フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは故障(不具合)しやすい?口コミなども交えてウワサを検証!

「外観からは想像もつかない荷室の広さ」を大きく打ち出し、発売以来人気のフォルクスワーゲンのゴルフヴァリアントですが、ネット上では「故障(不具合)が多い」というウワサも…。果たしてフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは本当に故障が多いのでしょうか?口コミなども交えながら故障しやすいとされる部品や修理費用の目安などをご紹介して行きます。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは故障(不具合)が多いのか?

「フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは故障(不具合)が多い」というウワサは本当なのか、まずはゴルフヴァリアントオーナー、または過去に乗っていた人の故障(不具合)に関する声をご紹介します。なお、要点のみをお伝えするため一部ピックアップしています。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントに関する故障(不具合)の声

40歳/男性

個体差があるとは思いますが、窓落ち、クラッチ交換など故障が多かった印象があります。いちばんやっかいだったのは、信号待ちでアイドリングストップしたあとエンジンがかからなくなったことです。何度もありました。ディーラーに持ち込んでも原因が分からないと言われて困りました。

45歳/男性

ゴルフヴァリアントと言えばDSG(ATミッション)の不具合が有名ですが、私もご多聞に漏れずDSGの故障を経験しました。3速5速とバックに入らなくなったり、信号待ちから発信する際のショックがひどかったりなど、出先で発症したので本当に大変でした。もちろん対策プログラムを入れてもらいました。

53歳/男性

左のリアブレーキランプのエラーが出たのでディーラーに持ち込みました。単なるランプ切れと思っていたのですが、なんとランプの台座に焦げ跡が見つかりました。ショートしていたようです。保証期間だったこともあり、無償でユニットごと交換してもらいました。それ以外は特に故障はないです。

年齢性別不詳

窓落ちの洗礼を受けました。レギュレーター交換です。その後も窓を開ける際に突然大きなノイズが発生したり、パワーウィンドウそのものが作動しなくなったりと、窓にまつわるトラブルが続いています。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントの故障(不具合)が多い箇所

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントに限らず、どんなに精密に造られた車でも、工業製品である以上 “全く壊れない”ということはありません。ここでは、フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントの中でも特に故障しやすいと言われている箇所をご紹介します。

  • DSGの故障(不具合)
  • ドアミラーや窓落ち
  • 警告灯の点灯
  • ECUの故障(不具合)

・故障箇所1

初期型に多いとされているのがDSGの故障です。DSGとはフォルクスワーゲンが誇る、高効率でダイレクトフィールのミッションのことです。マニュアルミッションの変速を自動化したもので、一般にはDCTと呼ばれています。制御コンピューターの不具合によってDSGが故障し、クラッチが切れたままとなってアクセルを踏んでも加速しない、いったん停車したら発進できなくなるなど、さまざまなトラブルを引き起こします。2代目からは改善されているようです。

・故障箇所2

ゴルフヴァリアントには、ドアミラーの故障や窓落ちといった、いわゆるドイツ車によく見られる故障も、多いようです。DSGの故障に比べたら軽微なものですが、それでもレギュレーターの交換が必要となれば数十万円の出費は覚悟した方が良いでしょう。

・故障箇所3

警告灯が次々に点灯してしまうトラブルも多く見られます。横滑り防止装置(ESP)や、アンチロックブレーキシステム(ABS)といった警告灯が点灯してしまうというものです。センサーの故障によるものがほとんどなので、センサーを交換することで解消します。

・故障箇所4

ECU(エンジンコントロールユニット)と呼ばれるコンピューターも、意外と故障が多いようです。エンジンがかからなくなる、加速が悪くなったといった場合、エンジンや点火系ではなく、ECUの故障の可能性も出てきます。

フォルクスワーゲンが発表しているゴルフヴァリアントに関する故障・不具合・リコール情報

始動装置(エンジン始動/停止スイッチ)に関する不具合(2018年8月29日届)

エンジン始動/停止スイッチにおいて、表面に記載されている文字の字体が不適切なため、手汗などの油脂成分が付着すると、表面に施されたクロームコーティングの接着性が低下し、当該コーティングの一部が剥がれるものがある。そのため、スイッチを操作する際に文字の鋭角部分に触れると、指先が負傷するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZFP556504~WVWZZZAUZFP569854(平成26年11月23日~平成27年1月10日)
DBA-AUCHP(VWゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZFP501285~WVWZZZAUZFP636009(平成26年7月18日~平成27年7月22日)

ヒューズに関する不具合(2018年6月20日届)

灯火装置用ヒューズの端子部のコーティング材質が不適切なため、車体の振動によって生じた端子部分の傷に熱の影響が加わることによって、非電導物質(酸化亜鉛)が生成され、接触不良が発生し、前照灯、前部霧灯、車幅灯、番号灯、尾灯、後部霧灯、制動灯、補助制動灯、後退灯及び方向指示器の一部、または複数が不灯になる、更に接触不良が進行すると接触部の熱影響によりヒューズホルダーが溶損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KCAV(VW ゴルフヴァリアント 1.4/118kw) WVWZZZ1KZ9M257399~WVWZZZ1KZAM706898(平成20年8月18日~平成22年8月23日)
DBA-1KCAV(VW ゴルフヴァリアント 1.4/118kw) WVWZZZ1KZBM614313~WVWZZZ1KZCM714645(平成22年9月13日~平成24年9月14日)
ABA-1KAXX(VW ゴルフヴァリアント 2.0T) WVWZZZ1KZ9M252773~WVWZZZ1KZ9M308791(平成20年7月25日~平成21年3月23日)
ABA-1KCAW(VW ゴルフヴァリアント 2.0T) WVWZZZ1KZ9M306487~WVWZZZ1KZ9M365475(平成21年1月15日~平成21年7月23日)
ABA-1KCCZ(VW ゴルフヴァリアント2.0T) WVWZZZ1KZAM616073~WVWZZZ1KZCM610750(平成21年10月20日~平成23年9月20日)
ABA-1KCAX(VW ゴルフヴァリアント 1.4/90kw) WVWZZZ1KZ9M258474~WVWZZZ1KZAM641670(平成20年8月18日~平成22年1月21日)
DBA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント 1.4/90kw) WVWZZZ1KZAM641707~WVWZZZ1KZCM659135(平成22年1月21日~平成24年3月21日)
DBA-1KCBZ(VWゴルフヴァリアント1.2/77kw) WVWZZZ1KZCM660879~WVWZZZ1KZCM714793(平成24年3月21日~平成24年9月14日)

制動装置(ABS/ESCコントロールユニット)に関する不具合(2018年2月28日届)

制動装置において、ABS/ESCコントロールユニットの耐久性の評価が不十分なため、エンジン熱等により、基盤に組み付けられたICチップ(パワーコントロールユニット)に亀裂が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進展し、ICチップへの電源供給が断たれ、警告灯が点灯するとともに、ABSおよび、ESC(横滑り防止装置)が作動しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KAXX(VWゴルフヴァリアント2.0/147kw) WVWZZZ1KZ9M252773~WVWZZZ1KZ9M308791(平成20年7月25日~平成21年3月23日)
ABA-1KCAV(VWゴルフヴァリアント1.4/118kw) WVWZZZ1KZ9M257399~WVWZZZ1KZAM628012(平成20年8月18日~平成21年11月20日)
ABA-1KCAW(VWゴルフヴァリアント2.0/147kw) WVWZZZ1KZ9M306487~WVWZZZ1KZ9M365475(平成21年1月15日~平成21年7月23日)
ABA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント1.4/90kw) WVWZZZ1KZ9M258474~WVWZZZ1KZAM621867(平成20年8月18日~平成21年12月14日)
ABA-1KCCZ(VWゴルフヴァリアント2.0/147kw) WVWZZZ1KZAM616587~WVWZZZ1KZAM621421(平成21年10月20日~平成21年11月20日)

制動灯及び尾灯(バルブホルダー)に関する不具合(2018年1月25日届)

リヤコンビネーションランプにおいて、バルブを取り付けるバルブホルダーの設計が不適切なため、走行振動等により接触不良が発生することがある。そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、制動灯および尾灯が点灯しないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCHP(VWゴルフヴァリアント1.4/103kW) WVWZZZAUZEP507255~WVWZZZAUZFP615438(平成25年10月21日~平成27年6月4日)
DBA-AUCJZ(VWゴルフヴァリアント1.2/77kW) WVWZZZAUZEP506921~WVWZZZAUZFP615398(平成25年10月21日~平成27年6月13日)

エアバッグ装置(インフレータ)、座席ベルト(シートベルトプリテンショナー)に関する不具合(2017年5月24日届)

エアバックのインフレータ(膨張装置)およびシートベルトプリテンショナーにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックの展開およびシートベルトの弛みを巻き取ることができず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZHP517430~WVWZZZAUZHP518871(平成28年9月28日)

サービスキャンペーン:警告灯に関する不具合(2017年2月22日届)

灯火類の点灯状態を監視しているオンボードサプイ制御コンピュータで、プログラムの設定値が不適切なため、メーター内のバルブ切れ警告灯が正しく表示しない恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZGP601430~WVWZZZAUZHP530989(輸入期間の全体の範囲:2016/04/05~2016/12/27)
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZGP601459~WVWZZZAUZHP528610(輸入期間の全体の範囲:2016/04/05~2016/12/27)

サービスキャンペーン:自動変速機制御コンピュータに関する不具合(2016年11月30日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両で、自動変速機制御コンピュータの構成部品である油圧を蓄えるアキュムレータの容器の製造が不適切なため、油圧上昇により容器に微細な亀裂が発生することがある。そのため、亀裂部位からの油圧漏れを検知したコンピュータがトランスミッション警告灯を点灯させ、最悪の場合、フェイルセーフモードに移行しギヤ段が固定される恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZGP601430~WVWZZZAUZHP530989(輸入期間の全体の範囲:2016/04/05~2016/12/27)
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZGP601459~WVWZZZAUZHP528610(輸入期間の全体の範囲:2016/04/05~2016/12/27)

サービスキャンペーン:自動変速機制御コンピュータに関する不具合(2016年11月30日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両で、自動変速機制御コンピュータの構成部品である油圧を蓄えるアキュムレータの容器の製造が不適切なため、油圧上昇により容器に微細な亀裂が発生することがある。そのため、亀裂部位からの油圧漏れを検知したコンピュータがトランスミッション警告灯を点灯させ、最悪の場合、フェイルセーフモードに移行しギヤ段が固定される恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZEP541521~WVWZZZAUZFP573233(2013/05/25~2015/01/21)
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZEP542947~WVWZZZAUZFP573290(2013/05/25~2015/01/21)

サービスキャンペーン:チャイルドロックに関する不具合(2016年9月7日届)

ドアロック機構で、構成部品の製造が不適切なため、チャイルドロック作動時に走行時の振動等によりチャイルドロックが解除することがある。そのため、車内からドア操作を行うと、ドアが開放する恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(ゴルフヴァリアント 1.2 / 77kW) WVWZZZAUZGP578276~WVWZZZAUZGP586973(2016/01/21~2016/07/20)
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4 / 103kW) WVWZZZAUZGP578226~WVWZZZAUZGP589560(2016/01/21~2016/07/20)

エンジンに関する不具合(2015年10月21日届)

燃料ポンプにおいて、当該ポンプ内部の製造工程が不適切なため、内部部品のメッキコーティングが剥がれ、内部に異物として残留するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ポンプ内のインペラに異物が噛み込み、燃料ポンプが停止し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し再始動ができなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZEP548150~WVWZZZAUZEP594862(平成 26 年 1 月 21 日~平成 26 年 6 月 17 日 )
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZEW208816~WVWZZZAUZEW389214(平成 26 年 1 月 21 日~平成 26 年 6 月 17 日 )

メータークラスタに関する不具合(2015年7月1日届)

メータークラスタのソフトウェアプログラムが不適切なため、鍵との情報通信が適切に実行されない場合がある。そのため、鍵に記憶する車両情報が適時更新できない場合がある

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZFP501101~WVWZZZAUZFP607683(2014/07/15~2015/04/17)

自動変速機制御コンピュータに関する不具合(2015年3月25日届)

自動変速機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、エンジン停止後、コンピュータ内の作動油温度が低い状態で特定のイグニッションスイッチ操作を行った場合に、コンピュータがスリープ状態にならないことがある。そのため、エンジン停止後もコンピュータに待機電流が流れ続けることで、最悪の場合、バッテリが上がりエンジンを始動できなくなる恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZEP518744~WVWZZZAUZEP604087(2013/07/10~2014/07/18)
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZEP517786~WVWZZZAUZEP604052(2013/07/10~2014/07/18)

原動機(可変バルブタイミングユニット)に関する不具合(2015年3月15日届)

構成部品のスプロケット表面の加工が不適切なため、取付ボルトが緩むものがある。そのため、当該ユニットが適切に作動せず、エンジン警告灯が点灯しエンジン不調となり、最悪の場合、走行中に当該ユニットが破損して、エンストし再始動不能となる恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZEP552240~WVWZZZAUZFP558259(2014/02/11~2015/02/05)

ウインカーに関する不具合(2015年1月28日届)

灯火器制御コンピュータのプログラムが不適切なため、リモコンによるドアロック開錠時の外気温が低い場合、アンサーバックの方向指示器点滅を回路のショートと誤判定することがある。そのため、前面方向指示器が不灯になるとともに、警告機能が作動する恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCHP(VW ゴルフヴァリアント 1.4/103kW) WVWZZZAUZFP501592~WVWZZZAUZFP518459(2014/07/18~2014/08/23)
DBA-AUCJZ(VW ゴルフヴァリアント 1.2/77kW) WVWZZZAUZFP501162~WVWZZZAUZFP516950(2014/07/18~2014/08/23)

自動変速機制御コンピュータに関する不具合(2014年1月16日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両で、ギアオイルが不適切であるため、自動変速機制御コンピュータの基盤に内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断する恐れがある。走行中に不具合が発生した場合、クラッチの締結が開放されることによって、車両の運行を維持するための駆動力が伝達されず惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。不具合が発生しても、車両を安全に停車させるための制動、操舵にかかわる機能は保持される。駐車中に不具合が発生した場合、エンジンを始動できない、または始動できても発進不能となる。

対象車両

型式 車台番号
DBA-1KCBZ(VW ゴルフ ヴァリアント 1.2/77kw) WVWZZZ1KZDM648950~WVWZZZ1KZDM694905(平成25年1月22日~平成25年8月19日)
DBA-1KCTH(VW ゴルフヴァリアント 1.4/118kw) WVWZZZ1KZDM647443~WVWZZZ1KZDM695733(平成24年12月17日~平成25年8月19日)

自動変速機制御コンピュータに関する不具合(2013年5月8日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピュータの基盤材質が不適切であるため、内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断するおそれがある。走行中に不具合が発生した場合、クラッチの締結が開放されることによって、車両の運行を維持するための駆動力が伝達されず惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。なお、不具合が発生しても、車両を安全に停車させるための制動、操舵にかかわる機能は保持される。
駐車中に不具合が発生した場合、エンジンを始動できない、または始動できても発進不能となる。

対象車両

型式 車台番号
不明(ゴルフヴァリアント) WVWZZZ1KZ9M339762~WVWZZZ1KZ9M342025(平成 21 年 6 月 11 日)
ABA-1KCAV(ゴルフヴァリアント 1.4/118kw) WVWZZZ1KZ9M257399~WVWZZZ1KZAM706898(平成 20 年 8 月 18 日~平成 22 年 8 月 23 日)
ABA-1KCAX(ゴルフヴァリアント 1.4/90kw) WVWZZZ1KZ8M267225~WVWZZZ1KZAM641670(平成 19 年 10 月 22 日~平成 22 年 1 月 21 日)
DBA-1KCAV(ゴルフヴァリアント 1.4/118kw) WVWZZZ1KZBM614313~WVWZZZ1KZCM622543(平成 22 年 9 月 13 日~平成 24 年 1 月 16 日)
DBA-1KCAX(ゴルフヴァリアント 1.4/90kw) WVWZZZ1KZAM641707~WVWZZZ1KZCM620112(平成 22 年 1 月 21 日~平成 23 年 10 月 15 日)

トランスミッション制御プログラムに関する不具合(2012年4月11日届)

トランスミッション制御コンピュータの不適切なプログラムにより、作動用オイルの変質を助長する場合がある。そのまま使用を続けると、作動用オイルの変質物がバルブ機構に詰まることにより、停車状態からの発進ができなくなる恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KCAV(VWゴルフヴァリアント1.4/118kw) WVWZZZ1KZ9M257399~WVWZZZ1KZAM706898(2007/10/22~2012/03/21)
ABA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント1.4/90kw) WVWZZZ1KZ8M267225~WVWZZZ1KZAM641670(2007/10/22~2012/03/21)
DBA-1KCAV(VWゴルフヴァリアント1.4/118kw) WVWZZZ1KZBM614313~WVWZZZ1KZCM671644(2007/10/22~2012/03/21)
DBA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント1.4/90kw) WVWZZZ1KZAM641707~WVWZZZ1KZCM659135(2007/10/22~2012/03/21)

ピストンに関する不具合(2011年4月13日届)

エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、適切なノッキングの抑制ができない場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合ピストンに亀裂が発生し、圧縮低下となりエンジンが不調となる恐れがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KCAV(VWゴルフヴァリアント1.4/118km) 輸入期間2008/08/18~2010/08/23

エンジンECUに関する不具合(2010年7月10日届)

エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、高温多湿かつエアコン作動時に、低速走行からアクセルペダルを放して減速すると、エンジンが停止することがある。なお、いずれの場合もエンジンの再始動は直ちに可能。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント 1.4/90kw) 輸入期間2009/01/29~2010/07/22
DBA-1KCAX(VWゴルフヴァリアント 1.4/90kw)

動力伝達装置(自動変速装置)に関する不具合(2009年10月7日届)

自動変速機のクラッチ温度センサーにおいて、製造時の配線のかしめが不十分なものがあるため、エレクトロニックコントロールユニットに誤信号が送られ、当該変速機が油温異状していると誤診断することがある。そのため、メーター内シフト表示が点滅し、最悪の場合、フェールセーフ機能が働き、走行不能になるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1KCAW(VW ゴルフヴァリアント 2.0T) WVWZZZ1KZ9M313329~WVWZZZ1KZ9M339436(平成21年2月19日~平成21年6月11日 )

ジェッタ 動力伝達装置(ドライブシャフト)に関する不具合(2009年5月13日届)

ドライブシャフトにおいて、プロテクトカバーの塗装が不適切なため、製造時にプロテクトカバーが正しく組み付けられておらず、ドライブシャフト連結ボルトの締め付けトルクが規定トルクを下回るものがある。そのため、そのまま使用すると、当該ボルトが緩み異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落し、走行不能になるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
不明(VW ゴルフヴァリアント 1.4-125kw) WVWZZZ1KZ8M301387~WVWZZZ1KZ8M301982(平成19年6月11日~平成19年6月19日)
不明(VW ゴルフヴァリアント 2.0T ) WVWZZZ1KZ8M255884~WVWZZZ1KZ8M303194(平成19年6月11日~平成20年10月23日)
ABA-1KAXX(VW ゴルフヴァリアント2.0T ) WVWZZZ1KZ8M250062~WVWZZZ1KZ9M307361(平成19年6月4日~平成21年1月15日)
ABA-1KBLG(VW ゴルフヴァリアント 1.4-125kw) WVWZZZ1KZ8M250032~WVWZZZ1KZ8M369969(平成19年6月4日~平成20年11月13日)
ABA-1KCAV(VW ゴルフヴァリアント 1.4-118kw) WVWZZZ1KZ9M295917~WVWZZZ1KZ9M321749(平成20年12月15日~平成21年3月23日 )
ABA-1KCAW(VW ゴルフヴァリアント  2.0T) WVWZZZ1KZ9M308278~WVWZZZ1KZ9M308840(平成21年1月15日~平成21年1月15日)
ABA-1KCAX(VW ゴルフヴァリアント 1.4-90kw) WVWZZZ1KZ9M295811~WVWZZZ1KZ9M327357(平成20年12月15日~平成21年3月23日)

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント各部品の修理費用

続いて、前述した故障(不具合)しやすい箇所の、修理費用のおおよその目安をご紹介します。どんな部品を使うか、付帯作業の有無などによって変わってきます。また作業工賃などは含まれません。

故障箇所 費用
DSG 60〜100万円程度(乾式・湿式/6速・7速による)
ESP・ABS等のセンサー 10万円〜(部品代のみ)
ドアミラー/窓落ち 2〜3万円程度(ドアミラーのみ)
10万円程度(パワーウィンドウレギュレーター交換)
ECU 20万円程度(全面交換となった場合100万円程度になることも)

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントオーナーの評判

ここまで故障が多いイメージのフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントですが、実際に乗っているオーナーはどう評価しているのでしょうか?意外と高評価なコメントが多いようです。

ポジティブな意見まとめ

  • 燃費がいい
  • デザインが素晴らしい!かっこいい
  • 乗り心地がいい
  • 十分すぎる室内空間

ネガティブな意見まとめ

  • 故障が多すぎる

では、詳細についてご紹介していきます。

・評判1
DSGの故障が多いというのは聞いていましたので、覚悟して買いました。が、すでに5年ほど乗っていますがDGS含めて他のトラブルも一切発生していません。燃費も良いし買って良かったです。

・評判2
軽微な故障はあるものの、私の場合は10万円オーバーの故障などは今のところありません!やっぱりデザインがカッコ良いし、このまま乗り続けたいと思えるほど好きな車です!

・評判3
試乗したとき、思っていた以上に車内が広くて本当に感激し、そのまま購入に至りました。初期型は不具合が多かったようですが、自分が乗っているモデルは30,000kmを超えても順調にきています。

・評判4
初期型の2013年12月CLモデルです。エンジンの不調、ミッションの故障、パワーウィンドウの故障、警告灯の故障など、ウワサに違わず故障のオンパレードでした…。保証期間が終わったら売却するつもりです。

・評判5
購入してすぐ、パワーウィンドウが開閉しなくなってしまったというトラブルが発生しました。もちろん無償修理してもらった訳ですが、それ以降、今まで(10ヶ月ほどですが)故障らしい故障は全くありません。デザインの良さ、燃費の良さ、走りやすさ、室内の広さなど十分満足しています。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントとはどんな車?

フォルクスワーゲンのゴルフヴァリアントは、ゴルフの基本性能や安全性能はそのままに、とにかく広くて使い勝手の良い車内空間と荷室が売りのステーションワゴンです。

「TSI Comfortline Tech Edition」ではデジタルメーターや純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、LEDヘッドライト、17インチアルミホイールなどが標準搭載でおよそ320万円、さらにダイナミックライトアシストをはじめとした安全性能も盛り込まれた「TSI Highline Tech Edition」がおよそ370万円と購入しやすい価格帯も特徴です。

とりわけDSGの故障について心配される方も少なくありませんが、DSG故障の多くは初期型で、現行型では大幅に改善されているようです。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントを中古車で購入する際に気をつけること

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントの故障で最もやっかいなのは、やはりDSGの故障によるトラブルでしょう。

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントを中古車で購入しようと思っているなら、気をつけたいのは次のポイントです。

  • 平成19年10月~平成24年1月の期間に輸入されたゴルフヴァリアント
  • 「1KCAV 1.4TSI コンフォートライン」または「1KCAX 1.4TSI トレンドライン」モデル

上記に該当するフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは、DSGの故障が多いと言われているモデルです。購入する前によく確認しておきましょう。

もし、本当に中古車で購入したいという場合は、ディーラーの認定中古車を購入し、延長保証をつけることも検討してみてください。

まとめ

DSGの故障がピックアップされるフォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントですが、初期型を外せば中古車で購入してもDSG故障の可能性は低くなるでしょう(ただし、個体差があるため必ず大丈夫とは言い切れませんが…)。

またDSG以外にもセンサーやECUなど、故障(不具合)箇所は“比較的多め”であると捉えておきましょう。しかし、デザイン性、走行性能、安全性能、燃費性などが高い車ですので、故障(不具合)しやすい箇所など特徴を踏まえた上で購入するなら、おすすめしたい一台です。