スバル レヴォーグは故障が多い?口コミや評判から故障箇所、修理費用などを知っておこう

レヴォーグを展開しているSUBARUといえば、インプレッサをイメージする方も多いでしょう。レヴォーグはインプレッサをベースとして開発された日本向けのステーションワゴンです。

快適な走りと利便性が魅力のスバル レヴォーグですが、故障についてはどうなのでしょうか?今回はスバル レヴォーグの故障について、口コミや評判をもとに解説していきます。

スバル レヴォーグは故障が多いのか?

スバル レヴォーグの故障に関する声から故障の実情を見ていきましょう。故障しやすい箇所を知るなどしてスバル レヴォーグ選びに役立てましょう。

スバル レヴォーグに関する故障の声

30代/男性

これまで乗ってきた車では感じることはなかったのですが、レヴォーグに変えてからトランスミッションから不自然なショックを感じることがあります。特に走行には問題ないのですが、修理に出そうか検討中です。

男性

急にサイドミラーのモーターが動かなくなり、故障してしまったようです。昨日までは特に異常もなく、動きが鈍いなということもなかったので、本当に突然故障した感じです。まあ、サイドミラーはたたまないことも多いので、特に不便は感じませんが、できるだけ早く修理に出したいと思います。

男性

ACC状態でドアを開けると、ピーっと警告音が鳴って困っています。修理をと思って向上に持って行ったのですが、しっかりパーキングに入れてとの指示だけで、修理葉必要ないとのことでした。しかし、それ以降も続くので、別の工場へもっていこうか検討中です。

30代/男性

信号待ちなどで、走行をストップするとエアコンが効かなくなります。その時、真夏だったので、信号の変わりが遅いと、汗がにじみ出てくるほどです。数人で乗ってるとなおさら。夏休み中だったので、子供たちも暑い、暑いと。修理に出して、今はすっかり治りましたが、夏休み中の出費は大きいですね。

男性

購入してから1年半程でバッテリーがあがってしまいました。通勤やたまに遠出するくらいで、かなり乗っている感じではありません。いつかはバッテリーの交換をしなければなりませんが、こんなにも早いと先が思いやられます。

2014年に誕生したため、大きなモデルチェンジはまだ行われていません。そのため小さな初期不良やトラブルが多いようです。エンジンなどの車の重要な部分の故障は口コミでは見受けられませんでした。マイナーチェンジなどを通してブラッシュアップされていく部分も多いと考えられますので、小さな故障については歴史の浅い車種という理解も必要でしょう。

スバル レヴォーグの故障が多い箇所

故障箇所1 CVT(無段変速機)

CVTはスムーズな走りは実現する変速機の一つとして、変速ショックの少なさやスムーズな加減速が魅力です。一般的な変速システムよりも高性能ですが、その分CVTに動力を伝えるパーツには負担が大きくなります。

CVTオイルの温度上昇も故障の原因になります。無理な走行や高温時などのコンディションでの走行で冷却が上手くできないと走行性能の低下につながります。快適な走り故の故障でもあるため、車に優しい運転、定期的なチェックが必要です。

故障箇所2 ビルシュタインダンパー

ダンパーとは、サスペンションパーツの一つで、走行時の安定性や乗り心地に影響する部分です。レヴォーグはドイツのメーカーであるビルシュタイン製のダンパーを装着することができます。レヴォーグの快適な走り心地や滑らかなカーブを実現するパーツです。

サスペンションからの異音がしたり、振動が起きたりするといった不具合が多いようです。一般的なサスペンションよりも柔らかい素材が影響していると考えられています。

初期のレヴォーグに多く見られる故障です。

故障箇所3 LEDアクセサリーライナー

レヴォーグのスポーティさをアップさせるLEDライトですが、その周りの金属の枠に錆が出やすいようです。メッキが合っていないことで起きていた不具合で、現在では改善されていますが、リコールではないため、初期のレヴォーグにはまだ不安があるかもしれません。

故障箇所4 ステアリングホイール

ステアリングホイールを駆動させたときに異音がすることがSUBARUの車種には多くあるようです。サスペンションの構造からくる異音であるため、故障ではありませんが、普段鳴らない音がすると気になるものです。快適な運転にこだわる方は交換をおすすめします。

故障箇所5 O2センサー(ECU内部の制御プログラム)

O2センサーの誤検知により、エンジンスタート時に警告表示が過剰にされるケースがあります。エンジンチェックランプを始めとした各種警告表示がされ、販売店を連絡してくださいといったディスプレイもあるようです。

センサーの誤検知により、制御プログラムが誤って処理し、状況に合わない表示がされているため、プログラムの書き換えによって改善することができます。

SUBARUが発表しているレヴォーグに関する故障・不具合・リコール情報

故障については、メーカーから発表されている公式情報も参考にしましょう。既に改善されている不具合やこれから措置を進める故障を知っておくが車選びに役立ちます。さっそく故障・不具合・リコール情報を見ていきましょう。SUBARUのWebサイトでリコール対象者かどうか車両検索もできるので、チェックしてみてください。

故障1 ステアリングギヤボックスの不具合

ハンドルのかじ取り装置であるステアリングギヤスイッチにおいて、ギヤの製造が不適切で強度不足が報告されました。ギヤは損傷するとハンドル操作が不能になる恐れがあるため、良品への交換措置を行っています。

対象車両

型式 車台番号
DBA-VM4 VM4-099526 ~ VM4-099697
DBA-VMG VMG-023598 ~ VMG-023640

故障2 エンジンコントロールユニットの不具合

エンジンコントロールユニットのプログラムに不具合が発見されました。点火時期や燃料噴射、過給圧を適正にコントロールできないため、異常燃焼の可能性があります。シリンダーの損傷の恐れがあり、エンジンオイル漏れがおき、火災につながる危険もあるようです。平成26年4月21日から平成28年10月5日の製作のレヴォーグが対象に入ります。

対象車両

型式 車台番号
DBA-VM4 VM4-002001~VM4-087070

故障3 ドアサッシュテープの不具合

フロントドアのドアサッシュテープの粘着が弱く、その部分を覆い切れず接触すると危険があると報告されています。改善対策として発表されていて、対策品との交換により改善することができます。

対象車両

型式 車台番号
DBA-VM4 VM4-002001 ~ VM4-055465
DBA-VMG VMG-002001 ~ VMG-012566

故障4 制動装置の不具合

レヴォーグは電動パーキングブレーキを採用しています。電動パーキングブレーキを作動させ、イグニッションスイッチを切り替えると、パーキングブレーキが作動し続けるため、モーターが損傷する恐れがあります。電動パーキングブレーキが作動したまま解除できなくなる可能性につながるようです。プログラムの書き換えを改善措置として行っています。

対象車両:

型式 車台番号
DBA-VM4 VM4-002001 ~ VM4-038539
DBA-VMG VMG-002001 ~ VMG-009718

故障5 原動機の吸気ダクトの不具合

エンジンの吸気ダクトの材料が正規と異なるもので作られているレヴォーグがあるとされ、リコールが行われました。耐久性に問題があり、吸気ダクトの亀裂が発生すると、エンストの危険があります。ダクトの交換作業を行い、改善を図っています。

対象車両

型式 車台番号
DBA-VM4 VM4-037686 ~ VM4-062450
DBA-VMG VMG-009647 ~ VMG-013760

スバル レヴォーグ各部品の修理費用

故障の多い部分の修理にかかる費用をまとめてみました。部分によっては高額な修理費用になるため、故障が深刻化する前にメンテナンスを欠かさず行いましょう。

部品1 CVT(無段変速機)

故障してしまった場合、載せ替えの必要があることもあります。載せ替えには30万円ほど費用がかかるため、違和感があったら早めに対処しましょう。

部品2 ビルシュタインダンパー

サスペンション交換をすることになると、使用しているサスペンションをまとめて交換になり、10万円以上見ておく必要があります。部品交換のみであれば、数万円で済みます。

部品3 LEDアクセサリーライナー

基本的に無償交換ができるため、費用は必要ありません。

部品4 ステアリングホイール

無償交換ができる場合があります。

部品5  O2センサー

O2センサーの誤検知はO2センサーの故障ではなく、制御プログラムの不具合と認識されます。プログラムの書き換えで改善されるため、パーツ交換などは必要なく、ほとんどの場合無償です。

スバル レヴォーグオーナーの評判

実際にスバル レヴォーグに乗っているオーナーはどのような感想を持っているのでしょうか。早速見ていきましょう。

  • スタイルが良くて、見惚れてしまいます
  • よく曲がるので、山の中の狭い林道でも楽しく走れます
  • 後室も荷室も広さは十分
  • 動力性能、安全性能、ハンドリング、過去最高です
  • ツーリングアシストを切ると、燃費がどんどん落ちていく

スバル レヴォーグオーナーのほとんどの方が、レヴォーグの乗り心地や積載性などの利便性に大満足しているようです。特に乗り心地については、スムーズな加速や滑らかなカーブなどのフィーリングが良く、ドライブや家族でのお出かけに大活躍しています。

燃費については、走行時の機能の有無による燃費の差など気になるオーナーもいます。他の性能がずば抜けているため、燃費は仕方がないと割り切っているオーナーも多く、あまりにも悪いということはないので目を瞑っても良い部分でしょう。

スバル レヴォーグとはどんな車?

レヴォーグとはSUBARUの人気車種レガシィの展開の方針の中で、日本向けに開発された車種です。SUBARUといえば、インプレッサ、レガシィなどのスポーティなデザインや性能ですが、レヴォーグはスポーティさと道路事情に配慮した快適な乗り心地が魅力の車種と言えます。

積載能力も高く、ファミリー需要にも応えることができます。新型レヴォーグは、衝突回避支援システム「アイサイト」の搭載、内外装のブラッシュアップ、走行性能の向上など、常に快適なドライブを提供するため進化し続けています。

スバル レヴォーグを中古車で購入する際に気をつけること

スバル レヴォーグは2014年に初めて登場した車種であるため、中古車市場においても状態の良いレヴォーグが多くあります。ある程度の歴史のある車種だと経年劣化によって不具合や購入後の故障などが気になりますが、スバル レヴォーグでは経年での劣化による状態の差はあまりないでしょう。

状態の差がない中での中古車選びになるため、走行距離や内装の状態など基本的な選び方でより状態の良い中古のスバル レヴォーグを手に入れることができるでしょう。

まとめ

スバル レヴォーグは比較的新しい車種であり、SUBARUの丈夫な作りもあって大きな故障のない車種です。ただ走り心地を追及した車種に搭載されているCVTなどの故障は避けられない部分でもあります。中古車を検討されている方も状態の良いスバル レヴォーグが多いので安心です。