グランドチェロキーの故障には要注意？故障に関する口コミやリコール情報について

アメ車を代表するSUVと言っても過言ではない、グランドチェロキーは日本でも多くの愛好者がいる人気の高い車です。しかし、アメ車ということもあり故障が不安でグランドチェロキーの購入を迷っている方も少なくありません。ここでは、グロランド　チェロキーの故障に関する口コミやリコール情報と併せて、オーナーの評判についてご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

1 グランドチェロキーは故障が多いのか？
2 グランドチェロキー各部品の修理費用
3 グランドチェロキーオーナーの評判
4 グランドチェロキーとはどんな車？
5 グランドチェロキーを中古車で購入する際に気をつけること
6 まとめ

グランドチェロキーは故障が多いのか？

グランドチェロキーに関する故障の声

・50代／男性
外車の購入は初めてだったので、故障が心配ですごく悩み、やっとグランドチェロキーを購入することを決め、乗り始めて５年が経過しました。これまで、しっかりとメンテナンスをして頂いていたおかげか、故障することはありませんでしたが、つい先日、突然窓が開かなくなり焦りました。すぐに直してもらったので安心しました。

・20代／女性
学生時代から、グランドチェロキーに乗りたいと思い、やっとの思いで手にして２年。ドアロックが故障するなど小さな故障が目立ってくるようになりました。今まで以上にメンテナンスをして行かなければ……。

・40代／男性
古い型のグランドチェロキーに10年ほど乗っていました。乗り始めて５年を過ぎたことから、ハンドルから変な音がしたり、オイル漏れがあったりと小さな故障やトラブルが目立ちはじめ、泣く泣く乗り換えることにしました。今度は年式の新しいグランドチェロキーです。現在３年目になりますが、今のところ小さな故障もなく、楽しく乗らせてもらっています。

・30代／男性
知人のグランドチェロキーに乗ったときに、乗り心地やデザインに惚れ、私も購入しました。知人は故障が多く困っていると言っていましたが、知人より年式が新しいものなので、故障は今のところありません。強いて言うなら、ブレーキした時のハンドルのブレでしょうか。対策品を購入してからは、さほど気になりません。

・50代／男性
グランドチェロキーの定期メンテナンスで、ウォーターポンプ付近で水漏れしていると整備士の方に言われ、故障が出始めたかもしれないと思い、他の部分も詳しく点検してもらいました。その時は特に問題なかったのですが、その後、突然バッテリーが上がってしまい大変でした……。

グランドチェロキーの故障が多い箇所

口コミでは、年式が新しい型のグランドチェロキーでは故障が少ないと多く見かけましたが、工業製品である以上グランドチェロキーが全く壊れないことはありえません。

グランドチェロキーにも故障しやすい箇所というのがいくつかあり、次の様な部品は比較的故障が多いものです。

バッテリーの故障
ウォーターポンプの水漏れ
オイル漏れ
シートヒーターの故障
窓やカギが開かない
ハンドルからの異音

このような故障が報告されていますが、そのほとんどが２代目グランドチェロキーまでに多く見られるようです。３代目グランドチェロキー以降は故障も少なくなっているということですが、全く故障しないという訳ではありませんので、定期的なメンテナンスは必要になるでしょう。

Jeepが発表しているグランドチェロキーに関する故障・不具合・リコール情報

・オルタネータに関わる改善措置(2018年３月８日)

内容：
電気装置において、オルタネータの設計が不適切なため、整流器の電気容量が不足しているものがある。そのため、整流器が発熱し、そのままの状態で使用を続けると、整流器が損傷してバッテリに電源が供給できず、警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。

型式／車台番号：
ABA-WK36／1C4RJFEG0CC110384～1C4RJFFGXCC172230
ABA-WK36A／1C4RJFEG0CC319933～1C4RJFGGXCC356761

イグニッションキーモジュールに関わる改善措置(2017年11月28日)

内容：
始動装置において、イグニッションキーモジュールの設計が不適切なため、キーポジションを保持する力が不足しているものがある。そのため、イグニッションキーにキーホルダー等を取り付けた場合、当該キーホルダーの重さにより、キーシャフトが＂ＯＮ＂から＂ＡＣＣ＂側に動き、車両の電源が遮断され、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するとともに、パワーステアリング等が機能せず、運転操作に支障をきたすおそれがある。また、車両の電源が遮断された状態で事故を起こした場合、エアバックが展開しないおそれがある。

型式／車台番号：
不明／1J8HD78308Y106436～1J8HD783X8Y122885

イグニッションキーモジュールに関わる改善措置(2017年11月28日)

内容：
始動装置において、イグニッションキーモジュールの設計が不適切なため、シート位置により、運転者の膝等がイグニッションキーと接触した場合、イグニッションキーシリンダーが＂ＯＮ＂から＂ＡＣＣ＂側に動くことがある。そのため、車両の電源が遮断され、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するとともにパワーステアリング等が機能せず、運転操作に支障をきたすおそれがある。また、車両の電源が遮断された状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しないおそれがある。

型式／車台番号：
GH-WH47／1J8HD48N05Y538939～1J8HD58NX6Y162791
GH-WH57／1J8HC682X7Y518107～1J8HD682X6Y162916
不明／1J8HD78306Y165287～1J8HD783X7Y591103

サンバイザーの電気配線に関わる改善措置(2017年６月23日)

内容：
サンバイザーに関わる整備作業時において、作業要領書に基づく指示が不適切なため、バニティミラーランプの配線がボディパネルと接触し、損傷することがある。そのため、当該配線が短絡して発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

型式／車台番号：
ABA-WK36／1C4RJFEG0CC110384～1J4R25GGXBC741575
ABA-WK36A／1C4RJFEG0CC319933～1J4R25GGXBC685671
ABA-WK57A／1C4RJFGT0CC300227～1C4RJFGTXDC514711
-WK57A-／1C4RJFHJ2DC514716～1C4RJFHJ8CC252991

ＡＴシフト制御に関わる改善措置(2016年10月７日)

内容：
変速機のシフトレバーにおいて、シフトポジションを選択後に当該レバーは、中央位置に戻る構造のため、車両が停止する前にＰレンジにシフトしようとしてもできないが、運転者は、Ｐレンジにシフトしたものと誤認することがある。そのため、駐車ブレーキをかけずに車外に出ると車両が動き出すおそれがある。

型式／車台番号
ABA-WK36T／1C4RJFEG0EC273085～1C4RJFEGXEC588069
ABA-WK36TA／1C4RJFEG0EC480513～1C4RJFFGXEC587776
ABA-WK57A／1C4RJFKT0EC304286～1C4RJFKTXEC520209
不明／1C4RJFFG0EC100472～1C4RJFHJXEC589844
ABA-WK36T／1C4RJFEG0EC548549～1C4RJFEGXFC952864
ABA-WK36TA／1C4RJFEG0FC200266～1C4RJFFGXFC957870
ABA-WK57A／1C4RJFKT0EC520171～1C4RJFKTXFC936827
ABA-WK64／1C4RJFHJ0FC160861～1C4RJFHJ8FC221602
不明／1C4RJFHJ0FC110011～1C4RJFHJXFC945811

燃料ポンプリレーに関わる改善措置(2016年１月29日)

内容：
エンジンルーム内の燃料ポンプリレーにおいて、当該リレーの耐熱性が低いため、エンジンルーム内の熱により、リレー内部で接触不良が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料ポンプが停止し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

型式／車台番号：
ABA-WK36／1C4RJFEG0CC110384～1C4RJFFGXCC172230
ABA-WK36A／1C4RJFEG0CC319933～1C4RJFGGXCC356761
ABA-WK57A／1C4RJFGT0CC300227～1C4RJFGTXDC596455
-WK57A-／1C4RJFHJ0DC514715～1C4RJFHJXDC625563

2016年から現在まで届けが出されたリコール情報です。2016年以前のリコール情報が知りたいという方は、こちらをご覧ください。
http://fcagrouprecallinfo.kir.jp/Rinfo/chryslergroup_recall/index.php

2013年以前はグランドチェロキーのリコールも比較的多く届けが出されているようですが、最近は非常に少なくなってきている傾向が伺えます。

口コミや評判でもあるように、比較的新しい型のグランドチェロキーであれば、故障も少ないのかもしれませんね。

グランドチェロキー各部品の修理費用

ここでは、各部品の修理費用の相場をご紹介いたします。

修理に持っていく工場や中古部品または新品部品を使うなどで価格は変動するので、あくまでも目安として参考にしてみてください。

・オイル漏れ(シール材交換およびオイル交換)：５万円～10万円程
・エアサスの故障
エアシリンダーの交換：30万円～50万円程
コンプレッサーの交換：10万円～20万円程
・パワーウインドウの故障：10万円～20万円程

グランドチェロキーが故障した場合は、上記程の修理費用が掛かることを覚えておきましょう。

また、グランドチェロキーの車検費用は10万円～40万円程度かかると言われています。グランドチェロキーを購入したいと検討している方は、おおよその修理費用など維持費まで含めて想定しておくことをおすすめします。

グランドチェロキーオーナーの評判

新しい型のグランドチェロキーは故障も少なく、以前の方に比べると維持しやすくなっていると言われています。

では、実際にグランドチェロキーに乗っているオーナーの評判はどうなのでしょうか。

・30代／女性
結婚する前に、主人がグランドチェロキーに乗っていて、子供ができてからは、私が主に乗るようになっていました。故障も度々見られましたが、想定よりは少なかったので手放すことも考えられず、乗り続けています。確かに今回の車検費用はかなり跳ね上がり迷ってしまいましたが、やはりグランドチェロキーを手放すことは出来ません！年数が経つごとに愛着が増しています。

・40代／男性
人生初の外車としてグランドチェロキーを選びました。たくさんの車種を見たり、乗ったりしてきましたが、デザイン性や乗り心地など全てにおいて優れているように感じました。初めて乗ったときから、たぶんこれだ！と思っていたところもあったと思います。乗り始めて３年経ちますが、今のところ故障はありません。故障があっても、修理費用のために頑張って稼ぎます！

・30代／男性
初めてグランドチェロキーを目の前にしたとき、ときめきました。まさしく一目ぼれです。故障について不安に思ったこともありますが、それは一瞬。故障するなら修理をすればいいだけの話なので、妻を説得し、念願のグランドチェロキーを購入しました。日を追うごとにグランドチェロキーへの思いは膨らむばかりです。子供たちも気に入ってくれるので、以前より休日になるとキャンプへ出かけるなど、家族の距離も近くなったと思います。

・50代／男性
子供も大きくなり手がかからなくなったので、好きな車に乗りたいと思い、グランドチェロキーを購入しました。夫婦ともに、車に乗って出かけるのが好きだったので、毎週末が楽しみで仕方ありません。乗り心地も最高です。しかし、購入して半年程したときのパワーウインドウの故障はびっくりしました。お金はかかってしまいましたが、それでもやっぱり最高です。大事に乗っていきたいと思います。

・30代／男性
故障が多いと懸念する声が多く、一度はあきらめていましたが、やはり乗りたいという願望が大きく、購入を決めました。購入して３年目になりますが、度々の故障……。金銭的に難しいかなと思いましたが、手放すのは悲しいので、なんとか頑張っています。もう少し維持しやすい車と兼用するのが良いのかな……。