フォルクスワーゲン ゴルフの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

ゴルフはフォルクスワーゲンが製造・発売している車で、世界的に普及している車種です。国産車で言えばカローラみたいな存在ですね。

そんなドイツ車のゴルフの購入を検討している人もいると思いますが、気になるのは故障ではないでしょうか?ここではオーナーの口コミなどからフォルクスワーゲン ゴルフの故障について書いてみたいと思います。

フォルクスワーゲン ゴルフは故障が多いのか?

フォルクスワーゲン ゴルフに関する故障の声

30代/男性

ゴルフ5乗ってたけど、やっぱりドイツ車は良いと思うよー
VWはメンテも楽ですし故障は少ないイメージ

40代/男性

ゴルフはまだ故障はありませんが、ディーラーの質は微妙です。
点検や整備に出すと壊して返してくることが不思議。
傷をつけてきたり、触らないで良い筈の部品を壊してくることが数回あります…。

40代/男性

まだ半年もたっていないので故障は無いと言いたいのですが、ディーラーに3回持ち込みました。やはり外車は電気系統は弱いのかなと思います。

30代/男性

2万km走行くらいで、異音トラブルでのクラッチ2回交換とトランスミッション+制御コンピューター交換になりました。

20代/男性

アイドリングが不安定になり、エンジンの主要部品を交換することに。

フォルクスワーゲン ゴルフの故障が多い箇所

フォルクスワーゲンは日本でも古くから日本でも商品展開を行っているメーカーで、ゴルフも初代から販売されています。昔の輸入車は事実壊れやすかったため、そんな昔からのイメージで「フォルクスワーゲンは故障しやすい」というイメージが定着している部分もあります。

口コミでは「最近のゴルフはあまり壊れない」という声もありましたが、一方で「国産車より当たり外れが多い」とか「故障しやすい」という声もありました。ゴルフには特に壊れやすいと言われる箇所が3箇所あります。ゴルフの弱点といえる場所は以下の部分です。

  • DSG
  • 窓落ち
  • エアコンのコンプレッサー

DGCとはフォルクスワーゲンの車が採用しているATミッションのことで、MTの変速を自動で行えるようにしているシステムです。これによりAT車でもMT車のような走りや燃費を実現しているのですが、一方で壊れやすいと評判の部分でもあります。

DGCが故障してしまうと、異常な振動が起きたり、変速できない、最悪走行不能になる恐れがあります。DGCは現行のゴルフ7でも採用されており、走行距離が増えるほどトラブルが起きやすいと言われているので特に中古車購入の場合は注意したいところです。

窓落ちというのは、パワーウインドウの窓が下がったまま上がらなくなる故障です。故障原因はパワーウインドウの電気系統の故障、経年劣化による窓を支える部品の破損などがあります。

エアコンのコンプレッサーはゴルフ5などで故障する部位です。コンプレッサーが故障すると当然エアコンは効かなくなってしまいます。ガスが足りていないだけの場合もありますが、コンプレッサーの取り換えになると修理費が大きくなってしまいます。

フォルクスワーゲンが発表しているゴルフに関する故障・不具合・リコール情報

エンジン始動・停止スイッチの不具合(2018年8月29日)

エンジン始動・停止スイッチにおいて、表面に記載されている文字の字体が不適切なため、手汗などの油脂成分が付着すると、表面に施されたクロームコーティングの接着性が低下し、当該コーティングの一部が剥がれるものがあります。対策として全車両、エンジン始動・停止スイッチの文字の字体を点検し、対象となるものは対策品と交換します。

対象車両

型式 車台番号
ABA-AUCHH WVWZZZAUZEW000622 ~ WVWZZZAUZFW190043(4,933台)
ABA-AUCJXF WVWZZZAUZEW210189 ~ WVWZZZAUZFW189654(1,449台)
DBA-AUCJZ WVWZZZAUZFW136333 ~ WVWZZZAUZFW190132(1,486台)
DBA-AUCPT WVWZZZAUZFW001463 ~ WVWZZZAUZFW190104(3,742台)

エンジンオイル規格ラベルの点検・交換(2018年7月25日)

車両に装着する装備品のシステム設定時に誤った品番を選択したため、エンジンルームに貼付されているメーカー推奨エンジンオイル規格ラベルにおいて、間違った仕様のラベルが装着されているおそれがあります。全車両、エンジンルームに貼付されているエンジンオイル規格ラベルを確認し、間違ったラベルが貼付されている場合は、正しいラベルに貼りかえます。

対象車両

型式 車台番号
DBA-AUCJZ WVWZZZAUZJW389632~WVWZZZAUZJW079132(426台)
DBA-AUCPT WVWZZZAUZJW000761~WVWZZZAUZJW058596(554台)

灯火装置用ヒューズの不具合(2018年6月20日)

灯火装置用ヒューズの端子部のコーティング材質が不適切なため、車体の振動によって生じた端子部分の傷に熱の影響が加わることによって、非電導物質(酸化亜鉛)が生成され、接触不良が発生し、前照灯、前部霧灯、車幅灯、番号灯、尾灯、後部霧灯、制動灯、補助制動灯、後退灯及び方向指示器の一部、または複数が不灯になります。対策として全車両、灯火装置用ヒューズを対策品と交換する。また、ヒューズホルダーを点検し、溶損している場合は、新品と交換する。

対象車両

型式 車台番号
不明 WVWZZZ1KZAW005256~WVWZZZ1KZAW009074(2台)
不明 WVWZZZ1KZAW000274~WVWZZZ1KZAW000316(4台)
ABA-1KAXX WVWZZZ1KZ9U000222~WVWZZZ1KZ9U012661(1,261台)
ABA-1KBLG WVWZZZ1KZ9U000021~WVWZZZ1KZ9U014960(1,834台)
ABA-1KBMY WVWZZZ1KZ9U000173~WVWZZZ1KZ9U015593(26台)
ABA-1KBUBF WVWZZZ1KZ9W000123~WVWZZZ1KZ9W051690(107台)
ABA-1KCAV WVWZZZ1KZ9P444428~WVWZZZ1KZAW416650(4,204台)
ABA-1KCAX WVWZZZ1KZ9P441810~WVWZZZ1KZAW231533(9,348台)
ABA-1KCCZ WVWZZZ1KZAW000390~WVWZZZ1KZCW354283(7,273台)
ABA-1KCDL WVWZZZ1KZCW036181~WVWZZZ1KZCW080336(353台)
ABA-1KCDLF WVWZZZ1KZAW200790~WVWZZZ1KZCW354683(1,492台)
DBA-1KCAV WVWZZZ1KZBW000217~WVWZZZ1KZCW350866(3,264台)
DBA-1KCAX WVWZZZ1KZAW140124~WVWZZZ1KZCW352964(19,210台)
DBA-1KCBZ WVWZZZ1KZAW164925~WVWZZZ1KZCW354875(11,293台)

フォルクスワーゲン ゴルフ各部品の修理費用

ここでは、上で紹介した代表的な故障が起きた場合、修理費用がどれくらいかかるのか目安の相場をご紹介します。

  • DGSの取り換え:10万円以上
  • 窓落ち修理:2万円~10万円
  • エアコンのコンプレッサー交換:20万円

まず、DGSの交換はかなり高額な修理費がかかります。DGSの故障はクラッチや制御プラグラムなど他の部分の故障にも繋がるので、それらの修理も必要になればもっと高額になってしまうこともあり、こまめな点検・整備はやはり欠かせません。

窓落ち修理は部品の破損であれば2万円程度、電気系統の故障だと10万円以上かかる可能性があります。多くの場合は部品の破損であることが多いようですが、1度直しても繰り返すことがあるようなので、そうなるとこちらも高額になる可能性があります。

エアコンのコンプレッサーは万が一取り換えになった場合、20万円とこちらも高額な修理費となります。エアコンはこまめにクリーニングすることをオススメします。

フォルクスワーゲン ゴルフオーナーの評判

  • 走行性能が良い
  • 運転していて疲れない
  • エクステリアや内装はシンプルで堅実
  • 燃費も悪くない
  • 維持費も含め費用が国産車より高め

こちらは現行モデルのゴルフ7の評判ですが、基本性能やデザインは基本的に満足されている方が多いようです。特に走行性能やエンジン性能といったところは国産車で物足りなさを感じる人にとっては大きなポイントとなるかもしれません。

一方、デメリットとして挙げられるのは価格面です。中古車だと車体自体は安く購入できることもありますが、その分維持費がかかりますし、国産車よりも費用がかかることは覚悟しなければなりません。

フォルクスワーゲン ゴルフとはどんな車?

ゴルフはフォルクスワーゲンが1974年に初代モデルを発表して以来、モデルチェンジを繰り返しながら販売され続けている普通車です。Cセグメントの代表的な車でもあり、世界の車種別総生産台数はトヨタのカローラに次ぐ第2位という世界的にとても知名度の高い車です。

現在販売しているのはは7代目で、モデルチェンジごとに徐々に大型化してきているという特徴があります。

フォルクスワーゲン ゴルフを中古車で購入する際に気をつけること

どの中古車でも同じですが、特に輸入車の場合は走行距離や年式が重要です。走行距離が多かったり、年式が古いほど故障リスクは高まり、例え車体が安く購入できてもそれ以上に修理代がかかってしまうことも多くなります。

5代目、6代目あたりのフォルクスワーゲン ゴルフならまだ中古車市場には並んでいますが、修理代がかかるのを覚悟している人でなければオススメはしません。

まとめ

フォルクスワーゲン ゴルフはドイツ車だけあって、走行性能やエンジン性能で見れば国産車よりも優秀で、運転が楽しいと思える車です。しかし、定期的な点検・整備は必須で、国産車よりも維持費がかかるということは覚えておきましょう。