シボレー トレイルブレイザーの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

トレイルブレイザーはシボレーが販売していたSUV車です。現在は日本での正規販売はされていませんが、現在も中古車で過去のモデルが多数出回っており、アメ車ならではの存在感で人気の車種です。

そんなシボレー トレイルブレイザーの購入を検討されている方もいると思いますが、故障はどれくらいあるのか気になりませんか?この記事ではオーナーの口コミなどを元に、シボレー トレイルブレイザーの故障や修理費用について書いてみたいと思います。

トレイルブレイザーは故障が多いのか?

シボレー トレイルブレイザーに関する故障の声

30代/男性

現在オーナー歴8年目で15万kmです。

これまで起きた不具合は、

・ファンカップリング固着1回
・助手席後ろのパワーウィンドウ故障
・ヘッドライトのカプラー破損
・サーモスタット交換、
・リアのガラスハッチが上で留まらない

などがありました。

20代/男性

ある日コンビニに行った時の帰り。
シフトケーブルが壊れてシフトロックされ、コンビニの駐車場から全く動けなくなりました。
これが高速などであったらと思うとぞっとしますが、それ以外は大きなトラブルは起きていません。

40代/男性

・メーターが壊れる(ほとんどの人が経験)
・よくエンジンチェックランプが点灯する(無視してます)

という不具合がありますが、まだ元気に走っています。

20代/男性

ドアミラーが自動で動かなくなってしまいました。モーターの空回る音がうるさく、地下駐車場で焦るわ、恥ずかしいわ…。でもミラーは手動で動かせるので、問題ないかも?

40代/男性

バッテリーが上がった時、旧バッテリーと繋いだまま交換をしないと、ECUのバッアップメモリーが消えてしまうので、エンストしたりアイドリングが不安定になったり不具合が出ます。

シボレー トレイルブレイザーの故障が多い箇所

シボレー トレイルブレイザーはアメ車としては、「そこまで故障しやすい車ではない」という評価でしたが、いかんせん最も新しいものでも10年前の車となるため、経年劣化による故障のリスクは増えています。

特にシボレー トレイルブレイザーで話題になることが多い故障部位は以下のような箇所です。

  • 2WDと4WDの切り替えができなくなる
  • エアコンの故障
  • メーターの故障

シボレー トレイルブレイザーはボタンによって2WDと4WDを切り替えられる機能がありますが、この部分が故障して切り替えができなくなることが多いようです。ボタン自体はカチッと音がしても、切り替えできなかったり、ボタン自体が反応しなかったり様々なパターンがあるようです。

エアコンは10年以上経過すると国産車であっても壊れやすい部分です。既に部品交換などをしている中古車以外であれば別ですが、これまで一度もエアコンをいじっていない車であれば、高確率で故障するトラブルは起こるでしょう。エアコンは故障する部品によっては高額修理になることもあります。

上の口コミでもあったメーターの故障とは、「スピードメーターの針が途中で止まったり、引っ掛かったりする」「メーターの動きがぎこちない」という不具合のことで、

2003年2006年のGM系のメーターに多いトラブルです。

シボレーが発表しているトレイルブレイザーに関する故障・不具合・リコール情報

前照灯に関する不具合(2016年6月10日)

前照灯において、ロービームを制御しているリレーの製造が不適切なため、リレー内部の素子と基板のはんだ付けが不十分なものがあります。対策として全車両、ロービームを制御しているリレーを対策品に交換する。

対象車両

型式 車台番号
GH-T360 1GNDT13S462288041 ~ 1GNDT13S762321985(51台)
GH-T370L 1GNET16S466148631 ~ 1GNET16S266160406(115台)
GH-T370V 1GNET16M966148593 ~ 1GNET16M766160466(80台)

運転者席ドアモジュールに関する不具合(2014年12月5日)

運転者席ドアモジュールの防水性能が不十分なため、当該ドアモジュールに液体がかかった場合、内部基板に液体が浸入するものがあります。対策として全車両、当該ドアモジュールを対策品に交換します。

対象車両

型式 車台番号
GH-T360 1GNDT13S162215533 ~ 1GNDT13S062302663(166台)
GH-T360G 1GNET13S472187762 ~ 1GNET13S272282241(97台)
GH-T370L 1GNET16S466141081 ~ 1GNET16S866160393(55台)
GH-T370V 1GNET16M766148690 ~ 1GNET16M766160466(34台)

運転席側ドアモジュールに関する不具合(2013年5月9日)

運転席のドアモジュールの防水性能が不十分なため、液体がかかった場合、ドアモジュールの内部基盤に液体が侵入して錆が発生することでショートを起こす可能性があります。対策として全車両、ドアモジュールを対策品に交換します。

対象車両

型式 車台番号
GH-T360 1GNDT13S362212360 ~ 1GNDT13S672321985(400台)
GH-T360G 1GNDT13S472187762 ~ 1GNDT13S672282629(245台)
GH-T370L 1GNET16S466141081 ~ 1GNET16S266160406(120台)
GH-T370V 1GNET16M966148593 ~ 1GNET16M766160466(80台)

シボレー トレイルブレイザー各部品の修理費用

ここでは上で紹介したシボレー トレイルブレイザーのよくある故障が起きた場合、いくらくらいの修理費用がかかるのか、その目安金額を紹介します。

  • トランスファーの交換:50万円程度
  • エアコンコンプレッサーの交換:10万円以上
  • メーターの修理:数万円程度

2WDと4WDの切り替えスイッチの故障原因は色々考えられますが、最も厄介なのがトランスファーというパーツが故障している場合です。このトランスファーを新品交換するとなるとなんと50万円程度の交換費用がかかるのです。中古パーツなどで安く仕上げることもできるようですが、それには輸入車に詳しい修理工場にお願いする必要があります。

エアコンの故障で最も高くつくのが、コンプレッサーの交換です。こちらも費用は10万円程度かかります。他の部品と併せて交換となると、更に大きな金額になる可能性もあります。

メーターの修理はメーターを動かしているモーターの交換が必要となり、最大で6つのモーター交換が必要です。価格は数万円程度と言われています。2003年2006年の間に製造されたシボレー トレイルブレイザーなら遅かれ早かれ発症する不具合のようですのでどれか一つ故障したら一気に全部変えた方がいいかもしれません。

シボレー トレイルブレイザーオーナーの評判

  • 車体が大きい割にパワーがあってしっかり走る
  • 荷物が結構積める
  • 見た目はゴツくて目立つ
  • 意外と静粛性も高い
  • 内装が安っぽい

シボレー トレイルブレイザーは「これぞアメ車」と言った感じのゴツイSUV車で、パワーや積載量も見た目通り、満足いくもののようです。また、見た目に反して静粛性も高いようで、乗り心地も悪く無さそうですね。

ただ、良く挙がっていた欠点としては「内装が安っぽい」というものがありました。アメ車は比較的内装は凝っていないものが多く、シボレー トレイルブレイザーもいかにもプラスチックな安い見た目が評価を下げているようです。

シボレー トレイルブレイザーとはどんな車?

トレイルブレイサーはシボレーが製造・販売する中型SUVです。初代は2001年に登場し日本でも販売していましたが、2008年に販売終了。

その後2012年に発売された2代目のトレイルブレイザーは中東やタイなどを中心に展開されることになりました。日本には正規ディーラーでは取り扱いがなく、並行輸入などでしか新車を購入することができません。

そのため、日本の中古車市場にあるのは2008年以前の初代トレイルブレイサーがほとんどです。

トレイルブレイザーを中古車で購入する際に気をつけること

並行輸入された2代目のトレイルブレイザーを除き、ほとんどの日本にあるシボレー トレイルブレイザーは10年落ち以上の車です。輸入車は5年5万kmで消耗品の交換が必要になると言われており、現在中古車市場にあるのは、消耗品の交換がしっかりされているもの、何も整備されていないものが入り混じっています。

当然これまで点検・整備をしっかりやってきた車はそれだけ壊れにくく、ほとんど整備していない車は壊れやすいので、整備記録などを確認して前オーナーがちゃんと手入れをしてきたかどうかを確認するのがハズレを引かないために大事だと思います。

まとめ

シボレー トレイルブレイザーはアメ車らしい外観やパワーを持ったSUV車です。あまり日本では走っていない車ですし、他人とは違う車に乗りたい人にはうってつけの車と言えます。

しかし、年式が経過している車が多いので、故障のリスクは結構高いと言えます。購入する場合にはリスクを理解して、後悔のないようにしてください。