フォルクスワーゲン パサートヴァリアントで故障(不具合)しやすい箇所は?修理費用の目安やオーナーの声も併せてご紹介!

フォルクスワーゲンのパサートヴァリアントは、いわゆる“ステーションワゴン”タイプの車です。今回はこのフォルクスワーゲン パサートヴァリアントについて、故障(不具合)しやすいと言われている箇所や修理費用の目安、実際に乗っているオーナーの声、中古車で購入する際の注意点などを解説していきます。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントは故障(不具合)が多いのか?

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントに関する故障(不具合)の声

まずはフォルクスワーゲン パサートヴァリアントの故障(不具合)に関するユーザーの声をいくつかご紹介します。要点のみをお伝えするため、一部を抜粋しています。

40代/男性

パサートヴァリアントはフォルクスワーゲンとはいえ輸入車なので、ある程度覚悟していましたが、納車からわずか半年でパワーウィンドウが故障しました。保証で修理できたので費用はかかりませんでしたが、先が思いやられます。

50代/男性

年間1万km程度走行します。5年目に突入したあたりで、高速道路を走行中に突然スパークプラグが破損、そのまま走行不能となり、当然エンジンも載せ替えなければならなくなりました。たった4万kmちょっとでエンジン載せ替えはさすがに辛かったです。

39歳/男性

ギヤが入らなくなるというトラブルに見舞われました。故障に関する情報をよく調べずに購入した自分も悪いのですが、どうやらパサートヴァリアントで良くあるDSGの故障でした。

43歳/男性

自分の場合、エアコンが急に効かなくなりました。エアーコンプレッサーの故障が原因です。パサートヴァリアントに特化した故障ではありませんが、まだ納車から1年も経っていなかったのでショックでした。

33歳/男性

購入から半年ほど経った頃、走行中にいきなりトランスミッションの警告灯が点灯して、アクセルを吹かしても“空吹かし”状態になってしまい、慌てて路肩に停車しました。ネットでもよく見かけるDSGの故障が原因でした。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントの故障(不具合)が多い箇所

フォルクスワーゲンという、一般的には信頼性の高いメーカーが製造しているパサートヴァリアントでも、工業製品である以上、故障しないという確約は持てません。個体差やその人の乗り方なども影響してくるかもしれませんが、ここでは一般的に言われている、パサートヴァリアントで故障が多い箇所をご紹介します。

  • DSGの故障(不具合)
  • エアコンの故障(不具合)
  • カムシャフトに関する故障(不具合)
  • パーキングブレーキに関する故障(不具合)

・故障箇所1

現在では故障対策が採られ改善こそされているようですが、やはりDSGの故障はよくあるようです。DSGとは、フォルクスワーゲンが誇る素晴らしい技術“デュアルトランスミッション”のことを言います。

・故障箇所2

パサートヴァリアントでは、エアコンが効かなくなるといった現象も比較的多いようです。原因はさまざまで、エアコンの温度センサー系統の場合もあれば、エアーコンプレッサー自体が故障しているケースもあります。

・故障箇所3

バルブの開閉操作を担う部品をカムシャフトと言いますが、そのカムシャフトの回転を制御するアジャスターが故障することでエンジンに不調をきたすといったケースも報告されています。燃費が悪くなった、加速が悪くなった、オイル漏れがあるなどとう場合は要注意です。

・故障箇所4

正常に作動しているものの、パーキングブレーキのシステムエラーが表示されてしまうとった電子制御の故障というパターンもあります。電子制御のみなら比較的安く済みますが、実際のところは詳しく調べないと分からないので、念のためディーラーに持ち込みましょう。

フォルクスワーゲンが発表しているパサート ヴァリアントに関する故障・不具合・リコール情報

ハイボルテージバッテリーコントロールユニットの不具合(2018年11月28日届)

ハイブリッドの電力を制御するハイボルテージバッテリーコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、スタートボタンによるシステム起動時の回路診断実施時において、正常な状態を異常と判定することがある。そのため、メーターにエラーメッセージが表示され、システムを起動できず、車両始動ができないおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DLA-3CCUK(VWパサートヴァリアントGTE) WVWZZZ3CZGE169132~WVWZZZ3CZJE250451(平成 28 年 4 月 5 日~平成 30 年 10 月 15 日)

エアバッグインフレータの交換(2017年12月13日届)

運転席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であった場合、高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-3CCAX(VW パサートヴァリアント1.4T) WVWZZZ3CZCE190736~WVWZZZ3CZEE122135(平成24年7月5日~平成26年3月31日)

パワーエレクトロニクスの不具合(2017年9月27日届)

パワーエレクトロニクスの制御プログラムが不適切なため、スタートボタンによるシステム
起動後、駆動モーターから発生する高周波ノイズを抑制するノッチフィルター機能が誤作動し、メーターパネルにエラーメッセージが表示され、駆動モーターが作動せず、走行できないおそれがある。但し、再起動することにより、正常に走行ができる。

対象車両

型式 車台番号
DLA-3CCUK(VW パサートヴァリアントGTE) WVWZZZ3CZGE169132~WVWZZZ3CZHE095360(平成28 年4 月5 日~平成28 年12 月27 日)

ドアコントロールユニットの不具合(2017年7月12日届)

ドアコントロールユニットにおいて、パワーウインドウの制御を行うプログラムが不適切なため、障害物を検知した際の挟み込み防止機能の作動が遅れるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-3CCZE(VW パサートヴァリアント 1.4/110kW) WVWZZZ3CZFE511099~WVWZZZ3CZGE188476(平成27 年6 月20 日~平成28 年5 月10 日)
DLA-3CCUK(VW パサートヴァリアント GTE) WVWZZZ3CZGE169132~WVWZZZ3CZGE181609(平成28 年4 月5 日~平成28 年4 月11 日)

6速DSGギヤボックスの交換(2017年5月24日届)

6速機械式自動変速機のギヤ潤滑用オイルパイプにおいて、当該パイプに取り付けるキャップの製造が不適切なため、正しく成形されてないものがある。そのため、キャップとオイルパイプの嵌合部からオイルが漏れ、ギヤを潤滑するオイル量が低下し、そのままの状態で使用を続けると、十分な潤滑ができなくなり異音が発生するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CCHH(VW パサートヴァリアント 2.0/162kW) WVWZZZ3CZHE091714~WVWZZZ3CZHE099949(平成28 年12 月14 日~平成28 年12 月27 日)

エアバッグ/シートベルトテンショナーの交換(2017年5月24日届)

エアバックのインフレータ(膨張装置)およびシートベルトプリテンショナーにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が設計通り調合されていないものがある。そのため、衝突時にエアバックの展開およびシートベルトの弛みを巻き取ることができず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CCHH(VW パサートヴァリアント2.0/162kW) WVWZZZ3CZHE089322~WVWZZZ3CZHE090227(平成28年12月12日~平成28年12月14日)
DBA-3CCZE(VW パサートヴァリアント1.4/110kW) WVWZZZ3CZHE085722~WVWZZZ3CZHE100046(平成28年12月14日~平成28年12月27日)
DLA-3CCUK(VW パサートヴァリアント GTE) WVWZZZ3CZHE031954~WVWZZZ3CZHE092320(平成28年9月15日~平成28年12月14日)

ABSハイドロリックユニットの不具合(2016年11月30日届)

横滑り防止装置(ESC)の油圧調整を行うハイドロリックユニットにおいて、ユニット本体のピストン部の穴開け加工が不適切なため、ピストンの作動時の摺動抵抗によってピストンが正常に作動しないことがある。そのため、横滑り時の油圧制御が正しく行われず、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-3CCZE(VW パサートヴァリアント1.4/110kW) WVWZZZ3CZFE507274~WVWZZZ3CZGE018858(平成 27 年 6 月 13 日~平成 27 年 9 月 2 日)

エアバッグインフレータの交換(2016年10月26日届)

運転席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であった場合、高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CCDA(VW パサートヴァリアント 1.8T) WVWZZZ3CZAE066268~WVWZZZ3CZAE179137(平成22年1月20日~平成22年10月20日 )
DBA-3CCAX(VW パサートヴァリアント 1.4T) WVWZZZ3CZBE316772~WVWZZZ3CZEE165243(平成23年2月21日~平成26年6月17日 )

ヒューズボックスの点検(2016年4月6日届)

助手席グローブボックス奥に配置しているヒューズボックスにおいて、ヒューズボックスへの電源コネクターの差し込み状態が不十分なものがある。そのため、接触不良が発生し、最悪の場合、走行中に電源供給が停止し、エンストに至るおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
DBA-3CCZE(VW パサートヴァリアント1.4/110kW) WVWZZZ3CZFE458735~WVWZZZ3CZFE526608(平成 27 年 3 月 28 日~平成 27 年 10 月 15 日)

トランスミッションオイルの不具合(2014年1月16日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両において、ギアオイルが不適切であるため、自動変速機制御コンピュータの基盤に内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断するおそれがある。走行中に不具合が発生した場合、クラッチの締結が開放されることによって、車両の運行を維持するための駆動力が伝達されず惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。なお、不具合が発生しても、車両を安全に停車させるための制動、操舵にかかわる機能は保持される。
駐車中に不具合が発生した場合、エンジンを始動できない、または始動できても発進不能となる。

対象車両

型式 車台番号
DBA-3CCAX(VW パサートヴァリアント 1.4T) WVWZZZ3CZDE077369~WVWZZZ3CZEE000098(平成24年12月21日~平成25年7月10日)

トランスミッション制御コンピュータの不具合(2013年5月8日届)

7速DSG型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピュータの基盤材質が不適切であるため、内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断するおそれがあ
る。走行中に不具合が発生した場合、クラッチの締結が開放されることによって、車両の運行を維持するための駆動力が伝達されず惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。なお、不具合が発生しても、車両を安全に停車させるための制動、操舵にかかわる機能は保持される。
駐車中に不具合が発生した場合、エンジンを始動できない、または始動できても発進不能となる。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CCDA(パサートヴァリアント 1.8T) WVWZZZ3CZAE066268~WVWZZZ3CZAE179137(平成 22 年 1 月 20 日~平成 22 年 10 月 20 日)
DBA-3CCAX(パサートヴァリアント1.4T) WVWZZZ3CZBE316772~WVWZZZ3CZDE025486(平成 23 年 2 月 21 日~平成 24 年 8 月 15 日)

DSGの不具合(2009年10月7日届)

自動変速機のクラッチ温度センサーにおいて、製造時の配線のかしめが不十分なものがあるため、エレクトロニックコントロールユニットに誤信号が送られ、当該変速機が油温異状していると誤診断することがある。そのため、メーター内シフト表示が点滅し、最悪の場合、フェールセーフ機能が働き、走行不能になるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CAXZF (VW パサートヴァリアント 3.2 V6 4モーション) WVWZZZ3CZ9E051586~WVWZZZ3CZ9E115577(平成20年11月25日~平成21年5月11日)
ABA-3CBWSF(VW パサートヴァリアント R36) WVWZZZ3CZ9E060541~WVWZZZ3CZ9E110669(平成20年11月25日~平成21年3月30日)

バッテリーケーブルの不具合(2009年7月22日届)

バッテリの配線において、防水処理が不適切なため、融雪剤等の塩分を含んだ水が配線内に浸入して腐食することがある。そのため、そのまま使用を続けると、腐食が進行して当該配線が断線し、エンジンが始動できなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
ABA-3CAXZF(VW パサートヴァリアント 3.2 V6 4 モーション) WVWZZZ3CZ8E000413~WVWZZZ3CZ9E052268(平成 19 年 7 月 10 日~平成 20 年 12 月 4 日 )
ABA-3CBWSF(VWパサートヴァリアントR36 ) WVWZZZ3CZ8E035176~WVWZZZ3CZ9E060541(平成 20 年 6 月 3 日~平成 20 年 11 月 25 日)

パーキングセンサーの不具合(2007年4月16日届)

障害物検知センサーのシール性が不適切なため、当該センサー内部に水が浸入し、誤作動を起こすおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-3CAXZF(VW パサートヴァリアント V6 4M) WVWZZZ3CZ6E050528 ~ WVWZZZ3CZ6E135571(平成 17 年 11 月 4 日 ~平成 18 年 2 月 17 日)

ヘッドライトの不具合他(2007年4月16日届)

① 灯火装置(前照灯)
高輝度放電灯式前照灯の電源コネクターの取付構造が不適切なため、確実に装着されていないものがある。そのため、そのまま使用を続けると、走行中の振動等により、電源コネクターが脱落し、前照灯が点灯しないおそれがある。

② 灯火装置(前照灯)
高輝度放電灯式前照灯のコントロールユニットのカバーの材質が不適切なため、当該カバーに亀裂が入るものがある。そのため、そのまま使用を続けると、前照灯内に水が浸入してレンズ内側がくもり、光度が低下し、最悪の場合、交通上の障害物を確認できないおそれがある。

③制動装置(ブレーキバキュームパイプ)
ブレーキバキュームパイプとインテークマニホールドとの接続部分の強度が不足しているため、エンジン振動等により接続部に亀裂が入るものがある。そのため、そのまま使用を続けると、負圧を保持できなくなり、倍力機能が低下し、最悪の場合、制動能力が低下するおそれがある。

④窓ふき器(ワイパー)
ワイパーモーターの防水構造が不適切なため、モーター内部に水が浸入するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、モーター内の電気回路が錆びて導通不良となり、最悪の場合、ワイパーが作動しなくなるおそれがある。

対象車両

型式 車台番号
GH-3CBVY(VWパサートヴァリアント2.0 ) WVWZZZ3CZ6E117463 ~ WVWZZZ3CZ6E243046(平成18年1月6日 ~平成18年7月28日)
WVWZZZ3CZ7E020449 ~ WVWZZZ3CZ7E148566(平成18年7月28日 ~平成19年2月19日)
GH-3CAXX(VWパサートヴァリアント2.0T) WVWZZZ3CZ6E064018 ~ WVWZZZ3CZ6E239923(平成17年11月4日 ~平成18年7月28日 )
WVWZZZ3CZ7E008121 ~ WVWZZZ3CZ7E154106(平成18年6月15日 ~平成19年2月28日)
GH-3CAXZF(VWハパサートヴァリアント3.2 V6 4M) WVWZZZ3CZ7E008126 ~ WVWZZZ3CZ7E154640(平成18年7月7日 ~平成19年2月28日)
WVWZZZ3CZ6E050528 ~ WVWZZZ3CZ6E135571(平成17年11月4日 ~平成18年2月17日)

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントの各部品の修理費用

続いて、先ほど解説した故障(不具合)しやすいポイントの各部品の修理費用について、目安をご紹介します。実際の費用は作業工賃や部品、付帯する作業などによって異なるため、まずは見積もりを取り寄せましょう。

故障箇所 費用
DSG 10〜20万円程度(DSGまるごと交換で50万円程度)
エアーコンプレッサー 20万円程度(センサー系のみであれば2〜3万円程度
カムシャフトのアジャスター 50〜90万円程度(エンジンモデルにもよる)
電子制御 1〜2万円程度

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントのオーナーの評判

ポジティブな意見

  • 充分すぎるほどの乗り心地
  • 快適な車内空間
  • コスパがいいのに安っぽくないビジュアル

ネガティブな意見

  • 購入してすぐに故障発覚

・評判1
ベンツなどと比べてしまうとさすがに差を感じますが、このクラスでこの乗り心地、安定感、ブレーキの効き具合、加速性などを考えたら十分すぎるほど魅力的です。故障はゼロではありませんが、安全装備も含めて満足しています。

・評判2
実際に乗ってみると想像していたよりも大きなボディ、快適な車内空間、1.4リッターと思えないほどの加速性など、驚かされるところばかりです。DSGの故障というリスクが心配ですが、パサートヴァリアントは私の中で今のところかなりコスパが高い部類に入ります。

・評判3
パサートヴァリアントが納車されてから1年足らずですが、右左折のときにジャダー(激しい振動)が起こるようになりました。今では直進していても感じることがあります。DSGも故障するなど、ハズレくじを引いたようで後悔しています。

・評判4
DSGの故障の件があったので購入を本当に迷いました。でも、試乗した時の変速のスムーズさ、運転をアシストしてくれる安全性能の種類の多さ、この価格帯にしても決して“安っぽく”見えないビジュアルなどが気に入り、購入に踏み切りました。今となっては大満足です。

・評判5
初の輸入車がパサートヴァリアントでした。新型ではDSGの問題も対策が取られていることでほとんど見かけないと聞きます。その噂通り、自分のパサヴァリも今のところ快適です。燃費も街乗りで10〜13km/L程度、高速で17〜20km/Lと安定している点が嬉しいです。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントとはどんな車?

フォルクスワーゲンの、上級ワゴンモデルのフラッグシップとして登場したのがパサートヴァリアントです。2018年2月発売モデルで8代目となります。同クラスの輸入車ではトップクラスの20.4km/L(JC08モード)という低燃費性を実現したほか、先代と比べて28馬力アップの150馬力、新世代ユニット1.4L TSIエンジン搭載、さらに軽量化をはかるためアルミクランクケースの採用など、さまざまなアイデアが詰め込まれた1台です。

ラインナップは、従来の「TSIトレンドライン」「TSIエレガンスライン」「TSIハイライン」「2.0TSI Rライン」「TSIエレガンスライン テックエディション」(300台限定)に加えて、今回、新世代2L ターボディーゼルエンジンTDIを搭載し、パワフルな加速、低燃費性、低CO2などディーゼル車のメリットを活かした「TDIエレガンスライン」と「TDIハイライン」が新たに設定されました。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントを中古車で購入する際に気をつけること

新しいモデルのフォルクスワーゲン パサートヴァリアントは、DSGの故障も含めて不具合はそれほど多くないと言われていますが、中古車で購入する場合、DSGの修復歴の有無は確認しておいた方が良いでしょう。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントは全体的に見ても他の輸入車と比べて故障が少なめのようですが、そうは言ってもいつ故障に見舞われるかは分かりません。中古車で購入するならディーラーの認定中古車が安心です。また、近所に輸入車の修理に対応してくれる整備工場などを見つけておくと、万が一のときにスムーズです。

まとめ

フォルクスワーゲンのパサーヴァリアントについて、故障(不具合)しやすいポイントや修理費用の目安、オーナーの声や中古車で購入する際に気をつけたいポイントを解説してきました。

オーナーの多くが“コスパが良い”と評価するフォルクスワーゲン パサートヴァリアント、対策が施されているとはいえDSGの故障という不安は拭えないという人もいるかもしれませんが、故障が発生する確率としてはそれほど多いとは言えないようです。

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントは、初めて輸入車に乗る人にもおすすめの1台です。