三菱デリカスターワゴンで故障(不具合)が多い箇所は!?修理費用の目安や口コミもご紹介!

荷物の積みやすさ、運転のしやすさなどが人気の三菱デリカスターワゴンですが、購入を検討している方は故障(不具合)の多さについて気になっているのではないでしょうか?この記事では三菱デリカスターワゴンの故障(不具合)について、オーナーの評判や口コミなども交えながらご紹介していきます。修理費用の目安も掲載しているので、ぜひ参考にしてください!

三菱デリカスターワゴンは故障(不具合)が多いのか?

三菱デリカスターワゴンは、実際のところ故障(不具合)が多いのでしょうか?まずは、三菱デリカスターワゴンに乗っている、または乗っていた人たちの故障(不具合)に関する声を見ていきましょう。

三菱デリカスターワゴンに関する故障(不具合)の声

43歳/男性

ミッショントラブルを経験しました。ドライブに入れてもバックに入れてもニュートラル状態のままで、アクセルを踏んでも“空ぶかし”状態。ATオイルのポンプの油圧が何らかの原因によって低下したようです。

40代/男性

経年劣化が原因でしょうが、オルタネーターが故障しました。幸いリビルト品があったため、そんなに高くなかったのでまぁ許容範囲ですが…そのほかにも、リアのワイパーが動かなくなる、マフラーが破れるといった軽微な故障も何度かありました。

30代/男性

私が乗っていた三菱デリカスターワゴンは、コンプレッサーとミッションという、いずれも高額な修理費用が必要になる箇所でトラブルが発生しました。コンプレッサーは古くなったことによる焼きつき、ミッションはオイルの劣化が原因でした。

39歳/男性

古いから、というのもありますが、オイル漏れは比較的頻繁に起こっています。修理に出さなければとは思いつつも、じわじわ漏れる程度なので注意しながら乗っています。ゴムパッキンとオイルパンそのものの劣化と言われています。

47歳/男性

夏場にエアコンが効かなくなるという地獄を味わいました。しかもお盆休み中…。しかたなく窓全開&うちわで過ごしましたが、あんな経験は二度としたくないですね。原因はエアコン関連の配線のカプラー?が溶けてしまい、接触不良を起こしているとのことでした。数万円で済んだので助かりました。

三菱デリカスターワゴンの故障(不具合)が多い箇所

三菱デリカスターワゴンは故障(不具合)しにくい車と言われていますが、年式の低い(古い)車種のため、経年劣化による故障(不具合)が数多く報告されています。やはり、どんなにしっかりした作りでも、工業製品である以上、故障は避けられないですよね。次に三菱デリカスターワゴンでも故障が多いと言われている箇所を見ていきましょう。

  • オイル漏れ
  • エアコンの故障(不具合)
  • マフラーや足回りの故障や不具合
  • ミッション系の不具合や故障

故障(不具合)箇所1

オイル漏れは多数報告されています。これはゴムパッキンの劣化、オイルパン自体の破損などによるものが多いようです。

故障(不具合)箇所2

エアコンの故障(不具合)も意外と多く報告されています。コンプレッサーが原因のパターンもあれば、口コミのようにエアコン関連部品が原因になっているケースもあります。

故障(不具合)箇所3

マフラー、足回りの故障(不具合)にも注意しましょう。三菱デリカスターワゴンのようにオフロードで走ることがある車の場合、車体の下や足回りはダメージを受けやすいようです。

故障(不具合)箇所4

ミッション系のトラブルも多くなっています。やはり経年劣化による影響が大きいようです。ミッションの載せ替えになると高額な修理費用がかかってきますので、コンスタントなオイル交換が大切です。

三菱が発表しているデリカ スターワゴンに関する故障・不具合・リコール情報

サービスキャンペーン:補修部品として販売した前輪用アッパアームボールジョイント用ダストカバーにおける不具合(2008年11月6日届)

補修部品として販売した前輪用アッパアームボールジョイント用ダストカバーにおいて、部品メーカの出荷作業ミスにより異品を販売したものがあります。そのため、当該ダストカバーを車両に装着した場合、シール性不足により、当該ダストカバー内に充填しているグリスが流出し、そのまま使用を続けると、アッパアームボールジョイントが早期に摩耗し、がたが発生するおそれがあります。

対象車両

型式 車台番号
E-P03W P03W-0000012~P03W-0800985(昭和61年5月17日~平成6年3月31日)
E-P04W P04W-0000002~P04W-0300274(平成2年7月31日~平成5年5月12日)
Q-P05W P05W-0200001~P05W-0702123(昭和62年9月2日~平成5年5月26日)
Y-P05W P05W-0800004~P05W-0901361(平成5年5月25日~平成7年7月28日)
Q-P15W P15W-0000004~P15W-0700656(昭和61年7月31日~平成5年5月27日 )
Y-P15W P15W-0800201~P15W-0800639(平成5年5月21日~平成6年3月30日)
E-P23W P23W-0000007~P23W-0400236(昭和61年5月17日~平成元年9月13日 )
E-P24W P24W-0000002~P24W-0401344(平成元年7月25日~平成6年3月29日)
N-P25W P25W-0000009~P25W-0101865(昭和61年5月17日~昭和62年9月22日)
Q-P25W P25W-0200001~P25W-0711992(昭和62年9月1日~平成5年5月24日)
Y-P25W P25W-0800002~P25W-0905351(平成5年5月21日~平成7年8月8日)
Q-P35W P35W-0000001~P35W-0320253(平成元年7月25日~平成5年5月28日 )
Y-P35W P35W-0400005~P35W-0507543(平成5年5月21日~平成7年8月1日)

三菱 デリカ スターワゴンのリコールについて検索をしましたが、上記サービスキャンペーン1件のみしか確認することができませんでした。

発売から年数が経っているため確認できない可能性もありますので、購入する際は、事前に三菱もしくは、三菱車の修理を得意とする整備工場などで故障事例やリコールに関する情報を確認することをお勧めします。

三菱デリカスターワゴン各部品の修理費用

次に、三菱デリカスターワゴンの各部品の修理費用を見ていきましょう。作業工賃や使用する部品(リビルト品・純正品等)、その他に付帯する作業の有無などによってトータルの費用が変わってきます。詳しい費用は見積もりで確認しましょう。

故障(不具合)箇所 費用
オイル漏れ(オイルパンが原因の場合) 3〜5万円程度
エアコン(コンプレッサーが原因の場合) 20万円程度
マフラーの劣化 1〜3万円程度
ミッションの故障(載せ替えの場合) 50〜70万円程度

三菱デリカスターワゴンオーナーの評判

歴史ある三菱 デリカ スターワゴンですが、現在もなおデリカ スターワゴンを愛してやまないオーナーも少なくありません。

実際に三菱 デリカ スターワゴンを所有しているオーナーはどのような印象を持っているのでしょうか?

ポジティブな評判

  • がっちりとしたボディが最高
  • とにかく頑丈
  • 車中泊も余裕でできる
  • アウトドアには最適な車

ネガティブな評判

  • 年式も古いので故障が多い
  • パワー不足

それでは、詳しく見ていきましょう。

・評判1
見た目に違わぬボディの強さ!とにかく頑丈です。それに、視点が高いため特に渋滞なんかで先が見えると、イライラ感が軽減されるというのも、自分にとってはプラスに作用しています(笑)!とにかくカッコ良くて大好きな車です。

・評判2
角ばったフォルム、昔から大好きでした。ようやく手に入れることができました。故障?もちろん多いですが、そんなの気にしません。往年の名車ですから、所有しているだけで満足です。コンパクトなのに車内が広いのも気に入っています。車中泊も余裕です。

・評判3
85馬力ですからね、高速を走っているとき(特に夏場・登坂時)はしんどいです。パワー不足です。エアコン使っていたら余計に。あとディーゼルなので仕方ないかもしれませんが、現代の車と比べるとうるさいので、後部座席との会話が成り立ちません。

・評判4
とにかく悪路の走破性の高さに感激しています!20センチ程度の積雪ならまったく問題なく走破してくれます!それに積載量も多いので、キャンプなどアウトドアが趣味の僕にとっては最高の一台です!

・評判5
ちょっとした「家」のような存在です。荷物はたくさん積めるし、車内で十分眠れるし、四駆でもオフでも走れるし、どこへでも行けてしまう移動式の家です。本当に好きで4代目に乗っています。細かい故障は目をつぶっています。それでも乗りつづけたい大好きな車です。

三菱デリカスターワゴンとはどんな車?

四角いボディにグリルガードが特徴の三菱デリカスターワゴンは、1979年から1999年まで製造されていた三菱の大人気車種です(在庫販売は2004年まで続きました)。パジェロと並んで日本の乗用4WDシーンにおけるパイオニア的存在と言えるでしょう。

現代車と比べてしまうと見劣りする部分は多いものの、これは仕方がないことです。その一方で、現代車よりも電子部品の使用箇所が少ないなど、自分好みにカスタマイズしやすい車として、多くの方に支持されています。

悪路走破性の高さ、車内空間の広さ、運転席の視点の高さ、サスペンションの質の高さ、ハンドリングの良さなど、随所に三菱デリカスターワゴンの良さが詰め込まれており、好きな人は本当に好きな車として、今でも人気があります。

三菱デリカスターワゴンを中古車で購入する際に気をつけること

三菱デリカスターワゴンは、日本では2004年に在庫販売が終了しています。そこからすでに15年が経過しようとしていますので、現在中古車市場に出回っている三菱デリカスターワゴンは、経年劣化が進んでいる個体が多いと言えるでしょう。

加えて、部品が手に入りにくいといったデメリットもあります。リビルト品で応用できるものがあれば問題ないのですが、そうでない場合は部品を調達するのに時間がかかったり、場合によっては入手不可能だったりすることも考えられます。

経年劣化による故障(不具合)の多さは覚悟しておきましょう。また、購入前には試乗してエンジンの異音や足回りの違和感などがないかチェックしておきましょう。

まとめ

三菱デリカスターワゴンは、時代を感じさせるスタイリングになっていますが、それが味になっている部分でもあります。アウトドアを好む人、悪路走破にチャレンジしたい人、雪国に住んでいる人など幅広いニーズに応えることができる車種でもあります。現在出回っている中古車の相場は90万円程度と100万円以内で手に入るのも大きな特徴です。低年式のため故障が多いのは否めませんが、セカンドカーとして所有するのも良いかもしれないですね(ただし低年式車は税金が高いので注意しましょう)。