三菱アウトランダーPHEVは、使い方次第で「ガソリン代ゼロ」も可能な次世代エコカー、PHEV(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)です。購入を検討している方は故障(不具合)が多いかどうか、気になるところですよね。今回は三菱アウトランダーPHEVの故障(不具合)について、口コミや評判なども交えながら解説していきます!
目次
三菱アウトランダーPHEVは故障(不具合)が多いのか?
三菱アウトランダーPHEVは2013年1月より三菱アウトランダーの2代目として登場した車種です。さっそく、気になる故障(不具合)についての声をご紹介します。
三菱アウトランダーPHEVに関する故障(不具合)の声
40歳/男性
納車から1年ほどですが、その間、さまざまなトラブルが起こりました。特に怖かったのが、何もないところで障害物センサーが反応してしまい、ブレーキがかかってしまったことです。確かに衝突せずに済みますが、それにしても何もないところで止まるなんて…
45歳/男性
エンジンルームからガラガラという異音が出るようになりました。ディーラーに持ち込むと、コンプレッサーの故障とのことでした。PHEVということで一般車とは構造が違うのか、35万円近く修理代がかかりました。最悪でした。
38歳/男性
エンジンが始動しなくなりました。電気で走ることはできましたが、バッテリーがなくなりかけてギリギリ帰宅。焦りました。ディーラーで見てもらったら、エンジン制御プログラム、PHEV制御プログラム、さらに点火プラグの不具合。後日リコール出ました。
51歳/男性
6万kmを超えたあたりから急に変速ショックが大きくなり、ノッキングが発生するようになりました。おかしいなと思ってディーラーに持っていくとCVTに不具合が見つかりました。リコール対象ではないためCVTの載せ替えとなり、高額な修理費用がかかりました。
43歳/男性
納車されてからずっと、エアコンが弱いなと思っていたのですが、点検時も異常なし。街の修理工場で見てもらうとコンプレッサータービンが破断しており、かつデュアルエアコン制御パネルが故障しているとのこと。保証期間中じゃなかったらと思うとゾッとします。
三菱アウトランダーPHEVの故障(不具合)が多い箇所
三菱アウトランダーPHEV も工業製品ですから、まったく故障(不具合)しないということはありません。口コミからも分かるように、さまざまな故障(不具合)が報告されていますが、その中でも特にトラブルが多いと言われている箇所をご紹介します。
- エンジンの故障(不具合)
- CVTの故障(不具合)
- センサーの不具合
- 原動機のエアリーク検査システムのプログラミングミスによるオイル漏れ
故障(不具合)箇所1
エンジンの不具合は多数報告されています。その中でも、リコール対象となったのが口コミにもあった「エンジン制御プログラム」「PHEVシステム制御プログラム」「点火プラグの仕様」の不具合です。
故障(不具合)箇所2
CVTの故障も比較的よく見られるトラブルです。特に10万kmを超えてきた三菱アウトランダーPHEVは注意が必要です。CVTの交換に加えて、トランスファーも交換するとなると修理費用が大きく膨らみます。
故障(不具合)箇所3
センサーの不具合も報告されています。そのほとんどは、何もないところで反応してしまうというものです。厳密には何かに反応しているものと思われますが、障害物などではないため、何に反応しているのか、ドライバーが判断するのは難しいでしょう。
故障(不具合)箇所4
発電機、原動機のエアリーク検査システムのプログラミングミスによるオイル漏れ、発電機のベアリング破損などが起こり、最終的に再始動が不可能になってしまうという不具合ですが、こちらはリコール対象となっています。
三菱が発表しているアウトランダーPHEVに関する故障・不具合・リコール情報
エンジンに関する不具合(2019年2月14日届)
エアフローセンサーにおいて、硫化腐食耐性の評価が不十分なため、 吸気系ゴムホースから発生した硫黄ガスにより、内部の抵抗が腐食し断線することがあります。 そのため、EVシステム警告灯が点灯し、フェールセーフにより走行出力が制限され、 さらにエンジンが始動しないおそれがあります。 エンジンが始動しない場合、充電が行われないため、そのまま走行を続けると、バッテリー残量が無くなり、 走行不能となるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000101 ~ GG2W-0011545(平成25年1月17日 ~ 平成26年2月3日) |
衝突被害軽減ブレーキシステムにおける改善対策(2018年9月13日届)
衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、 前方に衝突可能性がある歩行者を検知した際のブレーキ作動時間が必要以上に長くなることがあります。 そのため、運転者の不要な制動操作による急制動を誘発するおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0400101 ~ GG2W-0407664(平成29年2月7日 ~ 平成30年6月21日) |
横滑り防止システムにに関する不具合(2018年4月13日届)
ブレーキハイドロリックユニットのECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、 ハイドロリックユニットのポンプモーターの制御切り替え時に電気的ノイズが発生し、 ECUの制御が中断されることがあります。 そのため、ASC ※1 やABS ※2 の機能が一時中断し、 その間の車両安定性が損なわれるおそれがあります。 また、ACC ※3 、FCM ※4 、BAH ※5 、HSA ※6 、 S-AWC ※7 機能付き車は、作動中に機能が停止するおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0400101 ~ GG2W-0407134(平成29年2月7日 ~ 平成30年4月6日) |
駐車ブレーキに関する不具合(2018年1月25日届)
① 後輪のブレーキキャリパーにおいて、 駐車ブレーキ駆動用シャフトのブーツのシール性能が不足しているため、シャフト部に水が浸入し、 シャフトに錆が発生することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行しシャフトの回転が阻害され、 駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがあります。
② 後輪のブレーキキャリパーにおいて、製造工程での検査不良により検査規格を外れる部品が流出したため、 ブレーキパッドとブレーキディスクとの隙間を自動調整する機構が作動しなくなるものがあります。 そのため、ブレーキパッドの摩耗が進行しても、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間が自動調整されず、 駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、駐車中の車両が動き出すおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000101 ~ GG2W-0309220(平成25年1月17日 ~ 平成28年1月29日) |
エンジンに関する不具合(2017年9月28日届)
エンジンコントロールユニットの電源制御等に使用されるリレーにおいて、 リレー内部の溶接が不適切なため、使用過程で溶接部が異常発熱して溶接が外れ、導通不良となることがあります。 そのため、走行中にエンストして再始動不能となるおそれがあります。 また、アイドリングストップ付車両は、エンジン警告灯が点灯してエンジン出力が制限されるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0104930 ~ GG2W-0311806(平成26年12月5日 ~ 平成28年7月4日) |
PHEVシステムに関する不具合(2017年5月18日届)
エンジン制御プログラムとPHEVシステム制御プログラム、および点火プラグの仕様が不適切なため、 エンジンの始動時間が短い状態でモーターのみで走行するEV走行を繰り返すと、点火プラグのくすぶりが発生することがあります。 そのため、エンジンの始動が必要となった際、点火プラグがくすぶっていることからエンジンが始動せず、 EVバッテリーの充電が行われず、そのままEV走行を続けると、バッテリー残量が無くなり、 走行不能となるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000101 ~ GG2W-0108687(平成25年1月17日 ~ 平成27年6月15日) |
ドアに関する不具合(2017年4月6日届)
乗降扉のドアラッチにおいて、構成部品の製造が不適切なため、部品の精度が規格を外れているものがあり、 気温が高くなるとロック機構の動きが悪くなることがあります。 そのため、乗降扉が確実にロックされず、最悪の場合、運行中に乗降扉が開くおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0108647 ~ GG2W-0310696(平成27年4月23日 ~ 平成28年3月15日) |
ボデーに関する不具合(2016年11月4日届)
リヤフロアーパネルにおいて、溶接ロボットの溶接ガンの軌道の設定が不適切なため、 溶接ガンがリヤフロアーパネルの左後部と干渉し、リヤフロアーパネルの位置がずれた状態で溶接されたものがあります。 そのため、車体左後部の強度が不足し、後面衝突時に燃料系部品が破損して燃料が漏れるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0312056 ~ GG2W-0312168(平成28年7月19日 ~ 平成28年7月21日) |
燃料配管に関する不具合(2015年10月28日届)
燃料パイプと燃料ホースの継ぎ手部(クイックコネクター)の嵌合作業が不適切なため、一部の車両において、クイックコネクターが正しく嵌合していないものがあります。 そのため、嵌合部より燃料が漏れるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0108679 ~ GG2W-0304509(平成27年6月9日 ~ 平成27年9月7日) |
ブレーキに関する不具合(2015年10月28日届)
ブレーキブースターのリップシールの組付け作業が不適切なため、グリースが塗布されずに組付けられたものがあります。 そのため、リップシールの摺動抵抗が増大して捲れるとエアーが漏れ、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0002133 ~ GG2W-0003842(平成25年2月15日 ~ 平成25年3月12日) |
電気装置、原動機、駆動用電池に関する不具合(2014年4月4日届)
① 駆動用電池の電池残量を演算するバッテリーマネージメントユニット(BMU)において、 制御プログラムが不適切なため、 外部充電やチャージモードを利用しないで、ハイブリッド走行モード*1のみの使用を継続した場合、 実際の電池残量が正しく残量メータに表示されないことがあります。 そのため、残量メータでは電池残量があるように表示されているにもかかわらず、実際の電池残量は減少しており、 EVシステム警告灯の点灯なく走行不能になるおそれがあります。*1 ハイブリッド走行モード: 電池残量が一定値まで減少した状態で、その残量を維持しながら走行するモード
② エンジンを制御するコントロールユニット(エンジンECU) とPHEVシステムを制御するコントロールユニット(PHEV ECU)の制御プログラム、および点火プラグの仕様が不適切なため、 エンジンが低温の状態で短時間の運転と停止を繰り返した場合、点火プラグのくすぶりが発生することがあります。 そのため、EVシステム警告灯が点灯し、エンジンによる充電を行わない駆動用電池残量の範囲でのEV走行のみに制限され、 そのまま走行を続け電池残量が無くなると、走行不能になります。
③ 駆動用電池内のセルモニターユニット(CMU)において、制御プログラムが不適切なため、 パワースイッチオフもしくは充電が終了して車両が停止していても電力消費が継続し、 電池セル電圧が低下し続けることがあります。 そのため、フェイルセーフ状態(外部充電ができなくなり、走行時はEVシステム警告灯が点灯し、 エンジンによる充電を行わない駆動用電池残量の範囲でのEV走行のみに制限されるとともに走行出力と最高速度が制限)に入り、 そのまま走行を続け電池残量が無くなると、走行不能になります。 また、電池セル電圧の低下状態によっては、始動できなくなるおそれがあります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000101 ~ GG2W-0006881(平成25年1月17日 ~ 平成25年11月7日 ) |
駆動用電池に関する不具合(2013年6月4日届)
① プラグインハイブリッド車の駆動用電池において、 以下の事象が発生するおそれがあります。
・ スクリーニング工程(電池セル内の異物検出性向上のため実施している工程)において、 作業者が誤って電池セルを落下させ、電池セル内部部品のエレメントが移動しエレメントのセパレータが損傷した状態で、 移動したエレメントと集電体の隙間が減少した不良品を流出させたため、 使用過程で充電中に電池セルの内部短絡が発生する場合があります。 そのため、電圧が低下、EVシステム警告灯が点灯し走行不能となり、最悪の場合、電池セルおよび周辺部品の一部が溶損します。
・ スクリーニング工程の不活性化工程において、衝撃値の設定が不適切であり、 電池セル内部部品(エレメント)の一部から剥離した銅異物が発生し、同工程中に正極に運ばれることで、 使用過程で軽微な内部短絡が発生する場合があります。そのため、電圧が低下し、 EVシステム警告灯が点灯して満充電ができない状態やフェールセーフ状態(出力を30%に制限し、最高速度を50km/hに制限する走行状態) となります。
② 電気自動車の駆動用電池において、以下の事象が発生するおそれがあります。
・ スクリーニング工程において、作業者が誤って電池セルを落下させ、 電池セル内部部品のエレメントが移動しエレメントのセパレータが損傷した状態で、 移動したエレメントと集電体の隙間が減少した不良品を流出させたため、 使用過程で充電中に電池セルの内部短絡が発生する場合があります。 そのため、電圧が低下、EVシステム警告灯が点灯し走行不能となり、最悪の場合、電池セルおよび周辺部品の一部が溶損します。
・ スクリーニング工程の不活性化工程において、衝撃値の設定が不適切であり、 電池セル内部部品(エレメント)の一部から剥離した銅異物が発生し、同工程中に正極に運ばれることで、 使用過程で軽微な内部短絡が発生する場合があります。そのため、電圧が低下し、EVシステム警告灯が点灯し走行不能となります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000115 ~ GG2W-0004722(平成25年1月17日 ~ 平成25年3月27日) |
電動パワステ、方向指示器、後写鏡、原動機等に関する不具合について(2013年6月4日届)
① 電動パワーステアリングコントロールユニット(EPS ECU) 内部のマイコン電源電圧を監視する回路の素子の製造工程が不適切なため、素子が特性不良となったものがあります。 そのため、電源電圧監視回路が誤作動し、インフォメーション画面に「パワーステアリングシステム点検」を表示するとともに、 EPSのアシスト機能が停止し、ハンドルの操舵力が増大するおそれがあります。
② ETACS ECU(方向指示器、非常点滅表示灯などを制御するECU)のプログラムが不適切なため、 エレクトリックテールゲート作動時のハザードアンサーバック(非常点滅表示灯点滅による作動受付確認)が作動しない場合があり、 このとき、方向指示器レバーの操作をおこなっても方向指示器が点灯しません。
③ 工場装着のナビゲーションシステム装着車両において、ナビゲーションのプログラムが不適切なため、 カメラスイッチ操作を行ってもナビゲーション画面がサイドビューカメラ画像に切り替わらない場合があり、このとき、 直前直左の状態を確認できません。
④ 発電機(ジェネレータ)及び原動機(駆動用フロントモータ) の冷却と潤滑のためのオイルを循環させる電動オイルポンプの制御プログラムが不適切なため、 ポンプが作動不能となる場合があります。 そのため、警告音とともにメータ内のEVシステム警告灯が点灯、インフォメーション画面にEVシステム異常と表示し、 フェールセーフ状態(発電不可となり出力制限し、最高速度を50km/hに制限する走行状態)になり、 バッテリー残量の範囲での駆動用リアモータのみの走行となり、そのまま走行を続けると走行不能になります。
⑤ ACC(自動で車間距離を維持して先行車に追従するシステム) 及びFCM(自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム)装着車両において、ACC/FCM ECUのプログラムが不適切なため、 以下の事象が発生するおそれがあります。
・ACCを使用して走行中、トンネル壁面等を先行車両と誤認識する場合があり、このとき、自動ブレーキが作動し、車両が減速します。
・演算処理時にエラーが発生し、ECUがリセットして通信異常が発生する場合があり、このとき、 警告音とともにメータ内のインフォメーション画面に「ACC点検」「FCM点検」「ASC(横滑り防止システム)システム点検」と表示し、 ACC 及びFCMが機能を停止します。
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000115 ~ GG2W-0004722(平成25年1月17日 ~ 平成25年3月27日) |
フロントパワードライブユニット、リヤモーターコントロールユニット、 その他(ジェネレータ、フロントモーター)に関する不具合(2013年4月23日届)
① フロントモーターを制御するフロントパワードライブユニット(FPDU) 及びリヤモーターを制御するリヤモーターコントロールユニット(RMCU)の制御プログラムが不適切なため、 車両起動時にFPDU及びRMCUがモーターの位相を誤認識し、起動後に発進不能となる場合があります。 また、この状態で一定以上アクセルペダルを踏み込むと、車両が急に動き出すおそれがあります。
② 発電機(ジェネレータ)及び原動機(駆動用フロントモータ)のエアリーク検査システムにプログラムミスがあり、 検査判定不良品が市場に流出しました。 そのため、オイル漏れが発生し、発電機(ジェネレータ)内のベアリングが潤滑不良となり破損し、最悪の場合、 フェールセーフ状態(発電不可となり出力制限し、最高速度を50km/hに制限する走行状態)となり、 再始動不可となる場合があります。
③ 発電機(ジェネレータ)及び原動機(駆動用フロントモータ)のエアリーク検査システムにプログラムミスがあり、 検査判定不良品が市場に流出しました。そのため、オイル漏れが発生し、 原動機(駆動用フロントモータ)内のベアリングが潤滑不良となり破損し、最悪の場合、 フェールセーフ状態(発電不可となり出力制限し、最高速度を50km/hに制限する走行状態)となり、 再始動不可となる場合があります。
対象車両
型式 | 車台番号 |
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DLA-GG2W | GG2W-0000101 ~ GG2W-0003956(平成25年1月17日 ~ 平成25年3月13日 ) |
三菱アウトランダーPHEV各部品の修理費用
上記でご紹介した、三菱アウトランダーPHEVの各部品の修理費用の目安を押さえておきましょう。作業工賃は含まれません。また、使用する部品(新品かリビルト品か等)、その他に付帯する作業があるかどうかなどでも費用が変わってきますので、まずは見積もりを依頼しましょう。
故障(不具合)箇所 | 費用 |
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エンジンの不具合 | リコール対象(非対象車は50〜100万円程度) |
CVT | 40〜90万円程度(新品・リビルト品、トランスファー交換の有無などによる) |
センサー類の不具合 | 数万円〜5万円程度 |
発電機、原動機のエアリーク検査システムのプログラミング | リコール対象 |
三菱アウトランダーPHEVオーナーの評判
では、三菱 アウトランダー PHEVを所有するオーナーからの評判はどうなのでしょうか?詳しく見ていく前に、簡単にまとめてみました。
ポジティブな意見
- 乗り心地最高!
- カーブの安定感がある
- コスパがいい
- アウトドア好きにおすすめ
- 荷室が広い
- 走ることを楽しませてくれる車
ネガティブな意見
- 思ったほどの燃費性能はない
・評判1
乗り心地が良いですね!カーブを曲がる時の安定感なんて、同様の国産車の中ではかなり良い方ではないでしょうか?しかもスポーツモードによる加速も反応が良く、快適に運転できています!経済性も高いので買って良かったです。
・評判2
車内空間が広くて荷物がたくさん積める点が気に入っています。フルフラットにもできるので、車中泊がとても楽です。そのうえ、100Vの電源をエンジンをかけることなく使えるなど、アウトドアを思いっきり楽しみたい人にはまさに最適なのでは!?
・評判3
ハイブリッド、EV、その組み合わせに魅力を感じて購入しましたが、ハイブリッドでは思ったほど燃費が良くない。さらにEVは走行できる距離が短い。う〜ん、正直不満です。乗り心地や走行性能は十分なのですが…
・評判4
スポーツモード、本当にすごいですね。こんなに重量がある車が、まるで半分程度の重さになったのでは?と錯覚するくらい、スイスイと加速して進んでいきます。これは本当にすごいと思いました。走るのが楽しくなります!
・評判5
ツインモーターのパワーとスピードに感激です。もう普通のエンジン車には戻れないでしょう。走りもキレと安定性がバランスよく、乗り心地も最高です。とにかく運転が楽しくなり、毎週末のように家族で出かけています!壊れるまで乗り続けると思います。
三菱アウトランダーPHEVとはどんな車?
世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとして登場したのが三菱アウトランダーPHEVです。2013年1月に販売が開始され、幾度かのマイナーチェンジを経て現在も高い人気をキープしています。
平日の通勤だけなら電気で、週末のドライブはほとんど電気、たまにガソリンなど、使い分けることでガソリン代を大幅に抑えることができるPHEVは、早くから注目を浴びてきましたが、三菱アウトランダーPHEVはさらにスポーツモードを搭載し、SUVにもかかわらずスポーツカーのような加速感を体感できるのも、人気のポイントになっているようです。
三菱 アウトランダーPHEVのスペック 旧モデルと新モデルを比較!
項目 | 旧モデル G Premium Package | 新モデル G Premium Package |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4695×1800×1710 | 4695×1800×1710 |
ホイールベース(mm) | 2670 | 2670 |
トレッド(前/後)(mm) | 1540/1540 | 1540/1540 |
車両重量 | 1890 | 1900 |
最高出力「ネット」(kW[PS]/rpm) | 87[118]/4500 | 94[128]/4500 |
最大トルク「ネット」(N・m[kgf・m]/rpm) | 186[19.0]/4500 | 199[20.3]/4500 |
総排気量(L) | 1998 | 2359 |
モーター最高出力 前/後(kW[PS]) | 60[82] / 60[82] | 60[82] / 70[95] |
最大トルク 前/後(N・m[kgf・m]) | 137[14.0] / 195[19.9] | 137[14.0] / 195[19.9] |
三菱アウトランダーPHEVを中古車で購入する際に気をつけること
三菱アウトランダーPHEVはリコール案件が複数発表されています。中古車を購入する際は、事前に三菱のホームページなどでリコール情報をチェックしておくとともに、修復歴や部品の交換歴などを確認しておくことをおすすめします。
また、中古車を購入する際は実際に試乗を繰り返し、エンジンやCVT、足廻りなどに違和感がないか、確認しておきましょう。異音をはじめ、違和感を覚えるときは妥協せず、慎重に判断しましょう。
まとめ
三菱アウトランダーPHEVは、他の国産車と比べると若干ですが、故障(不具合)が多いと言えるかもしれません。しかし、それは発売当初の話で、現在では初期不良なども出きっているため、中古車市場に出回っている三菱アウトランダーPHEVでも比較的故障(不具合)は少ないと考えて良いでしょう。
ただしPHEVですから、家に充電設備や格安深夜電力などの用意がないと維持費がかさんでしまうため注意しましょう。