トヨタ シエンタの不具合の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

トヨタのシエンタは人気のコンパクトミニバンです。特に家庭がある人はシエンタを検討している方も多いのではないでしょうか。

ただ、購入前に不具合・故障が気になるという方もいると思います。ここではトヨタ シエンタの不具合・故障についてオーナーの口コミなどをもとにまとめてみます。

トヨタ シエンタは不具合・故障が多いのか?

トヨタ シエンタに関する不具合・故障の声

30代/男性

ずっとトヨタ車乗ってるけどマジで壊れない…。前に乗ってたシエンタ走行距離24万kmで不具合0。トヨタの品質の良さは異常。

40代/男性

シエンタ乗ったけど、信号待ちから発進する時に加速してなく焦りました。対策あるようだけど、駆動系の不具合は本当にやばい…。

30代/男性

中古で初期のシエンタを買ったところ不具合が多くネットで調べてみましたら見事に初期型の不具合が全部当てはまってました。フロントガラスからの異音・エンジン始動時の異音・オイル消費多走行…。

20代/男性

2年半で走行距離は2万5千キロ、まったく不具合・故障はありません。

トヨタ シエンタの不具合・故障が多い箇所

シエンタは国産車で尚且つ信頼性の高いトヨタの車とあって、やはり不具合・故障は少ないようです。

しかし、シエンタにも弱い部分はあり、そういったところは走行距離や時間が経つことでどんどん壊れたり不具合がでやすくなってきます。ここではそんなシエンタおのよくあるトラブルを紹介します。

  • 加速不良
  • CVTの不具合
  • パワースライドドアの不具合

加速不良とは上の口コミにもある通り、信号待ちなどで停止してアイドリングストップ状態になった後、走り出す際にどれだけ踏んでもなかなか加速しないという症状です。

新型シエンタに特有の不具合で、右折時に思ったようにスピードが出ないことで怖い思いをされた方もいるようです。下に書きますが、この不具合についてはトヨタでも対策をしています。

CVTとはATに変わって様々な会社で取り入れられている変速機構です。CVTはATのような変速ショックがなくスムーズに加速できる、燃費が良くなるなどの利点があります。

しかし、一方でATよりも壊れやすいと言われ、走行距離8万kmくらいなら故障リスクは増えるようです。調子が悪くなってくると、変速時に大きなショックがある、アクセルが効きにくくなるといった不具合が出てきます。

ボタン1つで重たいドアが開けられるパワースライドドアは便利ですが、トヨタ シエンタでは弱点の一つと言われています。CVTと同様、10万km行かないうちに故障することもあります。パワースライドドアが故障した場合、ボタンを教えてもドアが開かない他、開き方がスムーズでなくなる、半分しか開かないなどの症状もあるようです。

トヨタが発表しているシエンタに関する故障・不具合・リコール情報

エアバッグ制御システムの不具合( 2018年5月24日)

エアバッグ制御システムにおいて、加速度センサ内ICチップの製造条件が不適切なため、IC内部で断線することがあります。対策として全車両、各センサの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-NCP175G NCP175-7001626 ~ NCP175-7001675(42台)
DAA-NHP170G NHP170-7011440 ~ NHP170-7011898(365台)
DBA-NSP170G NSP170-7008595 ~ NSP170-7008861(225台)
DBA-NSP172G NSP172-7000241 ~ NSP172-7000248(7台)

エアバッグ制御システムの不具合(2018年2月1日)

エアバッグ制御システムにおいて、(1)加速度センサまたは(2)圧力センサ内ICチップの製造条件が不適切なため、IC内部で断線することがあります。対策として全車両、各センサの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-NCP175G NCP175-7000007 ~ NCP175-7002387(782台)
DAA-NHP170G NHP170-7000025 ~ NHP170-7018445(6,786台)
DBA-NSP170G NSP170-7000023 ~ NSP170-7013040(4,012台)
DBA-NSP172G NSP172-7000007 ~ NSP172-7000364(119台)

後席第1列シートのシートレッグサイドカバー交換サービスキャンペーン(2016年2月4日)

後席第1列シートにおいて、タンブル操作(レバー操作により、シートバック及びシートクッションを折り畳む操作)の際、誤ってシートレッグサイドカバー下部に手を添えると、シート内部へ格納される可動ロック部に指をはさむおそれがあります。対策として全車両、シートレッグサイドカバーを対策品に交換します。

対象車両

型式 車台番号
DBA-NSP170G NSP170-7000000 ~ NSP170-7024480
DBA-NSP172G NSP172-7000000 ~ NSP172-7000706
DBA-NCP175G NCP175-7000000 ~ NCP175-7003941
DAA-NHP170G NHP170-7000000 ~ NHP170-7031123

トヨタ シエンタ各部品の修理費用

ここでは実際に上で紹介した不具合・故障が起こった場合に、修理費がいくら必要になるのか、目安金額を紹介します。

  • 加速不良の修理:無償修理
  • CVTの交換:40万円程度
  • スライドドアの交換:10万円程度

加速不良についてはトヨタも問題を把握しており、インテークマニホールドという部品の交換とエンジン回りの働きを石御するECUのアップデートが行われます。現在のところ新型シエンタを持っている人はほとんどが保証期間中だと思いますので無料でやってもらえます。

ただ、この問題はリコールになっていないため、保証期間がきれてしまうと有償修理になってしまう可能性もあります。

CVTの交換やスライドドアの交換は実費でやるとなると10万円以上の高額修理となります。不調・不具合が出たからと言っても、交換せずに済む場合もありますし、その場合はもっと安い修理費で直せることもありますが、まずは見積もりをもらってから修理を依頼した方が良いでしょう。

トヨタ シエンタオーナーの評判

  • 燃費が良い(17km/L程度)
  • 内装は収納が多くオシャレ
  • エンジンは弱いがそれなりに走れる
  • エクステリアは賛否両論
  • 後部座席は狭くて乗り心地が悪い

トヨタ シエンタは燃費や内装について良い評価が多くなっています。街乗りをする分には走行性能も必要充分で、普段使いには不自由を感じないでしょう。特徴的なエクステリアは賛否両論ありますが、普通のミニバンとは違っているという部分では他の車と差別化できていると思います。

難点として挙げられているのは後部座席の乗り心地です。やはりコパクトな分、3列目は狭くなっているので、長時間大人が乗るのは辛いかもしれません。

トヨタ シエンタとはどんな車?

シエンタはトヨタが製造・販売する3列シートのコンパクトミニバンです。3列シートのSサイズミニバンはホンダのフリードとシエンタくらいしか選択肢がなく、そのことからも人気が集中しているようです。

2003年に登場し、2015年にモデルチェンジしたものが現行のモデルとなっています。現行モデルはハイブリット車とガソリン車があり、ガソリン車には2WD車と4WD車があります。2018年の9月にマイナーチェンジされ、新たに2列シート車が追加されました。

トヨタ シエンタを中古車で購入する際に気をつけること

トヨタ シエンタも初期型の最も古いものは15年前の製造になります。壊れにくいトヨタ車でも走行距離10km、10年落ち程度で、経年劣化による部品の交換が必要になると言われています。そのため、最初期の古い年式のシエンタは不具合・故障が多くなるのは間違いありません。少々値が張っても、なるべく新しく走行距離が少ないものを選んだ方が良いでしょう。

また、新モデルの方では上で書いた加速不良の不具合が出ていないかチェックしておきたいところです。

まとめ

トヨタ シエンタは女性でも運転しやすいコンパクトなミニバンで家族での普段使いにぴったりな一台です。故障も多くなく、安心して乗れるでしょう。

ただ、古い年式や走行距離が長くなると、どこの会社の車も壊れやすくなるのは一緒です。中古車でトヨタ シエンタを購入する場合や、長く乗り続ける場合には、こまめな点検・整備を心がけて乗ってください。