ガリバーで中古車を購入する際、車両本体価格のほかに諸経費が必要になります。この諸経費とはいったい何の費用なのでしょうか?ガリバーの諸経費に含まれる項目や、ガリバーの諸経費が高いと言われている理由などを解説します。
そもそも、諸経費って何?
- 法定費用
法定費用とは、ガリバーに限らずどの販売店で購入しても同じようにかかる諸経費です。法律で定められている訳ですから、この部分を水増しして諸経費として請求することはできません。 - その他の費用
販売店の利益、その他付帯するサービスに対する費用をまとめて諸経費としている部分です。名目や金額は法律で定められているものではありませんので、販売店が自由に設定できます。
ガリバーをはじめ、中古車販売店で中古車を購入する際の諸経費には、大きくこの2種類があることを覚えておきましょう。
ガリバーで中古車を購入する際に必要な諸経費とは?
ガリバーでは法定費用と、ガリバーの利益およびガリバーが提供しているサービスに対する費用をまとめた諸経費などがあります。
以下は一例ですが、ガリバーで中古車を購入した際の諸経費の例をご紹介します。
点検整備費用 35,700円
車両運搬費用 19,440円
登録手続き代行費用 34,650円
納車準備費用 21,600円
ナンバー変更手続き代行費用 10,800円
上記をトータルすると122,190円、車両本体価格や法定費用に加えて、諸経費としてこのような費用が加算されます。さらにガリバーでは、以下のようなパッケージを販売しています。
- NOパッケージ
フルサポート1年保証、車庫証明代行、返品サービス - スタンダード
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス - メンテナンス
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、メンテナンスパック(2年) - ガラスコート
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、ガラスコート(G’ZOX)、希望ナンバー - フルサポート
あんしん10年保証、車庫証明代行、返品サービス、メンテナンスパック(2年)、ガラスコート(G’ZOX)、希望ナンバー
車両本体価格95万円程度の軽自動車を購入し、上記のパッケージを追加した場合の諸経費例は次のようになります。
- NOパッケージ 251,760円
- スタンダード 251,760円
- メンテナンス 281,760円
- ガラスコート 301,760円
- フルサポート 348,640円
ガリバーで中古車を購入する場合、車両本体価格および法定費用に加えて、上記のようにさまざまな諸経費が加わってきます。
ガリバーの諸経費が高いのはなぜ?
ネットではガリバーの諸経費が高いという書き込みをよく見かけますが、実際のところどうなのでしょうか?
法定費用に関しては、ガリバーでもガリバー以外でも変わりませんので、その他の部分について、先ほどの例を見ていきましょう。
- 点検整備費用
- 車両運搬費用
- 登録手続き代行費用
- 納車準備費用
- ナンバー変更手続き代行費用
などがありました。
実はこれらの項目はすべてガリバーの「言い値」になっています。
そのため、高いと感じるか妥当と感じるか、あるいは安いと感じるかは人それぞれと言うほかありません。
確かに他の一般的な販売店と比べてガリバーでは高く設定している項目があったり、納車準備費用などよくわからない名目の諸経費もあったりするようですが、とはいえ全体的に見てガリバーだけが極端に諸経費が高いという訳ではなさそうです。
では、ガリバーの諸経費が高いという書き込みはどこから来るのでしょうか?
多くの場合、パッケージについての諸経費ではないかと思われます。
先ほどもお伝えしましたが、車両本体価格95万円程度の軽自動車を購入しパッケージを追加した場合の諸経費例は次のようになります。
- NOパッケージ 251,760円
- スタンダード 251,760円
- メンテナンス 281,760円
- ガラスコート 301,760円
- フルサポート 348,640円
車両本体価格95万円の中古車にパッケージを追加しようと思ったら120万円オーバーは確実で、さらに法定費用などが必要になってくる訳ですから、確かに高いと感じてしまう人が多いのは頷けます。
このように、金額だけを見てしまうとガリバーの諸経費、特にパッケージの部分の諸経費が高いと感じてしまうでしょう。
しかしながら、そのパッケージには「あんしん10年保証」や「返品サービス」が付帯している点に焦点を当ててみるとどうでしょうか?
そもそも10年という長期保証は中古車業界でも珍しく、ガリバーも業界トップクラスと謳っています。
中古車には常に故障のリスクが伴うものですが、たとえば
「オートマのギアが変わらなくなってしまった」
という場合、ミッションの交換で30万円~40万円程度の修理費用を見積もっておかなければなりません。
また
「エアコンが効かなくなってしまった」
という場合、コンプレッサーの交換でやはり10万円~15万円程度の修理費用を見積もっておく必要があります。
中古車は新車と比べて故障が多く、たとえ購入時のコンディションが良くてもいつ、どこで、どんな故障が発生するか誰にも分かりません。
ところが、ガリバーの「あんしん10年保証」に加入していれば、こうした修理を0円で行うことができるのです(保証対象となる修理のみ)。
また、ユニークな「返品サービス」も中古車ユーザーの目に見えない不安を大きく解消してくれることになります。
車は少し試乗しただけでは分からない部分が多く
「長時間運転していると疲れるから別の車がほしい」
「家族からの評判が良くないので買い換えたい」
「やっぱり他の車がほしくなってしまった」
「妥協して購入したけどやっぱり赤が良かった」
「購入時に気づかなかったキズがあったから返品したい」
など、購入後に後悔しても我慢したり妥協したりして乗り続けるしかありません。
ところが、ガリバーの「返品サービス」を利用すれば、国産車なら納車後100日以内、輸入車で納車後30日以内であれば、条件を満たした場合に限り、オプションや諸経費などを除いた車両本体価格で買い取ってくれるというのです。
このように、他の販売店にはないサービスがついてくるのが、ガリバーのパッケージであり、そのための諸経費という訳です。
ガリバーで中古車を購入するなら諸経費、予算、そして価値観を明確に
今回はガリバーの諸経費について解説してきました。
確かに金額面だけを見てしまえば、ガリバーの諸経費、特にパッケージの部分での諸経費は高いと感じてしまうかもしれません。
ですが、他の販売店にはない充実したサービスが付帯してくるという安心感があります。
ここに対して価値を感じることができる人は、高額な諸経費も理解できるという人ではないでしょうか。
ガリバーで中古車を購入する場合、車両本体価格と法定費用のほかにもさまざまな諸経費が必要になることを踏まえつつ、予算と見合うかどうか、付帯するサービスに対する自分の価値観はどうかを明確にしておくことが、後悔しない中古車購入の第一歩になります。