ボルボ V40は故障(不具合)しやすい?故障事例や修理費用、リコール情報など徹底解説!

ボルボから販売されているコンパクトハッチバックV40はトップクラスの安全性能が標準装備とされており非常に人気の高い車両となっています。特に2代目V40は発売から約6年経った今も販売台数は衰えません。ただし、販売台数が衰えないイコール故障や不具合が少ないとは言い切れませんよね。ここではボルボ V40の故障や不具合、リコール情報などについて徹底解説したいと思います。ぜひ参考にして下さい。

ボルボ V40は故障(不具合)が多いのか?

ボルボ V40に関する故障(不具合)の声

50代/男性

初代のV40に長年お世話になっていました。給油口のカギが閉まらなかったり、クーラーの風が出なくなったりと長く乗っていた分、故障も経験しました。新型のV40にもお世話になっていますが、新型だけあって故障は少ないですね。このまま故障とは無縁でありたい。

40代/男性

私もV40に乗って、私の兄夫婦もV40を所有していましたが、どちらの車も警報機の誤作動が多くて困っていました。が、愛着のある車だったので、結構な年数乗っていたと思います。

60代/男性

V40を所有していましたが、変速が入らなかったり、エンストすることが多かったり……いろいろありました。でもその対策を施してからは特に故障や不具合はありません。私が購入してから数年後、息子もV40を購入していましたが、特に故障はないようです。

30代/男性

故障とまではいかないと思いますが、ルームランプが点灯しなかったり、フロントlightに曇りがでたりと小さな不具合がいくつか……。その都度、ディーラーに持っていき交換などの対応をしてもらいますが、あまりにも多いと買い換えも考えてしまいますね。安全性能やデザインはすごく気に入っているのに。

30代/男性

故障とまではいかないと思いますが、ルームランプが点灯しなかったり、フロントlightに曇りがでたりと小さな不具合がいくつか……。その都度、ディーラーに持っていき交換などの対応をしてもらいますが、あまりにも多いと買い換えも考えてしまいますね。安全性能やデザインはすごく気に入っているのに。

40代/男性

新車でV40を購入してから3年か4年経った頃、システム系の不具合と冷却水ポンプなど数カ所に不具合がありました。3年で故障するって国産車ではあまりないので残念な気もしますが、デザインに惚れたので仕方ないですね。

ボルボ V40の故障(不具合)が多い箇所

ボルボは日本国内で人気の高い外車の中でも故障率が高い傾向にあると言われています。しかし、外車だからと言って故障が多いわけではなく、工業製品である以上、ボルボ V40に限らず、国産車でも故障(不具合)が生じる可能性はあります。

ボルボ V40の故障しやすい箇所を挙げてみますので、V40を所有する際には注意しておきたいところです。

  • キーシリンダーの故障や不具合
  • 冷却水漏れ
  • センサーなど電気系統の故障や不具合
  • 燃料フィルターの不具合

ボルボが発表しているV40に関する故障・不具合・リコール情報

燃料装置(燃料ホース)に関する不具合(2019年2月16日届)

ディーゼルエンジンの燃料ホースにおいて、製造機械の設定が不適切なため、ホース内部に亀裂が発生するものがある。そのため、燃料の圧力により亀裂が進行し、最悪の場合、燃料ホースから燃料が漏れるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-MD4204T(V40) YV1MVA8RDG2270101 ~ YV1MVA8RDG2345900(平成 27年 6月 16日 ~ 平成 28年 5月 30日)
LDA-MD4204T(V40 クロスカントリー) YV1MZA8RDG2090160 ~ YV1MZA8RDG2109726(平成 27 年 6 月 16 日 ~ 平成 28 年 6 月 24 日)

1.原動機(冷却装置) 2.原動機(ブリーダーホース)に関する不具合(2018年7月19日届)

1. エンジン冷却装置において、冷却水の温度制御が不適切なため、特定の外気温でエンジンを始動後、急発進等を行うと、冷却水の温度が急上昇することがある。そのため、冷却水の温度の影響によりシリンダーヘッド部に熱応力が発生して亀裂が生じ、亀裂部位からエンジンオイルが漏れ、漏れたオイルが高温の排気管等にかかり、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

2. エンジン冷却装置において、エキスパンションタンクとエンジンをつなぐホース(ブリーダーホース)の耐熱性が不足しているため、特定の条件下(長期間のアイドリング状態等)のエンジン熱の影響により、当該ホースが劣化し、亀裂が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂部位から冷却水が漏れ、警告灯が点灯、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-MB4164T(V40 ) YV1MV485BD2023394~YV1MV485BF2252369(平成 24 年 12 月 4 日~平成27 年 7 月 15 日)
DBA-MB4164T(V40 クロスカントリー) YV1MZ485BE2042241~YV1MZ485BE2045597(平成 26 年 3 月 8 日~平成26 年 7 月 8 日)

燃料装置(キャップレス給油口)に関する不具合(2018年7月4日届)

燃料装置において、キャップレス給油口のシール材質が不適切なため、洗剤等の水分によりシール性が低下し、雨水等が燃料タンク内に侵入することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、エンジン出力が低下し、警告灯が点灯、最悪の場合、走行中にエンストし、再始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-MD4204T (V40) YV1MVA8RDG2270101~YV1MVA8RDG2316343(平成 27 年 6 月 16 日~平成 28 年 2 月 8 日)
LDA-MD4204T(V40 クロスカントリー) YV1MZA8RDG2090160~YV1MZA8RDG2101260(平成 27 年 6 月 16 日~平成 28 年 1 月 14 日)

燃料装置(燃料フィルター)に関する不具合(2018年3月30日届)

燃料フィルターの防錆処理が不適切なため、融雪剤の影響によって腐食することがある。そのため、燃料フィルターに亀裂が入り、燃料が漏れるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-MD4204T(V40 ) YV1MVA8RDG2270101 ~ YV1MVA8RDG2329424(平成 27年 6月 16日 ~ 平成 28年 4月 30日)
LDA-MD4204T(V40 クロスカントリー) YV1MZA8RDG2090160 ~ YV1MZA8RDG2105039(平成 27 年 6 月 16 日 ~ 平成 28 年 3 月 25 日)

エアバッグ装置(インフレータ)に関する不具合(2018年3月30日届)

エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバッグが展開せず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-MB4154T(V40) YV1MV2920H2385487~YV1MV2920H2394929(平成 28 年 10 月 27 日~平成28 年 12 月 17 日)
LDA-MD4204T(VV40) YV1MVA8RDH2385504~YV1MVA8RDH2396358(平成 28 年 10 月 27 日~平成28 年 12 月 17 日)
CBA-MB420XC(V40  クロスカントリー) YV1MZ402CH2121867~YV1MZ402CH2124069(平成 28 年 10 月 29 日~平成28 年 11 月 11 日)
DBA-MB4154T(V40  クロスカントリー) YV1MZ2920H2121873~YV1MZ2920H2121879(平成 28 年 10 月 29 日~平成28 年 10 月 29 日)
LDA-MD4204T(V40  クロスカントリー) YV1MZA8RDH2121087~YV1MZA8RDH2123582(平成 28 年 10 月 27 日~平成28 年 12 月 17 日)

原動機(エンジン制御モジュール)に関する不具合(2016年4月15日届)

エンジン制御モジュールのソフトウェアの影響により、走行モードによっては、窒素酸化物(NOx)の排出値が増加するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
LDA-MD4204T(V40) YV1MVA8RDG2270101~YV1MVA8RDG2325123(平成 27年 6月 16日~平成 28 年 2 月 22 日)
LDA-MD4204T(V40 クロスカントリー) YV1MZA8RDG2090160~YV1MZA8RDG2104344(平成 27年 6月 16日~平成 28 年 2 月 22 日)

尾灯(セントラルエレクトロニックモジュール)に関する不具合(2014年12月2日届)

セントラルエレクトロニックモジュールのソフトウェアが不適切なため、左尾灯への電源が供給されず、左尾灯が点灯しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-MB4164T(V40) YV1MV485BE2123414~YV1MV485BE2133991(平成 26年 2月 10日~平成 26年 3月 8日)
DBA-MB5204T(V40) YV1MV6350E2129555~YV1MV6350E2133543(平成 26年 2月 27日~平成 26 年 3 月 8 日)
DBA-MB5204T(V40 クロスカントリー) YV1MZ6356E2040599~YV1MZ6356E2042360(平成 26年 2月 10日~平成 26 年 3 月 8 日)

尾灯(セントラルエレクトロニックモジュール)に関する不具合(2014年4月23日届)

セントラルエレクトロニックモジュールのソフトウェアが不適切なため、左尾灯への電源が供給されず、左尾灯が点灯しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-MB4164T(V40) YV1MV485BE2122874~YV1MV485BE2132473(平成 26年 2月 10日~平成 26年 3月 8日)
DBA-MB5204T(V40) YV1MV6350E2125784~YV1MV6350E2131281(平成 26 年 2 月 10 日~平成 26 年 2 月 27 日)
DBA-MB5204T (V40 クロスカントリー) YV1MZ6356E2038990~YV1MZ6356E2041690(平成 26 年 2 月 10 日~平成 26 年 2 月 27 日)

制動装置(リアブレーキパイプ)に関する不具合(2013年5月24日届)

車両下部のリアブレーキパイプにおいて、ブレーキパイプと排気管の遮熱板のクリアランスが不十分なため、走行中の振動により、ブレーキパイプと遮熱板が接触して摩耗することがある。摩耗が進行するとブレーキパイプに穴が開き、ブレーキフルードが漏れることで警告灯と警告メッセージが表示される。そのままの状態で使用を続けると、制動力が低下するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-MB4164T(V40) YV1MV485BD2023394~YV1MV485BD2040061(平成 24年 12月 4日~平成 25年 3月 13日)
DBA-MB5204T(V40) YV1MV6350D2037054~YV1MV6350D2038455(平成 25年 3月 13日)

ボルボ V40各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障(不具合)箇所 費用
キーシリンダーの故障や不具合 10万円程度
冷却水漏れ 15万円~20万円前後
電気系統の故障や不具合 20万円前後~
燃料フィルターの不具合・漏れ リコール対象の可能性あり
レベライザーの不具合・故障 3万~5万円程度

このように、ボルボ V40に故障や不具合が生じると非常に高い修理費用が掛かる可能性があります。

工賃などは各整備工場によって異なりますが、部品代は国産車の1.5倍~2倍ほどを見ていた方がよいでしょう。

ボルボ V40オーナーの評判

ここまで、ボルボ V40の故障や不具合、リコールについて解説してきました。
故障やリコールのみに注目を当てると、やはり購入して大丈夫なのかという不安がありますよね。

では、実際にボルボ V40を所有しているオーナーの評判はどうなのでしょうか。ポジティブな評判とネガティブな評判に分けてご紹介します。

まずは、ポジティブな評判をご紹介します。

  • 盛りだくさんの安全機能
  • センスあるインテリア
  • トルクがすごい、加速で困らない
  • 長距離の運転でも疲れない

次はネガティブな評判です。

  • アフターパーツが少ない
  • リヤシートが狭い
  • 居住性はあまり高くない
  • 小回りがいいとは言えない

ボルボ V40とはどんな車?

V40は、スイスの自動車メーカー「ボルボ・カーズ」が製造・販売を手がける5ドア・ハッチバックタイプ(現行モデル)の乗用車です。

初めて発売されたのは1995年で、当時のボディタイプはステーションワゴンに分類されていました。日本でも1995年から販売されています。

2000年には内装と外装を一部変更したり、ホイールベースを延長したりといったマイナーチェンジが施されましたが、2004年に後継車となる「V50」が発表されたことにともない、わずか9年ほどでV40は販売終了となりました。

現行モデルのV40は、それから8年後の2012年、ジュネーブモーターショーで復活デビューを飾ります。「クーペC30」「セダンS40」「ワゴンV50」の統合・後継車としての発表です(日本では翌2013年より販売されています)。

実はこの間、ボルボは資金難にあえいでいた訳ですが、中国企業「浙江吉利控股集団(ジーリーホールディングス)」に買収され、その傘下になることで潤沢な資金を手にすることができたのです。

その“新生ボルボ”の第一弾として2012年に登場したのが、現行モデルのV40という訳です。

コンパクトなボディサイズにも関わらず、その存在感は際立っています。ボルボも「スカンジナビアらしい端正な美しさ」と自ら表現するように、シャープで流れるようなボディライン、ボルボ独特のフロントグリル、ハッチのデザインなど、細部に繊細さや従来のボルボの面影、そして新生ボルボの可能性などを感じさせてくれます。

なお、V40のLEDヘッドライトは「トール」と呼ばれる北欧神話に登場する雷神が、手にしていたとされるハンマーをモチーフに作られています。こうしたワンポイントや、資金難を乗り越えた歴史などを知ったあとでV40を改めて見ると、その奥深さに心を揺さぶられます。

そんな新生V40の魅力や特徴、スペック、中古車価格の相場などをご紹介します。

先進的な安全技術が凝縮された一台

V40は、ボルボが誇る先進的な11の安全技術が随所に盛り込まれた一台になっています。

例えば前走車はもちろん、歩行者や自車と同じ方向に進んでいる自転車を検知する「歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・被害軽減ブレーキシステム」です。被検体が接近するとアラームで警告、ドライバーの反応が遅れるなどし、危険が迫れば自動ブレーキが作動、これにより衝突回避または被害の軽減を図ります。

世界に先駆けてV40に搭載された安全技術もあります。それが「歩行者エアバッグ」です。時速20〜50kmで走行中に歩行者と衝突した場合、フロントウィンドウの上にエアバッグが飛び出し、歩行者がフロントガラスに衝突したときの負傷の可能性や程度を軽減させるというものです。

このほか、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」では、前走車との安全な車間距離を保ちつつ、交通の流れに合わせて加速・走行・減速・停止までをすべて「自動」でコントロールしてくれます。長時間のドライブの合間や渋滞中など、疲れを軽減させてくれるでしょう。

多彩な先進システムで運転がより楽しく

V40の特徴の一つに、ステアリングの精度の高さがあります。ダイレクトかつ俊敏にドライバーの要求に応えてくれるステアリングは、街中でもスポーティーな走りを可能にするだけでなく、V40を意のままにコントロールできる楽しさも与えてくれます。

また「車とあなたと周りの世界をつなぐ」というボルボ独自の哲学によって開発されたインターフェースには、音楽ストリーミングやナビ設定、電話の発信といったさまざまな機能を直感的に操作できるSENSUSと名付けられた技術を採用しています。

運転に集中しながら必要な情報を即座に得ることができるため、安全運転にも寄与してくれるだけでなく、車内を一瞬でエンターテイメント空間に様変わりさせることができます。

もう一つ、走りの楽しさを味わえる秘密が「Drive-E パワートレーン」です。パワートレーンとは、エンジンが生んだ回転エネルギーを効率よくタイヤに伝えるためのパーツ類の総称です。

モジュラー設計のパワートレーンを採用したことでベースエンジン・アーキテクチャーがこれまでとは別格のパワートレーン特性を発揮できるようになっただけでなく、電動化にも対応できるようになりました。

これによって、環境に与える負荷を最小限に抑えながらにして高いパフォーマンスと優れた燃費性能を実現しているのです。

このようにV40には「先進的な安全性能と走る楽しさを追求したテクノロジー」がふんだんに盛り込まれています。これらは、乗った人でなければ体感できない近未来の技術です。

V40の基本スペック

V40の主要モデルには「T2 Kinetic」「T3 Kinetic」「T3Momentum」「T3 Inscription」「D4 Kinetic」「D4Momentum」「D4 Inscription」「T5 R-Design」まで4モデル、8グレードがラインナップされています(その他、特別仕様車も複数登場しています)。

いずれもFF(前輪駆動)で5人乗り、全長4370mm/全幅1800mm/全高1440mm、ホイールベース2645mm、最低地上高135mmといった基本スペックは変わりません。その他、グレードごとに異なるスペックなどは次の通りです。

T2 T3 D4 T5
Kinetic Kinetic/Momentum/Inscription Kinetic/Momentum/Inscription R-Design
総重量 1755kg 1755kg 1815kg 1785kg
排気量 1497cc 1497cc 1968cc 1968cc
燃料 ガソリン ガソリン ディーゼル ガソリン
燃費 17.1km/L 16.5km/L 20.0km/L 15.9km/L
(JC08)

1.5L直列4気筒エンジンを搭載した、基本モデルとなる「Kinetic」から、ディーゼルエンジン搭載モデルの「D4」シリーズ、そして2L直列4気筒エンジンを搭載し、最大出力245psとパワフルな走りが可能な「T5 R-Design」まで、幅広くラインナップされています。

このようにグレードが細分化されたことで、より多くのニーズに沿った車種を選択できるようになったことも大きな変化です。

これら基本モデルに加えて「オーシャン・レース・エディション」といった特別仕様車や、派生モデルに位置付けられているSUVタイプの「V40 クロスカントリー」など、同じV40であってもライフスタイルや趣味趣向に合わせてさまざまなタイプから選べるようになっています。

V40の中古車価格

V40の魅力は、そのエクステリアやインテリア、安全性能や先進技術だけではありません。そうした世界基準のさまざまなテクノロジーが詰め込まれているにも関わらず269万円〜という価格も、大きな魅力となっています。

そんなV40ですが、中古車市場には非常に多くのV40が流通しています。手に入りやすい価格帯はもちろん、ボルボというブランドの日本における人気の高さをも象徴しています。

2019年5月時点、中古車市場で1000台近くのV40を確認することができました。もちろん、さまざまなモデルやグレードがあり、V40と名のつく派生モデルなども含まれますが、じっくり探せばきっと、自分にぴったりのV40に出会えるでしょう。

中古車価格ですが、初代(1995年〜2004年)が15万円〜130万円前後、2代目(2013年〜)が60万円〜390万円程度となっています。平均相場は250万円前後となります。

※同じV40ですが、初代と2代目とではコンセプトなどが大きく違うため、厳密には2代目が初代を継承していると言って良いか難しいところです。ここでは便宜上、初代・2代目としています。

中古車市場に流通している台数が多いことのメリットは、より細かい条件を指定しながら絞り込んでいくことができる点です。流通量が少なければ「あるものの中から」選ばなければなりませんが、グレード、年式、走行距離、色など細かく絞り込んでいくことができますので、より自分が求めているV40に出会える確率が高くなります。

現代的なデザイン、クリーンなエネルギー、そしてスポーティーでありながらパワフルさも併せ持つボルボV40、街中でもちょっと目を引く一台ですから、ぜひ中古車情報をチェックして好みの一台をゲットしてください。

ボルボ V40を中古車で購入する際に気をつけること

前述した通り、世界トップクラスの安全性能が標準装備されているボルボ V40の中古車は平均相場が250万円ほどと、性能などを考えれば非常にコスパに優れた車両と言えます。

しかし、新車と違い中古車は前オーナーの保管や整備状況によっても状態が異なるため、慎重な車選びが重要です。

以下の点に注目しながら車探しを進めましょう。

  • 高年式であるか
  • 車両に歪みやへこみがないか
  • エンジンをかけた際に異音がしないか、アイドリングストップなどが正常に作動するか
  • 下回りに液漏れした後が残っていないか

上記のポイントを中心に、車の装備品等も必ずチェックし、購入検討を進めていってください。

まとめ

現行のV40は、安全性能を含め、ボルボ V40には様々な最新テクノロジーが搭載されており非常に魅力的な車両であることは間違いありません。

ただし、故障した際の修理費用は国産車に比べて割高になることから、日々の点検やメンテナンスが重要なポイントと言えるでしょう。

比較的新しい年式の車両であれば故障も少ない傾向であると言われているため、中古車購入時は、高年式の車両を選択し、購入後は、定期的にメンテナンスをすることで、長く乗り続けられるのではないでしょうか。