トヨタ ランドクルーザー60は故障しやすいのか?故障・不具合箇所と修理費用を徹底解説

トヨタ ランドクルーザーは世界でも認められる走行性・耐久性を誇る、クロスカントリー車です。その中でも60と呼ばれるトヨタ ランドクルーザー60系は、1980年から1990年の10年間に渡り販売されていたモデルになります。

前期の丸目フェイスや、無骨なスタイルが、今なお人気の理由です。
しかし、30年以上前に製造された車となると、不具合や故障が気になります。

この記事では、トヨタ ランドクルーザー60の故障・不具合箇所とその修理費用を徹底解説します。これからトヨタ ランドクルーザー60の購入を検討されているかたは、ぜひ参考にしてみてください。

トヨタ ランドクルーザー60は故障(不具合)が多いのか?

トヨタ ランドクルーザー60に関する故障(不具合)の声

30代/男性

走行中にエンジン部分からパタパタとかすかに異音がしました。かけていた音楽を小さくすると、その異音はどんどん大きくなってきました。

これはマズイと思い不安になり、一旦路肩に停車。そのままレッカー移動となりました。
修理工場に持っていくと、エンジンオイルが漏れほとんど入っていない状態に。
あのまま走行を続けていると焼き付いていました。

50代/男性

夏に高速走行中エアコンをつけていると、なんだか暑くなってきました。先ほどまで出ていた冷風がでていたエアコンから、暖かい風しか出なくなりました。その足でディーラーへ持ち込むとコンプレッサーの故障が原因とのことでした。

40代/男性

エアコンの1段階目の小風が出なくなりました。トヨタ ランドクルーザー60ではよくある故障のため自分で修理することに。ヒーターブロアレジスタの交換で直りました。

30代/男性

サンルーフが下がったまま上がらなくなりました。開閉ボタンを押すとモーター音は聞こえるものの、動く気配はなし。緊急用のネジを回しても空回りでした。

とりあえず、ディラーへ持って行きたいと思います。

40代/女性

朝会社へ出社しようとロクマルのキーを回すとエンジンがかからない。この症状は2回目だったため、すぐに修理工場へ。スターターリレーの故障とのことで、すぐに入院となりました。

トヨタ ランドクルーザー60の故障が多い箇所

トヨタ ランドクルーザー60はどんな道路でも走破する強い車というイメージがありますが、どんな車も全く壊れないことはありえません。

販売から30年以上経過しても、いまだに人気のトヨタ ランドクルーザー60。購入を検討している人も多いと思いますが、故障(不具合)が気になるところです。

ここでは、トヨタ ランドクルーザー60の故障が多い箇所をご紹介します。

  • エンジンオイルの漏れ
  • エアコンの故障
  • ラジエーターの故障や破損
  • サンルーフの故障
  • パワーウィンドウの故障

上記のような故障が挙げられます。

日々のメンテナンスをしっかり行っていれば防げる故障もあるので、乗る直前の点検や、1ヶ月に1回など定期的に点検を行うことをお勧めします。

ご自身での点検が不安な方は、車に詳しい人や整備士などに点検のポイントを聞いておくと良いかもしれません。

トヨタが発表しているランドクルーザー60に関する故障・不具合・リコール情報

トヨタ ランドクルーザー60は、冒頭でもお話しした通り、すでに生産が終了している車両です。
よって、リコール情報ですら見つけることができませんでした。

トヨタやランドクルーザーを専門的に取り扱っている販売店等であれば、リコール情報などがわかるかもしれません。

トヨタ公式サイト:https://toyota.jp/

トヨタ ランドクルーザー60各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障箇所 費用
エアコン 10万円〜
ラジエーター リビルト品:3万円程度、新品:6万円程度
パワーウィンドウモーター 1箇所3万円程度
ガラスランチャンネル(窓枠ゴム)の交換 1箇所3000円程度
エンジンのオイル漏れ 1〜3万円程度

トヨタ ランドクルーザー60のように古い車の故障の定番である、エアコンやパワーウィンドウの故障は大きな修理費用がかかってしまいます。

その他の故障に関しても、突然の出費は家計を圧迫する可能性もありますので、事前にどの故障に、どれくらいの費用が掛かるのか把握しておくことが大切です。

トヨタ ランドクルーザー60オーナーの評判

ここまで、故障に関して解説してきました。

では、実際にトヨタ ランドクルーザー60を所有しているオーナーの評判はどうなのでしょうか?まずは、ポジティブな意見をご紹介します。

  • 悪路でもガシガシ走ります
  • なんと言っても、このアメ車のような無骨なスタイルが最高です!
  • 今の車にはない雰囲気、毎週末のキャンプがさらに楽しみになりました
  • 四駆なので、雪山も怖くありません
  • 車高が高いのでとても運転しやすい

一方でネガティブな意見もあります。

  • 燃費が悪い
  • もう少し乗り心地が良ければ……

ネガティブな意見もありますが、燃費や乗り心地は関係ない!

トヨタ ランドクルーザー60の醸し出す雰囲気は、他の車には変えられないという声が多くありました。

トヨタ ランドクルーザー60とはどんな車?

今尚人気のトヨタ ランドクルーザーですが、1980年から1990年に販売されていた60系をトヨタ ランドクルーザー60と呼び、通称ロクマルという名称で親しまれています。

販売から30年以上経過している車ですが、販売当時を知っているシニア世代にはもちろん、当時を知らない若者からも人気を集めています。

長距離・悪路でも走破するタフさが魅力

トヨタ ランドクルーザー60は世界に輸出することを目的とし開発されたため、乗り心地や快適さを追求した作りとなっていますが、四輪駆動車の魅力は随所に感じられます。

高性能・高品質とタフなオフロドカーとして世界中で活躍しているトヨタ ランドクルーザー60は、中東エリアでは砂漠のランボルギーニと呼ばれるほどです。

実際に中東エリアに行くと、トヨタ ランドクルーザーに乗っている人が多く、砂漠の中を悠々と走り抜けていきます。

日本でも、高速道路のパトロールカーにはトヨタ ランドクルーザーが採用されており、60万キロを走破した実績があるため、長く付き合っていける車といえるでしょう。

無骨な中にも可愛さを纏うデザイン

四輪駆動車というと、三菱のジープやジープラングラーなどを無骨な姿をイメージするかたも多いかと思います。しかし、トヨタ ランドクルーザーはステーションワゴンを目指して作られているため、横に長く、その姿はやや可愛さも感じられます。

特に、トヨタ ランドクルーザー60の前期と呼ばれるモデルは、前灯が丸目で可愛らしい表情になっています。最近では後期型やトヨタ ランドクルーザー80にも、このフェイスデザインを採用するオーナーも少なくありません。

インスタ映えする一台

昨今アウトドアブームに火が点き、インスタグラムなどのSNSでもキャンプでの一面などを目にします。その中でも、トヨタ ランドクルーザー60が写り込んだ写真は、オシャレなアウトドア感を際立たせるでしょう。

トヨタ ランドクルーザー60を中古車で購入する際に気をつけること

トヨタ ランドクルーザー60は中古車でも人気の高い車両です。
中古車であっても300万円近い値段がつくこともあります。
大きな買い物となることは間違いありませんので、以下の注意点に気をつけながら、十分な検討をしてください。

・車両の傷・凹みなど状態を確認する
中古車の場合は、必ず外装や内装など車両の状態を確認しますよね。トヨタ ランドクルーザー60は、アウトドアに使用してきた前オーナーが多いため、傷やヘコミなど、に気をつけましょう。特にぶつけやすいパンパーなどは念入りに確認が必要です。

・エンジン
悪路を走行してきたトヨタ ランドクルーザー60は、エンジンに負担がかかっている可能性が高いです。エンジンをかけた際にカラカラなど、異音がしないかチェックしてみてください。

異音がした場合、エンジンが焼きつく前兆だったりする可能性があります。

・グレードや装備品
前期と後期では大幅に仕様が変わっています。

特にフェイスは丸目から角目に。リアのドアは観音開きからサイド開きへと変更されています。中古車ですと、カスタムされていて、フェイスは丸目なのに、リアはサイド開きという車両も存在します。

購入後に間違ったとならないように、可能な限り、実車を確認し購入するようにしてください。

 

他にも、トヨタ ランドクルーザー60は家族で利用する車ですので、お子さんを乗せ機会が多多いです。

そのため、シートが汚れていたり、クッションがヘタっていたりする場合があるので、隅々まで細かくチェックしましょう。

まとめ

トヨタ ランドクルーザー60は、数多くあるSUVやミニバンではない、唯一無二の存在です。
前述したとおり、しっかり整備を行うことで長く乗れる1台となりえます。

中古車であっても、その存在価値を大きく発揮させるために、トヨタ ランドクルーザー60を所有した際には定期的なメンテナンスを心がけるようにしましょう。