ゼネラルモーターズ アストロは壊れやすいのは本当か?アストロの故障について徹底調査!

壊れやすいというイメージのあるアメ車。ゼネラルモーターズ アストロは故障が多いというのは本当なのでしょうか。ゼネラルモーターズ アストロの故障に関しての口コミや故障しやすいとされ部品などについてご紹介します。

ゼネラルモーターズ アストロは故障が多いのか?

ゼネラルモーターズ アストロに関する故障の声

ゼネラルモーターズ アストロは本当に故障が多いのでしょうか。故障に関する口コミをご紹介します。

40代/男性

ある日車の調子がおかしいなと修理に出したら、エンジンオイルが漏れていたそうです。原因はホースの劣化によるオイル漏れ。劣化による漏れなら仕方ないですが、いきなりはびっくりしました。

30代/男性

エアコンのききが悪いなあと思っていたのですが、ついに全く動かなくなったので修理にだしました。エアコンコンプレッサーが壊れていたのが原因だそうです。コンプレッサーは意外と高額なので困りました。

30代/男性

走行中に窓が突然開かなくなりました。部品交換で対応してもらいましたが、窓に関しても故障はよくあるようですね。

50代/男性

エンジンブレーキをかけながら走行していたら、ランプがついてエンジンがそのままパワーダウンしました。そのまま走行不能になったので慌てて修理業者を呼んで対応してもらうことに。電気系統の故障らしいですが、こんなこともあるんですね。

60代/男性

メーターにマークが点灯し、修理業者にもっていったところオルタネーターの故障だといわれました。自分ではあまりチェックしないところだったので、壊れたのには驚きです。

ゼネラルモーターズ アストロの故障が多い箇所

ゼネラルモーターズ アストロも車という工業製品ですので、全く故障しないということはありません。しかし次のような部品は比較的故障しやすいといわれているのでご紹介します。

故障箇所1 オイルの漏れ

エンジンオイル、クーラント、ATFなどのオイルや油脂系は漏れやすいといわれています。漏れた後に修理しようとすると費用がかさんでしまうので、漏れ止めなどを入れる必要があります。

故障箇所2 ウインドウレギュレーター

窓を開閉するための部品です。この部品が故障すると、窓をスムーズに開閉できなくなります。また窓が突然下まで降りてしまうこともあるようです。

故障箇所3 エアサス

元々ゴム製品なので消耗品ですが、壊れやすいといわれているようです。故障した場合はエアコンコンプレッサーも同時に点検するのがおすすめです。また片側だけ壊れた場合でも、両側とも交換しましょう。

故障箇所4 オルタネーター

オルタネーターの故障により警告灯が点灯し、自走ができなくなる場合もあるようです。目視えは故障しているかの判断が難しいので、電流量や充電量を見ておく必要があります。

ゼネラルモーターズが発表しているアストロに関する故障・不具合・リコール情報

故障1 原動機のリコール(1998年8月)

原動機の点火系統の配線に不適切なものがあったため、原動機の円滑な回転が得られない可能性があります。最悪の場合、原動機の再始動ができなくなります。点火用配線を変更し、損傷している部品を交換して対処されました。

対象車両

型式 車台番号
不明 又は CL14G 1GBEL19W5TB100005~1GBEL19W7TB176051(輸入期間1995年10月3日~1996年11月20日)
1GBEL19W3VB100040~1BEL19W7VB201419(輸入期間1996年10月4日~1997年12月26日)
1GBEL19W7WB105615~1GBEL19W7WB151851(輸入期間1997年11月11日~1998年7月27日)
不明 又は CM14G 1GBDM19W2TB116816~1GBDM19W9TB160684(輸入期間1996年2月6日 ~1996年10月4日)
1GBDM19W0VB100134~1GBDM19W1VB226499(輸入期間1996年10月4日~1997年5月15日)
1GBDM19W1WB105652~1GBDM19W5WB154210(輸入期間1996年10月4日~1997年5月15日)

故障2 座席ベルトのリコール(2002年1月)

座席ベルト非装着時警報装置についている電気回路が不適切なため。警報音が鳴らない可能性があります。対策品と交換するリコールが行われました。

対象車両

型式 車台番号
不明 又は CL14G 1GBEL19W5TB100005~1GBEL19W7TB176051(輸入期間1995年10月3日~1996年11月20日)
1GBEL19W3VB100040~1BEL19W7VB201419(輸入期間1996年10月4日~1997年12月26日)
1GBEL19W0XB110897~1GBEL19W9XB146314(輸入期間1999年2月2日~1999年7月6日)
不明 又は CM14G 1GBDM19W2TB116816~1GBDM19W9TB160684(輸入期間1996年2月6日 ~1996年10月4日)
1GBDM19W0VB100134~1GBDM19W1VB226499(輸入期間1996年10月4日~1997年5月15日)
1GBDM19W0XB110942~1GBDM19W2XB146180(輸入期間1999年2月2日~1999年6月14日)

故障3 かじ取り装置のリコール(2003年12月)

かじ取り装置であるステアリングナックルが不適切なため、ゴムブーツが損傷する可能性があります。また使用を続けると、異音が発生し破損、操作ができなくなる場合があります。当該部品や損傷部分を交換すること

対象車両

型式 車台番号
GH-CM14G 1GNDM19X33B103571~1GNDM19X43B133114(輸入期間2002年9月12日 ~2003年4月11日)

故障4 後写鏡のリコール(2003年7月)

電動式の後写鏡の保護回路が不適切なため、最悪の場合火災に至る可能性があります。当該配線に対策用ヒューズを追加するリコールが行われました。

対象車両

型式 車台番号
CM14G / CL14G 1GBDM19W1WB105652~1GBDM19W7WB192442(輸入期間1998年1月8日~1999年4月19日)
 1GBEL19W7WB105615~1GBEL19W2WB198558(輸入期間1997年11月11日~1999年3月1日)

ゼネラルモーターズ アストロ各部品の修理費用

 

ここでは、ゼネラルモーターズ アストロの各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

部品1 エアサス

故障した場合は交換になりますが、高価な部品です。工賃を入れて約10万円かかります。また同時にエアコンコンプレッサーも交換するとさらに数万円かかる場合もあります。

部品2 ウインドウレギュレーター

レギュレーター交換の場合、部品代が約2~3万円、工賃を含めると約5万円です。

部品3 オイル漏れ

オイルが漏れた場所によりますが、たとえばパワステホースの場合、工賃込みで約5万円といわれています。

部品4 オルタネーター

オルタネーターを修理する場合、工賃をプラスしても約1万円です。ただし丸ごと交換となると約5~10万円かかることがおおいようです。

ゼネラルモーターズ アストロオーナーの評判

 

評判1 見た目がかっこいい
とにかく見た目がかっこいいのが気に入っています。これぞアメ車という感じですね。また荷物をたくさん載せることができます。悪路でも問題なく走れるので、走行性能にも万満足しています。

評判2 これぞアメ車という感じ
アメ車に憧れて購入しました。車体が大きく存在感があり、まさにアメ車という感じです。国産車に比べて燃費はあまり良くないですが、走りに不満はありません。またシートもフカフカしているのがいいですね。故障して乗れなくなるまで乗ろうと思います。

評判3 荷物がたくさん載るのが良い
車内に荷物をたくさん載せることができるので、キャンプなど様々なところに出掛けるのに便利でした。また悪路でも問題なく走れます。遠距離のドライブでも問題なく走れる倉庫性能があるので、子供たちも喜んでいました。

評判4 燃費が悪いのが欠点
走行性能も悪くなく、乗り心地がととてもいい車です。ただ燃費が悪いのが気になりますね。ガソリン代がかかることを気にしなければトータルで良いクルマだと思います。

ゼネラルモーターズ アストロとはどんな車?

アストロとは、アメリカの自動車メーカーのゼネラルモーターズが販売したミニバンです。シボレーブランドで販売されたことから、シボレー・アストロと表記されることもあります。

日本では1990年代前半から人気が出て多く輸入されました。一時期は約1万台が輸入されることもあったようです。最終的なインポーターはスズキが担当しました。

ゼネラルモーターズ アストロを中古車で購入する際に気をつけること

中古で輸入車を購入する場合、2つの手段があります。それが認定中古車と中古輸入車です。前者は正規ディーラー店、後者は専業店が販売している中古車です。

認定中古車は、ディーラーにより点検・整備などが行われています。一方中古輸入車はほとんど消耗品の交換や点検などを行っていません。

そのため安心して乗りたいなら認定中古車、ある程度車の知識があり安価に購入したい方は中古輸入車がおすすめといえます。

まとめ

ゼネラルモーターズ アストロについてご紹介しました。アメ車は壊れやすいというイメージがありますが、国産車に比べて特段に壊れやすいという訳ではありません。ただしディーラーの少なさは考えておく必要があるでしょう。

購入する前に修理取り扱い店などを調べておくことをおすすめします。