キャデラックエスカレードの故障の多さや修理費用を口コミ・評判から調査!

アメ車のごつさと高級感を兼ね備えたキャデラックエスカレードは、多くのセレブも愛用する憧れの車です。多少高くても乗ってみたい、そう思っている人も多いかもしれません。

しかし、キャデラックエスカレードは輸入車ということもあり、故障の頻度や修理費用が気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事ではオーナーの口コミなどを元にキャデラックエスカレードの故障や修理費用について解説します。

キャデラックエスカレードは故障が多いのか?

50代/男性

アウターハンドル破損、樹脂が弱い、ドアロックワイヤーの故障

リアハッチ、ボタン、ゴム劣化

日本国産車では考えられない故障があります。

40代/男性

小さな事は、気にしちゃダメな車です

50代/男性

オルタネーター発電不良、ACフラップモーター交換、ライドコントロール不良、エアバックセンサー不良、O2センサー不良、Fハブベアリング交換、ウォーターポンプ交換、ヒーターホースジョイント破損、他の故障がありました。

アメ車の割には壊れませんね。

30代/男性

半年乗ってみて消耗品以外なし中古並行ですけど、そんなに簡単に故障はしないと思います。

50代/男性

電子制御が多く些細なトラブルに悩まされる。

整備メンテナンス面でも洗車に始まり純正タイヤの組み替えすら場所を選ぶ。

キャデラックエスカレードの故障が多い箇所

キャデラックエスカレードはアメ車ということで、一般的には壊れやすいイメージが多く、実際に電気系統や細かな部品の故障があるという口コミが見られました。

そんなキャデラックエスカレードの中でも特に壊れやすい箇所というのがあります。それが以下の3箇所です。

  • エンジンオイル漏れ
  • 冷却水の漏れ
  • エアコンのコンプレッサーの故障

エンジンオイル漏れは「キャデラックならほとんど起こるトラブル」と言われるほど多い症状です。およそ5万km以上になるとよく起こるようですね。これを確実に防ぐ方法というのはないですが、こまめな点検・メンテナンスは欠かさないようにしましょう。

冷却水はエンジンルームの発熱を抑えるために循環しているのですが、これが漏れたら最悪オーバーヒートしてエンジンが駄目になってしまうこともある怖いトラブル。キャデラックエスカレードの場合、ホースのジョイント部分が劣化して漏れるケースが多いようです。

キャデラックエスカレードは電気系統が故障しやすいと書きましたが、特に多いのがエアコンのコンプレッサーの故障です。ガス補充だけで誤魔化せる場合もありますが、コンプレッサーの交換となると修理が高額になってしまいます。

キャデラックが発表しているキャデラックエスカレードに関する故障・不具合・リコール情報

エアバックのコントロールプログラムに関する不具合(2017年10月20日)

内容:
エアバックコントロールモジュールのプログラムが不適切なため、前面衝突時にフロント エアバック及びプリテンショナを作動するための信号が送信されす、フロントエアバック及びプリテンショナが作動せず、乗員が過度の障害を負う恐れがあります。
対策として全車両、エアバッグコントロールモジュールを対策プログラムを書き換えます。これまでにフロントエアバッグまたはプリテンショナの作動履歴のある車両については、対策すみのエアバックコントロールモジュールに交換します。

対象車両:

型式 車体番号
不明 1GYS47KJ9FR736347 ~ 1GYS47KJ5GR383655(3台)

コントロールモジュールのプログラム更新キャンペーン(2017年2月16日)

内容:
走行モードの切り替えを行うシフトコントロールモーターを制御するコントロールモジュールの プログラムが不適切なため、4WD AUTOモードで2時間以上走行すると、コントロールモジュール内でシフト位置センサーのモード検出数値にずれが生じることがあります。対策として全車両、コントロールモジュールのプログラムを書き換えます。

対象車両:

型式 車体番号
不明 1GYS47KJXGR271028 ~ 1GYS47KJXGR308370(30台)

エアコンコントロールパネルのタッチスイッチが反応しない場合のリヤエアコンコントロールパネルを交換キャンペーン(2016年10月13日)

内容:
エアバッグコントロールモジュールのプログラムが不適切なため、縁石を乗り上げた際などの振動で 当該モジュールの故障診断機能が作動を始め、そのまま作動し続けることがあります。対策として全車両、エアバッグコントロールモジュールを対策プログラムを書き換えます。または、対策プログラムが入った新品のエアバッグ コントロールモジュールに交換します。

対象車両:

型式 車体番号
不明 1GYS47KJ4FR5042717 ~ 1GYS47KJ8GR383665(197台)

キャデラックエスカレード各部品の修理費用

続いて上記のような代表的な故障が実際に起こった場合、いくらくらい修理費用が掛かるのかご紹介します。

故障箇所 修理費用の目安
オイル漏れ 20万円程度
冷却水の漏れ 数万円~20万円以上
エアコンのコンプレッサー交換  20万円程度

オイル漏れや冷却水の漏れは漏れている箇所や状態によって値段が変わりますが、直しやすい故障であれば数万円程度、高価な部品交換などがあれば20万円程度かかります。

オイル漏れは「アメ車なら当然」と考え、漏れが少ないなら放置している人もいるようですが、そこは自己責任で判断してください。

一方、冷却水漏れはかなり致命的なので、見つけたらすぐに修理してください。万が一エンジンもやられてしまうと100万円以上の修理費になってしまう可能性もあります。

エアコンもコンプレッサーを取り換えるような事態であれば20万円程度は必要になります。

壊れやすい箇所はどこも修理代に結構かかりますね。いつでも修理できるように50万円程度は貯金しておいた方が安全かもしれません。

キャデラックエスカレードオーナーの評判

  • ゴツイデザインがカッコいい
  • 車内が広い
  • 車体が丈夫
  • 運転が快適
  • 燃費が悪い

アメ車ならではのゴツくて車高が高いデザインに惚れて購入する人が多いです。また、車内も大きく広々として運転のしやすさや乗り心地も抜群。ただ、この大きさは欠点にもなるようで、狭い道の運転は結構きついという声もありました。

また車体が丈夫という声もあり、口コミでは実際に事故を起こした時、相手の車が大破しているにも関わらず、キャデラックエスカレードはへこみくらいで車内へのダメージはなかったという体験談も書かれていました。もしもの時の安全性が高いのは、家族がいる人にはうれしい点かもしれません。

一方マイナスの評価としては燃費の悪さが挙げられます。街中では5km/Lくらいでお世辞にも燃費が良い車とは言えません。燃費を気にするのなら国産車を選んだ方がいいでしょう。

キャデラックエスカレードとはどんな車?

キャデラックエスカレードはGMのブランド、キャデラックが製造・販売している高級SUVです。初代が1999年に登場し、現在製造・販売されているのは2015年から発売している4代目となります。

高級車ということもあってアメリカはもちろん、国内でも芸能人やスポーツ選手などセレブの愛車になっています。アメ車らしいごつくて貫禄あるデザインが人気で、性能よりも見た目に惚れて購入する人が多いようですね。

キャデラックエスカレードを中古車で購入する際に気をつけること

キャデラックエスカレードは新車で購入すると1,000万円以上する高級車です。中古車で探すと200万円台くらいで売っていることもあり、かなり安くて飛びつきそうになりますが、問題は車本体よりもその維持費にあります。

点検・メンテナンスは国産車よりしっかり行う必要がありますので、メンテナンス料金がかかります。そして、元々国産車よりは故障しやすい車な上、中古となれば経年劣化の影響でますますどこかが悪くなる可能性が高くなるので、修理費用も50万円程度は常に確保しておきたいものです。

ハズレの車を購入してしまうと修理を延々繰り返し、ほとんど乗らずに手放すというパターンもあるようなので、ある程度お金に余裕がある人だけが選べる車と言えるでしょう。

まとめ

キャデラックエスカレードは燃費の面や修理のリスクを考えればあまりオススメできる車ではないですが、お金や利便性よりも「とにかく大型のアメ車に乗りたい!」という方にぴったりの車です。

長距離でも運転しやすい・乗り心地良いという声も多く、ドライブが好きな人には良い車となるかもしれません。