BIGMOTOR(ビッグモーター)のロングラン保証など保証サービスの違い

BIGMOTOR(ビッグモーター)では様々な保証・サービスを提案されます。種類が多すぎてどの保証・サービスが必要なのかわからないという方もいるかもしれませんね。

そこでここではBIGMOTOR(ビッグモーター)が行っている様々な保証についてそれぞれの違いを解説してみたいと思います。

BIGMOTOR(ビッグモーター)の各種保証サービスを解説

BIGMOTOR(ビッグモーター)の保証サービスは全部で5つあり、そのうち4つが中古車購入につけられる保証、1つが売却時につけられる保証です。それぞれどの部分を保証されるのかが違ってきますので、1つずつ丁寧に解説していきます。

安心BIG保証

購入した車が故障した場合に修理費用を少額でやってもらえるサービスです。購入する車によって1年から3年までの範囲で加入でき、料金も車によって異なります。

安心BIG保証で対象となるのは以下の部分です。

  • エンジン
  • 動力伝達
  • ブレーキ
  • ステアリング
  • 前後アクスル
  • 電子制御
  • エアコン
  • 乗員保護機構
  • ハイブリット機構
  • 車外装備品(ヘッドライト・ミラーなど)
  • 車内装備品(シート、パワーウインドウなど)
  • 指定社外部品(オーディオ、カーナビなど

かなり幅広い部分をカバーしてもらえる保証ですが、この保証を受けるには「BIGMOTOR(ビッグモーター)以外で点検・整備をしないこと」という条件がついています。つまり、今後の点検・整備・車検はBIGMOTOR(ビッグモーター)でやってもらわなくては保証が無効になるということです。この点だけご注意ください。

ロングラン保証(ロングRUN保証)

ロングラン保証は安心BIG保証のオプションのようなサービスで、安心BIG保証をつけていることを条件に加入できるサービスです。このロングラン保証が、BIGMOTOR(ビッグモーター)がいう「最大10年保証」にあたり、安心BIG保証が切れてからの代替サービスとなります。こちらも最大10年となっていますが保証年数や料金は車によって異なります。

安心BIG保証よりも保証される範囲は少し狭まり、走りに重要な機構のみの保証になります。ロングラン保証で対象となるのは以下の部分です。

  • エンジン
  • 動力伝達
  • ブレーキ
  • ステアリング
  • 前後アクスル
  • 電子制御
  • エアコン
  • 乗員保護機構
  • ハイブリット機構

安心BIG保証と同じく、他の店などで点検・整備を行うと保証が受けられなくなるのでご注意ください。

BIGタイヤ保証サービス

上の安心BIG保証、ロングラン保証に含まれないタイヤの保証サービスです。こちらは2年の保証で、料金は普通車10,000円、軽自動車8,000円となります。

保証は最大4本までのタイヤで、上限額が普通車10万円、軽自動車5万円までです。

こすれば保証

こすれば保証は「乗るだけ安心パック」に含まれる保証です。乗るだけ安心パックはオイル交換永年無料や3年間の点検などがお得に受けられるパックサービスで、ゴールドパック、プラチナパックの2種類が用意されています。ゴールドパックは39,900円、プラチナパックは59,900円です。

こすれば保証は車体のへこみや傷を保証してもらえるサービスで、ゴールドパックの場合は3回、プラチナパックの場合は6回まで受けられます。保証期間は3年間です。

クレーム安心保証

BIGMOTOR(ビッグモーター)に車を売却後、後から修復の跡などが見つかることがあります。このような場合、本来売却した人に対して損害を請求することができるのですが、クレーム安心保証に加入していれば、このような損害請求をBIGMOTOR(ビッグモーター)が行わないというサービスです。

保証料金は以下の通りです。

  • 軽自動車 10,000円
  • 売却額100万円未満の普通自動車 10,000円
  • 売却額が100万円以上の普通自動車 20,000円
  • 輸入車 30,000円

ただし故意に修復歴を隠していた場合や、損害額が100万円を超える場合はクレーム安心保証をつけていても適用されない場合があります。

BIGMOTOR(ビッグモーター)の保証はどれをつけるべき?

BIGMOTOR(ビッグモーター)で加入できるそれぞれの保証について解説しました。しかし、これでもどの保証が必要でどれが必要ないのか分かりにくいかもしれません。そこでここからは保証サービスの比較や結局必要な保証はどれかについて書いてみようと思います。

購入時の保証サービス比較

購入時につけられる保証4種類は似ているようで、全て保証範囲が異なっています。簡単に比較すると次になります。

  • 安心BIG保証 車の内部パーツの大部分が対象(1年から3年の間)
  • ロングラン保証 車の走行に関わる重要機構が対象(安心BIG保証後から最大10年)
  • BIGタイヤ保証 タイヤが対象(2年間)
  • こすれば保証 車体の傷・へこみが対象(3年間)

中古車購入を考えるならどうしても故障のリスクがあるため、安心BIG保証やロングラン保証は助かります。ただ、これらをつけるならBIGMOTOR(ビッグモーター)で点検・整備しなければならないので、安くするためにはBIGタイヤ保証、こすれば保証(乗るだけ安心パック)も加入した方が良いことになり、結局全部必要ということになります。この辺りは商売上手というか、上手いこと考えられていますね。

購入時に最低限の保証サービスをつけるなら?

ただ、「BIGMOTOR(ビッグモーター)で点検・整備縛りされるのが嫌だ」「車購入の値段が高くなるのは嫌だ」という場合もあると思います。この場合は乗るだけ安心パック(こすれば保証が付く)だけつけるのが良いかと思います。

乗るだけ安心パックはこすれば保証で車体の傷・へこみを直してもらえるだけでなく、オイル交換が無料になるなどお得なパックとなっているので、今後のメンテナンス代が安くなります。

こすれば保証を使うことがなくても、オイル交換や点検などで元は取れると思うので、乗るだけ安心パックのゴールドパックは是非入るのをオススメします。

クレーム安心保証は必要か?

BIGMOTOR(ビッグモーター)で売却時のトラブルを回避することができるクレーム安心保証については、売る車によって必要かどうかが変わってきます。

例えば新車で事故などの経験がない車の場合、クレーム安心保証は必要ありません。事故歴があるかないかは自分が一番知っているはずだからです。

一方、中古車を売る場合、前の持ち主の時に修復歴がある可能性はゼロではありません。こういう場合は多少売却額から差し引かれることになりますが、クレーム安心保証をつけた方がトラブルに巻き込まれずに済むかもしれません。

 

BIGMOTOR(ビッグモーター)の保証サービスまとめ

BIGMOTOR(ビッグモーター)の保証サービスはちょっとややこしい部分もありますが、中古車を安心して乗るため、車を安全に売るために用意されています。特に安心BIG保証・ロングラン保証といった保証サービスは大手ならではのメリットでもあるので、BIGMOTOR(ビッグモーター)を利用する場合には是非上手く活用してみてください。