デミオのエアコンが効かない?故障した際の対処法と修理について徹底解説!

1998年にデビューしたマツダのデミオは、これまでに幾度となく改良が行われスタイリッシュな外観でコンパクトカーとは感じさせない乗り心地が人気で、今もなお世界中から注目を浴びています。そんなマツダのデミオですが、「エアコンが効かない」と問題が度々取り上げられています。今回は、マツダ デミオにおけるエアコンが効かない理由や対処法などについて解説します。

デミオのエアコンが効かないとの口コミ多数!

約20年もの間、コンパクトカーの中でもトップクラスを誇るほど人気の高いデミオは、2014年に4代目が発売され、さらなる人気を高めています。

しかしながら、マツダのデミオにおける、ある問題が度々話題になっています。

それは、「エアコンが効かない」です。
車を常用する方にとって、エアコンが効かないという問題は非常に深刻です。

特に、現在の夏の気温は全国的に30度を超える真夏日が続いており、車内はそれ以上の温度が考えられます。そんな時にエアコンが効かないとなると重大なことになりかねません。

実際に、マツダのデミオに関する「エアコンが効かない」事象を経験した方の声がインターネット上には多数投稿されています。

ちょうど暑くなってきた頃、エアコンをつけてみると生暖かい風しか出てこず、急遽マツダに持っていきました。しかし、原因がわからず様子見ということに。その後もなかなか改善することはなく、暑さに耐え切れずこのままでは長時間乗ることができないということで、念入りに点検することになりました
昨年からエアコンの調子が悪く、効いたり効かなくなったりを繰り返していました。冬場はさほど気にしていなかったのですが、夏になると外の風より暖かい風がでているのでは?と思う程だったので、修理にだしました
昨日まで普通にエアコンが効いていたのに、急にエアコンが効かなくなり……。仕事もあったので、エアコンが効かないようになってから数日後、デミオを購入したマツダに持っていきました。エアコンが効かない間、本当にしんどかったです
マツダでデミオを購入してから1ヶ月ほど過ぎたころ、いきなりエアコンが効かないようになってしまい……すぐに修理を依頼して直してもらったのですが、その1週間後また効かなくなりました。その後も何度があり、そのたびに修理に持っていく感じが続いています

このように、マツダのデミオには「エアコンが効かない」という口コミが多く、急に効かなくなった、修理しても繰り返し起こって困っているといった内容が多かったです。

車は精密機械ですので、故障しないことはありません。
しかし、昨今の気温を考えるとエアコンの故障はできるだけ避けたいところです。

では、なぜマツダのデミオはエアコンが効かないようになってしまうのでしょうか。

 

デミオのエアコンが効かない場合に考えられる理由は?

マツダのデミオで度々発生する「エアコンが効かない」問題の原因として考えられる理由には以下のようなものが挙げられます。

コンプレッサーの故障

通常コンプレッサーは、エンジンに取り付けられた補機で、ファンベルトによって動いています。しかし、何らかの原因でコンプレッサーが通常の動きをしなくなった場合、エアコンが効かないなどの不調が出るようです。

コンデンサーファンの故障

コンデンサーファンとは、冷たい風を出すための冷媒(エアコンガス)を通している管の上に設置されているファン(扇風機のようなもの)のことを指します。コンプレッサーからコンデンサーまで冷媒(エアコンガス)を送りながら、コンデンサーファンの風によって冷やされ、最終的に冷風として車内に冷たい風を送ります。

このコンデンサーファンが故障することにより、うまく冷却されずに、エアコンが効かない、効きにくいなどの症状がみられるようです。

冷媒(エアコンガス)切れまたは、冷媒漏れ

冷媒(エアコンガス)は定期的に補充しなければなりません。そのため、補充ができなかった場合にエアコンが効かないという状況に陥ってしまいます。

なお、冷媒漏れは一般的には起こりにくいと言われていますが、部品の劣化や欠陥品などの場合に起こるようです。

 

上記のような原因で、エアコンが効かない状況になると考えられます。これは、マツダのデミオのみに限らず、車であればどの車にも起こり得ることとも言えるでしょう。

 

デミオのエアコンが効かない際の対処法

では、実際にマツダのデミオに乗っていて、エアコンが効かない状況に陥った場合はどうすればよいのでしょうか。

エアコンが効かない状況になってしまった際は、速やかにマツダの販売店舗へ持っていくか、カーショップなど修理ができるところへ持っていきましょう。

基本的に、保証期間内であればエアコンの故障などは修理範囲に含まれていることがほとんどですから、大きな出費とまではいかないはずです。

しかしながら、車を一度購入すると、何もない限り5~10年くらいは所有することが多いです。カーエアコンの一般的な寿命は10年ほどと言われていますので、保証期間を過ぎたころから劣化があかるみになってくる可能性もあります。

日頃から定期点検に出す、冷媒(エアコンガス)が入っているか確認をするなどのメンテナンスを行うことで、事前にエアコンが効かないという状況を最小限に抑えることができるでしょう。

 

デミオ“エアコンが効かない”問題の修理費用や期間はどれくらい?

最後に、マツダ デミオでエアコンが効かない場合の修理費用や期間についてご紹介します。

修理を出す業者によって価格に幅がありますが、相場の費用は以下のようになっています。

  • 冷媒(エアコンガス)の補充:3,000円~5,000円
  • 冷媒(エアコンガス)漏れ:20,000円~30,000円
  • コンプレッサーの故障:約50,000円~
  • コンデンサーファンの故障:約30,000円~

修理期間においては、冷媒(エアコンガス)の補充であればすぐに対応してもらえる可能性が高いです。

しかし、部品の故障などが必要な場合は1週間以上を見ておいた方がいいかもしれません。

修理を依頼する場合は、マツダに依頼するもしくは、信頼できる業者に依頼することが鉄則です。ディーラーは、一般的な修理工場に依頼するより、多少費用は掛かるかもしれませんが、デミオを一番知っているのはマツダの整備士と言えます。

そのため、安心してお任せできるところへ修理を出すようにしてください。

今回は、マツダで販売されている車両の中でも人気の高いデミオにおける「絵痕が効かない」問題について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

使用頻度が低いからエアコンが効かなくてもいいと思わず、昨今の気温上昇を考えても、エアコンが効かないとなった場合は、すぐに修理を依頼するようにしましょう。