フォルクスワーゲン ティグアンの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

ティグアンとはフォルクスワーゲンが製造・販売するコンパクトSUV車です。国産のコンパクトSUVとは一味違った走りやデザインで、購入を検討されている方もいるかもしれませんね。

ただ、輸入車ということもあり、故障がどの程度あるのか気になりませんか?ここではオーナーの口コミなどからティグアンの故障について解説していこうと思います。

フォルクスワーゲン ティグアンは故障が多いのか?

フォルクスワーゲン ティグアンに関する故障の声

30代/男性

VW車は昔に比べて壊れにくくなっています。ただし、壊れたは時国産車の10倍の修理費は覚悟しておいてください。

30代/男性

ティグアンに限らず確率的に言えば輸入車で初期モデルの中古車は故障しやすいと思います。
最終モデルならまだ安心感はありますが、初期モデルはリスクが高いです。

20代/男性

ACCセンサー無しのエラーが今まで3回出ましたが、いつの間にか消えていました。何かの故障ではなく特定の道路の条件で出る事象の様です。

40代/男性

スーパーの立体駐車場から出ようとして、ハンドルを右左と切ったら突然ワーニングが出た。
走行中に地図データが読めないとかでナビの画面が消えた。しばらくしたら元に戻った。

30代/男性

ティグアン、ECUやDSGの故障を保証で修理しました。

フォルクスワーゲン ティグアンの故障が多い箇所

フォルクスワーゲン ティグアンは比較的新しい車ですし、そこまで故障は多くないようです。ただ、口コミを見ると、警告灯の点灯など故障とまでいかないような細かい不具合はちょくちょくあるようですね。

フォルクスワーゲン ティグアンに限らずですが、車にはそれぞれ壊れやすい箇所というのがあります。ここではティグアンが特に故障しやすい部分を挙げてみます。

  • DSGの故障
  • 窓落ち
  • エアコンの故障

DSGとはフォルクスワーゲンが採用しているATに変わるトランスミッションです。MT機構のクラッチと変速操作を自動化したもので、MT車の燃費の良さや変速のスムーズさを実現しています。

しかし、DSGは特にアジア圏でトラブルが多く、特に2016年以前の車に搭載されているDSGは故障しやすいと言われています。ティグアンでもDSGの不具合があったという口コミが上にありましたね。

窓落ちは輸入車の定番トラブルで、パワーウインドウがついている窓が下がったまま上がらなくなってしまうというものです。原因は主に窓を支えている部品の経年劣化で、国産車よりも輸入車はこの部品の劣化が早く故障しやすいようです。

エアコンはどの車でも比較的壊れやすい部位です。故障すると、エアコン内部から異音がしたり、エアコンをつけても冷房・もしくは暖房が効かない状態になります。エアコンコンプレッサーの交換などになると費用が高くなるのが困りものです。

フォルクスワーゲンが発表しているティグアンに関する故障・不具合・リコール情報

エンジン始動・停止スイッチの不具合(2018年8月29日)

エンジン始動・停止スイッチにおいて、表面に記載されている文字の字体が不適切なため、手汗などの油脂成分が付着すると、表面に施されたクロームコーティングの接着性が低下し、当該コーティングの一部が剥がれるものがあります。対策として全車両、エンジン始動・停止スイッチの文字の字体を点検し、対象となるものは対策品と交換します。

対象車両:

型式 車体番号
ABA-5NCCZ WVGZZZ5NZDW026557 ~ WVGZZZ5NZFW114986(85台)

6速DSGギヤボックスの交換サービスキャンペーン(2017年5月24日)

6速機械式自動変速機のギヤ潤滑用オイルパイプにおいて、当該パイプに取り付けるキャップの製造が不適切なため、正しく成形されてないものがあります。対策として全車両、6速機械式自動変速機(DSG型ギヤボックス)を交換する。

対象車両:

型式 車体番号
ABA-5NCZE WVGZZZ5NZHW856246 ~ WVGZZZ5NZHW883641(2台)

エアバッグ・シートベルトテンショナーの不具合(2017年5月24日)

エアバックのインフレータ(膨張装置)およびシートベルトプリテンショナーにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがあります。車に合わせて以下の対策を行います。

1.運転者席のエアバッグユニットを良品と交換する。
2.左右もしくはどちらか片側のプリテンショナー内蔵シートベルトを良品と交換する。

対象車両:

型式 車体番号
ABA-5NCZE WVGZZZ5NZHW358091 ~ WVGZZZ5NZHW848110(6台)

フォルクスワーゲン ティグアン各部品の修理費用

ここでは上で紹介したフォルクスワーゲン ティグアンに出やすい故障が実際に起きた場合、いくらくらいの修理費用になるのか、その目安金額をご紹介します。

  • DSGの交換:10万円以上
  • 窓落ちの修理:2万円程度
  • エアコンのコンプレッサーの交換:10万円以上

DSGの交換が実費となると、かなり高額な金額になります。中には50万円以上の見積書が来たという話もあり、絶対に実費修理は避けたい故障ですね。

窓落ち修理は一つの窓につき2万円程度です。パワーウインドウが付いている窓は全て落ちる可能性があるため、窓を何度も直す羽目になることもあるようですね…。

エアコンの故障は様々な原因がありますが、中でもエアコンコンプレッサーの交換となると修理費用は10万円以上に膨らんでしまいます。これも保証期間などにできれば直しておきたいですね。

フォルクスワーゲン ティグアンオーナーの評判

  • シャープでスタイリッシュなエクステリア
  • 国産車にない重厚感と車内の広さ
  • 走行性能は必要充分
  • 乗り心地も静かで、安心感がある
  • 価格の割にインテリアは安っぽい

購入した人はそのシャープでスタイリッシュなエクステリアに惹かれた人が多く、ティグアンは国内でそんなに台数がある訳ではないので、他の人が持っていない車という優越感も少なからず感じられるようです。

ドイツ車ならではの走行性や乗り心地はもちろん、最新の技術が詰め込まれた車でもあるため、乗り換えると感動を覚えるような進化を感じるかもしれません。

ただ、インテリアは価格の割に安っぽいという声もあり、そこそこ値段の張る車なので、しっかり現物を確認してから購入を決めた方が良いでしょう。

フォルクスワーゲン ティグアンとはどんな車?

ティグアンはフォルクスワーゲンが製造・販売するコンパクトサイズのクロスオーバーSUV車です。2008年に初代モデルが発売され、2016年からは2代目にフルモデルチェンジされています。

ティグアンは同じフォルクスワーゲンのセダン、ゴルフをベースに作られており、スタイリッシュな見た目が特徴の一つでもあります。2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーにも選ばれ、使いやすく日本人にも受け入れやすい輸入車といえるでしょう。

フォルクスワーゲン ティグアンを中古車で購入する際に気をつけること

フォルクスワーゲン ティグアンは初期モデルが10年くらいにリリースされていますが、ティグアンに限らず、初期モデルは不良が多いと言われているので、なるべく避けた方が良いと思います(しかも10年落ちなので、故障のリスクは高いです)。

あとは走行距離5万kmが輸入車の部品交換のタイミングと言われるため、なるべく走行距離が少ないものを選んだ方が、車両価格は高くなりますが、整備費用がかかりにくいでしょう。

まとめ

フォルクスワーゲン ティグアンはスタイリッシュな外見と最新技術が詰め込まれた中身、どちらも魅力的な車です。大勢が乗っている国産SUVと違うものを選びたい人にはぴったりではないでしょうか。

しかし、フォルクスワーゲン ティグアンは新車価格も同モデル帯の中では割高ですし、国産車に比べて整備費・修理費も高くつきます。車にお金を費やせる人でないと持つのは厳しいかもしれません。