CX-5の故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

マツダのCX-5の購入を考えている人の中には、故障のしやすさを心配している方もいるのではないでしょうか。どんな車であっても故障しない車というのはありませんが、なるべくなら故障しにくい車を選びたいですよね。

では故障のしにくさという点でCX-5はどうでしょうか?この記事ではCX-5の故障についての口コミ、故障してしまった場合の費用をまとめてみました。

CX-5は故障が多いのか?

CX-5に関する故障の声

20代/男性

CX-5を新車で買って1年でこんなにあります?ってくらいの故障がありました。

  • マツコネ起動不良
  • 異物噛み込みによるエンスト
  • サイドミラー異音
  • フェンダーモール浮き上がり
  • フロントの両シートのシワ
  • キーレスが反応しない
  • 電動シートのがたつき
  • ウェザーストリップの剥がれ
  • ワイパー破損

30代/男性

CX-5故障してマツダのディーラーに話したら「うちのエンジン壊れやすいんです~、修理?50万円かかりますね~」て言われたのであっもう結構ですってなった。

40代/男性

CX-5。ここのところ車内が寒いなと思ってはいた。

ヒーターが効いてないのに気づいたのはつい最近。原因はサーモスタットの故障。

1700円そこそこの部品壊れただけでエンジン積替え級のダメージに…。

買い替え検討中。

30代/男性

本日二代目CX5納車になりました!

初代は故障もなく2年で73000㎞も走ってくれました

40代/男性

短距離走行を繰り返すとオイルに水分が混ざります。

真冬に凍結した状態でエンジンを始動すると、油圧が高圧になってオイルパンのガスケットが剥がれ、オイルが洩れるということがありました。

CX-5の故障が多い箇所

CX-5に限らず、マツダの車全般は故障しやすいというイメージが世間一般に強いです。口コミでも「マツダだから…」みたいな声が少なからずあり、同じ故障でも他の国産メーカーより厳しい目を向けられている部分があるでしょう。

ここでは具体的に口コミで多く挙がっていた故障しやすい箇所を紹介します。これらの部分が絶対に故障するということではありませんし、既に対策されている部分も多いですが、中古車などで古いモデルを購入する時にはご注意ください。

  • ディーゼルエンジンの故障
  • ブレーキの効きが悪くなる(カムシャフトの劣化)
  • パワーウインドウが効かなくなる(モーターの劣化)
  • 走行中などの異音トラブル

CX-5の故障で特に気になる部分がディーゼルエンジンです。CX-5にはガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルという2タイプがありますが、特にディーゼルエンジンに関しての故障の口コミが多いです。中には走行中に急にエンジン停止してしまうケースもあったようです。

ディーゼルエンジンに関しては何度かリコールも出されており、度々改良されて現在の最新モデルでは問題はないですが、中古車などを購入する場合にはある程度注意しなければならないかもしれません。

また、ディーゼルエンジンは一般的なガソリンエンジンと取り扱いが異なるため、オーナーの取り扱いによって故障してしまうパターンも多いようです。CX-5のディーゼルエンジンモデルを購入する時には、オイル交換の頻度などに注意してメンテナンスをしっかり行ってください。

その他の故障に関しては経年劣化による不具合が大半です。これはどのメーカー、どの車種でも起こり得る故障ですので、定期的に点検を受けることをオススメします。

マツダが発表しているCX-5に関する故障・不具合・リコール情報

ディーゼルエンジンの制御プラグラム更新(2018年6月15日)

内容:
ディーゼルエンジンにおいて、エンジン制御プログラムが不適切なため、エンジンを停止させた際の僅かなエンジン回転を異常と判定し、エンジン制御コンピュータへの電源供給が停止しなくなります。対策として全車両、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。

対象車両:

型式 車体番号
3DA-KF2P KF2P-200005 ~ KF2P-207962(7,200台)

インジェクタ駆動電源回路の不具合(2018年6月8日)

内容:
ガソリンエンジン車のエンジン制御コンピュータにおいて、インジェクタ駆動電源回路に使用する電解コンデンサの製造工程が不適切なため、内部が損傷しているものがあります。対策として全車両、エンジン制御コンピュータの状態を点検し良品と交換します。点検の結果、異常がある場合は、インジェクタ、高圧燃料ポンプを新品と交換します。あわせて、ハーネスの状態を確認し、損傷がある場合はハーネスを新品と交換します。

対象車両:

型式 車体番号
6BA-KFEP KFEP-202544 ~ KFEP-202620(10台)
6BA-KF5P KF5P-202212 ~ KF5P-202227(2台)

バキュームポンプ等の不具合(2018年4月13日)

内容:
(1)ディーゼルエンジン車のバキュームポンプにおいて、ポンプ軸の耐摩耗性が不十分なため、エンジン内部で発生する金属粉により当該軸が摩耗することがあります。対策として全車両、バキュームポンプを対策品に交換します。
(2)ディーゼルエンジン車のターボチャージャにおいて、これまでに実施した点検等の措置が不適切なため、エンジン内部で発生する金属粉で当該ターボチャージャの軸が摩耗することがあります。対策として全車両、ターボチャージャを点検し、異常なものは新品に交換します。
(3)ディーゼルエンジン車用のオイルフィルタの使用において、使用者への周知が十分行われていないため、リリーフバルブの開弁圧が不適切なオイルフィルタを使用した場合、エンジン内部で発生する金属粉が十分に捕捉されないことがあります。対策として全車両、オイルフィルタを点検し、不適切なものは対策品に交換します。また、使用者に注意喚起するとともに、エンジンフードに純正外のオイルフィルタを使用しない旨の注意ラベルを貼り付けます。

対象車両:

型式 車体番号
LDA-KE2AW KE2AW-100017 ~ KE2AW-121613(21,549台)
LDA-KE2FW KE2FW-100009 ~ KE2FW-126387(26,369台)

CX-5各部品の修理費用

では、もしCX-5が故障してしまった場合、どの程度修理費用がかかるのでしょうか?ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

故障箇所 修理費用の目安
エンジン 数十万円〜
エアコン 5万円〜
ドアミラー 3万円~
パワーウインドウ 5万円~
サンルーフ 10万円~

保証なしで修理を受ける場合はやはりどれもかなり高額になります。ただ、上でも書いたように、ディーゼルエンジンなどの不具合はリコールで無料修理の対象になることもあります。

その他の修理も保証に加入していれば、上記金額よりも安く済ませることができます。

上記はあくまで目安なので、お店によって修理費用は異なります。詳細な修理費用はディラーや修理業者に見積書をもらってご確認ください。

CX-5オーナーの評判

  • デザインが素晴らしい!
  • 車内のインテリアも良い
  • 長く運転していて疲れない
  • 燃費が良い
  • ディーゼルエンジンのカラカラ音が気になる

ここまで故障について書いてきたので、悪い面ばかりが目立ってしまっていますが、CX-5自体の評判はかなり良いです。特に圧倒的に支持されているのがそのデザインや内装です。車は見た目が大事って人はその洗練されたデザインに惚れ惚れして購入する方が多いようですね。

また、走行性能も悪くなく、スムーズに走れることから長時間乗っても疲れにくいという特徴もあります。

ただ、ディーゼルエンジンは特有のカラカラという音があるのですが、ガソリン車に乗ってきた人にはその音が気になってしまうという欠点もあるようです。

CX-5とはどんな車?

CX-5は2012年から発売開始されたクロスオーバーSUVです。2012年に初代KE系(CX-5)が発売され、その後2017年にフルモデルチェンジでKF系(新型CX-5)となり、現在も新型CX-5は改良が重ねられています。

特徴はクリーンディーゼルによる走りと燃費の両立、そして洗練されたデザインです。また、ガソリン車の方もそこまで燃費は悪くなく、クリーンディーゼル車との違いも僅かしかありません。

CX-5を中古車で購入する際に気をつけること

2012年~2013年ごろに発売された初期型のCX-5はディーゼルエンジンなどに不具合がある場合が多いです(リコールで順次対応されていますが)。

もし、中古車でCX-5を購入されるならなるべく、新しい型式の車を選んだ方が安全かもしれません。

まとめ

CX-5は満足度も高く人気の車種です。しかし、初期型のCX-5はエンジンなどに不具合が出やすい場合がありますので、その点には注意しましょう。CX-5に限らず、初期型というのは不具合が出やすいようです。

最近のCX-5ならエンジンや制御プログラムが改良されているので、故障しやすいといったことはあまり起きなくなっているでしょう。