車は金額に差はあれど、一括払いが難しい値段であることからローンを組む方も多いかと思います。
一般的なローンの支払い回数は84回払い前後と言われていますが、1回ごとの支払い金額を抑えたい場合は120回払いまで拡大することも可能です。
今回は、ローン金利が高いと言われている中古車販売会社「ネクステージ」の120回払いローンについて詳しく解説いたします。
金利交渉は可能かどうか、ネクステージのローン以外で車を分割購入する方法などもきさいしていますので、是非ご覧ください。
目次
ネクステージのローンは120回払いが可能
車を購入する際、一括支払いが難しい場合はローンを組んで分割払いをすることができます。
支払い回数について明確な決まりはないため、車の使用期間や月々に支払い可能な金額を考慮して設定しましょう。
銀行や信販会社により支払い回数の下限・上限は異なりますが、6回～120回払いまで設定できる場合があります。
なお、ネクステージの場合は120回払いも設定可能です。
一般的に車検のタイミング(1回目は3年、2回目は5年、3回目は7年)に合わせて返済期間を決める方が多く、36～84回が平均的な支払い回数です。
120回払いまで返済期間を長くすれば月々の支払金額も安くなりますが、それだけを考えて安易に120回払いと設定することはおすすめできません。
120回払いで車を購入するメリット・デメリット
120回払いに設定すると、月々の支払金額が安くなるという点が最大のメリットです。
家計の負担を少なくすることで、毎月無理なく支払いを続けていくことが可能となります。
冠婚葬祭による突然の出費や、仕事を休まなければならなくなった場合に伴う収入の減少があっても月々の負担が少なければそれだけ安心感があります。
ただし、車のローンには元金だけでなく利子も同時に支払わなければなりません。
120回払いまで支払い回数を多くすると、それだけ利子も多く支払う必要があります。
1回に支払う利子は高額になることはありませんが、最終的な返済総額は大きくなってしまうというデメリットがあるのです。
毎月の支払金額を抑えたい場合は120回払い、最終的な返済総額を抑たい場合は少ない支払い回数…といった基準で支払い回数を設定すると良いでしょう。
120回払いは可能でもネクステージの金利は高い
120回払いに設定することで月々の支払いを抑えることができますが、ネクステージの場合は金利が高めに設定されているようです。
ネクステージの金利は9.8％
車のローン金利は5～7%が程度が平均と言われていますが、ネクステージの金利は9.8%をベースとしており平均よりも高めです。
ネクステージに限らず、中古車販売店の場合は金利が高めに設定されていることがあります。
これは販売店側へキックバックされたローン収益の一部が販売店の収益となることが背景にあるのです。
ローン会社が定めた金利に販売店側が上乗せすることで、自社の収益を上げているという仕組みになっています。
契約者の信用情報に問題がなければ金利の交渉可能
ネクステージの金利は基本的に9.8%となっていますが、交渉により金利を下げてもらうことも可能です。
ただし、契約者の収入や他社借り入れ、ローン支払い遅延などの信用情報に問題がない場合に限ります。
交渉により5.9～6.9%にまで下げることも可能と言われているため、スタッフに相談してみる価値はあると言えます。
交渉しても金利を下げてもらえなかったり、ご自身の希望する金利まで下げてもらうことができなかった場合は他の方法でローンを組むことを検討しても良いでしょう。
ネクステージのローン以外で車を分割購入する方法
ネクステージで車を購入した場合でも、ネクステージの自社ローンで分割購入をしなければならないという決まりはありません。
他の方法で分割支払いを行い、車を購入することもできます。
ディーラー系ローン
ディーラー系ローンは自社ローンと同様、中古車を購入したその場でローンを申し込むことができる手軽さと、審査の通りやすさがメリットとして挙げられます。
銀行へ足を運ぶ必要がないことから、多忙な方にとっては利用しやすい方法です。
ただし、平均的な金利が2～4％と言われている銀行系ローンに対し、ディーラー系ローンの平均的な金利は5～9％程度となっています。
自社ローンよりは金利が低くなりますが、銀行系ローンよりもコストを削減できるわけではないと理解しておきましょう。
また、ディーラー系ローンで支払う場合、支払いが終了するまで車の所有権は中古車販売会社や信販会社にあります。
その間はに自動車を買い替えたくなった場合、特別な手続きが必要となり手間がかかるため注意しましょう。
銀行系ローン
大手メガバンクや地方銀行、信用金庫といった金融機関が提供しているローンです。
自社ローンやディーラー系ローンよりも金利が最も安くなる方法で、先述の通り金利を2～4％まで抑えることができるので大きな節約効果が期待できます。
ただし自社ローンやディーラー系ローンに比べて、審査は通りにくいと言われています。
現在の年収や勤続年数、雇用形態などを基準に審査が行われており、入社1年未満の方やアルバイト・パートの方は審査に通らない可能性があるのです。
さらに、車の購入契約とは別に金融機関へローンの申し込みをしなければなりません。
近年はインターネットからローン申し込みを受け付けている銀行も増えていますが、そうでない場合は平日の限られた時間に金融機関へ足を運ぶ必要があります。
まとめ
ネクステージで中古車を購入する際、一括での支払いが難しい場合は分割払いで購入することが可能です。
月々の支払額を抑えたい方は120回払いなど支払い回数を多くしても良いですが、その分金利の支払いも増えるため、最終的な返済総額が大きくなってしまうことを理解しておきましょう。
ネクステージの金利が高いと感じたら、交渉や他の方法による分割払いで金利を下げることができる場合もあります。