ダイハツ コペンの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

コペンはダイハツが販売する軽自動車サイズのオープンカーです。その可愛らしくもカッコイイ見た目や、手軽にオープンカーの雰囲気を感じられることから人気の車種となっています。

コペンの購入を考えている方の中には故障が気になる方もいると思います。ここではダイハツ コペンの故障の頻度、修理費用をオーナーの口コミななどを元に解説していきたいと思います。

ダイハツ コペンは故障が多いのか?

ダイハツ コペンに関する故障の声

40代/男性

コペンの電動ルーフは40万円の価値が有ると言われています。
つまり故障した場合には、最高で40万円の修理費が必要となるということです。

20代/男性

全く問題なく走れています。
半年点検確実に実施、3000kmでオイル交換、5~6000kmでフィルター交換等、の整備をしています。こまめにオイル交換をお勧めします。ターボ車はオイルの劣化がNAエンジンに比べて早いです。

30代/男性

バッテリー交換すると屋根と窓用のコンピュータもリセットが必要ですが、知らないとバグります。

50代/男性

消耗パーツである、エンジンオイルやワイパーゴム、タイヤなどの定期交換にお金がかかるくらいで、まだ故障経験はありません。

30代/男性

この前の雨以来、愛車のコペンが不調です。もともと雨(湿気?)に弱くて、車内のコンピュータ制御の部分が故障しやすいみたいですね。

ダイハツ コペンの故障が多い箇所

ダイハツ コペンは信頼度の高い国産車ということもあり、故障は少ないという口コミが多いです。口コミにもあるように定期的な点検と消耗品の交換さえ行っていれば、そうそう壊れることはないでしょう。ターボエンジンを積んでいるので、オイル交換が頻繁に必要になることには注意してください。

そんなダイハツ コペンですが、全く壊れないなんてこともなく、整備が甘かったり、走行距離や年式が古いと当然故障も増えていきます。特にダイハツ コペンで壊れやすいと言われる部分は以下のような箇所です。

  • 冷却水漏れ
  • オープンルーフの開閉ができない
  • マフラーが落ちる

ダイハツ コペンの冷却水漏れトラブルはラジエーター本体から起こることが多いようです。これは初代コペンが樹脂と金属を組み合わせたラジエーターを使っていることが原因と言われています。樹脂部分が経年劣化で弱り、そこから水漏れするということですね。冷却水がないことを知らないまま乗るとエンジンのオーバーヒートなど致命的な症状にも繋がります。

ダイハツ コペンの最大の特徴でもあるオープンルーフ(アクティブトップ)は、電動で天井が開け閉めできる機構のことです。このような電気で動く機構は、車の中でも壊れやすい箇所(パワーウインドウ、パワースライドドアなど)となっており、他の車にあまりないオープンルーフなら尚更壊れやすいのも納得でしょう。

ただ、上の口コミにあったように40万円の総取り換えになるのは稀で、大体油圧アクチュレーターなどの交換で直せます。

マフラーが落ちるというのもコペンでよくある故障です。原因は錆びによる金属劣化で、2本あるマフラーの片方が落ちるというパターンが多いようです。普段から車の下側も整備していれば起きないのかもしれませんが、そこまでやれる人は少なく、「気づかないうちにマフラーがなくなっている!」という場合も多いようです。

ダイハツが発表しているコペンに関する故障・不具合・リコール情報

ハイマウントストップランプに関する不具合(2017年4月13日)

ハイマウントストップランプの構造が不適切なため、温度変化による膨張・収縮を吸収しきれず、ランプの溶着部分に亀裂が生じることがあります。対策として全車両、ハイマウントストップランプを対策品と交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-LA400K LA400K-0000103 ~ LA400K-0019645(19,512台)

エンジンオイル交換・補充時の注意喚起(2016年7月19日)

車両の点検・整備作業時のエンジンオイル等交換・補充の際に、誤ってオイルをオルタネータに付着させ、オルタネータ内部にオイルが浸入した場合、そのまま使用を続けると、発熱、発火を起こすことがあります。対策として使用者に具体事例を掲載したダイレクトメールを送付するとともに、エンジンオイル等注入時の注意事項を記載したラベルを同封して、エンジンルーム内に貼付していただき、注意喚起を行います。

対象車両

型式 車台番号
LA-L880K、ABA-L880K L880K-0000064 ~ L880K-0058564

エンジンの冷却水配管に関する不具合(2009年11月20日)

エンジンの冷却水配管において、ホースを接続する樹脂製ジョイントの耐熱性が不足しているため、使用過程において、当該ジョイントが変形して冷却水がにじむおそれがあります。対策として全車両、当該ジョイントを対策品に交換します。

対象車両

型式 車台番号
LA-L880K L880K-000064 ~ L880K-014267

ダイハツ コペン各部品の修理費用

ここでは上で紹介したよくある故障が起こった場合、どの程度修理費用がかかるのか目安金額を紹介します。

  • ラジエーターの交換:1万円程度
  • 油圧アクチュエーターの交換:5万円程度
  • マフラーの交換:2万円程度

ラジエーターの交換は1万円とそこまで高くない修理費です。しかし冷却水漏れに気づかず、エンジンのオーバーヒートまでいってしまうと、エンジンのオーバーホール、取り換えなどで、比較にならない修理代が請求されます。冷却水漏れに気づいたらすぐに直しましょう。

オープンルーフの故障の原因は、多くが油圧アクチュエーターという部品の交換で直ります。これは5万円程度とそこそこの値段がかかりますが、電気系統は基本的に修理費が高めです。

マフラーの交換は2万円程度ですが、周りの部品が同じように錆で劣化している場合は更に多くの修理費用がかかる可能性もあります。ちなみに2万円は純正マフラーの値段で他の社外品などを使えば安くすることもできます。

ダイハツ コペンオーナーの評判

  • 曲がりがスムーズ
  • オープンカーの解放感が気軽に味わえる
  • 燃費はそこそこ良い(17km/L)
  • 維持費が安い
  • 荷物が積めない

ダイハツ コペンは「走るのが楽しくなる車」という声が多い、軽自動車では珍しい車です。オープンカーの解放感や見た目のおしゃれさに加え、走り自体もなかなか好評で、特にコーナリングが気持ちいいようですね。

燃費や維持費も安いので、オープンカーが欲しいけど本格的なスポーツカーには手が出せない人のニーズに沿った車だと言えます。

一方で荷物を積むようなスペースはほとんどなく、家族で乗ったり買い物に行くなどメインで使うのには不向きな車です。

ダイハツ コペンとはどんな車?

コペンはダイハツが製造・販売する軽のクーペ型オープンカーです。初代は2002年に登場し、2014年以降はフルモデルチェンジした2代目が販売中です。ダイハツ車としてはATとMTを選べる唯一の車でもあります。

現行のグレードはローブ、ローブS、エクスプレイ、エクスプレイS、セロ、セロSの6つです。ローブ、エクスプレイ、セロはデザインが異なり、Sはそれぞれの上級グレードとなります。

ダイハツ コペンを中古車で購入する際に気をつけること

まず、ダイハツ コペンの醍醐味でもあるオープンルーフはしっかりチェックしておきたいところです。ここが故障してしまうと修理費もそこそこ高くなります。スムーズに開閉できるかに加え、雨漏りの跡はないか、周辺の塗装が剥げたりしていないかはしっかり確認しておきましょう。

また、年式が古い、走行距離が長い車はどうしても故障が多くなりがちなので、故障リスクを抑えるためには、多少高くても高年式・走行距離が短いものを選ぶようにしてください。

まとめ

ダイハツ コペンは軽自動車の経済性と、オープンカーの遊び心を組み合わせた車です。本格的なスポーツカーは車両価格はもちろん、維持費も高くなります。それに比べてコペンは車両価格・維持費ともに優秀で、しっかり走りも楽しめる車となっています。

故障もあまりない車ではありますが、中古車を購入すれば故障のリスクは上がります。今回の記事を参考に車両価格と整備費用を合わせて、コスパの良い車選びをしてみてください。