L直噴)
最高出力 85kW[115PS] / 6200rpm (113kW[154PS] / 6000rpm)
最大トルク 148N・m[15.1kgf・m] / 3600rpm(196N・m[20.0kgf・m] / 4000rpm)
排気量 1599cc〜1995cc
駆動方式 2WD / AWD(常時四輪駆動)
サイズ 全長4460mm / 全幅1775mm / 全高1480mm
ホイールベース 2670mm
トレッド 前1540mm / 後1545mm
車両重量 1300kg〜1350kg
燃費 15.8~18.2km/L(JC08モード)

インプレッサG4

乗車定員 5名
エンジン型式 水平対向4気筒
エンジン種類 1.6L DOHC 16バルブデュアルAVCS(同2.0L直噴)
最高出力 85kW[115PS] / 6200rpm (113kW[154PS] / 6000rpm)
最大トルク 148N・m[15.1kgf・m] / 3600rpm(196N・m[20.0kgf・m] / 4000rpm)
排気量 1599cc〜1995cc
駆動方式 2WD / AWD(常時四輪駆動)
サイズ 全長4625mm / 全幅1775mm / 全高1455mm
ホイールベース 2670mm
トレッド 前1540mm / 後1545mm
車両重量 1300kg〜1350kg
燃費 15.8~18.2km/L(JC08モード)

ということで、スポーツ、G4それぞれ、2WDもAWDも基本的なスペック自体はほぼ変わりがありませんでした。

インプレッサの中古車価格

続いて、インプレッサの中古車価格を見ていきましょう。人気車種、かつ販売歴が長いこともあり、非常に多くの中古車がラインナップされています。2019年6月の調査時点では1100台を超えるインプレッサの中古車が確認できました。

価格帯は30万円〜250万円程度、平均相場は105万円前後となっています。かなり手に入れやすい価格帯ですね。しかし、台数が多い分、じっくり選んだ方が良さそうです。

5代目かつ5万km未満となると200万円台のものが多くなってきますが、50〜100万円くらいの価格帯にかなり集中しています(500台ほど)。中には2万kmなど走行距離が少ないものもありますが、低年式車だったりするため、年式、走行距離、オーナー数、そしてモデルやグレードなど、ひとつずつじっくり選んでいくのが良いでしょう。

少し時間はかかるかもしれませんが、手に入りやすい価格帯だからこそ、しっかり中古車情報をチェックして後悔しない一台を見つけてください!

スバル インプレッサを中古車で購入する際に気をつけること

前述した通り、スバル インプレッサの中古車は多くの数が出回っています。
中古車の中には非常に状態の良い車両もあるうえ、新車購入時より費用を抑えながら購入することができるメリットがあります。

そのため、中古車でスバル インプレッサを購入しようと考えている方も少なくないことでしょう。

スバル インプレッサを中古車で購入する場合、どんな点に注意すればよいのでしょうか?以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

  • GC系ならスラッジが詰まっていないか確認しよう
  • 前期型より後期型
  • 走行距離にまどわされない
  • エンジン回りに劣化や状態が悪い部品がないか
  • 定期的にオイル交換がされていた車両であるか
  • サスペンションやブレーキに異音・不具合などがないか
  • 改造のあとがないか

スバル インプレッサは所有者が独自に改造していることも多く、知らずうちに部品を傷つけていたということも考えられます。

また、走行距離が短いからと安心はできません。
走行距離が短くとも、前オーナーが激しい運転や乗りこなしをしていたのであれば、必要以上に部品に負担をかけている可能性もあります。

スバル インプレッサの中古車を購入する場合は、できるだけ実車を確認し、各部品や電装品などが正常に稼働しているかどうか念入りにチェックしておきましょう。

まとめ

今回は、スバル インプレッサの故障や不具合、リコール情報などについて解説してきました。

スバル インプレッサは万人受けするタイプとは言い切れませんが、時代とともに進化してきていることは確かです。

さまざまなシーンに対応することができたり、安全装備をはじめとする様々な装備が標準装備されていたりと非常に乗りやすく、素晴らしいカーライフをもたらしてくれることが期待できます。

ぜひ、この機会にスバル インプレッサの購入を考えてみてはいかがでしょうか。