BMW ミニの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査！

BMWミニはオシャレでかわいいデザインが人気の車種です。その見た目から女性にも人気があり、購入を検討している人も多いのではないでしょうか？

しかし、ミニは輸入車なので故障が多くなるのでは？と心配な方も多いと思います。この記事ではミニに乗っている人の口コミなどから故障について解説していきます。

BMW ミニは故障が多いのか？

BMW ミニに関する故障の声

BMW ミニの故障が多い箇所

現在新車で購入できるミニは第3世代と呼ばれています。この第3世代モデルは2013年から発売されていますが、それ以前の初代、第２世代前期型のミニはよほどの覚悟がない限り選ばない方がいいです（第２世代の前期型とは2010年前に作られたモデルのことです）。

というのも、既に８年前の車で経年劣化による故障リスクが高いのはもちろん、元々故障しやすいことでも有名だったからです。これから購入するのであれば第２世代後期以降のモデルを選んだ方が故障の面では安心でしょう。

ここではBMW ミニでよく起こると言われる故障をご紹介します。

窓落ちはミニ以外の輸入車でもよく起こる不具合で、パワーウインドウの窓が下がったまま上がらなくなる故障です。運転に直接影響するような故障ではないですが、外にそのまま駐車すると防犯的にとても危険な状態になってしまいます。

他に多いのはエアコンの故障で、壊れるとエアコンがつかない、風が出ないなどの症状が出ます。エアコンの故障原因は様々ですが、部品の交換になると結構修理費が高額になる場合もあります。

サイドミラーが閉じなくなるという不具合は、初代のミニでよくあるものです。これは最近のモデルではあまり話題に出ませんが、初代のBMWミニを購入すると頻発することもあるようなので気をつけてください。

BMWが発表しているミニに関する故障・不具合・リコール情報

原動機冷却装置の不具合（2018年７月12日）

ターボチャージャーを冷却するための電動補助クーラントポンプの作動用回路の設計評価が不十分なため、当該ポンプ内の温度及び圧力が上昇すると、回路基板上に金属物質が生成されることがあります。対策として全車両、電動補助クーラント ポンプを対策品と交換します。

ヘッドライト コントロールユニットの不具合（2018年５月15日）

ヘッドライトコントロールユニットの回路基板の抵抗値が不適切なため、エンジン始動時等の電気負荷が高くなる状態でヘッドライトが点灯していると、コントロールユニットの回路基板が損傷、ヘッドライトが点灯しなくなるおそれがあります。車両により不具合のあるヘッドライトコントロールユニットの位置が異なるため、車両によって該当するヘッドライトコントロールユニットを良品に交換します。

座席ベルトについて取扱書の記載漏れ（2017年９月20日）

取扱説明書において、「i-Size（アイサイズ）チャイルドシートの座席位置別適合性一覧表」が記載されていないため、保安基準第22条の３ 細目告示第30条（協定規則第16号第６改訂版）に適合しません。対策として全車両、「i-Size（アイサイズ）チャイルドシートの座席位置別適合性一覧表」を記載した補足版を車両取扱説明書に貼付します。

BMW ミニ各部品の修理費用

ここでは上で挙げたBMW ミニのよくある故障が実際に起きた場合、いくらくらい修理費用がかかるのかをご紹介します。

窓落ちの修理は2万から３万円の間くらいが相場です。そこまで高額ではないですが、パワーウインドウで開け閉めできる窓は全て起きる可能性があるため、いくつも窓落ちを直すとなると結構高くなります。

エアコンの故障原因は様々ですが、エアコンのコンプレッサーを交換するとなると10万円と、結構高額です。エアコンは定期的にクリーニングすると壊れにくくなるそうなので、メンテナンスの時に一緒にやってもらうのも良いかもしれません。

サイドミラーの修理はモーターの交換で４万円ほどです。何度も故障を繰り返すパターンもあるようなので、やはり初代を購入するなら修理費用は高くつくと思った方が良いでしょう。

BMW ミニオーナーの評判

BMW ミニはやはり見た目の可愛さ・カッコよさから選ぶ人が多いようです。他に似たようなデザインがない唯一無二の存在感がありますよね。アクセサリーも豊富で、「自分と同じミニは見かけない」というのもBMW ミニならではかもしれません。

また、走行性能も申し分なく、高速道路もスイスイ走れるという声が多く、運転していて楽しい車だそうです。この辺りは輸入車ならではの特徴ですね。

一方、難点としては、後部座席が小さい、収納スペースが小さいという声がありました。コンパクトカーなので大人数で乗ったり、大きい荷物を載せるのは向かないということでしょう。

BMW ミニとはどんな車？

イギリスのBMCが販売していた旧ミニの権利を手に入れたBMWが、旧ミニをモチーフにして2001年から製造・販売しているのが現在のミニです。2006年に２代目、2013年には３代目にモデルチャンジしています。ちなみに２代目までは５ナンバー（軽自動車扱い）でしたが、３代目からは３ナンバー（普通車扱い）となっています。

３代目にはクラブマン、３ドア、５ドア、コンバーチブル、クロスオーバーの５タイプが用意されています。

BMW ミニを中古車で購入する際に気をつけること

上でも書きましたが、故障を気にするのなら、なるべく初代モデル、第２世代の前期モデルは避けた方が無難です。このような古いモデルはまだまだ中古車で多く、価格も安いですが、車両価格以上の修理・交換費用がかかる可能性もあります。

また第２世代後期モデルや第３世代モデルでもなるべく年式の新しいもの、走行距離の少ないものを選んだ方がいいです。輸入車はBMW ミニに限らず、走行距離が５万kmを過ぎた頃からパーツ交換が必要なものが増えるためです。

まとめ

BMW ミニはその独特の外観で人気の車種です。サイズの割に走行性能も悪くなく、ドライブを楽しむためには良い車でしょう。

ただ、一方で修理費や維持費は国産車に比べて高めです。燃費もあまり良くないので、実用性の面では国産車の方が優れているので、あくまで趣味のための車として選ぶのが良いでしょう。