グーネットで中古車を探していると「グー(goo)鑑定」というワードを目にすることがあります。グー(goo)鑑定とはどんな鑑定なのか、鑑定結果の信頼性はどれほどなのかを検証していきます。
グー(goo)鑑定とは?
グー(goo)鑑定とは、第三者機関のプロの鑑定師が中古車の状態をチェックし、グレード分けして品質に関する情報を公開するサービスです。
グー(goo)鑑定があることで、車に詳しくない人でも自分が購入しようと思っている中古車の状態を知ることができますので、購入するかどうかを決める判断材料になります。
グー(goo)鑑定は具体的にどこをどのようにチェックしているのでしょうか?まずはグー(goo)鑑定の内容を見ていきましょう。
- 外装
ボディのキズや塗装の状態をチェックします。補修されている場合、色ムラや波打ちがないかまで細かく見てくれています。ボンネット部分は見やすいように斜めに開いて交換、補修、飛び石によるキズなどがないかを確認します。そのほか車体の下、タイヤの溝、ホイール、フロントガラスなど外装全体をチェックします。
- 内装
ハンドル、ダッシュボード、各種メーター類に汚れやキズ、異常がないかを確認するとともに、車内に異臭等が付着していないかをチェックします。ついで前後部座席のシートに擦れ、タバコによる焦げ跡や穴、臭いの付着、その他汚れなどがないかをチェックします。
- 機関
ボンネットを開け、エンジンオイル漏れ等がないか、エンジンを回した時に異音がしないかなどをチェックします。 - 修復歴
ピラー(窓枠の柱となる部分)に修復歴がないか、エンジンルーム内のネジに付け替えた跡や周りと違う部分がないか、エンジンルームの下側にダメージを受けた跡や交換の跡がないか、トランクルームの下に修復歴や波打ちがないか等をチェックします。
このように、車全体を細かくチェックしてくれるのがグー(goo)鑑定です。
内装や外装は車に詳しくない人でも見ればある程度分かりますが、機関や修復歴などは見抜くことが困難です。グー(goo)鑑定ではプロの鑑定師が細かくチェックしてくれるため安心です。
なお、鑑定結果は車に詳しくない人にも分かりやすいように、次の方法でグレード分けし、情報を公開してくれています。
- 外装
星1「補修が必要」から星5「綺麗に補修済みだが小さなキズや凹みが残っている可能性がある」まで5段階にグレード分けがされています。 - 内装
星1「補修が必要」から星5「綺麗な車内空間を保っている」まで5段階にグレード分けがされています。 - 機関
正常「主要機関に不具合はない」から、いずれかに不具合や異常が見られる場合はその詳細についてまで具体的に鑑定結果を開示してくれています。なお、グー(goo)鑑定でチェックする機関はエンジン、トランスミッション、ドライブシャフトブーツ、排気(音)、エアーコンディショナー、パワーステアリング、パワーウィンドウの7項目です。
- 修復歴
無「骨格部位に異常はない」から有(重度)「客室付近の骨格に衝撃を受けた形跡がある」まで4段階にグレード分けがされています。
グー(goo)鑑定の鑑定結果は、このように車に詳しくない人でも一目で分かるようになっています。
やっぱり気になる、グー(goo)鑑定の信頼性は?
グー(goo)鑑定は、一般人には分からないような細部までしっかり鑑定してくれるため大変心強いサービスですが、やっぱり気になるのはその「信頼性」です。
ここでのポイントは、グー(goo)鑑定を行う鑑定師を外部から招聘しているという点にあります。
グー(goo)鑑定を実施している鑑定師は、NPO法人「日本自動車鑑定協会」に所属している鑑定師です。
JAAAは、グーネットを運営している株式会社プロトコーポレーション、そして中古車を販売している販売店とは関連のない公平な第三者機関として、さまざまな中古車鑑定を行っている団体です。
またグー(goo)鑑定を依頼するには、販売店が1台ごとに鑑定料を支払う仕組みになっています。
※公平な第三者機関による鑑定である
※販売店が鑑定料を負担している
以上の観点からも販売店やJAAAがなんらかの不正を行うことは非常に考えにくいと言えますので、グー(goo)鑑定の「信頼性」という点においては高いと言って良いでしょう。
グー(goo)鑑定の注意点
グー(goo)鑑定は、たしかにプロの鑑定師のお墨付きをもらっている中古車ではありますが、中古車、新車を問わずマシンである以上「故障しない」ということはありません。
同時に、グー(goo)鑑定の結果は販売店が鑑定を依頼した時点での結果であるという点や、走行チェックを行っているものではないという点も併せて覚えておく必要があります。
また、グー(goo)鑑定で鑑定師が判断するグレードと、自分自身がイメージしている状態が必ずしも一致するとは限らない可能性があることも知っておいた方が良い点です。
たとえば、鑑定師が「気になるキズや凹みがある」と評価していても自分では気にならない場合もあれば、その逆で「綺麗に補修済み」という評価でも気になるキズや凹みがある場合も考えられます。
グー(goo)鑑定の信頼性が高いことに変わりはありませんが、やはり大切なのは、現車を確認して最終的に購入するかどうかを判断することです。
事実、グーネットでも、購入時には必ず現車を確認することを推奨しているほか、次の注意点を掲載しています。
※グー(goo)鑑定の内容についてはグーおよび株式会社プロトコーポレーションが保証するものではない
※グー(goo)鑑定は保証サービスではない(購入時は必ず現車を確認すること)
※グー(goo)鑑定はあくまでも鑑定時の結果であり、将来的な機能を保証するものではない
グー(goo)鑑定は、中古車の状態を知り、購入するかどうかを決める大きな判断材料になりますが、完璧ではないという点を踏まえておきましょう。
信頼性が高いグー(goo)鑑定付きの中古車が欲しい!そんな時は?
今回はグー(goo)鑑定の内容や信頼性について解説してきました。
販売店の情報のみならず、公平な第三者機関が細かい部分までしっかりチェックしてくれるグー(goo)鑑定、信頼性が高いため、ありとなしでは購入する側の安心感も大きく変わってくるのではないでしょうか?
グーネットには、執筆時点で101,123台のグー(goo)鑑定付き中古車が掲載されています。全体で見ると422,506台のうち25%未満ですので、一般的な中古車を探すよりは多少見つけにくいかもしれません。
とはいえ、いくら中古車でも決して安い買い物ではありませんので、できれば状態の良い中古車を購入したいものです。
そんな時は、ぜひこちらの「中古車情報」からグー(goo)鑑定付き中古車を探してみてはいかがでしょうか?
メーカー、車種、グレード、価格帯、年式、走行距離などで絞り込んでいくこともできますし、もし希望の車種が掲載されていない場合でも「新着お知らせメール」に登録しておけば、検索条件に該当する中古車の新着情報を受け取ることができます。
中古車の品質にこだわりたい、チェックが行き届いた中古車を購入したい、プロの鑑定師お墨付きの中古車が欲しい、そんな人はぜひ、グー(goo)鑑定付き中古車を探すことをおすすめします。