フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

ゴルフトゥーランはドイツ製のミニバンです。ミニバンと言えば大人数が乗れるファミリー向けのイメージが強いですが、フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランは走りの性能も追及しており、人気の輸入車ミニバンの一つとなっています。

しかし、輸入車ということで故障について心配される方も多いのではないでしょうか?ここではフォルクスワーゲンゴルフトゥーランの故障や修理費についての口コミやリコール情報をご紹介します。

ゴルフトゥーランは故障が多いのか?

ゴルフトゥーランに関する故障の声

20代/男性

前の車はVWトゥーランでした。ツインチャージャーが壊れるのかとヒヤヒヤしていましたが、9年乗って大きなトラブルはABSセンサーの故障のみでした。意外と故障しない!

30代/男性

トゥーランの故障

・ディスカバープロの不具合(アップデートで改善)
・変速時の異音でクラッチ交換
・ドライブシャフト付け根からのオイル漏れ

50代/男性

DSG、メカトロニックは長く乗らなくても壊れるる可能性が高いです。
私はDSGを保証期間内に修理交換、メカトロは保証が終わってからの交換でした。

40代/男性

初代トゥーランは1か月に1度ぐらいのペースで何かありましたが、新型MK7はまだ兆しもありません。初代は幹線道路真ん中で自走不能になり、この時代に車を押しました。原因はコンプレッサーロックでした。

40代/男性

DSGに違和感があり、低速で交差点移動中に2速に入ってしまい、走り始めがモタモタしてします。後のモデルでは解消されているようですが。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの故障が多い箇所

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの故障については、しやすいという声としにくいという声が両方ありますが、「フォルクスワーゲンは故障しやすい車が多い」というイメージが強い人が多いようです。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの口コミでよく話題に出る故障部位は以下の3箇所です。

  • DSG
  • タイミングチェーン
  • エアコンのコンプレッサー

DGSとはATミッションのフォルクスワーゲンの商品名で、フォルクスワーゲンの多くの車で使われています。DGSはMTミッションのような走行性能・燃費の良さを出せる構造となっていますが、日本では故障するとの声が多いです。

何度かリコールも出ており、度々改良は重ねられていますが、修理した後も再発するパターンもあるようで特に中古車購入には注意が必要な個所と言えるでしょう。

タイミングチェーンというのはエンジン内にある部品です。一般的に交換なしでも長く乗れる部品なのですが、ゴルフトゥーランのタイミングチェーンは伸びやすいという欠点があります。

走行距離5万km程度で伸びてしまうこともあり、もし不具合が出るとエンジンが動作しなくなってしまいます。タイミングチェーンが伸びている場合、エンジンからカラカラという異音がするようになるようです。

電気系統の故障は輸入車に多いトラブルです。これは日本の高温多湿な気候も関係しているようですね。フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランでもエアコンが効かなくなったというトラブル、パワーインドウの故障などがよく聞かれます。

フォルクスワーゲンが発表しているゴルフトゥーランに関する故障・不具合・リコール情報

レーダーセンサーコントロールユニットの不具合(2018年9月5日)

レーダーセンサー制御用コンピュータの装置登録作業が不適切なため、歩行者検知対応自動ブレーキが非作動状態で製作されています。対策として全車両、レーダーセンサー制御用コンピュータのプログラムを適切なプログラムに書き換えます。

対象車両

型式 車台番号
DBA-1TCZD WVGZZZ1TZHW004846 ~ WVGZZZ1TZJW101412(5,468台)

エアバッグコントロールユニットの不具合(2018年8月29日)

エアバッグ制御コンピュータの故障診断プログラムが不適切であるため、車両に装着されていないセンサーとの通信不良を故障と誤検知し、エアバッグ警告灯が点灯するおそれがあります。対策として全車両、エアバッグ制御用コンピュータのプログラムを書き換えます。

対象車両

型式 車台番号
DBA-1TCZD WVGZZZ1TZJW000448 ~ WVGZZZ1TZJW088860(2,921台)

灯火装置用ヒューズの不具合(2018年6月20日)

灯火装置用ヒューズの端子部のコーティング材質が不適切なため、車体の振動によって生じた端子部分の傷に熱の影響が加わることによって、非電導物質(酸化亜鉛)が生成され、接触不良が発生し、前照灯、前部霧灯、車幅灯、番号灯、尾灯、後部霧灯、制動灯、補助制動灯、後退灯及び方向指示器の一部、または複数が不灯になります。対策として全車両、灯火装置用ヒューズを対策品と交換する。また、ヒューズホルダーを点検し、溶損している場合は、新品と交換する。

対象車両

型式 車台番号
ABA-1TBLG WVGZZZ1TZ9W003985 ~ WVGZZZ1TZ9W120940(1,766台)
ABA-1TBMY WVGZZZ1TZ9W001180 ~ WVGZZZ1TZ9W120297(1,893台)
ABA-1TCAV WVGZZZ1TZAW000029 ~ WVGZZZ1TZAW119561(2,460台)
DBA-1TCAV WVGZZZ1TZBW003143 ~ WVGZZZ1TZCW122029(6,517台)

2015年からゴルフトゥーランは2代目となりましたが、最近でも初代トゥーランのリコールも出ています。対象となる場合、無料で点検・修理が行えるので早めにディーラーを持ち込みするようにしてください。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

  • DGSの修理:10万円以上
  • タイミングチェーンの交換:10万円程度
  • コンプレッサー交換:20万円

DGSが故障してしまった場合、保証なしだとかなり高額になるようで、人によっては「60万円請求された」という声もありました。さすがに60万円なら乗り換えた方がいいですよね…。一度故障すると、直しても再発する可能性もあるという話もあります。

DGSと並んでフォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの弱点となっているタイミングチェーンの故障も、チェーンの交換になると10万円程度かかります。タイミングチェーンが伸びてしまったせいで別の部分にも不具合が起きている場合、そちらの修理を含めるともっと高額になってしまう可能性もあります。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランオーナーの評判

  • 燃費が良い
  • 乗り心地が良い
  • 全てにおいて無難な作り
  • ミニバンなのに走行性能も良い
  • 3列目は日常的に使うようなものではない

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランは輸入車ミニバンとして人気の車種で、その大きな理由としては、国産車にない「走りへのこだわり」です。オーナーの口コミでもMT車の性能を併せ持つDGSのおかげで走行性能が良いという評判が多数ありました。

また、15~18km/Lと輸入車にしては燃費も上々で、「国産のありきたりなミニバンは嫌」という方のニーズに沿った車だと言えます。

逆に欠点として挙げられるのは、3列目の使いにくさです。2列目のシートまではかなり広い空間が確保されているのですが、3列目はかなり窮屈で、普段使いには全く向きません。あくまで3列目は非常用として考えておいた方がいいかもしれませんね。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランとはどんな車?

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランは2003年、5代目ゴルフのプラットフォームを利用して作られた最大7人まで乗れる5ドアのミニバンです。同じフォルクスワーゲンのシャランよりも一回り小さいサイズとなります。

ちなみにフォルクスワーゲン ゴルフトゥーランというのは日本独自の呼び方で、本国ではトゥーランという呼び方です。日本に入ってきたのは2004年ですが、2004-2005インポート・カー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれており、日本人に受け入れやすい車と言えます。

フォルクスワーゲンの初代ゴルフトゥーランは前期・中期・後期と3つのザインがあり、他にクロストゥーランというモデルも発売されていました。2015年からは2代目のゴルフトゥーランが登場し、現行モデルはこの2代目になります。

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランを中古車で購入する際に気をつけること

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランに限った話ではないですが、輸入車は走行距離に応じてパーツの交換が必要となる場合が多いです。そのため、車体価格の安さだけで選ぶのではなく、購入後の整備費も購入額に込みで考えた方が良いでしょう。

当然走行距離が長い・年式が古い車ほど経年劣化している可能性も高いので、なるべく年式が新しく走行距離を少な目なものを選んだ方が故障リスクは低くなるはずです。

まとめ

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランはミニバンと走行性能を併せ持っているため、家族がいる車好きの方にはぴったりな車です。スタイリッシュな見た目なので、そこまでファミリーカーという感じが出にくいと思います。

故障についてはあるという声も少ないという声もありますが、国産車よりは確実に点検・メンテナンスは必要なので、こまめに車の世話ができることを条件として購入を検討しましょう。