車は100万円を超える高額商品である事から、価格の安い中古車の購入を検討することも多いのではないでしょうか?しかしながら、中古車は事故や状態など購入する際の注意点が多く、怖い方も少なくないと思います。今回はそんな方に知ってもらいたいグー(Goo)鑑定と購入時のポイントについて紹介します。
目次
中古車購入時は注意がいっぱい
冒頭でもご紹介している通り、中古車の購入時には新車以上に注目しなくてはならない点が多く存在します。
例えば、以下のようなポイントが挙げられるでしょう。
- 傷など外装の状態は?
- 内装のヘタリや機能は装備壊れていないか?
- 事故などによって走行性が失われていないか?
- 購入後にすぐ壊れたりしないか?
傷や内装のヘタリなどであれば車にさほど詳しくない方であっても、判断することが可能ですが、事故やエンジンなどの機関の状態については自分で判断するのは難しいかもしれませんね。
そんな、車に詳しくない方が活用したいのが今回紹介するグー(Goo)鑑定です。
もちろん、グー(Goo)鑑定を活用しても全ての方が中古車を満足して購入できるとは限りませんが、劣悪品を購入する可能性は減らすことができます。
車に詳しくない方だけでなく、車に詳しい方も今回ご紹介するポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか?
グー(Goo)鑑定のメリット
今回中古車選びのポイントとなるグー(Goo)鑑定についてですが、グー(Goo)鑑定とはJAAA(日本自動車鑑定協会)によって中古車の状態を鑑定し、その状態を書面にて保証してくれるサービスのことです。
つまり、車のプロがあらかじめ、その車両の状態を鑑定しわかりやすく5段階評価の星などを用いて教えてくれる訳です。
そして、この鑑定でわかる情報としては、大きく4つあります。
- 内外装の状態
- エンジンなどの調子に問題がないか
- メーターの距離と実走行距離と同じであるか
- 事故により大きな修復を行なっていないのか
内外装やエンジンなどの状態がわかりやすく5段階評価されている事も重要ですが、特に事故歴を専門家に確認してもらえる点は大きな魅力と言えるでしょう。
またグー(Goo)鑑定を受けた車両の最大の魅力とも言えるのが、中古車購入店独自の保証だけでなくグー(Goo)保証に加入できることにあります。
グー(Goo)保証では、購入後の保証期間を任意に選択でき、自身の住まい近くにある認定工場で保証整備を受けられる上に、ロードサービスにかかる費用もかかりません。
認定時の日付や走行距離も保証されますので、鑑定してから経過した時間を考慮して、現在までに劣化した車両状態を判断できる事も嬉しいポイントです。
グー(Goo)鑑定が信用出来ない理由とは?
車に詳しくない方であれば、専門家が鑑定してくれたグー(Goo)鑑定付きの車両をそのまま信用して購入すればいいと思う方もいるかもしれませんが、グー(Goo)鑑定にもデメリットに近い注意点があります。
ここでは、そんな注意点について詳しくご紹介したいと思います。
事故全てがわかるわけではない
車に詳しくない方にとって、一番頼りにしたい事故の有無情報ですが、グー(Goo)鑑定だから全ての事故がわかるとは限りません。
グー(Goo)鑑定でわかる大切な情報の1つである修復歴ですが、修復歴は車の骨格に当たるフレーム交換や修正を行なったもの、つまり骨組みにダメージを与えるほどの事故でなければ修復歴になりません。
そのため、フェンダーをぶつけて交換したり、足回りを少し交換したりする程度の比較的軽傷の事故は、グー(Goo)鑑定でもわからないので注意が必要です。
とは言え、フレームにダメージを与えなければ、その後の走行性に大きな影響を与えることが少ないので過度に不安がる必要もありません。
グー(Goo)鑑定を利用する場合には、単純に鑑定結果を信用するのではなく、「修復歴なし=事故歴なし」ではないということをしっかりと頭に入れておきましょう。
鑑定した人によって基準が変わる
プロによって鑑定されるグー(Goo)鑑定ですが、鑑定する人も複数いますので、当然同じ評価基準でも若干ながら個体差が出る可能性があります。
また、グー(Goo)鑑定を行うJAAAは設立が2005年と割と最近であることに対して、カーセンサー認定は1996年に設立されたAISが行なっており、AISの方が歴史も長く、審査基準も厳しめであると言われております。
そのため、AISの鑑定では外装が少々難ありだったとしても、JAAAの鑑定では許容範囲内であることもあり、鑑定基準が自分の許容範囲よりも甘い可能性もあり得ます。
その為、グー(Goo)鑑定が最高評価であったとしても、過度に信用する事なく、自分の目で判断することが大切です。
必ずしも鑑定した状態であるとは限らない
グー(Goo)鑑定の信用度を確認する上で最もポイントとなるのが、鑑定をした日付の確認です。
例えば、グー(Goo)鑑定を行なった時点で外装や内装に問題がなかったとしても、販売店での保存状態などによっては劣化する可能性も十分あり得えるため、鑑定結果の信用度は下がります。
ただし基本的にグー(Goo)鑑定をつける車両は状態が良く、販売店としても積極的に進めたい車両である事も多いので、長期保管されることは少ないかもしれません。
日付を鮮度と考えて、その車両のグー(Goo)鑑定がどの程度信用できるかを、自身である程度判断することを忘れないようにしましょう。
星4つは購入を避けるべき?
グー(Goo)鑑定の注意点についてご紹介しましたが、自身で鑑定が信用できるか判断する必要はあるものの、自動車に詳しくない方にとって、走行性に大きな影響を与える修復歴を判断してくれるなどメリットは大きいです。
そんなグー(Goo)鑑定ですが、星によって外装や内装を5段階評価しています。
そうすると気になるのが星5と星4の差ではないでしょうか?
最高評価である星5はわかりやすいと思いますが、星4は状態が星5に比べてどの程度悪いのかわかりにくいですよね?
実際はグー(Goo)鑑定の最高評価である星5だったとしても、気になるキズやへこみはないが小さなものがある場合があり、小さなキズやへこみが確実に残っているものが星4となるようです。
また、外装に関して言えば、キズやへこみの状態や有無で判断されているため、細かい塗装の状態などは参考にならない事もあるようです。
正直、キズやへこみは個人差が大きい部分であり、星5でもキズやへこみに対する口コミもあったりしますので、星の数を鵜呑みにして、信用しすぎるのは危険かもしれません。
実際に自分の目での確認は大切
今回、中古車選びでグー(Goo)鑑定を活用する上での注意点を主にご紹介しました。
グー(Goo)鑑定が必ずしも信用できるとは限らないことをご紹介しましたが、それでも鑑定出来ない程のひどい車両を回避することができることから、劣悪品を購入する可能性は減るでしょう。
その上で、実際に車両の外装や内装の状態など個人によって感じ方の異なる部分を重点的に見て判断すれば、より良い1台にきっと出会うことができるはずです。
グー(Goo)鑑定の車両には最大3年のGoo保証へ加入できますので、エンジンなどの部品が壊れても安心なのが嬉しいところです。
今回ご紹介したグー(Goo)鑑定をうまく活用し、あなただけの1台を探してみてはいかがでしょうか?