マツダ デミオの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

デミオはマツダが製造・販売するコンパクトカーです。ディーゼルエンジンも選べることやスポーツカーのようなエクステリアで人気がありますね。

マツダ デミオの購入を検討している方も多いと思いますが、気になるのは故障についてではないでしょうか?この記事ではオーナーの口コミなどを元に、マツダ デミオの故障や修理費用について書いてみたいと思います。

マツダ デミオは故障が多いのか?

デミオに関する故障の声

40代/男性

デミオは何かとリコールが多かったです(笑)
私個人としてはリコールがある=メーカー(ディーラー)がしっかり見てくれると考えるので、必ずしもネガティブ要素とは捉えていませんが。

30代/男性

主に通勤用で使用し、10年間で74,000キロ走行しましたが、これまでノートラブルできてます。

40代/男性

現在14万km突破!これまで一度も大きなトラブルはありません。

20代/男性

煤問題によるエンジンの異常振動を2回経験。
いずれもディーラーでの煤を処理してもらうことで直った。
こういうこともあるエンジンであることを知っておけば、大きな問題にはならない。

30代/男性

10年以上乗ってきたおんぼろデミオとお別れ。こすったりぶつけたりしたけど大きな故障もなく最後までしっかり走ってくれてた。

マツダ デミオの故障が多い箇所

口コミを見るとマツダ デミオは比較的故障しにくいというものが多く、信頼性は高そうです。

一般的に国産車は10年以上経過、もしくは10万km走行くらいは持つと言われていますが、マツダ デミオもその程度の耐久性はありそうです。

しかし、いくら優れた車でも壊れないということはありません。マツダ デミオでもよく話題に上る故障個所はいくつかあります。

  • パワステの故障
  • パワーウインドウの故障
  • ディーゼルエンジンの不具合(ノッキングなど)

パワステとは最近の車には必ずついている機能で、軽い力でハンドル操作ができるというものです。これが故障すると、大の大人でもハンドルを切るのが難しいほどに重くなり、走行は実質不可能になります。原因はパワステのコントロールパネルの故障が多いようです。

パワーウインドウの故障は他の車でも起こりやすい不具合ですが、マツダ デミオの場合は、ある時は正常に動くのに、急に動かなくなるというように症状の出方にムラがあることが多いです。これは窓を動かすモーターが異常に熱を持ってしまうことに原因があるようです。

ディーゼルエジンはDPF再生するときにノッキングし、加速しないという不具合が多く報告されています。これを放置すると最悪エンジンが始動しなくなることもあるようです。これまで何度かリコールで対策されてきた部分でもありますが、口コミでは対策後もしばらく経ってからまた再発した、というような内容もあり、まだ完全に症状が出ないまでには至っていないようです(全ての車に出る訳ではないようですが)。

マツダが発表しているデミオに関する故障・不具合・リコール情報

アイドリングストップ(i-Stop)仕様車の不具合(平成30年7月13日)

アイドリングストップ(i-Stop)仕様車において、電動式パワーステアリング制御用コンピュータのプログラムが不適切なため、アイドリングストップ状態からエンジンが自動で再始動した後に、まれにパワステ機能が作動しないことがあり、ハンドル操作力が増大するおそれがあります。対策として全車両、電動式パワーステアリング制御用コンピュータを対策品に交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-DEJFS DEJFS-147052 ~ DEJFS-147053(2台)

DC-DCコンバータの制御プログラムに関する不具合(平成30年7月6日)

減速エネルギー回生システム(i-ELOOP)を搭載した車両において、DC-DCコンバータの制御プログラムが不適切なため、電気回路が故障した場合にi-ELOOP警告灯点灯およびi-stop警告灯が点滅するとともに、通電停止のためのバイパスモードが作動しますが、プッシュボタンスタートを押して電源ポジションをOFFにした際、解除することがあります。

対策として全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、点検の結果、DC-DCコンバータに異常がある場合はDC-DCコンバータを新品と交換し、エンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換えます。異常がない場合は、DC-DCコンバータおよびエンジン制御コンピュータを対策プログラムに書き換えます。

対象車両

型式 車台番号
LDA-DJ5AS DJ5AS-100012 ~ DJ5AS-301677(947台)
LDA-DJ5FS DJ5FS-100032 ~ DJ5FS-307302(2,624台)

助手席側エアバッグインフレータの不具合(平成30年6月29日)

助手席側エアバッグのインフレータ(ガス発生装置)において、ガス発生剤が湿気のある状態で長期間の温度変化にさらされると劣化することがあります。対策として全車両、当該インフレータを対策品と交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-DE3AS DE3AS-250969(1台)
DBA-DE3FS DE3FS-100038 ~ DE3FS-564713(32台)
DBA-DE3FS改 DE3FS-700014 ~ DE3FS-700124(6台、電気自動車)
DBA-DE5FS DE5FS-100055 ~ DE5FS-252335(15台)
DBA-DEJFS DEJFS-100057 ~ DEJFS-158010(18台)

デミオ各部品の修理費用

ここでは上で紹介したマツダ デミオの故障事例が実際に出てしまった時に、いくらくらい修理費用が必要になるのか、目安金額を紹介します。

  • パワステコントロールパネルの交換:1万円以上
  • パワーウインドウレギュレーターの交換:2万円程度
  • DPFの交換:15万円程度

パワステが急に効かなくなる故障の場合、コントロールパネルが原因であることが多く、実費で交換するとなると、大体1万円以上の費用が必要になります。

パワーウインドウの故障は、パワーウインドウレギュレーターの交換が必要となります。これは窓1箇所につき2万円ほどの費用がかかり、いくつもの窓が故障すると、結構高額な修理費となります。

ディーゼルエンジンの不具合に関しては修理費用は状況によって様々ですが、DPFの交換が必要となる場合には15万円程度とかなりの高額修理費になります。リコール対象車でまだ対策をしていない車であれば、無料修理が受けられるので、まずはリコール対策済かどうかを調べてみてください。

マツダ デミオオーナーの評判

  • 前席の乗り心地が良い
  • 内装のデザインが良い
  • 燃費は良い(20km/L)
  • 荷物はそれなりに積める
  • カーブ時のロールが大きく感じる

デミオは見た目に関する評価は外装・内装共に高いです。また、燃費や積載量といった面でも特に不便は感じないので、日常的に使う車として充分な性能があると言えるでしょう。

ただ、欠点としてカーブ時のロールが大きいという声が多く挙がっていました。風にあおられたりするような場面では、少々運転に気を遣う必要があるかもしれません。

マツダ デミオとはどんな車?

デミオはマツダが製造・販売するコンパクトカーです。1996年に初代DW型が登場し、その後2002年に2代目DY型、2007年に3代目DE型とフルモデルチェンジを行い、現行モデルは2014年から発売しているDJ型となっています。

DJ型では駆動方式(2WD・4WD)、トランスミッション(6EC-AT・6MT)、エンジン(ガソリン・ディーゼル)をそれぞれ選択することができます。ちなみにデミオという名前には「自分流の工夫をして楽しむ車」という意味が込められています。

マツダ デミオを中古車で購入する際に気をつけること

マツダ デミオは比較的壊れにくい車ではありますが、ディーゼルエンジンなど多少故障が心配な部分があることも事実です。どの車もそうですが、年式が古く、走行距離が多いほど壊れやすくなっていくので、なるべく故障リスクを減らすためには、高年式・走行距離が少ないものを選んだ方が良いでしょう。

また、リコールが多い車(特にディーゼル車)でもあるので、リコール対策済かどうかも購入前に調べておいた方が良いと思います。

まとめ

マツダ デミオはスポーティーなエクステリア、ディーゼルエンジン車が選べるといった特徴があるコンパクトカーで、コンパクトカーでも走りにこだわりたい人に人気があります。

故障も比較的少ない車種なので、点検・整備さえしておけばしっかり長く乗れることが多いですが、ハズレを引くとディーゼルエンジンなどにトラブルが出る車もあるということは覚えておいた方がいいかもしれません。