トゥアレグは故障が多いのか?
姉妹車である、ポルシェのカイエンについての故障は比較的少ないことは有名な話ですが、トゥアレグの故障はどうなのでしょうか。
トゥアレグの故障について解説していきます。
トゥアレグに関する故障の声
「走行中にエンジンストップ」
旅行先で突然エンジンがストップしてしまったなど、走行中に何の前触れもなくエンジンがストップした事例が多数報告されています。
エンジンがストップした理由としては、コンプレッサーの故障、ガスメーターの初期設定のミスなど様々な原因が挙げられるようです。
「突然異音がした」
なんらかの原因でエンジンをかけた際に異音がした、走行中に異音がしたという事例も多いようです。常に音を気にかけていないと気付かない方も多く、気づいた時には膨大な修理費用がかかるといったことも考えられます。
「冷却水漏れやオイル漏れ」
トゥアレグに限らず、輸入車などに多い故障と言える冷却水漏れやオイル漏れ。定期メンテナンスで冷却水漏れがみつかったなど、場所が場所だけになかなか気づかない場合が多いようです。
なかなか気づきにくい故障も多いですが、日々の点検で回避できる故障もあります。しかし、車に詳しくても、精密機器である以上、いつトラブルが起きてしまうか判断がつきません。
トゥアレグの購入を考えているのであれば、事前にどのような箇所が故障しやすいか、その際の対処はどうするのか確認しておけば、急なトラブルにも慌てずに乗り切れることでしょう。
トゥアレグの故障が多い箇所
工業製品である以上、トゥアレグが全く故障しないとは言い切れません。そのため、事前に故障が多い箇所を把握しておくことが、トゥアレグを所有していくうえで、重要なポイントとなるでしょう。
トゥアレグの比較的故障しやすい箇所は、次のような箇所が挙げられます。
トゥアレグの故障しやすい箇所1 プロペラシャフト
トゥアレグでは、プロペラシャフトの故障が多く報告されています。
要因としては、プロペラシャフトのセンターベアリングとされていますが、異音がしたり、アクセルを踏んだ際にガタガタと揺れを感じたりすることがあります。
トゥアレグの比較的故障しやすい箇所2 冷却水・オイル漏れ
トゥアレグの姉妹車であるカイエンにも多く報告されている冷却水やオイル漏れは、最悪の場合、オーバーヒートしてしまい、緊急停止となってしまう可能性があります。
何らかの原因で漏れる可能性や経年劣化によって漏れる場合があるため、定期メンテナンスでの確認が必要不可欠と言えるでしょう。
トゥアレグの比較的故障しやすい箇所3 エアサスの故障
エアサスとはエアサスペンションのことを指し、これが故障することで、走行中の衝撃を吸収することができなくなり、ガタガタと揺れを感じるようになったり、ダンパー類などに負荷がかかってしまったりします。
エアサスペンションの故障に気づかず、走行を続けてしまうと走行不能になる可能性もありますので、以前より揺れを感じるようになった場合などは早急に確認をしてもらうことをお勧めします。
トゥアレグには以上のような故障が多く見られます。
輸入車は国産車に比べ、高温多湿という日本特有の気候から故障しやすい傾向にあるため、頻繁なメンテナンスが必要と言えるでしょう。
フォルクスワーゲンが発表しているトゥアレグに関する故障・不具合・リコール情報
現在から平成28年まで遡り、トゥアレグに発表されたリコール情報をご紹介します。
中古車を購入する際は、リコール対象車に該当しないか、対象車となっていた場合、修理は完了しているかを確認したうえで購入するようにしましょう。
エンジン始動/停止スイッチの不具合(平成30年8月29日届)
内容:
エンジン始動/停止スイッチにおいて、表面に記載されている文字の字体が不適切なため、手汗などの油脂成分が付着すると、表面に施されたクロームコーティングの接着性が低下し、当該コーティングの一部が剥がれるものがある。そのため、スイッチを操作する際に文字の鋭角部分に触れると、指先が負傷するおそれがある。
対象車:
型式 | 車体番号 |
---|---|
DAA-7PCGEA(V6 3.0 Hybrid) | WVGZZZ7PZBD018954~WVGZZZ7PZED052653 |
DBA-7PCGRA(V6 3.6) | WVGZZZ7PZBD026357~WVGZZZ7PZFD004366 |
DBA-7PCGRS(V6 3.6) | WVGZZZ7PZBD023568~WVGZZZ7PZFD004475 |
フューエルフィルターフランジの不具合(平成29年10月5日届)
内容:
燃料装置において、燃料ポンプフィルターフランジの取付位置が不適切なため、当該フランジ部が雨水等の被水により早期に劣化することがある。そのため、フランジ部の強度が低下し、そのままの状態で使用を続けると、燃料の圧力によりフランジ部に亀裂が生じ、亀裂部位から燃料が漏れるおそれがある。
対象車:
対象車については、以下資料をごらんください。
https://www.volkswagen.co.jp/content/dam/vw-ngw/vw_pkw/importers/jp/after_service/etc/pdf/recall/2017/1005_1.pdf
ブレーキペダルの点検(平成28年4月20日届)
内容:
制動装置のブレーキペダルにおいて、ペダルアッセンブリ組み立て時にブレーキペダルシャフト抜け止めのサークリップが装着されていないものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキペダルシャフトがブレーキペダルブラケットから抜け、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがある。
対象車:
型式 | 車体番号 |
---|---|
DAA-7PCGEA(V6 3.0 ハイブリッド) | WVGZZZ7PZBD018954~WVGZZZ7PZED052653 |
DBA-7PCGRA(V6 3.6) | WVGZZZ7PZBD020194~WVGZZZ7PZGD019190 |
DBA-7PCGRS(V6 3.6) | WVGZZZ7PZBD020067~WVGZZZ7PZGD020266 |
ウォータードレンの取付(平成28年4月20日届)
内容:
ハイボルテージバッテリーにおいて、搭載場所の水抜き設計が不適切なため、何らかの理由で当該場所に水が浸入した場合、排水ができない。そのため、バッテリーファン部から水が浸入し、バッテリー内部がショート、または、バッテリーの電気端子部に水が付着してショートし、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
対象車:
型式 | 車体番号 |
---|---|
DAA-7PCGEA(V6 3.0 ハイブリッド) | WVGZZZ7PZBD018954~WVGZZZ7PZED052653 |
上記では、平成28年から現在までに発表されているリコール情報をご紹介しています。
改善策や平成27年以前のリコール情報を知りたい方は、フォルクスワーゲン公式ホームページのリコール情報からご確認ください。
トゥアレグ各部品の修理費用
トゥアレグの故障については、国産車に比べると多い傾向にありますが、他輸入車と比べると比較的少ないです。
しかし、やはり気になるのはトゥアレグが故障した際の修理費用ですよね。
ここでは、故障しやすい箇所の修理費用の目安をご紹介します。
故障しやすい箇所 | 修理費用の目安 |
---|---|
プロペラシャフト | 10~15万円程度 |
オイル、冷却水漏れ | 数千円~10万円前後(状態によっては10万円以上ひつような場合もあります) |
エアサスペンション | 30万円~(保障外の場合) |
なお、リベルト品(中古部品)を使用できる工場であれば、上記の金額以下に抑えることも可能です。
輸入車の修理を取り扱っている工場は、国産車に比べると限られてくるため、工賃も高くなる傾向にありますし、リベルト品の取り扱いをしていない工場もあります。
トゥアレグを購入する際は、修理ができる工場が近くにあるか、工賃などの相場はいくらくらいなのかという点にも注意して確認しておきたいところです。
トゥアレグのオーナーの評判
ポルシェカイエンの姉妹車かつ比較的故障が少ないということからトゥアレグは非常に人気が高い車です。
しかしながら、中古車を購入する場合は、どんなに故障が少ない車種だからと言って何も起こらないとは言えません。
実際にトゥアレグ愛用者は、どのくらいの故障を経験しているのでしょうか?
30代/男性
40代/女性
車内が広く、家族で乗ってもゆったりしているので、遠出でも苦にならないところがいいと思います。
30代/男性
50代/男性
新車で購入する場合、出荷状態は同じであっても、乗る環境は購入者それぞれに違うため、厳密に故障が多いか、少ないかは比較できません。
しかし、故障につながる原因を早期に発見することで対処することができ、大きな故障を食い止めることは可能です。国産車以上のメンテナンスを心がけることで、大きな故障を回避できるかもしれませんね。
それ以上に、走行性能や居住性などが優れている為、現在もなお人気が高いのではないでしょうか。
トゥアレグとはどんな車?
輸入車の中では故障が比較的少ない、ポルシェカイエンの姉妹車としてカイエンより低い価格で同等の車両を購入できるなど、トゥアレグには様々な魅力があります。
トゥアレグの魅力をすでにご存じの方もいると思いますが、再確認の意味を込め、ポイントをまとめてみました。
トゥアレグは、フォルクスワーゲンから2002年から販売したクロスオーバーSUVです。
2018年に行われた北京モーターショーで3代目となる新型トゥアレグが発表されたことから、話題となっています。
2002年より発売された初代トゥアレグでも、ボディサイズは大きく、広い居住性を誇っていたトゥアレグですが、3代目新型トゥアレグはさらに大型化されるようです。
前述している通り、トゥアレグはポルシェカイエンやアウディQ7の姉妹車として有名ですが、その2社の車両と比較すると価格も低く設定しています。これが最大のポイントと言えるのではないでしょうか。
また、トゥアレグは内装インテリアにおいて、機能性を重視しており、高い機能性はもちろん高級感もあるため、姉妹車であるカイエンやQ7にも劣らない車両です。
今後の改良でさらなる走行性や機能性、デザインなど様々な面から期待できます。
トゥアレグを中古車で購入する際に気をつけること
中古車を購入する際に気になるポイントと言えば、やはり良質な車両であるか、故障はしないかという点だと思います。
では、トゥアレグの中古車を購入する場合、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?
車両の状態
トゥアレグに限らず、中古車購入時は車両の状態を1番に確認しましょう。傷やへこみなど細かい部分はもちろんですが、グレードや装備品など基本的な部分もしっかり確認しておく必要があります。
マイナーチェンジや改良によって、フロントや装備などの違いがありますので、○年式と記載があっても、実車にて確認をすることをお勧めします。
整備状態やエンジン状態の確認
前オーナーの整備がしっかりなされているか、経年劣化している部分はないか、消耗品など必要な個所の交換はされているかなど、細かい部分まで確認するようにしましょう。
試乗してみよう
実際にエンジンをかけて異音がしないか、走行中に揺れを感じたり異音がしたりしないかという点も念入りにチェックしておくことが大切です。店舗によっては試乗をしていない場合もありますが、出来る限り試乗しておくことで安心できるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、日本でも高い人気を誇るクロスオーバーSUV“トゥアレグ”の故障について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本は海外に比べて高温多湿と特殊な気候のため、海外では考えられない故障をする可能性があります。
また、土地が狭く、都心部では頻繁に信号でストップしてしまうことも故障につながると言われています。
輸入車を国内で乗用することは、いろんな面で不安も大きいでしょうが、それ以上に海外製であるおしゃれなデザインや走行性を味わうことができます。
トゥアレグは国内で愛用している方からも比較的故障が少ないと評判が高く、様々な魅力を放つ1台ですので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。